HubSpot Marketing Blog

2017年10月30日

惹きつけるブログ記事を書くための方程式

執筆者: | @

Soroban_Short.jpg

ブログを書くことがマーケティングの成功に不可欠なのは、皆さんもよくご存知でしょう。ブログ記事がなければ、SEOは失速し、ウェブサイトへの自然流入数も減少します。また、SNSで多くの人に薦めるコンテンツもありません。

見込み客や顧客に影響力を発揮することもできず、インバウンド見込み客を獲得するための貴重なCTA(Call-To-Action)を組み込めるページも少なくなってしまいます。つまりブログを書かないことによるデメリットは非常に大きいのです。

それにも関わらず、あれこれ言い訳してブログを更新しないマーケティング担当が数多くいるのはなぜなのでしょう。たしかに、書くことが心底好きだというのでないかぎり、ビジネスブログを書くのは楽しいものではないかもしれません。適切な言葉を探して、文章を組み立てるのは骨が折れますし、そもそもどこから始めればよいのか分からないこともあるでしょう。

しかし、言い訳はもうおしまいにしましょう。

この記事を読んでいただければ、ブログ記事を毎日書けるようになるはずです(しかも短時間で書けるようになります)。この記事では、簡単に実践できる記事作成手順を紹介するだけでなく、以下の5つのタイプの記事を書く土台となる無料テンプレートをもご用意しています。

  • ハウツー記事
  • リスト形式の記事
  • キュレーション記事
  • SlideShareプレゼンテーション記事
  • ニュースジャック記事

これだけ精通すれば、誰でもブログ記事を書けるようになります。もちろん記事を書くにはその分野に精通している必要がありますが、皆さんはマーケティング業界のエキスパートなのでその点は心配ないでしょう。すぐに毎日記事が書けるようになるはずです。

過去のブログ記事からどのように見込み客とトラフィックを生むための秘訣をまとめた無料eBook(PDF)はこちらから無料ダウンロードできます。

ブログ記事の書き方:シンプルな方程式

ステップ1:自社の想定読者を知る

実際に記事を書き始める前に、まず想定読者をしっかりと理解しましょう。想定読者の興味や関心の対象は何でしょう? どういった内容なら反響が期待できるでしょう? そのためには事前にバイヤーペルソナを設定しておくと便利です。記事のトピックを決める際は、バイヤーペルソナやその興味・関心を考慮するとうまくいきます。

例えば、ブログの想定読者が「起業を考えているミレニアル世代」であれば、「SNSの始め方」のといった情報は不要だと判断できます。ミレニアル世代の多くはすでにSNSを使っているからです。ただ、SNSの活用法を、私的でくだけたものからビジネスネットワーク作りに焦点を当てた形式に変更すれば、彼らの関心を引く可能性が高いと言えるかもしれません。

このように想定読者を理解すれば、焦点の定まらない一般的なトピックではなく、想定読者が本当に知りたいと思う(あるいは知る必要がある)トピックに変えることができます。

バイヤーペルソナをまだ作成していない場合は、以下のリソースを参考にしてください。

ステップ2:トピックと仮のタイトルを決める

文章を書き始める前に、記事のトピックを決める必要があります。まず広範なトピックを考えるところから始めましょう。例えば配管業なら、「蛇口の水漏れ」といった具合です。その後、仮タイトルをいくつか考えます。仮タイトルとは、作業用タイトルのことで、そのトピックにどうアプローチするかを示したものです。

例えば、最初に考えた「蛇口の水漏れ」を、「蛇口の水漏れの修理に必要な工具」や「蛇口の水漏れでよくある原因」のように作業用のタイトルを作って絞り込むことで、記事を書く際の焦点が定まります。

実際の記事例として、「ブログ記事のトピックを効果的に選ぶ方法」を見てみましょう。この場合、元となる大きなトピックは「ブログを書くこと」です。仮タイトルはおそらく「ブログ記事のトピックを選ぶ手順」のようなものだったはずです。そして最終的に「次回のブログ記事に効果的なトピックを選ぶ方法」というタイトルに落ち着きました。

トピック→仮タイトル→最終タイトルと進化していく過程を見てください。仮タイトルはたとえ最終タイトルとして使わないとしても、記事の概要を十分に伝えていますし、これがあることで、漠然とした記事ではなく焦点の定まった具体的な記事を書くことができます。

アイデアが思いつかない場合は、以下のような方法をオススメします。

  • トピックの範囲を変える
  • 最新の情報に更新する
  • 新しい想定読者を選ぶ
  • ポジティブ/ネガティブなアプローチをとる
  • 新しいフォーマットを採用する

ステップ3:導入部を書く(そして引き込まれる文章に推敲する)

引き込まれる導入部を書くために、注意すべき点をいくつかご紹介します。

まず、読者の興味を引く必要があります。最初の段落、あるいは最初の一文で読者が興味を失ってしまったら、本題に移る前に読むのをやめてしまうでしょう。導入部で読者を引きつける方法は、ジョークを挟む、読者の立場によりそう、面白い事実や統計を紹介するなど、いろいろあります。

その後、記事の目的を示し、読者が抱えている問題に、記事の中でどう対処していくかを説明します。これにより、読者は「自分の仕事や日常をよりよくするために先を読んでみよう」と思うはずです。

ステップ4:コンテンツを整理する

ブログ記事では、読み手と書き手両方にとって、情報量の多さがネックとなる場合があります。記事の長さで敬遠されないようにするためには、セクション、リスト、ヒントなどの書式を使って情報を整理することが重要です。記事に合っていればどのような書式でもかまいませんが、必ず整理するようにしましょう。

このステップで行うべきことは、記事の大筋を決めることです。これにより、実際に本文を書き始める前に、記事内でカバーしたい要点やその最適な順番が明確化しましょう。

ステップ5:本文を書く!

次のステップでは、実際にコンテンツ(本文)を書いていきます。当然ながら本文がなければ記事は成立しません。

前のステップまでで大筋は決まっていますから、あとは中身を埋めていくだけです。大筋に沿って、各要点を肉付けしていきましょう。自分の論点を裏付けるデータなど、必要な情報を収集するためのリサーチも行います。

外部のリソースを記事内で引用する場合は、出典を正しく記載するのを忘れないでくください。

また、文をうまくつなげるのに苦労している方もいるでしょう。多くの人にとって、自分の「流れ」を見つけるのはそれほど簡単ではありません。ただ幸いなことに、文章力を高めるためのツールは数多くあります。そのうちのいくつかを紹介しましょう。

  • weblio(類語辞書):よい言葉が思い浮かばないときは類語辞書が頼れる味方になってくれます。
  • Evernote Web Clipper:広告やイメージ画像がうるさくて参考にしたいブログ記事などの文章に集中するのが難しい場合は、Evernote Web Clipperなどが役に立つかもしれません。必要な箇所を摘まみ取りながら保存をし、ラインティングに集中する環境を作り出すことが簡単にできます。

ライティングスキルの向上に役立つヒントを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。記事を書くための実用的なテクニックやアドバイス、コツについて知りたい方は、以下のリソースが役立ちます。

ステップ6:記事を校閲/校正し、書式を調整する

まだ最後のステップではありませんが、ゴールには近づいてきました! ブログ記事作成において校閲プロセスは非常に重要ですので、省略せずに必ず行ってください。文法力のある同僚に、校正や校閲をお願いしましょう。

私がオススメする方法は、社内の他の人にお願いをし、文章をチェックしてもらうなどすることです。自分で書いている文章からミスを発見することは難しいです。

仮にご自身しかいない場合は、自身の書いた文章をしばらく”塩漬け”し、時間を置いて確認するなどの方法もオススメしています。

アイキャッチ画像

Screen Shot 2017-10-24 at 18.07.19.png

記事の内容に関係のある、視覚的にも魅力的な画像を選びましょう。SNSでは画像付きのコンテンツのほうが目立つ形で表示されるので、SNSでブログコンテンツのプロモーションを成功させたければ、視覚要素がこれまで以上に重要になっています。

事実、関連する画像を含むコンテンツは、関連する画像を含まないコンテンツに比べてビュー数が94%も多いことが分かっています。

記事に付ける画像の選び方については、こちらの「ブログ記事にパーフェクトな画像を選ぶ方法」を参考にしてください。

記事の見た目

見た目の良くない記事を好きな人はいません。ただ、記事の見た目を魅力的にするのは画像だけではありません。

適切な書式も重要です。一貫性のあるヘッダーやサブヘッダーを使って、テキストをほどよい長さで区切ることで、関心を引く見た目にすることができます。以下はその一例です。

Screen Shot 2017-10-24 at 18.09.07.png

また、スクリーンショットを挟む場合は、本文との境目が分かりやすいように、はっきりした境界線が必要です(例として上記のスクリーンショットを見てください)。さらに、すべての記事で一貫したスタイルを使うようにしましょう。

一貫性を保つことでコンテンツ(およびブランド)が、よりプロフェッショナルな印象となりますし、見た目においてもすっきりと見やすくなります。

トピック/タグ

タグは、記事を具体的に説明する公開キーワードとして考えましょう。読者がブログ内の同じカテゴリの記事を探すのにも役立ちます。1つの記事にやみくもに大量のタグを付けるのは避けてください。

まず、タグの戦略について考えてみましょう。タグを「トピック」や「カテゴリ」としてとらえ、ブログで取り上げたい主要なトピックをカバーするタグを10~20個程度選びます。そして一貫してそれらのタグを使い続けましょう。

ステップ7:最後にcall-to-action(CTA)を入れる

毎回、記事の最後に、読者にとってほしいアクションを促すCTAを入れましょう。アクションとしては、ブログの配信登録、eBookのダウンロード、ウェビナーやイベントの申し込み、関連記事の閲覧などが考えられます。通常、CTAはマーケティング担当側に利点があるものだと考えられています。

記事を読んだ訪問者が、CTAをクリックして見込み客になるからですが、実はコンテンツを読んでいる人にとっても、CTAは貴重なリソースなのです。記事を読み終えた人に対して、CTAを使って、記事と同じ分野のコンテンツをさらに提供しましょう。

CTAは、マーケティング担当と読者、どちらにとってもメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか。CTAにより、そのトピックについてもっと知りたい読者は追加リソースを得られますし、ナーチャリングするための見込み客が欲しいビジネスは見込み客が得られます。

こちらの記事で、各自記事に完璧なCTAを選ぶ方法を学び、こちらの記事で素晴らしいCTA例を見て、アイデアを膨らませてください。

ステップ8:オンページSEOを最適化する

記事を書き終えたら、検索エンジンに対して最適化しましょう。

記事内にいくつキーワードが入っているかを過剰に気にする必要はありません。ターゲットにしているキーワードを入れられそうな箇所があり、読者のエクスペリエンスを損なわない場合にのみ、入れるようにしましょう。またURLを短くしたり、キーワードフレンドリーにできる場合は、それも行ってください。ただ、キーワードを詰め込んだり、恣意的なキーワード密度を狙ったりするのはおすすめできません。Googleのアルゴリズムは賢いですから!

以下は、オンページSEOに関して可能なことすべきことの一覧です。

メタディスクリプション

メタディスクリプションは、Googleの検索結果ページで、記事のページタイトルの下に表示される説明文のことです。検索者はこれを読むことで、リンクをクリックする前に記事の概要を知ることができます。理想的なメタディスクリプションの長さは150~160文字で、重要な部分を前方に記述することが重要です。

英語の場合なら、「Learn(学びましょう)」「Read(読みましょう)」「Discover(見つけましょう)」といった動詞で始めましょう。メタディスクリプションは、Googleのキーワード ランキング アルゴリズムでは考慮されなくなりましたが、検索している人に対してその記事から得られるものの概要を伝えることができるため、クリックスルー率が上がる可能性があります。

ページタイトルとヘッダー

ページタイトルは、自分で手を加えられるオンページSEOの要素としては最も重要な要素です。ほとんどのブログソフトウェアでは、記事のタイトルをそのままページタイトルとして使用していますが、この記事を読まれている皆さんは、ここまでのステップで仮タイトルを作られているかと思いますので、それを活用しましょう。

仮タイトルには、おのずとターゲット想定読者が関心を持つようなキーワードやフレーズが含まれているはずです。不自然なキーワードを含めて、ページタイトルを複雑にするのは避けてください。ただ、記事のタイトルやヘッダーに、ターゲットしているキーワードが入れられそうであれば、是非入れましょう。それから、タイトルは短く(できれば65文字以内)にして、検索結果で全体が表示されるようにしましょう。

アンカーテキスト

アンカーテキストとは、他のページにリンクしている語句のことです。リンク先はウェブサイト内の他のページの場合もあれば、別のサイトのページの場合もあります。どのキーワードで、自サイト内の別ページにリンクするか慎重に考えてください。検索エンジンは、キーワードでのページランキングを決める際に、リンクも考慮しているからです。

また、どのページをリンク先にするかも重要です。そのキーワードで上位に入りたいページをリンク先に設定しましょう。Google検索結果の最初のページにランクインすることができるかもしれません。そうなればかなり大きな収穫だと言えます。

モバイル最適化

今日、人々のオンライン滞在時間のほぼ2/3はモバイルデバイスによるものです。そのため、ウェブサイトをレスポンシブデザインあるいはモバイルフレンドリーなデザインにすることは、もはや必須です。ウェブサイトをモバイルに最適化すれば、サイトの訪問者(ブログの訪問者も含む)が、最高のエクスペリエンスが得られるだけでなく、SEOのポイントも上がります。

2015年、Googleはアルゴリズムを変更し、モバイルに最適化されていないサイトは減点されるようになりました。さらに2016年5月には、モバイルフレンドリー アルゴリズム アップデートの第2弾がロールアウトされ、ウェブサイトをアップデートしていないサイトに危機感を与えています。SEOの効果を最大限発揮できるようにするためには、こちらのブログ記事「モバイルに未対応のサイトはトラフィックが5%減、それを取り返す方法は?」を参考にしてください。

ステップ9:キャッチーなタイトルを選ぶ

いよいよ最後のステップです。仮タイトルを磨き上げましょう。幸いなことに、以下の法則に沿って考えればキャッチーなタイトルを作り出すのはそれほど難しくありません。素晴らしいタイトルで読者の目を引いてください。

  1. 仮タイトルを土台にする
  2. タイトルを作る際は、まず正確で明確なタイトルになるよう心がけてください。
  3. そして、魅力的になるような仕上げをします。印象に残る言葉を使ったり、頭韻法を使ったりなど、文学的なテクニックを取り入れます。
  4. そして、可能であれば、キーワードを盛り込み、SEOに最適化します(ただしキーワードを入れても自然な場合のみにしてください)。
  5. 最後に、短くできないかどうか考えます。冗長なタイトルは好まれません。Google検索結果ページでは、65文字を超える部分は表示されませんから、65文字以内に収めるのが理想的です。

上記のステップがマスターできたら、さらにこちらの記事を参考にして、ブログを一段上のレベルに高めましょう。他に皆さんが洗練されたブログ記事を書くために採用しているステップはありますか?

過去のブログ記事を最適化して見込み客を増やす方法をまとめたebookはこちら

編集メモ:この記事は、2013年10月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Rachel Leistによる元の記事はこちらからご覧いただけます。

トピック: コンテンツマーケティング

メルマガ登録

コメント

申し訳ありません。過去のコメント履歴が削除されてしまいました。何か疑問やご質問がある方はこちららどうぞ。疑問や質問をツイートするにはこちら。

コメント
X

全世界で30万人のマーケターが購読中

マーケティングの最新情報をメルマガで配信します