フォームとは、ユーザーが情報を入力し、ウェブサイトの管理者に連絡を行うためのツールです。「問い合わせフォーム」や「アンケートフォーム」など、さまざまなフォームがあり、ウェブサイトには必ずと言っていいほど何かしらのフォームが設置されています。

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フォームのレイアウトは自由に設計できますが、作り手ではなく利用者の視点からUIに優れたフォームを作成することが重要です。ユーザーに気持ちよくフォームを利用してもらうためには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。

本記事では、フォームの特徴や種類、作成時に注意したい9つのポイントを解説します。

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フォームとは?どのような種類がある?

フォームとは?どのような種類がある?

フォーム(入力フォーム)とは、ウェブサイト上に情報を入力できるツールのことです。ユーザーはフォームを通じて、問い合わせや資料請求、商品の注文などを行うことができ、入力した情報はウェブサイトの管理者に送信されます。

代表的なフォームには次のようなものがあります。

  • お問い合わせフォーム
  • アンケートフォーム
  • メールフォーム
  • 購入フォーム
  • イベント受付フォーム
  • 求人応募フォーム
  • テスト/クイズ

それぞれのフォームの特徴を説明します。
 

1.お問い合わせフォーム

お問い合わせフォーム

ウェブサイトを訪問したユーザーが企業に対して問い合わせをするためのフォームです。企業のウェブサイトのお問い合わせ窓口のほか、資料請求やセミナーなどの申し込みを行うページに設置されています。

基本的に問い合わせに対する返信が必要になるため、メールアドレスや電話番号といった連絡先を入力する項目が設けられています
 

2.アンケートフォーム

アンケートフォーム

セミナーの感想や商品のレビューなど、ユーザーに対してアンケートを行う際に利用されるフォームです。企業はアンケートを通じてユーザーの生の声を聞くことができ、マーケティングツールとしても活用されています。

アンケートフォームは、選択式の項目と、ユーザーが文章を入力できる自由回答欄を併用するのが一般的です。

自由回答欄が多過ぎるとユーザーに負担がかかり、離脱につながりやすくなるので、バランスを考えながら項目を設定しましょう。
 

3.メールフォーム

フォームに入力された情報がメールのように企業へ送信されるフォームです。メールフォームを使用すれば、ユーザーはわざわざメーラーを起動する必要がなく、ウェブサイトから情報を取得後、すぐにメールを送れます。
 

4.購入フォーム

購入フォーム

商品やサービスを購入するためのフォームで、ECサイトやランディングページに設置されています。複数の商品が掲載されているECサイトにはカートが設置されていることが多いですが、単品の商品やサブスクリプションサービスの場合、購入フォームを利用すると手続きがシンプルになるので、ユーザーに優しい設計と言えるでしょう。

購入する商品やサービスの個数、場合によっては住所や電話番号を入力する必要があり、入力ミスがあるとユーザーに確認する手間が生じます。注意書きの記述やリアルタイムアラートなど、できる限りミスを防ぐような仕組みを実装した方が良いでしょう。
 

5.イベント受付フォーム

イベント受付フォーム

イベントやセミナーを開催する際に予約を受け付けるためのフォームです。ユーザーの氏名やメールアドレス、予約日時、参加人数などの入力項目を設けます。

また、会社名や所属部署なども入力してもらうことで、見込み客リストを作成する際の重要な情報が取得できます。イベントの開催日や開催地、問い合わせ先の電話番号の記載を忘れないように注意しましょう。
 

6.求人応募フォーム

求人応募フォーム

就活や転職活動中の人がエントリーを行うためのフォームで、主に企業の採用ページに使用されます。志望動機やアピールポイントなど、長文を書く項目が増えるため、項目数は最小限に抑え、必須項目を明確にするなど、ユーザーの手間を削減する工夫が必要です。
 

7.テスト/クイズ

テスト/クイズ

任意のテストやクイズを出題できるフォームで、さまざまな活用方法があります。たとえば、求人応募フォームと組み合わせると、エントリー時に簡易的な入社試験を行えます。また、社内研修の理解度チェックに活用したり人事考課に組み入れたりするなど、従業員向けのフォームとしても使用できます。
 

フォーム作成時に注意したい9つのポイント

ここまで紹介したように、フォームにはさまざまな種類がありますが、フォーム作成時に注意するポイントは共通しています。最大のポイントは、ユーザー目線で使いやすさを意識することです。

では、使いやすさを高めるためにはどうすればいいのでしょうか。具体的なポイントを9つご紹介します。
 

1.入力項目は極力減らす

入力項目は極力減らす

組織的な業務効率化「4つの成功事例」 | LISKUL DL | 資料ダウンロードサイト

フォームの入力項目は、必要最低限に絞り込みましょう。

設問の数が多いと回答率が低下する傾向があります。特にアンケート形式のフォームは項目が多くなりがちですが、ユーザーの心理的負担や手間を考慮して、入力完了させることを優先した方がいいでしょう

記述式の項目を減らし、チェックボックスやラジオボタンを活用するのがおすすめです。
 

2.任意項目はできるだけなくして必須項目だけにする

入力項目は極力減らす

組織的な業務効率化「4つの成功事例」 | LISKUL DL | 資料ダウンロードサイト

フォームを作成する際は、「本当にその任意項目が必要か」という点をよく検討することが大切です。

「せっかくフォームを設置するのだからユーザーからより多くの情報を得たい」という気持ちになりますが、不要な任意項目は省き、できるだけ最小限の必須項目だけでフォームを構成しましょう。

また、必須項目は「※」表記のみだとわかりにくいため、「必須」と表記することも重要です。
 

3.入力方法の注意点や入力例は入力欄の手前に記載する

入力方法の注意点や入力例は入力欄の手前に記載する

アパート経営・賃貸経営・不動産投資セミナー| シノケン

入力方法の注意点や入力例は、その入力欄の手前に記載しましょう。たとえば、「姓と名の間にスペースを入れるのか」や「電話番号のハイフンの要・不要」などです。入力欄の後ろに注意点や入力例を記載するとユーザーが気づかず、UIが下がってしまう可能性があります。
 

4.入力データの整形はウェブサイト側で行う

入力データの整形はWebサイト側で行う

EFO(エントリーフォーム最適化)ツール|【GORILLA EFO】

姓と名の間にスペースを入れたり、電話番号にハイフンを入れるなど、入力された情報を整形したい場合は、ユーザーにその手間をかけさせるのではなく、入力データを受け取るウェブサイト側で処理ができるように設計しましょう。ユーザーが少しでも面倒だと感じる可能性がある作業はできる限り省きましょう。
 

5.住所の入力を全角指定にしない

入力方法の注意点や入力例は入力欄の手前に記載する

アパート経営・賃貸経営・不動産投資セミナー| シノケン

住所を入力する欄は、全角・半角の指定をすることなく入力できるようにしましょう。

たとえば、スマートフォンで数字を入力する場合、半角で入力した数字を全角に変換するのはストレスです。どうしても全角で入力してもらわなければならない場合は、半角入力を全角に自動変換する機能を持たせると良いでしょう。
 

6.エラー表示は入力項目に近い場所にわかりやすく表示させる

エラー表示は入力項目に近い場所にわかりやすく表示させる

アコム | インターネットからのお申し込み

入力中にエラーが発生した場合は、その入力欄のすぐ近くにエラー内容を表示させましょう。

時々、すべての入力欄を埋めた後にエラー内容が表示されるフォームがありますが、ユーザーが全項目を見直してエラーを探し出す必要があるため、離脱率が上昇する要因となります。

そのため、エラーがあれば即座にそのことがわかる工夫が必要です。また、「数字で入力してください」「20文字以内で入力してください」など、エラー内容が一目でわかる表記や、目に留まりやすいカラーリング・デザインも意識しましょう。
 

7.スマホでも問題なく回答できるようレスポンシブに対応させる

スマホでも問題なく回答できるようレスポンシブに対応させる

お問い合わせ|動画制作・映像制作会社なら株式会社プルークス(東京でトップクラスの実績)

近年はパソコン以外にスマートフォンからウェブサイトにアクセスするユーザーも多いため、画面幅が自動調整されるレスポンシブデザインを採用しましょう。

また、スマートフォンでもスムーズに入力できるよう最適化が必要です。たとえば、スマートフォンで入力する場合、ローマ字や数字などを変更する度にキーボードを切り替えなければなりませんが、入力欄を選択すると自動的に文字種が切り替わるようにしておけば、スマホユーザーの利便性が向上します。
 

8.ステップ表示で現在地を示す

ステップ表示で現在地を示す

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フォームが複数ページに渡る場合は、現在地を示すステップ表示を含めるようにしましょう。ステップ表示があると、ユーザーは入力完了までの目処がわかるようになるため、モチベーションを維持できます
 

9.フォームのセキュリティを整備する

フォームはユーザーの個人情報を入力するケースが多いので、セキュリティ対策を徹底することが重要です。

フォームの安全性は、フォーム作成ツールのセキュリティ体制に大きく依存しますが、SSL暗号化やIPアドレス制限など、企業自身で実施可能な対策もあります。詳しくは以下の記事で解説しています。

フォーム作成に重要なEFOとは?

フォーム作成に重要なEFOとは

ウェブサイトやランディングページに設置するフォームは、「Google フォーム」や「formrun」といった無料作成ツールを使って誰でも簡単に作成できます。

しかし、フォームは設置してそれで終わりではありません。定期的にフォームを見直し、ユーザーがストレスなく利用できるように最適化が必要です。このフォーム最適化のことを「EFO(Entry Form Optimisation)」と言います。

EFOを実施する際のポイントは以下の5点です。

  • 一目見て必須項目の有無が確認できる
  • 入力ミスがすぐに視認できる
  • 外部ページのリンクを最小限に抑える
  • ボタンが適切な場所に設置されている
  • スムーズな導線が形成されている

EFOについてより詳しく知りたい、より具体的な施策を学びたいという方は、以下の記事をご覧ください。上記のポイントを基にEFOの具体的な施策について解説しています。

フォーム作成時に知っておきたい基礎用語

次に、フォーム作成時に知っておきたい基礎用語をご紹介します。
 

フォーム離脱率

フォーム離脱率とは、入力フォームにアクセスしたユーザーが、コンバージョンに至ることなく離脱してしまった割合です。フォーム離脱率は平均7割と言われますが、あまりにも数値が高い場合、フォームの項目数やデザイン、UIなどに改善の余地があります。
 

SSL/TLS

SSL/TLSとは、ウェブサイト上で送受信するデータに暗号を施すセキュリティ技術です。SSLやTLSが施されていないサイトは、悪意のある第三者にデータを盗用される恐れがあります。フォームそのものに加え、フォームを設置するウェブサイトにもSSL/TLS化が必須です。
 

reCAPTCHA(リキャプチャ)

reCAPTCHA(リキャプチャ)とは、端末を遠隔操作するためのコンピュータウイルス「BOT」を防ぐため、Google が提供するセキュリティサービスです。「私はロボットではありません」というチェックボックスや画像選択の機能により、フォームからBOTを弾き出すことができます。
 

プライバシーマーク

プライバシーマークとは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が事業者を対象に、個人情報の取り扱いが適切に行えているかを審査し、合格した場合はプライバシーマークを付与する認定制度です。フォーム作成ツールを選ぶ場合は、プライバシーマーク取得済みの事業者が提供するものを選ぶと良いでしょう。
 

無料でフォームを作成できるツールまとめ

近年は、プログラミングの知識がなくても、簡単な設定や操作のみでフォームを作れるツールが増えています。「Google フォーム」や「HubSpot CRM」など、無料で品質の高いフォームを作成できるサービスもあるのでぜひ活用してください。

以下の記事では、無料で使える5種類のフォーム作成ツールをご紹介しています。それぞれのフォームの特徴も紹介していますので、ご自身にとって最適なツールを探してみてください。

ユーザーにとって安全で使いやすいフォームを作ろう

フォームには、お問い合わせフォームやアンケートフォームなどさまざまな種類があります。フォームによって役割が異なるため、目的に合わせて使い分けましょう。

ユーザーにとって使いやすいフォームを作成するには、入力項目を減らす、必須項目をわかりやすくするなどの心配りが大切です。さらに、セキュリティ対策も万全にしたうえで、使いやすさと安全性を兼ね備えたフォーム作成を意識しましょう。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

顧客満足度アンケート作成に役立つテンプレート5選

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元記事発行日: 2016年6月19日、最終更新日: 2022年5月18日

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