数週間前、私は「エージェント時代」に向けた当社のビジョン(英語)について書きました。そのビジョンとは、エージェントがHubSpot上で動作できるだけでなく、HubSpot自体を運用できるようにすることです。ここでは、「HubSpotを運用する」とは実際にどういう意味なのか、そしてこのビジョンを実現するための最新の取り組みについて、もう少し詳しくご紹介します。
企業では、HubSpotで業務を行うのは従業員だけではありません。AIエージェントも活用しています。そして、そのエージェントは、どの環境で動作していても、お客さまに代わって最大限の成果を上げられる必要があります。
重要なのは、エージェントが必ずしも1つの環境や1つのインフラ上で動作するとは限らないという点です。
AIコネクターを使用することで、HubSpotのコンテキストやアクションは、ClaudeやChatGPTなど、チームが日常的に利用するツール上で活用できるようになっています。今回、新たなエージェント向けインフラストラクチャとして、CLI(コマンドラインインターフェース)を追加します。
HubSpot Agent CLIのご紹介
HubSpot Agent CLIは、GTMチームやオペレーションチームが独自のワークフローを構築している環境(Codex、Claude Cowork、Claude Code)に、HubSpotのデータとインテリジェンスを取り込み、エージェントが反復作業、一括処理、およびスケジュール実行を自動化できるようにします。
一言で言えば、チャットでこれまで繰り返し尋ねてきた質問や、繰り返し行ってきたタスクを自動化するということです。Codexで自動化を構築するか、Coworkでスケジュール実行すれば、デスクに着く前には作業が自動で完了しています。
これは、すでに当社のAIコネクターを支えているパブリックAPIやMCPサーバーと同じ基盤の上に構築されており、それらを置き換えるのではなく、補完するように設計されています。AIコネクターは、人がエージェントと対話しながら進める業務(質問への回答、インサイトの取得、会話、キャンペーン分析など)に適しています。Agent CLIもエージェントによるこうしたタスクの遂行に役立ちますが、特に、人が介在せずに実行される反復作業や一括処理、スケジュール実行において有用です。

Agent CLIはHubSpotで動作するエージェントをどのように強化するか
HubSpot Agent CLIを利用することで、GTMチームやオペレーションチームは、定型業務、レポート作成、各種アクションを自動化・スケジュール実行できるようになり、より重要な業務に時間を充てられるようになります。同じ依頼を何度も繰り返す必要はありません。例えば、次のような使い方が考えられます。
- 例えばマーケティング担当者は、毎週月曜日の午前8時に、関連する取引がなく、最近の営業活動がなく、重要なエンリッチメントフィールドが不足している適合度の高いコンタクトを抽出したレポートを作成し、推奨される次のアクションを含む優先順位付きのデータ整理リストをレベニューオペレーションチームへ送るよう設定できます。
- 営業とレベニューオペレーションチームは、今週成約予定で、過去5日間にアクティビティーがない取引について、毎日パイプラインを確認し、その概要をまとめるよう依頼できます。
- カスタマーサクセスチームは、担当顧客ごとに、進行中の取引、最近のサポート対応、直近のNPSスコアをまとめたアカウントレビューを自動で受け取れます。
- サポートチームでは、重要顧客から新しいチケットが届くたびに、エージェントがそのコンタクトの直近5件のチケットを取得し、それぞれの解決内容を要約するとともに、繰り返し発生している問題の傾向を特定する自動化を設定できます。
こうした処理はバックグラウンドで実行され、必要なときにはすぐに利用できます。
エージェント向けインフラストラクチャに選択肢が重要な理由
当社は、エージェントがワークフローに最適なインフラストラクチャを自由に選択できるプラットフォームを構築しています。
1つのインフラストラクチャに縛られたエージェントでは、本来発揮できる力を十分に生かせません。企業が自社に最適なツールを自由に選べるように、エージェントにも同じ自由があるべきです。選択肢があることで、エージェントは、その時々のタスクに最適なインフラストラクチャを選び、スケジュール実行や一括処理、リアルタイムシグナルへの対応などを最も効率よく実行できます。
方向性は明確です。エージェントがどこで動作し、どのインフラストラクチャ上で実行されていても、HubSpotはその実行を支援します。それが、エージェント時代に向けたHubSpotの取り組みです。
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