ウェブサイトブログ | HubSpot(ハブスポット)

サンクスページ最適化4つの方法

作成者: 戸栗 頌平(とぐり しょうへい)|Aug 2, 2016 10:30:00 PM

入力フォームに入力を行って見込み客にコンバートした人には、必ずサンクスページを表示しましょう。このページには、ランディングページで紹介されたコンテンツの入手方法を記載します。

このサンクスページでは、見込み客をウェブサイトの他のページに誘導し、別のオファーにも興味を持ってもらえるようにすることが望ましいと思います。ランディングページもそうですが、サンクスページにも特別な手法がいくつか存在します。この記事ではサンクスページを最適化するための戦略をご紹介します。

サンクスページに必要な要素は、オファーの入手方法、ソーシャルメディア共有のリンク、2つ目のCTA、自動応答メール、 の4つです。ここからはその各要素について解説します。

1.オファーの入手方法

何はともあれ、時間をかけて入力フォームに入力を行い、コンテンツをダウンロードしてくれた(あるいはオファーに登録してくれた)人に、まずは「ありがとうございます」とお礼の言葉を述べましょう。それがサンクスページの本来の目的です。

また、サンクスページのタイトルにオファーのタイトルを入れると、ページを見た人が、オファーの申し込みに成功したと安心することができます。その後、コンテンツをダウンロードする(あるいは視聴するなどの)方法を説明しましょう。

オファーがホワイトペーパーであればPDFへのリンクを表示し、サンクスページ内で動画を再生するのであれば、その動画へのリンクを表示します。コンサルテーションを行うオファーの場合は、電話またはメールでのやり取りの手順についてわかりやすく説明してください。

2. ソーシャルメディア共有のボタン

次に、ソーシャルメディア共有のリンクを追加します(関連記事はこちら:ソーシャルメディアのボタン設置方法【完全攻略ガイド】)。これらのリンクはランディングページには必ず表示しますが、サンクスページに表示することもそれ以上に重要です。

なぜなら、コンテンツをダウンロードしたばかりの人なら、自分の友人や知人にもそれを読んだり、視聴したり、登録したりして欲しいと感じて、ソーシャルネットワークでシェアしてくれる可能性が高いからです。

ただし、この共有ボタンのリンク先はサンクスページではなく、必ずランディングページに設定してください。そうしないと、入力フォームに入力しなくてもオファーを入手できてしまうため、貴重な見込み客を獲得し損ねてしまいます。

もう一つ、サンクスページに表示した共有ボタンがクリックされる回数を増やすための、手軽で簡単な方法があります。それは、ダウンロードしたオファーを新しいタブ(またはウィンドウ)に表示し、サンクスページを開いたままオファーを見たり読んだりできるようにすることです。

これだけでコンテンツをシェアする人の数が増えます。その理由は、新しいタブを開いてそこにオファーを表示すると、コンテンツを読んで面白いと感じた人が、読み終わったあとすぐにサンクスページに戻れるため、シェアしようという気持ちを保ったまま共有ボタンを目にすることになるからです。つまり、コンテンツをより多くの人に入手してもらえるチャンスが膨らみます。

3.Calls-To-Action(CTA)

サンクスページにはCTAを表示して、別のオファーを入手を促したり、セールスへの問い合わせなどの方法を伝えることも非常に重要です。「ブログを購読」、「Facebookでフォロー」、「30日間無料お試し」などのCTAは、サンクスページには特に有効だと思います。

見込み客がオファーを続けてもう一つダウンロードし、リコンバートしたら、その人はそのコンテンツにかなり興味があると考えて良いと思います。マーケティングコンテンツや製品への関心が高い人は、見込み客としてかなり有望であり、したがって顧客化する可能性も非常に高くなります。つまり、サンクスページには効果的なCTAを少なくとも2つ3つ表示することが、リコンバージョンの獲得に有効であると言えます。

4.自動応答メール

入力フォームを送信した人をサンクスページにリダイレクトするほかに、自動応答メールをセットアップしてメッセージを送ることもできます。この方法で新規の見込み客を強力にフォローアップし、他のオファーを紹介してリコンバージョンを促すことができます。

コンバートしたばかりの見込み客に、企業や製品への関心を高めてもらい、より多くのコンテンツを入手してもらうために、サンクスページと自動応答メールの両方を利用することをお勧めします。本稿でご紹介したヒントを参考に、有望な見込み客を獲得し、顧客化してビジネス拡大につなげてください。

 

編集メモ:この記事は、 2012年1月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Sarah Goligerによる元の記事はこちらからご覧いただけます。