インバウンドマーケティングに関する統計データ

マーケティング業界には、毎年のように何らかの大きな変化があります。新しいテクノロジーが登場し、人々の行動は変化します。その早い流れに取り残されないよう、マーケターは常に新しい情報をキャッチしておく必要があります。

こういった最新の変化やトレンドをより的確に把握するため、HubSpotでは4,000人のマーケターおよびセールス担当者を対象に調査を行い、その動向をまとめました。その価値ある統計データを数え切れないほど集めた最新レポート「State of Inbound 2015」をこちらからダウンロードいただけますのでぜひご覧ください。

レポートではさまざまな方面から調査した結果について詳しく解説していますが、今回はその中でも特に重要と思われる3つの統計データについて簡単にご紹介したいと思います。

インバウンドなウェブサイトのデザインなどをまとめた無料eBook(PDF)はこちらから無料ダウンロードできます。

State of Inbound』 2015年版より、つの興味深い統計データ

1)世界中のマーケターの4人に3人はインバウンドを積極的に利用

この統計結果は、HubSpotとしてはそれほど驚くことではないのですが、インバウンドマーケティングが世界中でこれほどまでに活躍していることを知り、とても励みになりました。

インバウンドマーケティングは特に小規模な企業で人気が高いようです。モチベーションの高いマーケティングチームが、限られた予算で訪問者や見込み客を自社のブランドに惹きつけるためにインバウンドマーケティングを活用しています。大企業では、半分をインバウンド戦略に、残りを印刷広告やイベントへの投資といった従来のアウトバウンドキャンペーンにあてるなど、リソースを等しく分配するケースが目立ちました。

全世界75%のマーケターがインバウンドマーケティングを行っている

2)インバウンドはアウトバウンドより高いROIを達成できる

ROIの分析を続けているマーケターを対象に調査したところ、会社の規模、分野、予算に関わらず同様に、「インバウンドキャンペーンから確実に高い効果が得られた」という回答を得ました。インバウンドキャンペーンで作成するコンテンツは、マーケターがそのプロジェクトを終えて次に移った後も、長い間訪問者を惹きつけたり、シェアされたりする可能性があるため、これまでの有料広告キャンペーンよりも投資対効果が高くなります。

さらに、ROIの向上を実現したマーケターは、下のグラフにあるように、他と比べて2倍もの割合(67%32%)で、翌年の予算アップに成功したという調査結果も出ています。

つまりはこうです。インバウンドマーケティングによってROIが向上する、それを分析し成果を記録することでチームのパフォーマンスが上がる、さらに、割り当てられる予算の金額も上がる、というわけです。

費用対効果別のインバウンドマーケティングに対する予算

3)アウトバウンドマーケターがアウトバウンドはそれほど効果が出ないと回答

HubSpotは、期待するほどの効果がないマーケティング手法を特定するための調査を毎年行っています。インバウンドマーケターが「有料広告などのアウトバウンド手法は最も効果が低い」と答えるのには、やはり偏見もあるだろうと考えましたので、回答をインバウンドとアウトバウンドのマーケターで分けてみました(下のグラフを参照)。すると、驚いたことにアウトバウンドマーケターの中にも、アウトバウンドは効果が低いと回答した人が32%もいたのです。

アウトバウンドキャンペーンの成果を数値化することは非常に難しいため、このような結果になったのかもしれません。あるいは、有料広告に投資するのをやめたとたん、リードやコンタクトの流れが途絶えてしまうことも、その原因に挙げられるでしょう。

いずれにしても、こうして毎年調査していると、廃れていくチャネルもあれば代わって登場するものもあり、非常に興味深いものです。最近ではネイティブ広告が勢いを増しています。また、ソーシャル広告やインタラクティブ広告に傾倒する企業は今後ますます増えるでしょう。HubSpotはこれからも『State of Inbound』でこの調査を続け、マーケティング手法の動向について皆さまにお伝えしていきます。

過大評価されているマーケティングチャネル

『State of Inbound』レポートには、2015年のマーケティング業界の動向について、驚くべき調査結果が多数掲載されています。以下はその一部です。ぜひこちらからダウンロードしてご覧ください。

  • 世界中のマーケティングチームが最も多く直面する課題とは               
  • マーケティングチームが最優先に取り組んでいることとは
  • 昨年以降のマーケティング予算の推移
  • マーケティングのコンテンツを製作しているのは誰か
  • マーケティングとセールスとの連携は重要か

the anatomy of inbound marketing(インバウンドマーケティングを徹底図解)のCTA

編集メモ:この記事は、 2015年10月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Mimi An による元の記事はこちらからご覧いただけます。

元記事発行日: 2015年11月29日、最終更新日: 2018年1月25日