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無料で使える75の写真素材集。PowerPointで加工するコツもご紹介

作成者: 戸栗 頌平(とぐり しょうへい)|Aug 24, 2015 11:30:00 PM

 

少し前に、HubSpotから315枚の写真を完全無料の素材集として公開しました。ロイヤリティフリーで著作権や使用許可の心配もなく、どのようにでもお使いいただけます。データは今でもダウンロードできます。いろんな企業のコンテンツでちらほらとこの写真が使われているのを見ては嬉しい気持ちになっています。

素材集の写真は、そのまま使用してもいいですが、ひと手間加えることによって写真の雰囲気ががらりと変わったり、伝えたいメッセージを表現できたりするようになります。今回のブログではそのポイントを紹介したいと思います。写真集をダウンロードして、皆さんもぜひお試しください。

 (注意: Photoshopなどでコンテンツを日々デザインしているような方には向きません。誰でもPowerPointを使って簡単に真似できるような、そして費用もかからない方法を紹介します)

素材集の写真をPowerPointでカスタマイズする簡単な方法

1)スクリーンやその他の背景に画像を重ねる

素材集から、まず下の写真を選びました。

 

このノートPCの写真は、そのまま使用することもできますが、スクリーンの部分に別の画像をはめ込んでも面白くなります。自社の、あるいはパートナー企業のWebサイト画面などを入れると、まるでそのコンテンツのために撮影されたかのように見えます。さっそくやってみましょう。 

素材集にあるノートPCの写真と、その画面部分にはめ込みたいWebサイトのスクリーンショットをPowerPointに挿入します。続いてスクリーンショットを回転させ、ノートPCの画面の形に合わせます。画像を右クリックし、「配置とサイズ」を選んで「回転」の度数を入力するか、数値がわからなければ画像の上部にある緑の丸い輪をクリックして適当な角度まで回転させます。このスクリーンショットの場合は24度でちょうどよくなりました。 

そして、スクリーンショットをドラッグして移動し、ノートPCの画面部分に入れてみたのですが…

 

まったく不自然な画像になってしまいました。ノートPCの写真がぼやけているので、Webサイトの画像も輪郭をぼかして馴染ませる必要があります。画像を右クリックして「図の書式設定」を選択し、「ぼかし」をクリックすると、輪郭にぼかしを入れるサイズをピクセルで設定できます。Webページの境界の色によっては「光彩」を入れた方が馴染むこともあります。 

画像がうまく馴染んだら、写真からはみ出している部分をトリミングして完成させてください。

 

この「ぼかし」や「光彩」のテクニックは、PCの画面にスクリーンショットをはめ込む場合だけでなく、どのような写真にでも応用できます。たとえば鏡に映る幽霊のように・・・(怖)何かの内側に違う何かを入れたいときにはこれを思い出してください。

2)写真にテキストを挿入する 

画像にテキストを追加すると、写真が活き活きと見えてきたり、同じ写真をより多くのコンテンツで使えたりします。HubSpotはブログ記事の画像によくテキストを追加しますが、そうすると、ソーシャルメディアでの反応がよくなります。無料の素材集から選んだ写真を使ってテキストを追加してみましょう。オリジナルの画像はこちらです。

 

では、この写真の楕円の中にテキストを入れましょう。ブレインストーミングをしている場面を想定して画像を作成します。HubSpotのブログを以前から愛読いただいている方にはすぐに思い出してもらえると思いますが、HubSpotのブログといえばユニコーンです。ユニコーンをターゲットとする製品開発がテーマのブログ記事に使用する写真を作ることにします。

最初にPowerPointで写真を開きます。次に、中心に置かれた楕円の中にテキストボックスを挿入してテキストを追加してください。カスタムフォントをダウンロードして使うこともできるので、ホワイトボードに書かれた字に見えるようなフォントに変えてみてください。ここではEras Light LTCというフォントを選びました。

 

ホワイトボードの楕円の中に、横一文字に並べて字を書く人はあまりいませんね。なので、テキストボックスを少し斜めにしてより自然に見えるようにします。緑のボタンをドラッグして、左右どちらかにテキストボックスを傾けてください。あと、テキストの色をマジックペンと同じにすることもお忘れなく。

 

周りの楕円の中にもそれぞれテキストを挿入すると、ブレインストーミング中のホワイトボードの完成です。

 

3)フレーム、枠、ロゴを追加する

PowerPointで写真にすごく簡単にフレームや枠を付けられるのをご存知ですか。「書式」タブの「図のスタイル」を使うと、下の例のような枠を数種類のなかから写真に設定できます。ソーシャルメディアのごちゃごちゃした画面の中にシンプルな写真を置くと、逆に目立って見えますが、そのような場合にこの機能が便利です。

 

写真や投稿に企業のロゴやURL、タグラインなどを入れると、共有の数を増やすのに効果的です。たとえばCreative Commonsの写真に撮影者の名前が小さく入っていたりしますが、それと同じイメージで、PowerPointを使って文字を下の写真のように入れてみてください。方法は先ほど説明した手順と同じです。

 

すっきりと洗練された枠と文字が写真に入りました。これだけでも他の写真とは少し違った雰囲気になりますよね。たとえ誰かが写真を共有するとき(PinterestでRepinするなど)URLを切り取ってしまったとしても、写真自体をCall-To-Action(CTA)にしておけば大丈夫です。

下の完成した写真を見てください。ソーシャルメディアに最適だと思いませんか。

 

下の枠の中にはブログへのURLがプリントされ、そのブログ投稿から引用された素晴らしく説得力のある言葉が写真の左上に添えられています。右下にはロゴも入っているので、写真が何度繰り返し共有されても、それを見る人に必ずブランド名をアピールすることができます。

簡単だけれども効果的な方法をいくつかご紹介しました。皆さまからのアイデアもお待ちしていますので、ご意見をお聞かせください。

編集メモ:この記事は、2013年8月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Corey Eridonによる元の記事はこちらからご覧いただけます。