テンプレートを組み合わせて文字を書き入れるだけで、簡単に高いクオリティのデザインが作成できるツール、Canva。無料版でも機能が豊富で、数千種類の素材を自由に選べます。
Canvaの用途は様々で、例えばブログやSNSのヘッダー、バナー、チラシ、名刺などなど、Web・紙を問わず活用可能です。
本記事では、Canvaの使用例を8つ、実際の作成画面とともに紹介していきます。ぜひ、実際にデザインを制作する際の参考にしてみてください。
用途別の使用例を見ていく前に、Canvaではどんなことができるのかを整理します。
Canvaでデザインできるものは、Web上で使うものから印刷して紙で使うものまで様々です。作成物の例は以下の通りです。
Canvaは、PhotoshopやIllustratorをはじめとした他のデザインツールと比較すると圧倒的に操作が簡単です。既に大まかなデザインがなされているテンプレートを利用して編集を進めていくことができるので、誰が使ってもプロ並みのクオリティを再現できます。操作はドラッグ&ドロップを基本としているので、普段WordやPowerPointといったツールを利用できていれば仕様も似ているため、充分に使いこなすことができるでしょう。
それでは、実際に各デザインの作り方をご紹介します。
まずはブログやSNSのヘッダー画像の作成方法です。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「facebookのヘッダー」があるので、それをクリックします。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選びます。
作成するポスターのテイストに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくはリンクの共有ができます。
ダウンロードしたデータを使って、実際にブログやSNS掲載をしてみましょう。
次に、ブログやサイトに掲載するバナー画像の作成方法です。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「Blogバナー」があるので、そちらをクリックします。
しかし、バナーは縦長のものもあれば横長のものもあり、サイズが様々。もし掲載場所などに応じてバナーのサイズに指定がある場合は、右上のカスタムサイズを選択の上、指定サイズに合わせると良いでしょう。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選びます。作成するバナーのテイストに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくはリンクの共有ができます。
ダウンロードしたデータを使って、バナーとして掲載をしてみましょう。
次に、サイトや会社のロゴの作成方法です。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「ロゴ」があるので、それをクリックします。
ロゴのサイズは様々で、もし掲載場所などに応じてロゴのサイズに指定がある場合は、右上のカスタムサイズを選択の上、指定サイズに合わせると良いでしょう。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選びます。作成するロゴのテイストに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくはリンクの共有ができます。
ダウンロードしたデータを使って、ロゴとして掲載をしてみましょう。
ニュースレターの編集と作成もCanvaで作成できます。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「ニュースレター」があるので、そちらをクリックします。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選択。ニュースレターの場合は、見た目だけでなく文字の配置のしやすさも含めてテンプレートが用意されています。
作成するニュースレターのテイストやイメージに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。ニュースレターの文字の編集もここで行います。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくは印刷、リンクの共有ができます。
ダウンロードしたデータを使って、実際にニュースレターの掲載や配信をしてみましょう。
次に、告知に使うチラシ・フライヤーの作成方法です。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「チラシ・フライヤー」があるので、そちらをクリックします。
もし、用途に応じてフライヤーのサイズに指定がある場合は、右上のカスタムサイズを選択の上、指定サイズに合わせると良いでしょう。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選びます。
作成するチラシやフライヤーのテイストに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくはリンクの共有と印刷ができます。
ダウンロードしたデータを使って、フライヤーを配布してみましょう。
ここでは、電子書籍の表紙の作成方法をお伝えします。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「本の表紙」があるので、それをクリックします。
本の表紙はサイズがある程度異なるので、もし要件に応じて表紙のサイズに指定がある場合は、右上のカスタムサイズを選択の上、指定サイズに合わせると良いでしょう。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選びます。
作成する表紙のテイストに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくはリンクの共有ができます。
ダウンロードしたデータを使って、表紙にしてみましょう。
ここでは、お店に置くメニューやお品書きの編集と作成をします。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「メニュー」があるので、それをクリックします。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートの選択です。メニューの場合は、見た目だけでなく文字の配置のしやすさも含めてテンプレートが用意されています。
作成するメニューのテイストやイメージに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
メニュー中の料理名の編集もここで行います。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくは印刷、リンクの共有ができます。
ダウンロードしたデータを使って、実際にメニューの掲載をしてみましょう。
最後は、名刺の作成方法です。
まずは、Canvaのポータル画面中央の作成デザインから作成するものを選びます。
横にスクロールすると「名刺」があるので、それをクリックします。
デザインを選択すると、指定のサイズでの作成を想定したワークスペースが表示されます。続いて、テンプレートを選びます。
作成する名刺のテイストに合わせて好きなものを選択しましょう。
選択したテンプレートが形に合わせて表示されたら、内容をカスタマイズします。
文字の内容やフォント、色の編集だけでなく、写真や動画の追加なども可能です。
デザインができ上がったら、ダウンロードもしくはリンクの共有、印刷ができます。
ダウンロードしたデータを使って、名刺にしてみましょう。
Canvaでデザインをする際に、より良いものができように注意すべき点とポイントをいくつかご紹介します。
Canvaにはたくさんのテンプレートがあります。装飾の多いものから、シンプルなものまで様々なので、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。利用テンプレートを判断するためには、このデザインで何を伝えたいのかを意識することが大切です。
伝えることが明確になったら、デザインの中で目立たせる部分を決めましょう。文字を目立たせたいのか、イラストを目立たせたいのか。
文字を目立たせたいのであればシンプルなテンプレートを選択して、イラストを目立たせたいのであれば派手なテンプレートを選ぶと良いでしょう。
デザインに重きを置いたために、文章が疎かになってしまうことがよくあります。簡単な文章であっても、でき上がったら声に出して読んでみて、誤字脱字がないか、表現として不自然な箇所はないかなどの確認はすべきです。
特にデザインの中で近いところに違うフォントが混在している場合などは、非常に読みにくく見栄えも劣ってしまうため注意が必要です。
伝えたいこと、目立たせたいものをより明確にするためにデザインの中でコントラストを出すことが重要です。白の背景に黒文字など、素材それぞれが映えるような配色やエフェクトを意識すると、より良いものになります。
デザインを作る際、「このデザインは何のために作るのか」という目的やコンセプトを明確にしましょう。コンセプトは、独自性を出すためにも特に重要です。Canvaはテンプレートを使った編集になるからこそ、似通ったものができてしまうリスクもあります。他デザインと重複しないためにも、ベースとなるコンセプトをはっきりとさせておきましょう。
今回は、デザインツールCanvaの使用例を8つ、実際の作成画面とともに解説しました。
本記事で紹介したもの以外にも、プレゼン資料やポイントカード、パンフレット、YouTubeサムネイルなど、様々なデザインが作成できます。
PhotoshopやIllustratorなどのようなデザインツールと違うのは「手軽さ」です。Canvaではテンプレートを元にデザインしていく分、専門知識に乏しくとも見た目が整った制作物ができ上がります。
ぜひ、いろいろな用途でCanvaを活用してみてください。