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【無料で使える】アイコン作成用のフリーツール19選&作成のポイントも紹介

作成者: 水落 絵理香(みずおち えりか)|Jul 31, 2023 9:25:11 AM

ビジネスの現場では、社内外へ向けた資料の作成やホームページ、SNSなど、さまざまな場面でアイコンが使用されています。

【無料】Canvaの使い方基礎ガイド

Canvaでアイコンやファビコンを作りましょう!テンプレートの選び方や編集方法を画像入りで解説。Canvaを使えば画像やプレゼン資料なども簡単に作成できます。

アイコンはユーザビリティを向上させるうえで重要な役割を果たします。例えば、Webサイトに設置するファビコンの場合、一見して何を表しているかわからないと、自社サイトだと認識してもらえなくなり、ユーザーの満足度が下がる可能性があるので注意が必要です。また、社内外向けの資料を作成する際は、アイコンを盛り込むことで内容が一目でわかり、情報の理解度が向上します。

ユーザーの利便性を上げるためには、シンプルでわかりやすいアイコンを作る必要があります。しかし、デザインの技術や知識に乏しいと、アイコンをイチから作成するのは難しいのではないでしょうか。

本記事では、初心者でも気軽に使えるフリーのアイコン作成ツールと、アイコン作成のポイントをご紹介しています。アイコン作成にお困りの方や効果の高いアイコンの作成を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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インストール不要でアイコン作成ができるフリーツール5選

インターネット環境さえあれば、パソコンにインストールしなくてもすぐに使える、ブラウザベースのアイコン作成ツールを5つご紹介します。用意されたアイコン素材から色などのカスタマイズができるツールは、専門知識がない方でもすぐに使えます
 

1. Canva

Canva

【おすすめポイント】

  • 用意されたデザインを組み合わせるだけの簡単操作
  • パーツの色や文字を変更できる

「Canva」はブラウザベースのデザインツールです。画像の作成や動画の編集ができるだけでなく、アイコン作成機能も備わっています。

用意されたテンプレートをドラッグ&ドロップで組み合わせたり、各パーツの色や文字をカスタマイズしたりするだけで、簡単にアイコンやファビコンが完成します。

操作性も優れており、デザイナー以外の方も使いやすいツールです。

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2. アイコンコンバータ

アイコンコンバータ

【おすすめポイント】

  • シンプルな操作
  • ファビコン作成に特化

「アイコンコンバータ」は、画像からファビコンを作成するときに便利なツールです。画像ファイルを選択して変換ボタンを押すだけで、ファビコンに適した画像が作成できます。

ICO形式で4サイズ、PNG形式で2サイズと枚数を絞って作成できるため、ファビコンの作成に慣れていない方でも迷わずに操作できるでしょう。
 

3. hatchful

hatchful

【おすすめポイント】

  • 質問に回答するだけで、適したデザインを提示してくれる
  • 豊富なデザイン案

「hatchful」は、質問に回答するだけで、独自のロゴが作れるサービスです。

案内に従って、ビジネスの業界、デザインのスタイル、ホームページのタイトル、スローガン、ロゴの使用場所に答えると、目的に応じたロゴが作成されます。完成したロゴの中から縮小しても認識できるデザインを選べば、アイコンへの応用も可能です。
 

4. favicon.cc

favicon.cc

【おすすめポイント】

  • 仕上がりのイメージを確認しながらファビコンを作成できる
  • 自由な描画が可能

「favicon.cc」は、ドット絵の感覚でファビコンを作成できるツールです。右のカラーチャートで色を選び、真ん中のマスへ描いていきます。Webブラウザではどう表示されるか、プレビュー画面で確認しながら作業できます。

あらかじめ決まっているデザインを、ファビコンとして作成したい方におすすめです。
 

5. ファビコンジェネレーター

ファビコンジェネレーター

【おすすめポイント】

  • さまざまなデバイスに対応したファビコンを作成
  • 画像を指定するだけの簡単操作

「ファビコンジェネレーター」は、指定した画像からファビコンを作成するツールです。

ブラウザに表示されるアイコンのfavicon.ico、Android用アイコンのandroid-chrome*.png、iOSのホーム画面に表示されるapple-touch-icon.pngなど、さまざまなデバイスに対応したファビコンを一括生成できます。
 

カスタマイズ可能なフリーのアイコン素材サイト7選

色やサイズなどを自由に変えられる、カスタマイズ可能なフリーのアイコン素材サイトをまとめました。無料で商用利用できるのも嬉しいポイントです。
 

1. ICOOON MONO

ICOOON MONO

【おすすめポイント】

  • わかりやすいシンプルなアイコンが豊富
  • 色を自由に調整できる

「ICOOON MONO」は、小さなサイズでも容易に判別できる、シンプルでわかりやすいアイコンを6,000個以上も掲載しています。

サイト名やトップページから、モノクロのアイコンだけしかない印象を受けますが、色の変更も自由にできます。画像のサイズや拡張子も種類が多く、使い勝手が良いサイトです。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:不要
     

2. FLAT ICON DESIGN

FLAT ICON DESIGN

【おすすめポイント】

  • 高クオリティのフラットデザインが豊富
  • ダウンロード前に背景色を変更できる

「FLAT ICON DESIGN」は、フラットデザインのアイコンが揃うサイトです。フラットデザインとは、立体感や質感の演出を減らしたデザインを指します。シンプルな印象なので、視認性が重要なホームページのアイコンに向いています。背景色を変更した状態でダウンロードが可能です。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:不要
     

3. Icon-rainbow

Icon-rainbow

【おすすめポイント】

  • 記号やマークなど珍しいアイコンが揃っている
  • 細部までこだわったデザイン

「Icon-rainbow」には、細部まで描き込まれているにもかかわらず、視認性の高いアイコンが多数収録されています。デザインの作り込みの参考にも活用できるでしょう。

汎用的な素材だけでなく、記号やマークなどの珍しいアイコンも揃っています。こちらのサイトもダウンロード前に色を自由に変更できるので、ホームページのデザインに合わせて編集してみてはいかがでしょうか。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:不要
     

4. Icons8

Icons8

【おすすめポイント】

  • 更新頻度が高く、新しいアイコンが随時追加されている
  • モノクロアイコンからカラーのものまで種類が豊富

「Icons8」は、100万点以上もの大ボリュームを誇る、海外の素材サイトです。更新頻度が高く、新しいアイコンが頻繁に追加されています。

アイコンのジャンルや色のラインナップも多種多様で、目当てのものを見つけやすいでしょう。ただし、無料利用の場合は、クレジットとリンクの表記が必要な点に注意してください。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:必要(有料プランの場合は不要)
     

5. Material Icons

Material Icons

【おすすめポイント】

  • マテリアルデザインのアイコンを多数掲載
  • マテリアルデザインを提唱したGoogle 公式のサイト

「Material Icons」では、その名の通りマテリアルデザインのアイコンが公開されています。マテリアルデザインを提唱したGoogle 公式のサイトなので、マテリアルの定義から外れることがなく、直感的で見やすいアイコンが多くあります。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:不要
     

6. CMAN

CMAN

【おすすめポイント】

  • 動くアイコン素材も掲載
  • アイコン色、背景色、背景の形、サイズ、アイコンの向きを調整できる

「CMAN」は動くアイコンも利用可能なサイトです。豊富に用意されたアイコンは、それぞれの色やサイズ、向きなどを自由にカスタマイズできます。ダウンロード後に画像編集ソフトを起動する必要がないので、工数削減につながります。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:不要
     

7. SILHOUETTE DESIGN

SILHOUETTE DESIGN

【おすすめポイント】

  • シルエットデザインが豊富
  • サイズや色を自由に変更できる

「SILHOUETTE DESIGN」は、シルエットに特化した素材サイトです。人・動物・食べ物・乗り物・地図・記号など、さまざまなアイコンが掲載されています。

サイズ変更や黒色以外の配色もできるため、目的に合わせた使い方が可能です。

  • 商用利用:可
  • クレジット表記:不要
     

【Windows10対応】インストール型のアイコン作成フリーソフト7選

Windowsで使えるインストール型のフリーソフトを探すのであれば、「窓の杜」「Vector」「k本的に無料ソフト・フリーソフト」などのアプリ紹介サイトで探すのがおすすめです。
 

窓の杜で配布中のフリーソフト

窓の杜

アプリ紹介サイトの「窓の杜」は、目的別にWebで配布されているフリーソフトを探せるサイトです。窓の杜でおすすめのツールをご紹介します。
 

1. Greenfish Icon Editor Pro

【おすすめポイント】

  • レイヤーやフィルターなどを備えた多機能なツール

「Greenfish Icon Editor Pro」は多機能なアイコン作成ツールで、ペイントソフトに似た操作感で使えるのが特長です。

作成したアイコンは、Macでも使用可能な形式や、画像として保存もできます。海外製のツールですが、設定で日本語表示へと変更可能です。

ダウンロードページ:Greenfish Icon Editor Pro
 

Vectorで配布中のフリーソフト

Vector

「Vector」は、オンラインソフトやパッケージソフトを扱っています。無料ツールの配布も行っており、ジャンルごとの検索が可能です。Vectorでおすすめのツールをご紹介します。
 

2. アイコンウィザード

【おすすめポイント】

  • 色を指定するだけで、背景の透過処理が自動で行われる

「アイコンウィザード」は、画像をアイコンに変換するフリーツールです。ドラッグ&ドロップで画像を選び、ボタンをクリックするだけで、簡単にアイコンを作成できます。

アイコンへの変換過程で、背景色の設定、透過処理、明るさなどの加工もできます。すぐに使える状態で仕上がるため、加工に時間がかかりません。

ダウンロードページ:アイコンウィザード
 

3. @icon変換

【おすすめポイント】

  • さまざまな画像形式の読み込みが可能

「@icon変換」は、画像とアイコンを相互に変換できるツールです。7種類(BMP/ICO/PNG/PSD/EXE/DLL/ICL形式)の画像を読み込み、アイコンを作成できます。

ダウンロードページ:@icon変換
 

k本的に無料ソフト・フリーソフト

k本的に無料ソフト・フリーソフト

「k本的に無料ソフト・フリーソフト」は、各ツールの詳しい説明がついているので、参考にしながらソフトを選べるのが特徴です。k本的に無料ソフト・フリーソフトでおすすめのツールをご紹介します。
 

4. ToYcon

【おすすめポイント】

  • マルチプルアイコンの作成ができる

「ToYcon」は、ドラッグ&ドロップで使えるシンプルなアイコン作成ソフトです。マルチプルアイコンと呼ばれる、複数サイズのアイコンをまとめたアイコンの作成も可能です。マルチプルアイコンを使うと、画面の解像度に応じたサイズのアイコンを表示できます。

マルチプルアイコンの作成時は、複数サイズの画像を用意する必要があります。

ダウンロードページ:ToYcon
 

5. ConvertIcon Desktop

【おすすめポイント】

  • 特大サイズのアイコンを作成可能

「ConvertIcon Desktop」は、512×512サイズの特大アイコンを作れるツールです。透過色の指定や色数の調整はできませんが、初心者でも簡単に扱えます。

ダウンロードページ:ConvertIcon Desktop
 

6. IconConverter

【おすすめポイント】

  • 画像の指定した領域からアイコンを作成できる

「IconConverter」は、マルチプルアイコンの作成にも対応したアイコン作成ツールです。任意の画像から使いたい部分を指定し、アイコンに変換できます。

ダウンロードページ:IconConverter
 

7. Quick Any2Ico

【おすすめポイント】

  • バイナリファイルからアイコンを作成できる

「Quick Any2Ico」は、exeなどのバイナリファイルからもアイコンが作成できるツールです。1画面での操作は、シンプルながら、さまざまな設定を行うことができます。プレビューが表示されるので、仕上がりのイメージを確認しながら作成可能です。

ダウンロードページ:Quick Any2Ico
 

フリーソフトでも使えるアイコン作成のポイント

ユーザーの利便性を高め、満足度が高まるアイコンにするためには、どのような点に気をつければ良いでしょうか。ここでは、Web上で配布されているフリーソフトでも応用可能な、アイコン作成のポイントを2つご紹介します。
 

シンプルでわかりやすくする

アイコン作成では、クリエイティブかどうかよりも、ユーザーにとってわかりやすいアイコンであることが重要です。アイコンが視界に入っただけで、それが持つ意味を正しく理解できるようにするには、シンプルでわかりやすいデザインがポイントとなります。

わかりやすいアイコンにするためには、次のポイントを押さえたデザインを心がけましょう。

  • 人物や物はシンプルに描写する
  • 独自の解釈は避けて一般的な解釈で形を捉える
  • 直感的にわかりにくいデザインにしない
  • 小さいサイズでも判別できるようにする

これらを守ると、おのずとシンプルでわかりやすいアイコンに近づきます。
 

統一感のあるデザインを意識する

デザインが統一されているとブランドイメージが伝わりやすくなるため、はじめてサイトに訪れたユーザーは好印象を持ちやすくなります

統一感のあるデザインにするために、次のポイントを意識しましょう。

  • アイコンのカラー
  • 線の太さ
  • 角の丸み
  • 塗りつぶし方
  • サイズ

使用するカラーは、ブランドのカラーなどを参考にします。線の太さや角の丸み、塗りつぶし方はアイコンの印象を左右するため、ターゲット層に合わせて調整しましょう。

線を使用したアイコンをデザインする場合、作成前にサイズを合わせておかないと、線の太さや図の大きさが変わることがあります。サイズを30mm×30mmの大きさに固定して作成するなど、あらかじめルールを決めてから取りかかると、スムーズに作成できるでしょう。

作成時に決めたルールは、文字にして保存しておくことをおすすめします。特に、Webで用いる際は、サイト運営やコンテンツ追加に伴って、あとから新しいアイコンを作る機会があります。事前に決めたルールに従って作成すれば、アイコンを追加したときでも、既存のアイコンとの統一感を持たせることができ、ユーザーにとって違和感のないサイトとなるでしょう。

【無料】Canvaの使い方基礎ガイド

Canvaでアイコンやファビコンを作りましょう!テンプレートの選び方や編集方法を画像入りで解説。Canvaを使えば画像やプレゼン資料なども簡単に作成できます。

 

わかりやすいアイコンはユーザー体験を高める

アイコンは、商品・サービスの魅力や機能を視覚的に伝える要素のひとつです。社内外の資料やSNS、ホームページ用のアイコンやファビコンは、あらゆる場面で閲覧する人の理解を助ける役割を果たすため、積極的に使っていきましょう。

アイコンデザインの第一印象が魅力的かつ直感的に内容や機能がわかるものであれば、コンバージョンや興味を持ってくれる可能性が高まります。特に、競合他社が似たような商品やサービスを提供している場合、アイコンのデザインにこだわることで他社との差異化が可能です。

また、ユーザーが自社の商品やサービスを繰り返し利用するときには、わかりやすいアイコンを用意しておくと利便性が向上します。わかりやすいアイコンはより良いユーザー体験を提供できるため、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。この記事でご紹介したツールを参考にして、細部にこだわった魅力的なアイコンを作成してみてください。