Eメールマーケティングに取り組み始めた頃、私は覚えるべき用語のあまりの多さに圧倒されていました。Eメールマーケティングについて学びながら、用語の意味が思い出せず苦労する日々が数か月ほど続いたのでした。

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なかでも特に難しかったのが、ハードバウンスとソフトバウンスです。

もちろん、この2つがメールの不達を表す用語であることはわかります。一方は解決不能な不達、そしてもう一方は解決が可能なこともある不達。ですが、どちらがどうだったか、なぜか必ずこんがらがってしまうのです(今でも間違って記憶していないか、何度も確認してしまいます)。

これって私だけでしょうか。ふとそのように考えました。また、ハードバウンスとソフトバウンスは、トラッキングするべきEメールマーケティングの重要な指標でもあります。そこで、今回はこの2つの用語について、皆さんに簡単にご説明したいと思います。

 

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ハードバウンスとソフトバウンスの違いについて

メールのバウンスとは、一般に、メールが受信箱に配信されないことを言います。この問題に「ハード」と「ソフト」の2つのタイプがあり、一方は永続性が強いエラーを、そしてもう一方は永続性が弱いエラーを表します。

ハードバウンスは、メールが永続的な理由で配信できなかったことを意味します。アドレスが実在しないか、メールのドメインが実在しないか、あるいは受信者のサーバーがメールを拒否した、などが原因として挙げられます。

よくあるケースのひとつに、名刺情報から得たメールアドレスがハードバウンスになってしまった、などというケースです。考えられる可能性は、その名刺情報の方が転職、退職、部門の変更になってしまった、などの理由でハードバウンスになります。

他にも多くの理由が考えられますが、要はそれが永続的なエラーであれば、ハードバウンスと呼ばれます。このようなメールにメールを送信しても届くことはありませんから、すべてリストから削除しなくてはなりません。

ソフトバウンスは、メールが一時的な理由で送信できなかったことを意味します。主な原因は、受信箱が容量を超えていたり、メールのサイズが大き過ぎたりすることです。ソフトバウンスが起きると、メールプロバイダーの多くは、そのメールの送信を数日のあいだ試行し続けます。このようなアドレスには注意が必要です。同じアドレスが何度もソフトバウンスを繰り返すようなら、そのアドレスは削除するべきです。

バウンス率は合計で2%を超えないようにしてください。それよりも高くなると、メールが正しく送られていないと思えてくるはずです。

まとめると、ハードバウンス=永続的な配信エラー、ソフトバウンス=一時的な配信エラーです。それほどややこしくはありませんが、重要な用語であることは確かです。

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編集メモ:この記事は、2014年3月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Ginny Mineoによる元の記事はこちらからご覧いただけます。
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元記事発行日: 2016年10月03日、最終更新日: 2024年1月16日

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