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2017年05月01日

SEO対策を30日間の独学で身に付ける方法

執筆者: | @

SEO対策(検索エンジン最適化)は、一筋縄では行きません。

SEO対策は謎めいていて、わからないことだらけだと考えている人は多いはずです。そこにやりがいを感じるマーケターもいるでしょうが、到底マスターできそうにないと思って敬遠している人もかなりいそうです。

しかし、オンラインマーケティングを多少なりとも手がけているのであれば、SEO対策の基礎だけでも理解しておきましょう。マーケティング戦略やキャンペーンの効果が高まるのは間違いありません。

そこでこの記事では、SEO対策への理解を深めるためのプロセスを、30日間のカリキュラムとして構成してみました。SEO対策の仕組み、戦略への取り入れ方、測定ツールやレポートツールについて学び、SEO対策を成功へと導くための30日間です。

この記事だけでSEO対策の達人になれるわけではありませんが、ここでお伝えする情報の数々は、デジタルマーケティングの仕事に大いに役立つと思います。

2016年に決別すべきSEO対策への誤解を解説した無料eBookはこちらからダウンロードできます。

それでは、始めましょう。

セクション1:SEO対策の基礎知識

第1日~第4日は、検索エンジンの仕組みや、オンページSEO対策とオフページSEO対策の違いといった基礎について学びます。また、Googleの検索アルゴリズムのアップデートがSEO対策に及ぼした変化についても、ざっと理解しておきましょう。

第1日:検索エンジンの仕組みを知る

SEO対策の細かな概念について学ぶ前に、まずは検索エンジンの仕組みを理解しておく必要があります。2017年の検索のトレンドについてはこちらの記事で解説しています。

これからの30日間に向けた下準備として、まずはこちらの動画を見てください。GoogleのWebspamチームの元リーダー、Matt Cutts氏の説明で、検索エンジンの仕組みがよくわかります。

日本語字幕を設定するには、YouTube画面の右下の”歯車”アイコンをクリックして”字幕”を選択し、”日本語”を選択、動画の再生をしていただければ日本語の

第2日:SEO対策の知識を得るための参考文献を知る

絶えず進化するSEO対策に精通するためには、SEO対策について解説した文章を読むことも大切な仕事のひとつです。ありがたいことに、SEO対策をテーマとした素晴らしいブログはいくつもあり、SEO対策の最新の動向を知ることができます。

以下のブログを今すぐブックマークしてください。毎日時間を確保して、少しずつでも読み進めていくことをお勧めします(残念ですが、最新の動向に関しては英語圏のブログで公開されていることが圧倒的に多いです)。

また、日本でも優良なコンテンツを公開しているWeb担当者フォーラムさんやferretさんなどもオススメです。

第3日:インバウンドマーケティングでSEO対策が果たす役割を知る

SEO対策とインバウンドマーケティングは、切っても切れない関係にあります。1つは、SEO対策の結果、コンテンツを検索で見つけてもらえるようになり、インバウンドマーケティングが成功するという関係です。

もう1つは、インバウンドマーケティングの結果、皆がリンクしたいと思うような上質のコンテンツが生まれ、SEO対策が成功するという関係です。

効果的なインバウンドマーケティング戦略をきちんと確立していくためには、まずはインバウンドマーケティングの中でSEO対策が占める位置がわかっていなくてはなりません。

HubSpotのインバウンドマーケティング認定なら、SEO対策の基礎や、インバウンドマーケティングとSEO対策の関係について、全体をきちんと理解できます。しかも無料です。

2017年4月現在、日本語版の無料認定コースを準備中です。
提供開始は間も無くを予定しています。ご興味のある方はこちらから事前登録をどうぞ。

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SEO対策とインバウンドマーケティングの関係を押さえるには、次の2つのリソースも大いに役立ちます。

第4日:オンページSEO対策の基礎を学ぶ

オンページSEO対策は、自分で直接確認して手を加えられることから、SEO対策の中でも特にわかりやすい部分です。検索エンジンのクローラーがサイトのコンテンツと構造から識別できる部分が対象で、たとえば次のような要素が該当します。

  1. コンテンツ(デザインと文面の両方)
  2. titleタグ
  3. URL
  4. 画像のaltタグ
  5. 内部リンク
  6. schema.orgに従ったマークアップ
  7. サイトアーキテクチャ
  8. XMLサイトマップ

オンページSEO対策については、Mozのこちらの記事(英語)が詳しくて参考になります。

また、HubSpot(ハブスポット)のこちらの記事「オンページSEO対策の基礎知識:ウェブサイトをキーワードで最適化する上で重要なことは?」でもお伝えしています。

第5日:オフページSEO対策の基礎を学ぶ

SEO対策のうち、皆が恐れおののくのは、オンページではなくオフページの方のSEO対策です。でも、そんなに怖いものではないのでご安心を。

オフページSEO対策では、検索エンジンの順位に影響する要素のうち、クローラーがウェブページから取得できる情報ではない部分を扱います。中でも、特に重要な意味を持つのはリンクです。

ひとまず現段階では、オフページSEO対策ではどのような要素を扱うのか、ざっくりと理解しておけば十分です。(リンクの獲得については、後で詳しく学びます)。

Search Engine Landのこちらの記事は、オフページSEO対策で扱う要素が簡潔にまとまっていて、勉強になります。

第6日:Googleのアルゴリズムのアップデートについて知る

SEO担当者はもとより、デジタルマーケティングに携わるすべての人にとって、Googleの検索アルゴリズムのアップデートは一大事です。

まずは、これまでに行われた主なアップデートの経緯を押さえておきましょう。Googleのアップデートには、「Penguin(ペンギン)」「Panda(パンダ)」「Hummingbird(ハミングバード)」「Pirate(パイレーツ)」といった名前が付いています。

Mozのこちらの記事(英語)には、2000年以降のアップデートの履歴が詳しくまとまっていて、大いに役立ちます。

こうしたアップデートがあなたのウェブサイトにもたらした影響を探るには、Baracuda DigitalのPANGUIN TOOLでチェックしてみましょう。

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セクション2:SEO対策ツール

SEO対策の具体的な作業に入る前に、アナリティクスツールをセットアップし、使えるようにしておく必要があります。このセクションはそのための行程です。

第7日:アナリティクスツールをセットアップする

まずは、使用するアナリティクスツールを決めて、セットアップしておきましょう。アナリティクスの包括的なツールとしては、Googleアナリティクスが最も広く使われています(HubSpotのお客様は、ポータルでGoogleアナリティクスを統合できます)。

GoogleアナリティクスをSEO対策向けにセットアップする方法については、こちらのヘルプページを参考にしてください。

第8日:Google Search Console(旧称ウェブマスターツール)をセットアップする

Googleで上位獲得を真剣に狙うのなら、Google Search Consoleは必須です。このツールでは、インデックスされたページ、あなたのサイトへのリンク、よく使われたキーワード、順位、クリック率などのデータを見ることができ、Googleがあなたのサイトをどのように認識しているかがわかります。

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Google Search Consoleをセットアップして、少し時間をかけてデータを確認してみましょう。このツールに慣れたら、さらにBingのウェブマスターツールを導入してみるのも手です。

Google Search Consoleへの入門としては、Mozのこちらのビギナーズガイド(英語)が、基本的な情報を網羅しています。

セクション3:キーワードリサーチと競合分析

SEO対策戦略、さらにはコンテンツとブログ全体の戦略を確立するうえで、キーワードリサーチと競合分析は欠かせません。このスキルの習得には十分に時間をかけてください。すぐには身に付きませんので、長い目でじっくり取り組むことが大切です。

ここで目指すのは、競合サイトの動きをまねすることではありません。常に競合サイトの上を行く効果的な取り組みを行い、上を行くソリューションを利用者に提供することです。

以下の手順に従って、キーワードリサーチと競合分析の基本的なスキルを身に付けてください。

第9~15日:キーワードリサーチのプロになる

キーワードリサーチを短期間で身に付けることは本来は不可能です。しかし、それに近い効果を持つ素晴らしいリソースとして紹介したいのが、Nick Eubanks氏の1週間のメール講座です。

この講座に申し込むと、キーワードリサーチの1つ1つの段階について説明したメールが、1日1通ずつ、7日間にわたって届きます。内容は極めて実践的です。7日間の課程が終わる頃には、あなたのサイトに合った最初のキーワード リサーチ プロジェクトが完成しているはずです。

この講座は127ドルかかります(67ドルのスターター版もあり)。しかし、予算が許すようなら、それだけ払う価値が十分にある講座と言えます。

この講座を受ける予算がない場合は、Matthew Barby氏が キーワードリサーチについて解説したチュートリアル(英語)を代わりにどうぞ。実に素晴らしい50分の動画です。キーワードリサーチの完全な手順を詳しく説明しているほか、無料と有料の各種ツールの紹介もあります。

第16~19日:競合分析を実施する

SEO対策戦略には競合分析が欠かせません。キーワードリサーチと競合分析は切っても切れない関係にあり、さまざまな意味で、SEO対策戦略を確立するための基盤になります。

競合分析では、以下の疑問への答えを見つけていきます。

  1. 主な競合サイトはどこか?
  2. 競合サイトのトラフィックはどの程度と見られるか?
  3. 競合サイトはどのようなキーワードやフレーズで上位に来ているか?
  4. 競合サイトのバックリンクプロファイルはどうなっているか?
  5. 競合サイトはソーシャルメディアでどのような活動をしているか?
  6. 競合サイトはどのようなコンテンツ戦略を取っている様子か?

競合分析を知るためのリソースとしては、以下をご紹介しておきます。

セクション4:リンクの獲得

昔も今も、SEO対策のキモはリンクの獲得です。このセクションでは、リンク獲得のための独自戦略を確立していきます。

第20日:リンク獲得について理解する

リンク獲得は、意味合いとしてはオフページSEO対策と同じです。他のサイトからリンクしてもらうための取り組みを指します。

サイトが質の高いリンクをどれだけ獲得しているかは、SEO対策で順位を左右する最重要要素の1つです。リンクの獲得にはさまざまな手法があるものの、どれも時間と労力がかかり、決して楽な仕事ではありません。

しかし、素晴らしいコンテンツを作っておけば、あえて時間をかけてリンク獲得を探求しなくても、数多くのリンクが自然と集まるはずです。

こちらのPDFは、AiraのPaddy Moogan氏が作成したもので、リンク獲得の大切さとその技法がよくわかります。

第21~23日:リンク獲得の戦略確立に着手する

質の高いリンクを大量に売ります、という宣伝を目にしたとしても、引っかかってはいけません。

前述のAiraのPDFを読んだ人は、リンク獲得の大切さと方法がよくわかったはずです。次は、それをワンランク上に引き上げましょう。

Point Blank SEOのJon Cooper氏は、リンク獲得の戦術を網羅したリストを公開しています。中身は盛りだくさんですので、ぜひ時間を作ってじっくり取り組み、その中からあなたの戦略に何をどう取り入れるかも考えてみてください。

セクション5:ローカルSEO対策

第24~26日:ローカルSEO対策について理解する

ローカルSEO対策は、ここ数年で話題に上り始め、研究が進んだ分野です。一般的なオーガニック検索を対象とした従来のSEO対策ではなく、ユーザーの現在位置に関係する検索を対象としたSEO対策のことを指します。

たとえば、いま私のパソコンで、お勧めのパブの情報をGoogle検索で探してみたら、最寄りのパブについての検索結果が表示されました。

best-pubs

ローカルSEO対策の第一歩にふさわしいのは、Googleマイビジネスです。まずはここでページを登録しましょう。

次に、HubSpotがこちら「ローカルSEO対策を強化するコツ:入門ガイド」をお読みください。

そのほかに役立つ情報としては、eConsultancyのこちらの入門記事や、ローカルSEO対策を専門とするGreg Gifford氏がSlideShareで公開している一連のスライドがあります。私が特にお気に入りなのは、2015年にBrightonSEO対策のプレゼンで使われた次のスライドです。

 
 

セクション6:SEO対策の効果測定

SEO対策戦略の導入を成功させるには、その効果を測定することが欠かせません。SEO対策戦略を分析して改良を加えるために、順位、参照元、リンクといった要素についてデータを追跡する必要があります。

第27~29日:測定の対象を知る

SEO対策の効果をきちんと測定するための第一歩は、測定の対象を明確化することです。まずは、次のような項目を測定することをお勧めします。

  1. 直接表示、参照元、検索エンジンのそれぞれから得た閲覧数
  2. 検索エンジンごとの割合
  3. 検索エンジンから特定の検索語句で得た閲覧数
  4. 検索語句ごとのコンバージョン率
  5. 検索エンジンからの閲覧が1件でもあったページの数
  6. 順位

また、SEO対策で測定する指標は、ビジネス目標の方向性に沿ったものにしておくことが非常に大切です。

たとえば、ブログ記事からメール購読の登録者を増やすことが目標であれば、ブログ記事の閲覧に至ったロングテールワードで検索がヒットしやすいかどうかに大きく注目する必要があります。こうして目標を明確化しておくと、SEO対策戦略の成否を判断しやすくなります。

また、簡易的に自社の診断をすることのできるWeb Graderなどもオススメです。

第30日:新しい知識を習得した喜びに浸る

いかがでしたか?SEO対策は日々進化しており、進化のベクトルは”いかに検索者の視点にたつか”が根幹にあります。その根幹と理解することによってこれから起きるSEO対策に対する変化の方向性への想像もつきやすくなります。

こちらの無料PDFでも正統と思われていたが、最近のSEO対策で行うべきではないノウハウについてまとめています。これからSEO対策を改善されたい方はぜひご覧ください。

SEO対策に対するよくある誤解の資料はこちらから無料ダウンロード

編集メモ:この記事は、2015年10月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Siobhán McGintyによる元の記事はこちらからご覧いただけます。

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トピック: SEO インバウンドマーケティング

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