前回Facebookのアカウントにログインしたときに、慈善活動の広告が表示され、5人の友達がその活動に寄付していました。その後、お気に入りのEコマースサイトを開くと、私が関心を持っていた商品が表示されました。

Webのどこに行っても、関心のあるものが以前よりも多く見つかるようになってきています。それは、私の検索の腕が数か月前よりも上がったからではありません。

何が起きているのかというと、それはパーソナライズの進化です。マーケターである筆者は、自分が発するメッセージをよりターゲットに対して絞り、個人向けの様に送ることができればできるほど、見込み客を顧客へとコンバージョンできる可能性が高くなるということを知っています。

ThoughtLeadの最新Future of Marketingシリーズでは、60人の話者が60分間、パーソナライズ革命について語っています(この60人には、HubSpotのCMOであるKipp Bodnarも含まれています)。マーケターだけではなく、業界アナリスト、トップ技術者、CEO、執筆者、ブロガーも登場します。 

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60分間時間を割くことができる方は、書き起こしのテキストを読むか、音声を録音したものを聞くことを強くお勧めします。そこまで時間はないが、各参加者の要点をひととおり知りたいという方向けに、ここにパーソナライズに関するそれぞれの見解を一覧形式でまとめました。

パーソナライズはどのようにマーケティングに変化をもたらしているのか

1)カスタマイズはパーソナライズではありません。カスタマイズは明示的なものですが、パーソナライズは暗黙的なものです

2)プライバシーと引き換えに、パーソナライズされたエクスペリエンスを得ようという人が増えています。

3)今後はIP認識ソフトウェアによって、個人ユーザー向けのエクスペリエンスが動的に構成された上で提供されるでしょう。

4)エンゲージメント(企業や商品に対する消費者の関係性、親密さ)について理解し、自社のWebサイトに対して高いエンゲージメントを持つのはどのような人かを理解することで、インテント(検索意図)を駆使したパーソナライズを行うことができます。

5)上質なマーケティングのためには、ユーザーを深く理解することが不可欠です。このことを忘れないでください。技術がどれだけ変わっても、この点は変わりません。

6)パーソナライズは、次世代の共有のパブリックユーザーエクスペリエンスです。

7)特定の対象者向けに適切なタイミングでパーソナライズされたメッセージを届けることは、マーケティングの究極の目標です。

8)将来的には、Webサイト、商品、エクスペリエンスを有意義に個人個人に合わせて作るようになります。

9)検索結果をパーソナライズすれば、本当に関連性が高い検索に対して自社の認知度を高めるチャンスが生まれます。

10)パーソナライズが持つソーシャル、ジェスチャー、位置情報という3つの側面が、オンライン広告を運用する上で鍵となります。

11)特定のニーズに基づいて、状況に応じて顧客のエンゲージメントを高めることができ、しかもそれをリアルタイムで行えるという点で、モバイル機器は支払手段として使われる方向に進むでしょう。

12)新技術、ソーシャルネットワーク、データベースプロファイリングの出現によって、企業は顧客が求めているものを探しだす手助けをして、顧客が望んでいるものを提供できるようになりました。

13)パーソナライズは、セグメンテーションの枠を越えて、アルゴリズムによって決定したコンテンツへと進化を遂げました。

14)人々は、機会が与えられれば、今やっていることや自身の情報を共有したいと思っています。

15)パーソナライズは、個人がインバウンドの接触ポイントに辿り着いたときにその個人から得られる情報を活用することです。

16)どのグループをマーケティングの対象としたいかを考えるのではなく、1人が持つ力について考え、もっともカスタマイズされた創造的な方法でその人に到達するにはどうすればよいかを考えることが大切です。

17)パーソナライズには3つのベクトルがあります。それは、「リアルタイム」、「今の流行」、そして「ローカル」です。

18)ランディングページのパーソナライズとカスタマイズによって、コンバージョン率を上げることができます。

19)パーソナライズのための3つのステップは、「聞く、教える、関わりを持つ」です。

20)「企業中心の販売エンジン」ではなく、「顧客中心のレコメンドエンジン」という観点で考えましょう。

21)ソーシャルメディアの管理者が現在の行動を合理化することへのニーズが高まっています。

22)将来的にはパーソナライズによって、より質の高いコンテンツを提供している企業が見返りを得られます。

23)パーソナライズとは、企業と顧客の間で自然な対話プロセスを作り出すことです。

24)パーソナライズによって、顧客に質の高いエクスペリエンスを提供できます。

25)パーソナライズは、単なる機会ではなく、大規模で広範な一連の社会変化を構成するものです。そこでは、プライバシーとパーソナライズのトレードオフが生じます。

26)パーソナライズとプライバシーのバランスを図る上で重要な3つのポイントは、企業の透明性、消費者の選択肢、そしてそれらの選択肢に対する説明責任です。

27)広告のパーソナライズの目標は、「侵害されたような感覚」を最小限に抑えながら、最高の関連性ポイントに到達することです。

28)パーソナライズを成功させるには、顧客の信頼を得て、その信頼をむやみに乱用しないことが肝心です。

29)顧客や見込み客に対するエンゲージメント活動は、公然と行うようにします。

30)今利用できる技術を利用して、適切な方法、適切なタイミングで、適切な情報を使って顧客との接点を作るようにします。

31)注目すべきオンラインプライバシーの今後の展開として、「Do Not Track(追跡拒否)」リストが導入される可能性があります。これは現在、米連邦取引委員会(FTC)によって議論されています。

32)プライバシーは問題ではありません。消費者に提供するバリュープロポジション(価値提案)が問題です。

33)パーソナライズで重要なのは、アルゴリズムやオートメーションではありません。重要なのは、懸命に頑張ることです。パーソナライズのためには、努力を重ねる必要があります。

34)技術についてはあまり心配せずに、人の感情や、何が人を夢中にさせるのかに焦点を絞りましょう。

35)「顧客に対して商品ができること」からさらに前に進んで、「顧客について商品からわかること」に注目します。

36)パーソナライズ成功のための3つのMは、モチベーション(Motivation)、メッセージ(Message)、メディア(Media)です。

37)顧客の財源に狙いを定めるには、まず顧客との対話の機会を持って、顧客のこころの奥底を把握しましょう。

38)パーソナライズによって、実際にはそうでないのに、自分の考えで購入していると消費者に思わせることができます。

39)マーケターは、あまりにも細部にとらわれて、一番重要なことに力を注ぐことを忘れがちです。それは「関連性」です。

40)自社のチャネルをコンテンツで満たすことは、その自社ブランドと消費者の間にある関係をパーソナライズすることです。

41)説得力がある、関連性の高いエクスペリエンスをエンドユーザーに届けることで、パーソナライズが活きてきます。

42)ビジネスとは個人的な関わり合いです。信頼構築には時間がかかりますが、好感を持ってもらうのにはそこまで時間はかかりません。好感を持ってもらうことこそ、長期的なパートナーシップへの第一歩です。

43)顧客との感情的、心理的な接点を作り、他者との明確な違いを生むことが課題です。

44)台本は要りません。営業が自分らしく振る舞い、自分の個性と顧客の個性をつなぐように促して、個人的、かつ感情的なつながり(PEC)を作り出しましょう。

45)すべての接触ポイントで顧客をVIP扱いしましょう。

46)顧客は今、パーソナライズされた情報を使ってより良いサービスを提供することを企業に期待しています。

47)見込み客や顧客との距離を縮めるようにしましょう。ただし、顧客とコミュニケーションをとる際には、持っているすべての情報を使用することで、不愉快な思いをさせないように注意してください。

48)パーソナライズドマーケティングは、顧客や見込み客のためだけのものではなく、組織内の変化に影響を及ぼします。

49)インテントの「なぜ(Why)」をパーソナライズすることで、顧客エクスペリエンスの価値を高めることができます。

50)ワンツーワンマーケティングは、パーソナライズにほかなりません。マスコミュニケーションというよりは、マスカスタマイズに近いものです。

51)対面式マーケティングでは、ボディランゲージが重要です。一方、オンラインマーケティングでは、Web訪問者や顧客のデジタルなボディランゲージに着目することが重要です。

52)マスパーソナル関連性によって、個別のオファーをデータによってカスタマイズし、顧客の入力によって決定してターゲットを絞ることができます。

53)最近の不況によって顧客行動が変化しました。小売業者や企業ブランドが顧客に対してその関連性をどう伝えるかによって行動が決まってきます。

54)パーソナライズとは、技術を使って、まるで対面しているかのように顧客とのエンゲージメントを作ることです。

55)モバイルの場合、消費者の心を動かそうと取り組む企業にとって、今後は位置情報マーケティングや位置情報サービスが非常に重要になります。

56)消費者が小売サイトをナビゲートするための主な手法として、検索ボックス、サイトナビゲーションに続く3番手に商品レコメンドが挙げられます。

57)現在、消費者は関連性のある広告だけをクリックする傾向にあり、パーソナライズプラットフォームが、この傾向拡大の要因になっています。

58)私たちは、パーソナライズにおける権限に基づいたオプトインやカスタマイズされた住所フィールドから、顧客のエンゲージメントや期待感を高めるような、関連性の高いオンライン対話へと移りました。

59)すべての人を固有のブランドへと変えるパーソナライズの長期的な影響は、個人的な経験が資産となり、貨幣に換算できるようになることです。

60)未来を見据えた企業は、バラバラの情報をすべて記録して、まとめています。これが他のあらゆる情報の基礎になるからです。

皆さんも、この一覧に自分の見解を加えてみてください。

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編集メモ: 本記事はJeanne Hopkinsによって執筆され、記事を翻訳、加筆、再執筆された記事です。元の記事をご覧になられたい場合はこちらからどうぞ。

元記事発行日: 2015/08/17 19:30:00, 最終更新日: 10月 25 2018