最新の動画配信プラットフォーム6選&選び方のコツを解説

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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5G時代へ突入していくとともに、ビジネスにおいて動画を活用する企業が増えています。

最新の動画配信プラットフォーム6選&選び方のコツを解説

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しかし、実際に動画マーケティングに取り組むにあたり、どの動画配信プラットフォームを活用すればいいのか悩んでいるご担当者様もいるのではないでしょうか? 本記事では、各動画配信プラットフォームの特徴から選び方まで解説します。ぜひ自社のマーケティングにお役立てください。

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動画配信プラットフォームとは?

動画配信プラットフォームとは?

動画配信プラットフォームとは、名前の通り「インターネット上で動画をアップロードし、配信するためのプラットフォーム」を指します。動画をアップロードし、配信したあとは、動画の公開状況の管理や視聴数などの確認ができます。

動画配信プラットフォームと聞くと、多くの方が真っ先に思いつくのが「YouTube」ではないでしょうか。現在は、YouTubeをはじめ様々なプラットフォームが台頭しています。動画視聴前にフォーム入力させる機能や、課金機能のついたものも存在します。

プラットフォームによって利用しているユーザー層や機能が異なるため、動画マーケティングで利用する場合は、自社のビジネスの目的に沿ったプラットフォームを選定する必要があります。
 

動画プラットフォームをビジネスで活用する際の選び方

動画プラットフォームをビジネスで活用する際の選び方

ここでは、ビジネス活用するにあたり、どのプラットフォームを選定すれば良いのか目的別にご紹介します。また、動画を拡散されたくないケースにおける注意点についてもお伝えします。
 

ビジネスゴールは何か?

企業が動画を配信する場合、何かしらの目的が必ず存在するはずです。

目的によって必要な機能は異なるため、予めそれらを把握したうえで動画配信プラットフォームを決めていく必要があります。

以下に、ビジネスゴールごとに必要となる機能の例をご紹介します。
 

1. リード獲得

動画を配信する目的がリード獲得の場合、視聴前にCTAを表示させる機能があるプラットフォームが役立ちます。CTAで顧客との接点を作ることで、その後のコミュニケーションにつなげられます。
 

2. ブランド認知

ブランドを認知してもらうためには、動画が多くの人の目に触れることが最優先です。そのため、ユーザー数が多いプラットフォームや、関連動画表示などの機能を持つ拡散性の高いプラットフォームを選びましょう。
 

3. 動画コンテンツ販売

動画コンテンツ自体が商品である場合、課金システムを持つプラットフォームであることはもちろん、購入から視聴までが出来るだけスムーズなプラットフォームを選定しましょう。ユーザビリティや離脱を防ぐという意味でも必須条件となります。
 

4. ウェビナー

ウェビナーの動画配信の場合、リアルタイムで視聴者とコミュニケーションをとることが重要です。そのため、ライブ配信機能やライブ中のコメント送信機能を搭載しているプラットフォームがおすすめです。
 

上記はあくまでも一例です。 動画マーケティングの目的は企業や施策によって異なりますので、改めて目的を確認し、プラットフォームの機能と照らし合わせて選定しましょう。
 

動画を拡散したくない場合はセキュリティ対策の状況を確認

もう一つ、動画配信プラットフォームを選ぶ際の基準となるのが、「動画が拡散されても問題ないのか」という点です。

マーケティングや認知獲得のためならば問題ありませんが、クローズドで配信しており、拡散されたくない場合には注意が必要です。

YouTubeなどのプラットフォームによっては、サードパーティアプリによって簡単に動画がダウンロードされてしまう可能性があります。動画をダウンロード・拡散されたくない場合、セキュリティ対策がしっかりとされたプラットフォームを選ぶ必要があります。
 

主要動画配信プラットフォーム6選

主要動画配信プラットフォーム6選

ここまで、動画配信プラットフォームの選び方についてお伝えしてきました。

では実際にどのようなプラットフォームがあるのか、それぞれの特徴と併せて見ていきましょう。
 

1. YouTube

YouTubeは、2020年12月現在、全世界20億人以上のユーザー数を誇る動画配信プラットフォームです。日本でのユーザー数も動画配信プラットフォームのなかでトップとなっており、幅広い層にリーチして、認知を獲得したい場合におすすめです。また、関連動画を表示する機能があるため、プラットフォーム内での二次的な流入も見込めます。

さらに、プラットフォーム内のアナリティクス機能も充実しています。インプレッションからのクリック率や、「視聴者がどこで離脱したか」まで細かく計測できます。

YouTubeは長期的にPDCAを回して動画マーケティングを行いたい場合、最適なプラットフォームといえるでしょう。認知拡大やお問い合わせ獲得など、動画マーケティングに広く活用できます。
 

2. ニコニコ動画

ニコニコ動画は株式会社ドワンゴの運営する動画配信プラットフォームです。コンテンツへの課金機能が充実しているのが特徴です。

月額料金でチャンネル運用をしたり、コンテンツ毎に料金を設定したりすることが可能です。

ただし、YouTubeに比べてユーザー数が少ないのがネックといえます。YouTuberや作家として活躍するメンタリスト DaiGoさんは、「YouTubeで幅広く認知獲得し、ニコニコ動画に遷移させて課金させる」というフローを築いています。

ニコニコ動画は、コンテンツ自体を商材として販売していきたいBtoC企業におすすめのプラットフォームです。
 

3. Wistia

動画を利用したリード獲得に特化した動画配信プラットフォームがWstiaです。

動画再生前に、視聴者にメールアドレスなどのフォーム入力や、A/Bテストを実施できるのが大きな特徴です。

2020年12月現在、有料プランは月額99ドルからとなっていますが、無料プランでも十分利用できます。

また、HubSpotと連携することで、入力されたフォーム内容がCRMに自動で追加されるのはもちろん、動画の視聴時間に応じてスコアリングすることも可能です。

ランディングページに動画を埋め込み、リード獲得やリードナーチャリングをしていきたいBtoB企業におすすめのプラットフォームといえます。
 

4. Vimeo

Vimeoの特徴は、動画のダウンロードなどに対するセキュリティが厳しい点です。

そのため、著作権や情報保護の観点から、限られたターゲットにだけ動画を届けたい場合におすすめのプラットフォームといえます。

基本的に月額料金がかかりますが、動画を再生するドメインを指定することができたり、動画毎にパスワードを設定したりすることも可能です。セキュリティを担保したまま「オウンドメディアでのみ視聴可能にしたい」といった場合などには有用なプラットフォームでしょう。
 

5. ULIZA

ULIZAは動画配信プラットフォームでありながら、生配信の環境整備やライブ配信用のサーバーのレンタルも手掛ける特殊なプラットフォームです。

動画コンテンツの販売機能も備えており、生配信の動画をそのまま販売することもできます。

もちろん、無断ダウンロードに対する対策もしっかりとされており、情報漏洩のリスクも最小限に抑えられます。

大規模なウェビナーや生配信、社内での動画コンテンツの共有におすすめです。
 

6. 爱奇艺(iQIYI)

爱奇艺は、中国の動画配信プラットフォームです。中国ではアクセス制限によりYouTubeを含めたGoogle関連のサービスが利用できません。FacebookやInstagramなどのSNSも規制されているため、中国向けのビジネスで動画マーケティングを展開したい場合には必須といえる動画配信プラットフォームです。
 

まずはYouTubeで始めてみるのがオススメ

まずはYouTubeで始めてみるのがオススメ

ここまで様々な動画配信プラットフォームを紹介してきましたが、これから動画マーケティングを始めていくという方は、まずYouTubeで始めることをオススメします。

YouTubeで始めるべき理由は以下の通りです。
 

1. ユーザー数が日本最大

YouTubeの最大の特徴は何と言ってもユーザー層が幅広く、その数が日本最大という点です。幅広いユーザーの目に留まることで、その動画の市場における反応を確認することができます。
 

2. 無料で利用できる

特に、始めたばかりで動画マーケティングの効果が見えないうちは、出来るだけコストを抑えてスモールスタートで始めるのが無難です。YouTubeは広告モデルのビジネスのため、配信者が無料で始められるという利点があります。
 

3. アナリティクス機能が充実している

YouTubeの基本のアナリティクスはとても充実しており、「エクセル入力して効果を測定する」といった手間はかかりません。動画マーケティングのPDCAを回して、改善に繋げるために必要な機能が標準で備わっています。

また、HubSpotとYouTubeを連携させることで、HubSpot上でYouTubeにおける各指標を確認することができます。
 

4. Google検索からの流入が見込める

最近では、Google検索結果の上位にYouTube動画が表示されるケースも増えてきました。検索ニーズを考慮した動画を作成することで、YouTube内だけでなくGoogle検索からの流入も見込める点が大きなメリットです。

YouTubeは、日々ユーザーにとって最適化されるようにアップデートされ続けています。

「フォーム入力機能」や「コンテンツ毎の課金機能」など、YouTubeにはない機能を使いたいというニーズがないのであれば、まずはYouTubeを利用してみることをおすすめします。
 

目的に合わせて動画配信プラットフォームを選ぼう

《結論》目的に合わせて動画配信プラットフォームを選ぼう

動画マーケティングと言っても、目的によって動画配信プラットフォームに求める機能は異なります。目的に合わせて動画配信プラットフォームを選択しましょう。

これからマーケティング用に動画配信を始めるのであれば、一旦はYouTubeを利用してみるのがおすすめです。

YouTubeのユーザー層は幅広く、その数も日本最大のため、いち早く市場からのフィードバックを得ることができます。また、無料ながら一通りの分析機能を備えているのも大きなメリットです。

まずはYouTubeを使用してスモールスタートで初めていき、自社のターゲット層や実施するべき施策が見えてきたら、他プラットフォームの利用も検討してみましょう。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

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