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「カルチャーは自生する」社員が愛着をもつHubSpotカルチャーとは

作成者: Sophie Hamersley|2019年12月19日

2019年、HubSpotは従業員による新たなポッドキャストのミニシリーズを配信しはじめました。テーマは未来の働き方、そしてインクルーシブな(多様な人が、その組織に属することを心地よいと思える)企業文化を確立することの重要性についてです。

たとえば、双子を育てながら働く親はどのように育児と仕事を両立させているのか、疑問に思ったことはありませんか? また、所属するチームで心理的に安全な環境を構築する方法や、職場でもそれ以外の場所でも良きアライ(LGBTの人々に共感し寄り添う人)になる方法について関心はありませんか? 英語にはなりますが、新しく公開されたポッドキャストのミニシリーズ「Culture Happens(カルチャーは自生する)」ではこうしたさまざまなトピックについて、HubSpotの従業員が話し合っています。

HubSpotの最高技術責任者(CTO)兼共同設立者であるダーメッシュ・シャアは、HubSpotの企業文化の理想像を言語化したカルチャーコードの中で、カルチャーについて次のように述べています。

「なにも特別なことはしなくても人の集団には何らかのカルチャーが自然に発生します。だったら愛着を持てるカルチャーを自分たちの手で創りたい」

この言葉をもとに、HubSpotでは社員が愛着を持てるカルチャーを社員自身の手で日々創りつづけています。このカルチャーの一部を紹介することで皆様のお役に立てるのではないかと考え、ポッドキャストのミニシリーズを配信し、チームビルディングやリモートワークなど5つのトピックについてHubSpotの従業員や経営陣で議論した内容を公開しています。

HubSpotの最高人材活用責任者(CPO)であるケイティ・バークは、次のように話しています。「このポッドキャストシリーズ『Culture Happens(カルチャーは自生する)』の役割は、職場で重要なトピックに関する会話が活発に交わされるきっかけを作ることです。ダイバーシティやインクルージョンには複雑な問題が絡んでいるため、職場ではこれらの話題は避けられる傾向にあります。しかし、だれもが帰属意識を持てる会社にするには、そうした会話が自然に生まれるような、安心できる空間を作り出すことが重要です。今回チーム全員が職場のカルチャーについて率直な意見を述べ、各自の課題、成功体験、学びを広く共有してくれていることを心から誇りに思います」

現在公開されている5つのエピソードでは、職場の多様性をめぐる諸問題について深く掘り下げています。

1. アライシップの力は絶大

アライシップとは、LGBTの人々に寄り添う姿勢を持ち、自分にできることを考えて行動することです。実際の「行動」としてはどのようなことができるか、その行動がインクルーシブな職場作りにどのような効果を持つのかについて、3人のHubSpot従業員が熱く議論を交わします。「ローマは1日にして成らず」と言うように、アライシップも一朝一夕で育めるものではありません。しかし、初めの一歩を踏み出すために、今すぐにでもできることがあります。

2. 優れた成果を生むチームの秘密

自分の話に耳を傾けてもらえ、自分が尊重され受け入れられていると感じるとき、人は最高のパフォーマンスを発揮します。だからこそ「心理的安全性」はチームを構築するうえでとても大切な要素です。しかし、そもそも心理的安全性とは何なのでしょうか? チームで心理的安全性が担保されているかをどのように測り、どのように心理的安全性を作り出せばよいのでしょうか? 

3. メンタルヘルス:不安と上手に向き合おう

精神的に健康な状態で生活している米国人は、5人に1人しかいないと言われています。大部分の人が精神面で何らかの不調を抱えているはずなのに、なぜ職場でそれを語ることは避けられているのでしょうか。HubSpotでは、弱さが持つ力についても率直に議論を交わしています。メンタルヘルスについて口を閉ざすことなく、日常的な話題として取り上げていくためのヒントも得られるはずです。

4. 「働く親」になるのは不可能?

多くの人がキャリアアップと育児は両立できないと感じています。しかし、その2つは本当に相反するものなのでしょうか。子育てをしながら誇りを持って働いている2人の従業員が登場し、柔軟性に富んだカルチャーを作り出すために雇用主にできること、そして世の父親や母親が不可能を可能にする方法について語ります。

5. リモートワークの未来はすぐそこに

多くの雇用主は「リモートワークだとついテレビでも見ながら過ごしてしまい、仕事に集中できないのではないか」という懸念を持っています。しかし、実際にリモートワークを行っている従業員は生産性も満足度も高いことがわかっています。リモートワークという働き方は一時的な流行に終わるのでしょうか? だとすれば、このすばらしいカルチャーを会社に定着させるにはどうすればよいのでしょうか?

HubSpotのユーザー体験部門VPを務めるLibby Maurerは、メンタルヘルスに関するエピソードへの出演を求められたとき、こうしたデリケートなトピックについて包み隠さず話すことに抵抗を感じていました。しかし、そうした不安が取るに足らないほど、自らが語る意義の大きさも理解していたのです。

自分がどんな人間なのか、どんな経験を経て今の自分が形成されたのかを正直に語ることは、

ともすれば弱さだと見なされることを前向きに捉え、強さに変えるチャンスです。

私は、うつ病と闘った経験を強みとして活かせることを学びました。

私が率直に話したことで、だれかが他者との違いや苦しみについて同じく前向きに捉えられるようになり、

多様性が本当に意味することを新たな視点で見つめ直すきっかけになれば嬉しいです」

– Libby Maurer

コアバリューである「透明性」を大切にするHubSpotは、今後も社内の多様性に対する取り組みについて皆さまにオープンに共有していきたいと思います。そして、従業員だけでなく、就職志望者や顧客の皆さまなど社外の人々とも率直に意見を交換できる場を設けていきたいと考えています。

「Culture Happens」は、「The Growth Show」や「Weird Work」に続くHubSpotのポッドキャストの新たなシリーズとして公開されています。こちらから「Culture Happens」の各エピソードをお聞きください。 

「Culture Happens」の紹介動画(英語)

 

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