「ミーン・ガールズ」のワンシーン何気ない会話の途中で、私が急にこんなことを言い出したとします。

「実は私、天才画家なんです。私の油絵を見た人みんなが、まるで写真みたいと絶賛し、絵でこんなに感動したことはないと褒めてくれます」

本人が自らそういうことを喋りた内容聞いて、その言葉を信じられるでしょうか。ただのホラ吹き、という感じはしないでしょうか。

それでは、私自身ではなく、誰か別の人がこう言ったとしたらどうでしょうか。「この人の絵は絶対見た方がいいですよ。とても緻密で、まるで写真のようです。絵でこんなに感動したことはありません。まさに天才画家です」。第三者からそう言われたら、なんだか私の絵を見てみたくなるのではないでしょうか。(ちなみに、実際には私の画力は小学生レベルです)。

あなたの会社の製品やサービスが仮に世界一だったとして、そのように自賛したとしても、その言葉を信じてもらえるとは限りません。第三者の裏付けがないと信じない人も多いと思います。それがまさにソーシャルプルーフ(社会的信用)です。

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そこでこの記事では、ランディングページでソーシャルプルーフを活用する方法について説明していきます。まずは、ソーシャルプルーフとは何なのかについて、共通認識を確立しておきましょう。

ソーシャルプルーフとは

ソーシャルプルーフとは、他人の行動を知った人が、そこからプラスの影響を受けることです。たとえば、飲食店の前にできた長い行列を見て、これだけ人気があるならよほどの名店に違いない、と考えるのはその一種です。

あるいは、どの映画を見るかを決めるときに、映画レビューサイトの点数を参考にする人が多いのも同じ理屈です。Susan Weinschenck氏の著書『Neuro Web Design: What Makes Them Click?』に次のような言葉があります。「データに基づいて行動してほしいのなら、感情のデータと結び付ける必要がある」

ランディングページにやって来たばかりの人からすると、そこに置かれたオファーは海の物とも山の物ともつきません。だからこそ、利用者の言葉やツイートの引用などで納得させる余地があります。実際の体験者が高く評価しているのを目にした訪問者は、オファーに好印象を抱くはずですので、フォームに入力して見込み客になってくれる可能性が高まります。

ランディングページにソーシャルプルーフを加えると、マーケティング戦略にとって大きなプラスになるかもしれません。ここからは、その具体的な方法について見ていきましょう。

ランディングページでソーシャルプルーフを活用する5つの方法

1)お客様の声

お客様の喜びの声を短く引用するだけでも、コンバージョン率には驚くほどの効果があります。ランディングページにせよ、トップページにせよ、ソーシャルプルーフとしてお客様の声が特によく使われているのはそのためです。

ランディングページの場合、お客様の声は、フォームや画像の下に置くとよいでしょう。さらに、写真、氏名、社名、肩書を明記しておくと、信ぴょう性がいっそう高まります。

お客様の声の例

2)導入事例

お客様の声をさらにスケールアップする方法もあります。ランディングページに簡潔に掲載したお客様の声から、詳細な導入事例にリンクを張るというものです。これを実際に活用しているサイトの例がCodecademyです。

そのランディングページでは、「Codecademy Stories」というわかりやすい見出しの下に、来歴が大きく異なる3組の受講者の声が、写真、名前、居住地付きで出ています。

Codecademyのソーシャルプルーフ

たとえば、このページを見た人で、Sam Felligさんの体験談に最も関心を寄せた人は、その部分をクリックすれば、詳しい導入事例のページが開くという仕組みです。Codecademyの導入事例はQ&A形式になっています(参照ページはこちら:Codecacademy Stories)。

Codecademyのソーシャルプルーフの続き

3)シェア数

ソーシャルメディアのシェアボタンにはシェア数が表示されています(この記事の先頭にあるボタンもそうです)。これもれっきとしたソーシャルプルーフです。ランディングページがソーシャルメディアで数多くシェアされていると、信頼性が高いという印象を与えます。

ソーシャルメディアのシェア数

ソーシャルメディアのシェアボタンは、ランディングページのほか、ウェブページ、ブログ記事、Eメールなど、さまざまなコンテンツに個別に追加できます。実際に使えるシェアボタンとしては、Twitterの「ツイート」ボタン、Facebookの「いいね」ボタン、Pinterestの「ピン」ボタン、LinkedInの「シェア」ボタンなどがあります。コンテンツにこうしたボタンを追加する方法についてはこちらへどうぞ(関連ページはこちら:ソーシャルメディアのボタン設置方法【完全攻略ガイド】

4)ソーシャルメディアの投稿の埋め込み

ソーシャルメディアの投稿そのものも、ソーシャルプルーフの大きな材料になります。Twitter、Facebook、Instagramなど、ソーシャルメディア上で自社がどのように言及されているかを定期的にモニタリングして、好評の声を発している投稿を見つけましょう。

Twitterの場合は、Social Inboxなどのツールを使えば、あなたの会社自体や、そのオファー、製品/サービスなどに言及している投稿を確認できます。

ソーシャルインボックスでTwitterをモニタリングした様子

引用に適した投稿を見つけたら、ランディングページにそのまま埋め込むことができます。下に示したのは、Twitterのツイートを埋め込んだ例です。リツイートや「いいね」、プロフィール確認もここから直接行えます。

Twitterのツイート、Facebookの投稿、Pinterestのピンとボード、Google+の投稿、YouTubeの動画、Vineの動画、SlideShareのプレゼンテーション、インフォグラフィックなどを埋め込むことができます。

5)ユーザー数/ダウンロード数

オファーの利用者数やダウンロード数もソーシャルプルーフの一種です。McDonald'sが看板で「何十億食もの販売実績」をうたっているのと一緒です。

McDonald'sの看板

ランディングページに、ダウンロード数などの概算数(○千、○万、○十万など)を嘘偽りなく表示し、数が増えるごとに随時更新しましょう。Codecademyの場合は、次のような形で受講者数を表示しています。

Codecademyの受講者数

こうした表示を加えるのは、ある程度まとまった数字に達してからの方がよいかもしれません。

補足:そのほかにランディングページで信頼を高める方法

1)信頼マーク

信頼マークとは、データの処理を委託する企業が個人情報を厳格に扱っていることをサイトの訪問者に伝えて安心してもらうための、次のようなマークです。実際によく目にするという人もいるかもしれません。

信頼マーク

理屈としては、訪問者が自分の個人情報をフォームに入力するにあたっては、信頼マークがある方が安心なはずですが、絶対に効果があるとは必ずしも言い切れません。ランディングページに信頼マークを加えることでコンバージョン率が高まるかどうか、A/Bテストを実施するのが一番確実です(関連ページはこちら:A/Bテスト:コンバージョンが高いボタンの色は緑、それとも赤?)。

2)プライバシーポリシー

個人情報の流用や共有を行わない旨を明記しておかないと、ランディングページでフォーム入力をためらう訪問者もいます。通常は、ユーザー情報の収集と使用に関して、簡潔な文で説明しておくだけでも、十分効果があるはずです。

また、フォームの中に、プライバシーポリシーへのリンクを張っておくのもよいでしょう(ただし、そのリンク先は新しいタブで開くようにしないと、訪問者をランディングページから離脱させてしまうことになります)。信頼マークと同じで、プライバシーポリシーについても、自社のオーディエンスに適した方法は、実験ではっきりします。

ランディングページでソーシャルプルーフを活用する方法をほかにご存知ですか?

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編集メモ:この記事は、 2014年9月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Lindsay Kolowichによる元の記事はこちらからご覧いただけます。

画像出典:MTV

元記事発行日: 2016年8月01日、最終更新日: 2019年10月29日

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