バーンアウト(燃え尽き症候群)は、間違いなく世界中で大きな問題となりつつあります。
Deloitteの調査(英語)によると、77%が現在の仕事でバーンアウトを経験したことがあると答えており、さらに約70%は雇用主が十分に対応してくれていないと感じています。120か国以上の12万8,000社を超えるお客さまと共に急速に成長しているHubSpotも、バーンアウトの問題と無縁ではありません。HubSpotは持続可能な働き方を考える必要があることを認識しています。バランスが取れ、燃え尽きてしまわないような働き方です。
そこで当社は、従業員のバーンアウトを予防し対処するための長期的な取り組みとしてHubSpot Unplugged(英語)というプログラムを立ち上げています。そして「5R」と呼ばれる新しいフレームワークを導入することになりました。5RとはRest(休息)、Recharge(充電)、Reboard(再学習)、Resilience(レジリエンス)、Root Cause(根本原因)の頭文字から取った呼称です。
HubSpotが導入した「5R」は、「HubSpot Unplugged」に続くバーンアウト予防策です。今年夏に立ち上げたHubSpot Unpluggedは、2021年7月初旬のGlobal Week of Rest、毎週金曜日のNo社内会議デーの試験運用、メンタルヘルス関連プログラムの拡充という3本柱で構成されていました。その効果について四半期アンケートで従業員に率直な意見を聞いたところ、HubSpot Unpluggedは順調な滑り出しを見せてはいるものの、バーンアウトの根本的な原因を究明する必要があることが分かりました。このため全社でバーンアウトにつながる要因についてじっくりと掘り下げて対処法を探っており、今回策定した「5R」もその一部です。
HubSpotの最高経営責任者(CEO)を務めるヤミニ・ランガンはこう語っています。「私たちは従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる会社づくりを目指しています。それを実現するためには、短距離走のように全力を出し切るよりも、マラソンのように長きにわたって働き続けることが大切です。HubSpotの柔軟性に富んだカルチャーを高めるだけでなく、バーンアウトの根本的な原因に対処することで、従業員が持続可能な働き方を実現できるようにサポートすることが欠かせません。今回の新しい取り組みは、HubSpotで長く働いていくためのベストなバランスを身につけられるように考案したもので、大きな効果を出すことを期待しています」
バーンアウトの問題は一朝一夕で解消できるものではありません。HubSpotらしく、今後も自分たちの挑戦、成功事例、学んだ教訓を随時シェアしていきます。
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こちらの動画に、毎年7月に1週間の全社休業を設けるというニュースを読んだときのHubSpotメンバーたちの反応をまとめました。英語でのご紹介となりますが、ぜひチェックしてみてください。