Google、Yahoo!、Bingなどの検索エンジンのアルゴリズムが年に何度もアップデートされることは珍しくありません。アルゴリズムの変更に伴い、SEOの考え方も大きく変化するため、何が時代遅れで何が重要なのか、そして何が結果につながるのか、混乱しているマーケターも多いのではないでしょうか?

SEO(検索エンジン最適化)とは検索エンジンを経由してウェブサイトに訪問する人を増やすための包括的な戦略です。SEOを通じて、検索結果ページ(SERP)で自社ウェブサイトが上位に表示されることで、より多くの人に自社のブランドや製品・サービスを見つけてもらいやすくなります。

検索順位を上げるための戦略は常に変化しています。これには、検索エンジンの運営企業が検索アルゴリズムを定期的に変更していることが大きく影響しています。

本ブログではSEOの仕組みについてのよくある誤解と、その実体をいくつかご紹介します。(本ブログは無料eBookの要約です。詳しくはeBookをダウンロードしてご覧ください。)

SEO-Myths-2019

 

誤解その5:メタディスクリプションは検索ランクに大きく影響する

メタディスクリプションとは、ウェブページのコンテンツを簡潔に説明するHTML属性です。Googleの検索結果ページ(SERP)でページ概要として表示されます。

meta_description2009年、Googleはメタディスクリプション(およびメタデータキーワード)は検索結果のランキングに一切関係していないと発表しました。ただし、メタデスクリプションがSEOにとって重要でないというわけではありません。

メタディスクリプションがランキングを左右することはありませんが、それよりも重要なクリックスルー率(CTR)に影響します。関連性が高く、説得力のあるメタディスクリプションを書けるかどうかが、 ユーザーがあなたのサイトをクリックするか、それとも他のサイトをクリックするかを分ける決定要因となり得ます。

 

誤解11:「ページ数は多ければ多いほど良い」

ウェブサイトはページが多いほどトラフィックが増えると考えている人もいるかもしれません。ページ数が多く、ウェブサイトの存在感が大きいほどランキングが上がるように思えますが、実際はそうではありません。

2011年2月に導入されたGoogleのPandaアルゴリズムは、ユーザーの役に立たないコンテンツを検出する能力が向上しました。2018年3月にはGoogleは、Twitterでユーザーに有益な検索結果を提供するサイトを優先するアルゴリズムのアップデートをリリースして、品質の取り締まりを継続するつもりであることを発表しました。

ページ数を増やすためだけのコンテンツ制作は十分とは言えません。質の良いコンテンツがなければ高いランキングを獲得することはできず、大量に制作したページも役には立ちません。

 

誤解その16:「強調スニペットはWikipedia以外のサイトには関係ない」

常にGoogleは検索結果をユーザーに表示する方法を改善しています。その中でも特に目立つのが、クエリに対して表示される強調スニペットの増加です。強調スニペットは、主に質問形式のクエリが検索された場合に、一部の検索エンジン結果ページ(SERP)で表示されます。

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強調スニペットを通じて、ユーザーは実際のウェブページを訪問することなく、検索した質問に対する答えを見ることができます。スニペットに対してコンテンツを最適化していないと、自然な検索結果で1位にランキングしていてもSERPからのクリック数を失ってしまう危険性があります

スニペットに対してコンテンツを最適化していないと、自然な検索結果で1位にランキングしていてもSERPからのクリック数を失ってしまう危険性がありますHubSpotのマーケティングブログの人気ブログ記事「エクセルでグラフを作る方法」、あるキーワードでのオーガニック検索で1位を維持していたにも関わらず、強調スニペットを獲得できなかったために多くのトラフィックを失いました

 

誤解その19:「ドメイン年齢(ドメインエイジ)はランキングにとってメリットになる」

多くの人はドメインが古いほど検索結果でのランキングが上昇し、それだけでGoogleからの評価も高くなると信じています。しかし、GoogleのMatt Cutts氏はドメイン年齢はあまり重要でなく、特にウェブサイトができてから2~3か月が経過すれば関連性はほとんどないと述べています。


新しいサイトの場合は、運営期間の重要性が少し高くなります。ほとんどの新しいサイトにはコンテンツがあまりなく、インデックスに登録する価値のあるリソースを積み上げるには時間を要するからです。

Cutts氏はドメイン年齢よりももっと重要な要素、例えば独自性がある高品質のコンテンツやその量、外部からのバックリンクなどに注意を向けるよう促しています。

 

【無料ebook】「2019年に捨てるべきSEOの誤解22選」に掲載されている誤解の一覧

  • 誤解その1: 「 Googleにサイトを提出しなければならない」
  • 誤解その2: 「 コンテンツよりもリンクが多い方がよい」
  • 誤解その3: 「 SEO対策という観点では、ウェブサイトをHTTPSで暗号化されたセキュアなものにする必要はない」
  • 誤解その4: 「 SEOで最も重要なのはランキングである」
  • 誤解その5: 「 メタディスクリプションは検索ランクに大きく影響する」
  • 誤解その6: 「 ポップアップは必ず検索ランクを落とす」
  • 誤解その7: 「 キーワードの最適化こそがSEOの鍵である」
  • 誤解その8: 「 キーワードは完全に一致していなければならない」
  • 誤解その9: 「 ページ上で最も重要な要素はH1である」
  • 誤解その10:「 ホームページにはたくさんのコンテンツが必要だ」
  • 誤解その11:「 ページ数は多ければ多いほど良い」
  • 誤解その12:「 優れたユーザーエクスペリエンスはおまけであり、必須要件ではない」
  • 誤解その13:「 ローカルSEOはもはや重要ではない」
  • 誤解その14:「 ウェブサイトに悪質サイトがリンクされていても、Googleに見つかることはない」
  • 誤解その15:「 画像を最適化する必要は全くない」
  • 誤解その16:「 強調スニペットはWikipedia以外のサイトには関係ない」
  • 誤解その17:「 モバイル最適化戦略は必要ない」
  • 誤解その18:「 SEOはITチームに任せて問題ない分野だ」
  • 誤解その19:「 ドメイン年齢はランキングにとってメリットになる」
  • 誤解その20:「 Googleの評価は一度下がると戻らない」
  • 誤解その21:「 動画にはSEO上のメリットは一切ない」
  • 誤解その22:「 音声検索は絶対に定着しない」

よくあるSEOの誤解をいくつかご紹介しましたが、皆さまのSEO戦略に誤解や勘違いに基づくものがありましたでしょうか? あるいは、よかれと思ってやっているSEO戦略が実は逆効果だったものはありませんでしたか?

これまで検索エンジンのアルゴリズムは大きく変化してきましたし、これからも変化します。忘れてはいけないことは検索エンジンの根本的な目的は、検索を行う人の総合的なユーザーエクスペリエンスの最適化です。ユーザーエクスペリエンスの最適化を意識したウェブサイトの構築を行えば、最新のアルゴリズムを把握していなくても、良い結果につながることでしょう。

SEO-Myths-2019

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元記事発行日: 2019年8月12日、最終更新日: 2019年8月13日