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「メルマガ配信を頑張っているけれど、手間がかかる上に、効果があるのかどうかよく分からない」
このようにお悩みではありませんか。
そんな時に活用したいのが、メルマガ配信ツールです。メルマガ配信ツールには、作業を効率化するためのさまざまな機能が備わっており、効果測定にも役立てられます。効果測定を行って改善を続けていくことにより、メルマガ読者との信頼関係構築に役立ちます。
現在では数多くのメルマガ配信ツールが登場しているため、どのツールを導入すれば良いか悩む方も多いでしょう。本記事ではメルマガ配信ツールの選び方から、おすすめのツール15選を特徴・費用別にご紹介します。
メルマガ配信ツール・システムとは？
メルマガ配信ツールとは、メルマガ配信に役立つITツールです。メルマガ作成・一斉配信・配信後の開封率確認など、メルマガ配信を効率化するあらゆる機能を備えています。
通常のメールサービスを使用してメルマガを一斉送信すると、受信側のキャリアによってスパム判定される場合がありますが、メルマガ配信ツールを使うことで高い精度で相手にメールを送信することが可能です。
また、画像や動画を挿入したメールを作る場合、HTMLに関する知識が必要ですが、メルマガ配信ツールのエディタを使うことで、誰でもかんたんにHTMLメールを作成できます。
このように、メルマガ配信ツールはメールマーケティングに欠かせない存在です。
メルマガ配信ツール選びのポイント
メルマガ配信ツールには数多くの種類があるため、どれを自社に導入すべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、メルマガ配信ツールを検討する際のポイントを3つ紹介します。
オンプレミス・クラウドどちらを利用するか
メルマガ配信ツールを含めITツールを導入する際、オンプレミスまたは、クラウドのいずれかのシステム形態から選ぶ必要があります。
オンプレミスとは、サーバーやソフトウェアを全て自前で構築する方法です。メリットは、すべてを自社仕様で運用できる点です。システム環境をカスタマイズできるため、自社の仕様に沿った形で運用が可能です。また、個人情報などの重要なデータも社内のローカルサーバーに保存されるため、セキュリティ面でも安心です。
一方で、導入費用が高額であること、構築完了までに時間が掛かること、セキュリティ管理などをすべて自分たちで行う必要があることなどがデメリットとして挙げられます。
オンプレミスは、主にセキュリティ要件が厳しい大規模システムなどに採用されることが多い方法です。
クラウドは、インターネットを通じて提供されるサービスのことで、SaaS（サービスとしてのソフトウェア）とも呼ばれます。オンプレミスのようにサーバー環境の構築を必要とせず、サービスを提供するITベンダーと契約することで利用できます。
顧客情報などもクラウドサーバーに保管されるため、オンライン環境さえあれば、いつでもどこでもアクセスが可能です。システムはインターネット上で自動的にアップデートされるため、自社で新たにソフトウェアをダウンロードする必要がありません。
デメリットとしては、ベンダー側に依存するため自社で自由にカスタマイズができない、月額費用が掛かる、情報漏洩などのリスクがあるなどが挙げられます。
クラウドは、時間を掛けずに導入できる手軽さが魅力ですので、メルマガ配信ツールを新たに自社に導入する際は、まずはクラウドで試してみて、状況に応じてオンプレミスへの切り替えを検討すると良いでしょう。
使用目的にあった機能を備えているか
メルマガ配信ツールはツールごとに特徴や機能が異なります。だれに、いつ、どのようなメルマガを配信するかといった使用目的を明確にした上で、必要な機能を検討していきます。大切なのは、機能が多いツールを選ぶことではなく、自社が必要とする機能を備えているツールを選ぶことです。
無料トライアル期間が備わっているツールも多いため、試しにいくつかのツールを操作してみることで必要な機能がわかるようになります。
配信コスト
クラウド型のメルマガ配信ツールの多くは、初期費用や月額利用料が発生します。その他、アドレス登録数や月間メール配信数によって費用が変動します。
あらかじめ月間のメルマガ配信数の目安やアドレス登録数、今後どこまで登録者数を増やしていくかなどシミュレーションをした上で、どれくらいの費用が掛かるか算出すると良いでしょう。
【無料版】おすすめのメルマガ配信ツール9選
メルマガ配信ツールの中には、月間100通程度なら無料で配信できるツールもあります。無料の範囲はツールによって異なりますが、メルマガ配信をはじめて行う方であれば、お試し感覚で利用できるメリットがあります。
ここでは、無料から使えるおすすめのメルマガ配信ツール9選を紹介します。
1.HubSpot
HubSpot（ハブスポット）は、自動メール配信機能を備えたマーケティングオートメーションツールです。月間2,000通までなら無料でメルマガが送信できます。
直感的な操作だけでHTMLメールを作成する高機能エディタや、種類豊富なメールテンプレートが備わっているので、誰でもかんたんにメールマーケティングをはじめられます。
さらにProfessionalなどの有料版にアップグレードすることで、A／Bテストやキャンペーンレポートの抽出など、メールマーケティングの効果測定に役立つ機能を利用可能なので、メルマガ初心者の方から、将来的な用途拡張を検討している方におすすめです。
- 無料：月2,000通まで
- Starter：5,400円／月額
- Professional：96,000円／月額
- Enterprise：384,000円／月額
2.Mailchimp
Mailchimp（メールチンプ）は、米国発のメルマガ配信ツールです。世界で1,300万社以上が導入しており、国内でも多くの企業が導入しています。
サイト自体はすべて英語表記なので、英語が苦手な方は多少操作の慣れが必要ですが、基本的にドラッグ＆ドロップの直感的な操作だけで、HTMLメールの作成から配信まで行えます。
メルマガ購読者へのメール一括配信だけではなく、段階ごとにメールを送るステップメールや、効果測定に役立つレポート機能も充実しており、メールマーケティングの効率化や読者満足度向上に活用できます。Mailchimpでは月に2,000通まで無料で配信可能です。
- Free：無料（月2,000通まで）
- Essentials：1,150円／月額
- Standard：1,750円／月額
- Premium：34,500円／月額
3.acmailer
acmailer（エーシーメーラー）は、Webサーバー上にシステムを設置するCGIタイプのメルマガ配信ツールです。多くのメルマガ配信ツールはクラウド型ですが、acmailerはWebサーバーにインストールするタイプのため、月額利用料が掛からず、送信数も無制限で利用可能です。
無料のサービスでありながら、HTMLメール対応、差し込み配信、配信履歴管理、予約配信など、メルマガ配信に役立つ各種機能が充実しています。クラウドサーバー上にデータを保存することに対して、不安を感じる方におすすめです。
デメリットとしては、フリーライセンスで利用する場合acmailerのリンクが付いた著作権表示が必須になることです。著作権表示をしたくない場合は、有料のCGIライセンスに切り替える必要があります。
またacmailerはサーバーに設置するため、他のクラウド型のサービスに比べて準備に手間がかかることが挙げられます。
- 利用料無料：配信数無制限
4.Benchmark Email
Benchmark Email（ベンチマークイーメール）は、プロのデザイナーも使用する500種類以上のデザインを備え、ドラッグ＆ドロップ操作だけで誰でもかんたんにデザイン性の高いメールを作成できるツールです。
Benchmark Emailの特徴は、外部ツールとの豊富な連携機能です。Twitter、Facebook、PayPalなど1,500種類以上のアプリと連携でき、シームレスな操作によるメールマーケティングを実現します。
- 無料トライアル：250通／月までは無料
- 有料プラン：月額1,530円〜（登録可能アドレス数により異なる）
5.める配くん
める配くんは、個人事業主から大企業・行政機関にいたるまで、幅広い企業・団体での導入実績を持つ、メルマガ配信ツールです。
同サービスを運営する株式会社ディライトフルでは、堅牢な外部セキュリティ体制の構築や、プライバシーマーク取得による社員教育を徹底してきたことで、2002年のサービス開始以降、20年にわたり無事故でシステムを提供し続けています。
- める配フリー：0円（月間500通まで）
- める配ライト：1,867円／月額
- める配7：2,376円／月額
- める配10：4,950円／月額
※年間プランの場合
6.オレンジメール
オレンジメールは、1日100件まで無料で配信できるメルマガ配信ツールです。そのため、個人事業主やスモールビジネスの導入実績が豊富です。
ステップメール、名前差し込み、クリック測定などのメールマーケティングを効率化する機能も豊富なので、メルマガ配信初心者から上級者まで、レベルや用途に応じて機能を使い分けることが可能です。
最新技術のIPウォームアップにより、到達率が高いという点も大きなメリットです。
- 無料版：初期費用無料、月額費用無料（1日100件まで送信可）
- ビジネス版：初期費用12,800円、月額費用2,480円〜7,980円（配信上限なし）
- エンタープライズ版：初期費用30,000円、月額費用30,000円（配信上限なし）
7.sendinblue
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sendinblue（センドインブルー）は、メルマガ配信ツールとしての機能だけではなく、SMS（ショートメッセージ）、SNS、チャット、CRMの機能をひとまとめにしたオールインワンプラットフォームです。
メール作成を効率化する高機能HTMLのほか、あらかじめ豊富なデザインテンプレートが備わっているため、目的・用途にあわせてデザインを選ぶだけで、短時間でデザイン性の高いメールを作成できます。
sendinblueでは、Freeプランも用意されており、1日300通までなら無料で利用可能です。
- Free：無料（1日300通まで）
- Lite：2,270円／月額
- Premium：5,880円／月額
- Enterprise：要見積もり
8.SendGrid
SendGrid（センドグリッド）は、HTMLの知識不要でドラッグ＆ドロップの直感的な操作だけでHTMLメールを作成できるメルマガ配信ツールです。
メルマガ配信後の効果測定に役立つ、A／Bテスト機能などの検証機能が備わっているため、使い続けることで効率的なメルマガ配信を実現します。
月間送信件数に応じて柔軟にプラン変更が可能なので、コストを最小限に抑えてメルマガ配信が可能です。Freeプランは月間12,000通まで無料で配信できるため、メルマガ配信が初めての方はもちろん、小規模チームやスモールビジネスで手軽に運用したい場合にも最適です。
- Free：無料（月間12,000通まで）
- Essentials（40K）：1,900円／月額（月間40,000通まで）
- Essentials（100K）：3,800円／月額（月間100,000通まで）
- Pro（100K）：100,000円／月額（月間100,000通まで）
- Pro（300K）：250,000円／月額（月間300,000通まで）
9.Zoho Campaigns
Zoho Campaigns（ゾーホー・キャンペーン）は、HTMLメールを簡単に作成できる高機能エディタや、豊富なメールテンプレートを備えたメルマガ配信ツールです。
メルマガ配信後の閲覧率・クリック率などの効果測定に役立つ分析機能が充実。さらに、読者をセグメント化し、配信時刻やA／Bテストによるコンテンツ検証も可能です。Zoho Campaignsひとつで、メールマーケティングのPDCAサイクルを効率的に回すことができます。
- 無料プラン：無料（月間6000通まで）
- スタンダード：360円〜／月額（連絡先の数に応じて変動あり）
- プロフェッショナル：600円〜／月額（連絡先の数に応じて変動あり）
【有料版】おすすめのメルマガ配信ツール6選
有料版のメルマガ配信ツールは、無料のサービスと比べてメルマガ配信を効率化する機能が充実していることや、到達率を高めるための高度な配信環境が整っていることが特徴です。
メルマガ配信やメールマーケティングの成果を高めたい場合は、有料ツールを中心に検討するのがおすすめです。ここからは、有料のメルマガ配信ツールおすすめ6選を解説します。
1.配配メール
配配メールは株式会社ラクスが提供するメルマガ配信ツールです。主に中小企業の集客・販促支援を目的に開発され、9,000社以上の導入実績があります。
特徴としては、メール配信とマーケティングオートメーション（MA）の中間に位置し、単にメールを一括配信できるだけではなく、マーケティング活動を支援する機能が充実しています。
たとえば、トリガーメール、シナリオメール、ステップメール、セグメントメールなど用途・目的に応じたメールの使い分けや、メール開封率・クリック率、サイト訪問履歴など、メルマガ読者のユーザー分析まで行うことが可能です。
初期費用＋プラン月額費用（要見積もり）
- Lightプラン
- Standardプラン
- Premiumプラン
- Bridgeプラン
※料金は配信先メールアドレス登録件数によって異なります
2.blastmail
blastmail（ブラストメール）は、国内の中小企業から大手企業・官公庁にいたるまで、幅広い企業や団体で利用されているメルマガ配信ツールです。
シンプルかつスタイリッシュなUI（ユーザーインターフェース）で作られたHTMLエディタでは、直感的な操作だけでデザイン性の高いHTMLメールを作成可能です。作成したメールは、毎時280万通の高速配信によって希望の時間にメールを届けられます。
配信後のメールはユーザー情報、開封日時、URLのクリック状況まで可視化できるため、それらのデータを元にタイトルの見直しや、読者ターゲットに応じた配信時間最適化などのマーケティングが可能です。
- 月額費用 3,000円（登録アドレス数3,000件）
- 月額費用 4,000円（登録アドレス数5,000件）
- 月額費用 5,000円（登録アドレス数7,000件）
※初期費用別途10,000円（1年契約の場合は半額）
3.WiLL Mail
WiLL Mail（ウィルメール）は、マウス操作だけでHTMLメールを作成できる高機能エディタを備えたメルマガ配信ツールです。
配信後はシステム内で、開封率・クリック率などの数値分析のほか、グラフやヒートマップで比較分析ができるため、効果測定に苦手意識がある方でも課題の特定・仮説検証を簡単に行えます。
料金体系は、初期費用が掛からないことに加え、毎月の配信数に応じてプランを選べるため、コストを抑えてメルマガ配信を効率化したい企業におすすめのツールです。
- シンプルプラン：月額4,000円〜
- プレミアムプラン：月額10,000円〜
4.Mailwise
Mailwise（メールワイズ）は、サイボウズ株式会社が運営するメルマガ配信ツールで、高機能でありながら1ユーザーあたり月額500円で利用できるなどコストパフォーマンスの高さが特徴です。
サイボウズ製品のkintone、Garoonなどのグループウェア連携も容易で、連携後は相互のツールをシームレスに利用可能です。各ツールと連携することで、より強固なマーケティングツールとして業務効率化や生産性向上に貢献します。
- スタンダードコース：月額500円／1ユーザー（年額5,880円／1ユーザー）
- プレミアムコース：月額1,500円／1ユーザー（年額17,640円／1ユーザー）
5.Autobiz
AutoBiz（オートビズ）は、2002年のサービス開始以来、多くの企業・団体にて導入実績を持つ国産メルマガ配信ツールです。
導入後の電話サポートや、ユーザー同士の交流会を通じて聞こえてきた利用者の声を元に、機能追加やシステム改善に努めています。
たとえば、設定した条件によりどのようにメール配信がされるかを事前に確認できる「配信シミュレーション機能」や、配信対象を性別や地域で絞り込める「セグメント配信」、誕生日や記念日にメールを送信する「バースデーメール配信」など、便利な機能が備わっています。
- スーパーライト：～1,980円／月額
- ライト：～3,520円／月額
- スタンダード：～5,990円／月額
※初期費用11,000円が掛かります
6.ワイメール
ワイメールは、読者登録数・配信数、メルマガ・ストーリー数無制限で利用できるメルマガ配信ツールです。
月額4,980円〜（クレジットカード／口座振替の場合）の完全定額制なので、大量のメルマガを配信しても追加費用は一切掛かりません。
コストを気にせずメルマガ配信が可能で、メルマガ読者登録フォームの内容や、登録完了メールの文言を自由にカスタマイズできるなど、自由度の高さが特徴です。
予約配信やステップメールなど、メルマガ配信を効率化する機能も備わっているため、それらの機能を活用することで、さまざまなパターンの検証が可能です。
- 初期費用：10,000円
- 月額費用：4,980円（クレジットカード／口座振替の場合）
メルマガ配信ツールを導入するメリット
メルマガ配信ツールは単にメルマガ購読者にメールを一斉配信できるだけではなく、多くのメリットがあります。その中でも特筆すべきメリットを3つ紹介します。
配信結果を元に効果分析・検証が可能
多くのメルマガ配信ツールには効果測定機能が備わっています。配信結果が蓄積され、到達率・開封率・URLクリック率の分析・検証が可能です。
メルマガ配信で成果を出すために効果測定は欠かせません。メルマガの効果測定について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
セキュリティ対策（情報漏洩防止）が可能
メルマガ配信ツールは情報漏洩防止などに役立つセキュリティ対策が備わっています。手動のメルマガ配信で起こりがちな、宛先設定ミスやBCC設定漏れなどのほか、外部からの不正アクセス防止をサポートします。
また、企業によってはプライバシーマークを取得し、自社従業員教育を含めて高い情報管理体制を構築しています。
短時間で大量のメルマガ配信が可能
メルマガ配信ツールは、あらかじめ登録された宛先を選択するだけで、メルマガの一斉配信が可能です。名入れ機能を使えば、メールごとの宛名変更も自動で処理されるため、メルマガ配信に掛かる作業時間を大幅に短縮できます。
また、メルマガ配信ツールのメールエディタは、ドラッグ＆ドロップの直感的な操作だけでHTMLメールを作成できます。一度作成したメールはテンプレートとして保存しておくことで、次回以降はさらに短時間でメールを作成できます。
メルマガ配信ツールの代表的な機能とは
メルマガ配信ツールには数多くの機能が備わっています。ここでは、各ツールに共通する代表的な機能を6つ紹介します。
一斉配信機能
メルマガ配信ツールは、何百何千の読者に対して、メールの一斉配信が可能です。セグメント（属性）に分けて配信も可能なので、より最適化されたメールマーケティング施策を実行できます。
リスト管理機能
リスト管理機能は、メルマガの退会処理やメールアドレス変更などを自動で行ってくれる機能です。たとえば、メルマガの内容によって配信したくない購読者がいる場合、あらかじめ配信されないように設定が可能です。
名前・情報差し込み機能
通常のメールサービスでは、複数の相手にメールを送る場合、全員に同じ内容を配信するか、一つひとつ宛名などを変更する必要があります。
メルマガ配信ツールを活用すれば、配信先ごとに異なる企業名や名前の挿入が可能です。メルマガを受け取った読者は、メール内に自分の名前が入っていることで「自分宛てに送ってもらえた」という特別感が得られます。
たとえば、メルマガタイトルに【〇〇様に特別なご案内】のようなフレーズが入っていると、興味を持ってもらいやすくなり、開封率向上が期待できます。
HTMLメール作成機能
メルマガ配信ツールでは、テキストメールだけではなくHTMLメールの作成も可能です。HTMLメールとは、画像挿入や文字装飾ができるHTML形式で作成されたリッチメールのことです。
メルマガ配信ツールではHTMLの知識がない方でもかんたんにHTMLメールを作成できる、高機能エディタが備わっています。HTMLコード不要で、ドラッグ＆ドロップなどの直感的な操作だけで作成可能です。
予約配信機能
メルマガ配信ツールは、日付や時間を指定した予約配信が可能です。読者ターゲットに応じて配信日時を設定することで、読者のライフスタイルに応じて読んでもらいやすいタイミングで配信できます。
予約配信機能を活用すれば、メルマガ担当者は都度配信作業を行う必要がないため、業務効率化にもつながります。
アナリティクス（データ解析）機能
メルマガ配信ツールでは、配信結果がシステム内に蓄積されていくため、到達率・開封率・URLクリック率の分析・検証が可能です。
配信結果に基づき、配信内容・配信タイミングの効果検証を行うことによって、どういったメルマガが興味関心を寄せられているかがわかるようになります。改善を繰り返すことで、読者満足度の向上やサービス購入などの成果につながるメルマガ配信を行えるようになります。
メルマガ配信の注意点
メルマガ配信は一度に複数の購読者に配信できますが、闇雲に行うと読者が不信感を募らせる可能性もあります。ここでは、メルマガ配信の際に注意すべきポイントを3つ紹介します。
特定電子メール法に注意
特定電子メール法とは、迷惑メールの送信を規制する法律のことです。電子メールの普及に伴い、一方的な広告宣伝メールを送る迷惑メールが社会問題化したことで、総務省では「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律（特定電子メール法）」を施行しています。
特定電子メール法が定められたことで、広告宣伝メールでは以下のルールが定められています。
- あらかじめ送信の同意を得た者以外の者への送信禁止
- 送信者の氏名・名称など一定の事項に関する表示義務
- 送信者情報を偽った送信の禁止
- 架空電子メールアドレスによる送信の禁止
- 送信を拒否した者への送信の禁止
これらのルールが守られていない場合は、違反となり業務改善命令や罰則の対象となります。特定電子メール法の詳細は総務省の資料をご覧ください。
オプトイン規制
オプトイン規制とは、原則としてメルマガ（広告宣伝メール）を受け取る際には、メール受信者の事前許諾（パーミッション）が必要であるとして、承諾なしに送らないとする規制のことです。
また、受信者の同意を得てメルマガを配信する場合でも、メール送信者には次の表示が義務付けられています。
- 送信者などの氏名または名称
- 受信拒否の通知ができる旨（配信停止手続きはこちらなど）
- 受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレスまたはURL
- 送信者などの住所
- 苦情・問い合わせなどを受け付けることができる電話番号、電子メールアドレス、URLなど（ハイパーリンクも可）
ただし、例外としてオプトイン規制の対象とならないメールもあります。
- すでに取引関係にある者に送信する場合
- 名刺などの書面により自己の電子メールアドレスを通知した者に対して送信する場合
- 自己の電子メールアドレスをインターネット上で公表している者
オプトイン規制に関する詳細は総務省の資料をご覧ください。
オプトアウト
オプトインがメールの受信の許諾を得るものであるのに対し、オプトアウトはメールの受信拒否を意思表示することです。メール受信者がいつでもオプトアウトの意思表示ができるように、メール送信者はメール本文内に記載すべき項目があります。
- メール送信責任者の氏名・名称（社名・サービス名など）
- オプトアウトの通知ができる旨と連絡先
- 送信者の住所、苦情・問い合わせなどを受け付けられる電話番号、電子メールアドレス、URL（ハイパーリンクも可）
たとえば、「配信停止を希望する方はこちら」などの文言とあわせて、メール本文内に記載します。
目的に合ったメルマガ配信ツールを活用してメルマガ配信の効果を最大化しよう
本記事では、メルマガ配信に役立つメルマガ配信ツールの特徴・選び方、おすすめツール15選を紹介しました。
メルマガ配信ツールには多くの機能が備わっており、使い方をマスターすることで、メルマガ配信の効率化が可能です。しかしツール活用はあくまでも手段です。いくら効率的にメルマガ配信が可能でも、メールを受け取った読者が価値を感じる内容でなければ、関係構築にはつながりません。
メルマガ配信で成果を出すためには、配信後の検証・改善を繰り返し、読者に役立つ情報を発信し続けることが大切です。メルマガ配信ツールでは効果検証に役立つ機能も備わっているため、それぞれの機能を理解した上で、活用してみてください。
HubSpotのEメール作成・配信機能は、メルマガ配信に役立つ機能が多数備わっています。エンジニアでなくてもかんたんにHTMLメールを作ることができ、CRM連携によりすべてのコンタクト情報を管理することが可能です。
月間2,000件まで無料でEメールを送付可能なので、メルマガの効果をより上げて成果を出したい方は、ぜひご検討ください。
