2019年9月5日現在、米ボストンでマーケティング・営業イベント「INBOUND 2019」が開催されています。世界中からマーケティング、営業、カスタマーサクセス各分野の著名人や実践者の方々にお集まりいただき、おかげさまで盛況となっています。HubSpotは今回の「INBOUND」で数多くのセッションを主催し、お客様から頂いたフィードバックを反映させた新機能を発表いたしました。

HubSpotは、お客様から頂くフィードバックを何よりも大切にしています。もちろん、ときには厳しいご意見をいただくこともありますが、その声に耳を傾け、真摯に受けとめ、行動に移すことがお客様の成功につながるとHubSpotは信じています。そのためお客様にフィードバックを求め、いただいたアドバイスを取り入れる姿勢を貫いてきました。

この1年間HubSpotは、お客様がビジネスの成長に必要と考える機能をそのご期待どおりに提供できるよう、試行錯誤を繰り返してきました。ご要望のあった機能は、大きく2つに分けられます。

  1. 業務の効率化に役立つ機能
  2. 社内のニーズの拡大に対応できる機能

このブログでは、これらのテーマをベースとして、「INBOUND」で発表が実現したHubSpotの成長プラットフォームの新機能と改善点について詳しくご案内いたします。

1. 業務の効率化に役立つ機能

重複したコンタクトや企業データの整理

データの重複は厄介な問題です。複数の営業担当者が同一の顧客に別々で連絡をとってしまうなど、社内に負荷を生みます。また、1人の顧客が同一のマーケティングEメールを重複して受信するなど顧客体験にも悪影響を与えます。しかし、重複したデータを人の目で見つけるのは骨の折れる作業です。この問題を解決するため、HubSpotは機械学習で検出する重複データのリストを元に、簡単にコンタクトや企業のデータ統合を行える機能を追加いたしました。データの整理を効率化することで、顧客との関係構築に多くの時間を割くことができるようになります。

この機能はMarketing Hub、Sales Hub、Service HubすべてのProfessionalおよびEnterpriseプランをご契約いただいているお客様にご利用いただけます。

今すぐ試してみる

ソーシャル投稿の宣伝

広告は一筋縄ではいきませんが、行動に移しマーケティング予算を投資すべき施策です。正しく行えば投資をはるかに上回る効果が期待できるでしょう。HubSpotでは、マーケティング担当者がもっと手軽に広告を試せるよう、ソーシャル機能でFacebookのソーシャル投稿の宣伝をご利用いただけるよう開発を進めています。すでにオーガニックでパフォーマンスを上げている投稿を選択し、まずは少額から資金を投入して、リーチがどれくらい拡大するか試していただくことができます。

ソーシャル投稿の宣伝機能は、Marketing Hub ProfessionalおよびEnterpriseでベータ版としてご利用いただけます。

 

ネイティブのリード獲得広告作成機能

初めて広告を作成するときはだれでも戸惑うものです。ネットワークには活用できるツールがあふれ、何から手をつけてよいか迷ってしまいます。まずはHubSpotを利用し、Facebookのリード獲得広告を作成してみましょう。使いなれているHubSpotのインターフェースで作業でき、手順も分かりやすく説明されているので、簡単に広告を作成できます。また、ROIも手軽に確認できます。

この機能は実装済みのため、HubSpotをご利用の皆様に今すぐお使いいただけます。HubSpotの広告機能についての詳細はこちらのページでご覧いただけます。

 

ソーシャルレポートの一元化

近年のマーケティング担当者は、いつでも、どこにいてもSNSをマーケティング活動に活用するチャンスを逃しません。業界イベントに参加すればその場から臨場感のある情報をツイートし、通勤中にLinkedInやFacebookに投稿し、なにか写真を撮ればすぐにInstagramでシェアします。

そのような中、正確なトラッキングを行うために利用を1つのSNSプラットフォームに絞るのは不可能な話です。HubSpotでは複数のSNSプラットフォームを利用していてもそれぞれのパフォーマンスを一元化して閲覧できるよう、新たなレポート機能を追加しました。HubSpotにSNSのアカウントを接続すると、過去60日間のパフォーマンスをすぐに確認することができます。さらに、HubSpotや各種SNSからの投稿だけでなく、Hootsuiteなどの別のツールからの投稿でもパフォーマンスをHubSpot上で追跡することができます。

この機能は実装済みのため、Marketing Hub ProfessionalおよびEnterpriseをご利用の皆様に今すぐお使いいただけます。SNS関連機能の詳細は、こちらのページでご覧いただけます。

 

ナレッジベース(ヘルプページ)の機能改善

人にはそれぞれ好みがあります。好きな食べ物、好きな音楽が人それぞれ違うように、カスタマーサポートに期待することも人それぞれです。最近は、自身で解決したいと望む顧客が増えています。そのニーズに応えるため、Service Hubを活用し、顧客1人ひとりに合わせたカスタマーサービスを提供できるように取り組みましょう。

HubSpotのナレッジベース機能では、作成したコンタクトリストに基づいて記事へのアクセス権をカスタマイズできるようになり、特定のオーディエンスを対象として適切なサポート記事を公開できるようになりました。また、新しいエディターとテンプレートを活用するとナレッジベースをさらに柔軟にカスタマイズできます。さらに現在お使いのナレッジベースのデータをService Hubに直接インポートできるようになったので、他のサービスからHubSpot Service Hubに乗り換えた場合でもわざわざナレッジベースを書き直す必要はありません。

この機能は実装済みのため、Service Hub Professionalをご利用の皆様に今すぐお使いいただけます。ナレッジベースについての詳細はこちらのページでご覧いただけます。

 

アドボカシーオートメーションとフィードバックレポート

顧客を喜ばせようとする企業努力は顧客満足度の向上につながります。満足度の高い顧客は、好意的なレビューを書いたり、知人にサービスや製品を紹介したり、ソーシャルメディアでブランドを拡散したりしてビジネスの成長を後押ししてくれます。

Service Hubは、顧客が喜ぶサービスを提供し、顧客満足度を向上させるのに役立つツールです。新しくService Hubでご利用いただけるようになったアドボカシーオートメーションは、アンケート調査の結果に応じて顧客へのアプローチを開始するための新しいワークフローです。顧客事例の作成プロセスに活用できるほか、お客様のフィードバックアンケートをウェブサイト上で行ったり、フィードバックレポートの結果から新たな洞察を得ることも可能です。

アドボカシーオートメーションと新しくなったフィードバックレポートは、Service Hub ProfessionalおよびEnterpriseをご利用の皆様に今すぐご利用いただけます。

 

ワークフロー管理

ここ数年、ワークフローに対しお客様からいただく改善要求は、主に2種類ありました。ビジネスが成長するにつれて分かりづらくなるワークフローのリストを整理できるようにしたい、そして、分岐を追加するにつれ複雑化するワークフローを簡素化できるようにしたいという内容です。HubSpotではそのご要望を2つとも実現するための機能をご用意いたしました。ワークフローが複雑になっても整理しやすい状態を保てるように、ワークフロー用のフォルダーを作成いただけます。また、複雑なワークフローを管理しやすくし業務の効率化を図るため、本来とは異なるステップに移行するアクションをワークフローに追加できるようになりました。

ワークフロー用のフォルダーは、Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub すべてのProfessionalおよびEnterpriseプランでご利用いただけます。設定方法の詳細はこちらのページ(英語)でご覧いただけます。

 

コンタクトレコードのデザインと読み込み速度の改善

HubSpotは、コンタクト、企業、取引、チケットなどのレコードを中心に構成されています。複数のツールをひとつにまとめ、見込み客に関する新しい情報を常に更新し、顧客に満足してもらうために情報を活かせるのは、このレコードのおかげです。HubSpotが今年の初めにCRMレコードの新デザインを発表したのも、そのためです。無駄をそぎ落とした新しいデザインは見やすさはそのまま残しながら、顧客とのやり取りをさらに円滑に進めるために必要な情報へ容易にアクセスできるようになり、その他、新機能も多数追加されました。

さらに、新しいコンタクトレコードの読み込み速度が2倍速くなったことで業務のスピードアップにつながり、その分、顧客との関係構築に多くの時間を割いていただけます。これらのアップデートは、すべてのHubSpotアカウントで今すぐご利用いただけます。詳細はこちらのページ(英語)でご覧いただけます。

 

Sales Hubの改善

取引成立までの営業プロセスの間で、営業担当者は何度クリック作業を行わなければならないでしょう。クリック数が多いほど担当者への負荷が増え、摩擦を引き起こす障壁となります。

そこでHubSpotは、営業プロセスの作業負荷を減らし、営業担当者が多くの取引を短期間で成約できるよう、Sales Hubの機能改善を行いました。保存済みのタスクフィルターからタスクキューを開始して、To-Doリストを効率的にこなすことができます。また、ミーティングの自動通知Eメールを細かく管理したり、登録済みのコンタクトがフォームの入力なしで営業担当者とのミーティングを予約できるよう設定したりすることもできるようになりました。

Sales Hubにはこの他にも数多くの便利な機能が追加され、Sales Hubをご利用の皆様はすべて今すぐお使いいただけます。

 

2. 社内のニーズの拡大に対応できる機能

アプリマーケットプレイス

HubSpotの新しいアプリマーケットプレイスでは、お客様のHubSpotアカウントに必要なアプリ連携の検索とインストールが手軽にできるようになり、アカウントのデータの接続と顧客体験の改善がしやすくなりました。

アプリマーケットプレイスに実装された新機能は以下のとおりです。こちらの

  • アプリの追加:この1年間で、Slack、Xero、WordPressなど300種類以上のアプリと新しく連携できるようになりました。
  • アプリ選択の参考となる情報の追加:アプリ一覧ページのデザインを一新し、料金やサブスクリプションの要件、デモ動画など、お客様にとってアプリ選択の際に特に必要な情報が優先的に表示されるようにしました。
  • 重要なアプリの検索性を向上:さまざまなタイプのユーザーを想定してアプリを厳選することで、各顧客が自身の目的に合ったアプリをよりいっそう検索しやすくなるようにしました。
  • 開発者の負荷を軽減しつつアプリの見つけやすさを向上:アプリの掲載方法が変更になり、アプリ開発者の皆様がマーケットプレイスの掲載情報の作成と管理をシンプルかつ効率的に行えるようになりました。

アプリマーケットプレイスは現在英語版のみのご提供となりますが、HubSpotをご利用の皆様に今すぐお使いいただけます。

アプリマーケットプレイスにアクセスする

 

アトリビューションレポート

ある中堅企業で、マーケティング部長が次の四半期末の経営会議で自分のチームの功績を発表する状況を考えてみてください。「ブログのページビューが10%増加」「Eメールのエンゲージメント率が32%アップ(前四半期から5%向上)」などと列挙するかもしれません。確かにすばらしい成果ではありますが、でも、それがチームの功績として評価されるでしょうか。

マーケティング担当者なら誰でも、自分たちの仕事が重要で大きな影響力を持っていることを理解していますが、それを社内で証明するにはどうすればいいのでしょうか。特に、収益ばかりに目を向けがちな経営陣にも理解してもらえるように説明する必要があります。そこで登場したのが、HubSpotのアトリビューションレポートです。広告キャンペーンで10件の新規顧客と契約したことや、Eメールキャンペーンでメールを受け取った人の12%が契約し100万円の売上につながったことなどを幹部に示すことができます。

アトリビューションレポートは、ベータ版としてMarketing Hub Enterpriseをご利用の皆様にまもなくお使いいただけるようになります。

 

Facebook Messengerとの連携

消費者の購買行動は変化しました。顧客と電話の行き違いを繰り返したり、Eメールのスレッドがだらだらと続いたり、社内で顧客をたらい回しにしたりするのは、もはや遠い昔の話です。今や顧客は自分の好きなチャネルから、自分にとって都合の良いペースと方法で、企業とストレスのないコミュニケーションが取れることを期待しています。

Facebook MessengerをHubSpotのコミュニケーション機能で利用できるようになったことで、顧客が普段から愛用するツールを活用し、顧客に寄り添ったコミュニケーションを図ることができるようになりました。1人ひとりに合わせたコミュニケーションを行い、顧客とさらに深い信頼関係を築き、摩擦のないスムーズな顧客体験を実現することができます。現在、この機能はベータ版としてご利用いただけます。

ベータ版をリクエストする(英語ページ)

 

チャットボットの改善

チャットボットを人間だとはいいがたいかもしれませんが、まるでチームの一員であるかのように何かと役に立ってくれてはいませんか(しかも、無給で)。HubSpotのチャットボット機能では、チャットボットの業務時間をカスタマイズできるようになり、お客様の目標の達成にさらに役立てることができます。

たとえば、人が働いている時間帯はチャットボットを休ませておき、人が帰宅する夜間はチャットボットに交代し、見込み客や顧客の基本的な情報を収集してもらい、翌朝、人が出勤してきたらそれを引き継ぐという手も打てるでしょう。もちろん、人がいない時間帯にチャットボットで見込み客の情報を集めたくない場合は、チャットボットに夜勤を休んでもらうこともできます。チャットボットはベータ版として、HubSpotをご利用の皆様に今すぐお使いいただけます。

 

近日リリース予定:Sales Hub ProfessionalとMarketing Hub Starterの新機能と価格変更

高まり続けるお客様のご期待に応えるため、HubSpotでは製品の改善に継続的に取り組んでおります。その一環として、近日中にSales Hub ProfessionalとMarketing Hub Starterに新機能を追加いたします。それに伴い価格改定も実施する予定です。

Sales Hub Professionalには、以下の機能が追加される予定です。

  • [今すぐ購入]ボタン:製品カタログのページからStripeのオンライン決済ページに直接移動できるCTA(Call-To-Action)を作成できます。 
  • 電子署名:見積もりなどの書類に電子署名を追加できます。もうハードコピーを印刷したり郵送したりする必要はありません。
  • 計算プロパティー:他のフィールドからデータを集めて新しいフィールドを作成できます。
  • 2019年11月1日より、Sales Hub Professionalの価格は月額60,000円となり、ユーザー5名様までご利用いただけます。さらにユーザーを追加する場合は、1名様につき月額12,000円となります。

Marketing Hub Starterでは、以下のような機能の追加を予定しています。

  • ランディングページ:ドラッグ&ドロップで操作できる新しいエディターを使って、デザイン性の高いランディングページを作成し、最適化できます。HTMLやCSS、JavaScriptの知識は必要ありません。 
  • フォームの入力に対するフォローアップのEメール:フォームの入力があった場合に、最大3通のEメールを自動で送信して、リードの育成と顧客化を開始するように設定できます。 
  • 2019年11月1日以降、Marketing Hub Starter(コンタクトを1,000件まで登録可能)の価格は月額6,000円で変更はありませんが、コンタクトをさらに追加する場合は1,000件につき月額6,000円からとなります。

Sales Hub ProfessionalやMarketing Hub Starterを2019年11月1日よりも前にご購入いただいたお客様は、価格は据え置きのまま、各製品の新機能をリリース時からご利用いただけるようになります。2019年11月1日よりも前にご購入いただいたお客様が2019年12月31日以降に追加されるコンタクトやユーザーについては、その時点でHubSpot.jp/pricingに掲載されている価格が適用されます。価格変更について詳しくはこちらのページをご覧ください。


HubSpotでは継続的なソフトウェア開発を進めつつアジャイル開発の手法を採用しており、開発計画を慎重に決定していても随時調整が入る場合があります。そのため、今後も製品の改善や新機能の開発を継続していく予定ですが、今回ご紹介した今後リリース予定の機能を含め、特定の機能がリリースされる具体的な時期を保証することはいたしかねます。以上を予めご了承の上、現在ご利用いただける機能をもとに製品をご購入いただくと共に、今後リリース予定の機能を目的としてご購入の判断をなさらないようお願い申し上げます。

元記事発行日: 2019年9月04日、最終更新日: 2019年9月17日