SEO対策を実施するにあたり、被リンクの獲得はずっと重要視されてきました。

しかし、被リンクを買ったりサテライトサイトを量産して自分たちで被リンクを生みだしてしまった結果、Googleからペナルティを受けてしまうケースもあります。

最近では、ナチュラルリンクの獲得がSEOに大きな影響を与えるとともに、悪質な被リンクが含まれるコンテンツは淘汰されつつあります。

SEO対策は大きく内部対策と外部対策の2つに分けることができます。ナチュラルリンクは外部対策に分類され、ナチュラルリンクを獲得することで大きなSEO効果が得られます。

そこで本稿では

「ナチュラルリンクの基本」

「ナチュラルリンクを獲得するための具体的な施策」

についてご紹介します。

被リンク獲得施策にお悩みの方は、是非とも参考にしてみてください。

ナチュラルリンクとは?

そもそも、ナチュラルリンクとは何なのかご存知でしょうか?

ナチュラルリンクとは、自然に獲得できる被リンクのことを表します。

自社サイトの情報ではなくとも「他のサイトでこんなに有益な情報があるから他の人にも見て欲しい」と自社サイトに被リンクを貼ることで、サイトに訪れたユーザーは設置したリンクをたどって、リンク先のサイトに行くという流れができます。

この自然な流れが、ナチュラルリンクです。

ナチュラルリンクをいかにたくさん集められるかどうかに依って、ウェブサイトの検索順位に影響します。

なぜならナチュラルリンクは、基本的には作為的なものでも不自然な要素が少ないため、Googleから高く評価される傾向にあるからです。

 

ナチュラルリンクを獲得するためにやるべき4つのこと

ナチュラルリンクを獲得するためには、大きく分けて以下の5つのポイントがあります。

  • ポイント1.ユーザーの検索意図を考える
  • ポイント2.素晴らしいでは足りない良質なコンテンツを作る
  • ポイント3.SNSで常に情報発信をする
  • ポイント4.定期的にコンテンツを更新をする
  • ポイント5.動画コンテンツを作成する

ナチュラルリンクを獲得するためのポイントを順番にチェックしていきましょう。

 

ポイント1.ユーザーの検索意図を考える

ナチュラルリンクを獲得するためには、ユーザーの検索意図を考えることが非常に重要です。

例えば、車を売りたいと思っているユーザーが、検索結果のタイトル一覧を見て興味があると感じて訪問したと仮定しましょう。

ユーザーが訪れたサイトページのコンテンツが車を売ることとは関係ない情報であれば、ユーザーにとっては価値のないコンテンツとみなされるでしょう。

ユーザーにとって価値がなければ、そのコンテンツを共有(ナチュラルリンク)してもらえる可能性は限りなく少なくなります。

ナチュラルリンクを獲得したいのであれば、ユーザーの検索意図を理解し、ユーザーが知りたかった情報を掲載しているコンテンツを作成することが重要です。

Googleは検索アルゴリズムを進化させ続けることに注力しています。

その背景には、ペンギンやパンダアップデート以前では、どんなコンテンツでもページ数と被リンクの数さえあればある程度は検索結果の上位に表示させることができた事実があります。

ですが、上位表示されていたサイト内にある誤った情報を信じてしまったために、多くのユーザーに対して不利益を招いていたのです。

そのためGoogleは、ユーザーにとって知りたい、役に立つ情報、信頼できる情報をすぐにチェックできるようにアルゴリズムの変更を随時行っています。

Googleの精度の高いアップデートにより、よりナチュラルリンクが価値を高め、逆に意図的に検索順位を高めるためだけに設置された被リンクは、価値のないものとして淘汰されつつあります。

 

ポイント2.素晴らしいでは足りない良質なコンテンツを作る

プラスアルファで「こんな情報は見たことがないし、誰かに教えたい!」とユーザーが情報を共有したくなるようなコンテンツを作成することがとても重要です。

なぜなら、素晴らしいと思えるようなコンテンツはたくさんありますが、それ以上のものは非常に少ないからです。コンテンツを読破して、感動したり実行したいと思っただけでは素晴らしいで終わってしまいます。

そのためには100%ではなく、120%以上の情報を提供してあげるように意識しましょう。

120%の情報を提供してあげるためには、特定のキーワードをより深堀することが重要です。

例えば、車を高く売りたいのであれば、車を売れる場所の紹介だけではなく自分自身で実際に査定をしてみて、体験談としてコンテンツにあげるのも有効です。

体験したことはウェブの情報や書籍以上に信頼できる可能性がありますし、閲覧しているユーザーもより車を売るイメージが湧きます。

書籍やウェブ上の情報だけを集めて紹介するだけでは、ありきたりな情報だけになってしまうため、サイトのページで紹介する内容を実際に体験することで、体験者だからこそ語れる深い内容を発信できる可能性があります。

また、サイト上のコンテンツに専門性や権威性、信頼性があるのかも重要なポイントです。

なぜなら誰が作ったのかもわかららないようなコンテンツでは、信用ができないからです。

例えば、病気に関するコンテンツを作成するのであれば、医師を起用するのがベストです。

医者であれば専門性も権威性も信頼性も全て揃っており、安心できるというわけです。

本来であれば医者に執筆してもらうのが良いですが、どうしても難しい場合は監修者として内容をチェックしてもらいましょう。

さらに良質なコンテンツを作るためには、以下のような施策も有効です。

 

重複コンテンツを避ける

重複コンテンツとは、自社サイト内を含め他社のサイトと内容がほぼ一致してしまうとGoogleからコピーコンテンツと認識されてしまいます。

重複コンテンツが増えれば増えるほどGoogleからは低品質なコンテンツであると評価されてしまいます。

外部のライターを起用してコンテンツを制作するような体制を構築している場合は、必ずコピペチェックツールなどを用いて、重複度を確かめましょう。

無料コピペチェックツール【CopyContentDetector】

 

低品質なコンテンツはnoindexに

noindexとは、検索エンジンに検索結果として表示させないことを表します。

自社サイト内の低品質なコンテンツページにnoindexを指定することで、低品質なコンテンツがGoogleからの評価の対象外となり、検索結果にも表示されなくなります。

サンキューページなどのウェブページをGoogleの検索結果に表示させないための方法

 

全てのページをSSL化する

SSL化とは、データを暗号化する仕組みのことを表します。サイトの全ページの通信プロトコルをhttpからhttpsにすることで、セキュリティ面を強固にすることができます。

初心者のためのSSLガイド:SSLとは何か&ウェブサイトを保護する仕組み

 

検索意図を満たす文字数にする

検索するキーワードによっては、1,000文字や2,000文字以内で説明ができない場合があります。

そのページを訪れたユーザーは知りたかったことが、中途半端に終わって不満に思ってしまうことでしょう。検索意図に満たす文字数にすることも重要です。

 

ポイント3.SNSで常に情報発信をする

ナチュラルリンクを獲得するために積極的に利用するべきなのがSNSです。

オーガニック(検索エンジンからの自然流入)のみでは、ナチュラルリンクはなかなか獲得できません。

なぜなら、ユーザーにとっては訪れたサイトは誰が運営していてどんな人なのかがわからないからです。

SNS上でのつながりはお互いを知らない者同士のケースがほとんどですが、気軽に交流できる場所だからこそ有効活用するべきです。

TwitterやFacebookなどで、フォロワーに最新の情報や役に立つコンテンツを共有してあげることで共感され、ナチュラルリンクを獲得できる可能性があります。

なるべくSNSの情報発信は同じような悩み・疑問などをもったフォロワーに発信すると効果的です。

SNSからの情報発信には直接的なSEO対策の効果はありませんが、発信したコンテンツが拡散されることによってナチュラルリンクが獲得できる可能性が増えます。

SNSを始めたての頃はなかなかSEO効果が出にくいですが、コツコツと良質な情報を発信することで、ナチュラルリンクの獲得が期待できます。

SNSを使ったマーケティングプロモーションで必須の4大SNSとその特徴

 

ポイント4.定期的にコンテンツを更新をする

どんなものでもそうですが、存在するものをほったらかしにするだけで見た目も価値も下がってしまうものです。

ホコリやカビが生えてしまったようなものは、誰も触りたくないのと同じことです。それは、ウェブサイトにも該当するのではないでしょうか。

あまりにもサイトが更新されておらず、明らかに情報が古いサイトは、そもそも情報が過去のもので現在は利用できないことがあります。

サイトに訪れたユーザーも古い情報が掲載されていると分かると信頼してくれませんし、Googleからも価値のないコンテンツとして検索順位が大きく下がることがあります。

どんなに忙しくてもネタがなくても一生懸命考えて定期的な更新をすることも、ナチュラルリンクを獲得するうえで重要な要素です。

また古くなったコンテンツは、定期的にリライトをしてあげるのも有効的な手段です。

ウェブサイトがある以上、ユーザーに訪問してもらわなければなりません。

全く更新されていないようなウェブサイトの場合、運営されていないという判断を訪問されたユーザーからされ二度と訪問されなくなりますし、当然ナチュラルリンクを獲得するのは不可能です。

定期的な更新をしていくことで、訪問してくれるユーザーがしっかり運営されているサイトと認識してくれますし、役に立つコンテンツがあれば、ナチュラルリンクを獲得できる可能性が高くなることでしょう。

 

ポイント5.動画コンテンツを作成する

ナチュラルリンクを獲得するための有効な施策のひとつに、動画コンテンツを作成することが挙げられます。

なぜなら、文章ばかりのコンテンツよりも動画のほうが視聴しているだけで理解できてしまうからです。

動画コンテンツは重要なことや知りたい内容だった場合、SNS上で拡散されやすくなりますし、ナチュラルリンクを獲得できる可能性も高くなります。

さらに動画コンテンツは、内容が良ければ自社サイトに流入してくれると言うメリットもあるため、アクセスやサイトの認知度アップも期待できます。

動画作成は難しそうに感じますが、表や図などのプレゼンテーションや、過去に撮影した業務に関する動画でも構いません。

YouTubeの動画作成や編集のヒントとコツ、および便利な機能まとめ

 

ナチュラルリンクを獲得するために絶対やってはいけない3つのこと

ナチュラルリンクを獲得する際に、やってはいけないことを3つご紹介します。

  • 被リンクの購入
  • サテライトサイト量産で被リンクの獲得
  • 悪意のあるサイトからの被リンクを設置する

上記を実行してしまうと、ナチュラルリンクの獲得どころか検索順位が圏外になってしまうこともあるため、注意しましょう。

 

被リンクの購入

2012年のペンギンアップデートまで頻繁に被リンクが購入されていました。

なぜなら、被リンクの数があればあるほどGoogleに評価されていたからです。どんな質の悪い被リンクだったとしてもです。

ペンギンアップデート自体も何度も繰り返しバージョンアップされ、2016年頃から被リンク購入での対策は全く効果がないものになってしまいました。

いまだに被リンクを販売している業者は存在しますが、被リンクを購入したことで悪質な被リンクとGoogleに判断されれば、サイト全体の評価が下がってしまう可能性があります。

ナチュラルリンクを獲得をしたいと考えても、お金をかければいいというわけではありません。あくまでナチュラルリンクは、自然に獲得できるものしか効果がないということを認識しておきましょう。

 

サテライトサイト量産で被リンクの獲得

サテライト(衛星)サイトとは、メインサイトへ被リンクを設置することを目的に作られたサイトのことです。

ペンギンアップデートまでは、サテライトサイトからの被リンクは検索順位を上げる効果がありました。

しかし、ペンギンアップデート後は逆にサテライトサイト経由での被リンクは、検索順位が低下してメインサイトにとって大きなダメージを与えるようになりました。

どんな手段を使ってもナチュラルリンクの獲得を目指すのではなく、クリーンな方法でナチュラルリンクを獲得する必要があります。

 

悪意のあるサイトからの被リンクを放置する

自然に獲得でるナチュラルリンクが、全て良いというわけではありません。自社に全く関係のないようなジャンルの被リンクは、SEO対策から見ると良いものではありません。

また、他社が悪意をもってサテライトサイトを作り、一方的に被リンクを当てられるケースもあります。

これは悪意のある被リンクを大量に送り込むことで、ライバルサイトの検索順位を落とそうとする行為です。それらを避けるためにも、定期的にGoogleサーチコンソールや自社サイトへの外部リンクを確認できるツールを利用して、被リンク状況を確認し、悪意がある被リンクと判断できるリンクの被リンクを否認しましょう。

低品質なバックリンクを否認してペナルティを回避する方法【被リンク】

 

ナチュラルリンクは簡単に得られないからこそ大きな価値がある

本稿でご紹介した内容は以下のとおりです。

 

  • ユーザーの検索意図を考えて定期的な更新を心がける
  • 120%だと思えるようなコンテンツを作る
  • SNS発信はナチュラルリンクを獲得するために有効
  • 動画コンテンツ作成でコンテンツの価値を高めることは、ナチュラルリンクの獲得につながる
  • ナチュラルリンクを獲得しようとお金で解決するのも楽をするのも良くない

ナチュラルリンクは、普通にサイトの更新をしているだけではなかなか獲得できるものではありません。だからこそナチュラルリンクが獲得できれば検索順位に大きな期待ができるというわけです。

ですから、ナチュラルリンクを少しでも多く獲得したいのであれば、常にユーザーのことを考えてコンテンツを作るようにしましょう。

 

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元記事発行日: 2019年10月10日、最終更新日: 2019年10月10日

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