本題に入る前に、ネット上に公開されている写真や画像を使用する際の著作権上の注意点について簡単にお話しておきます。
数年前、写真データ集を販売する某有名企業が、HubSpotが電子書籍に使用した画像について著作権の侵害だと主張しました。
そんなはずはないと、すぐに事情を調べました。
そしてわかったのですが、問題の画像はあるインターネットユーザーがその企業から購入し、クリエイティブ・コモンズという画像共有サイトにCCライセンス(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)を利用してアップロードしたものでした。つまり、問題ないと判断して使用した写真が、実はロイヤリティフリーと偽って紹介されていたわけです。とんでもない話ですよね。
このとき私は考えました。マーケティングで使用する画像にお金を払ったり、著作権を心配したり、使用許可を得るために苦労したりするのは結構うんざりすることだなぁ、と。なので、誰もが無料で使用できる写真データ集を公開すれば、多くの企業に喜んでもらえるに違いない、と思い完全無料でロイヤリティーフリーの写真を作りました。
フォトグラファーに依頼し、数え切れないほど写真を撮ってもらったのでどうぞご利用ください。出典元の記載も必要ありません、、が、インバウンドリンクを貼り付けていただけることに関してはけっこう期待していたりします。 。
さて、前置きはこれくらいにして・・・
写真を3つのカテゴリに分類し、以下のリンクに置きました。
以下は各コレクションのプレビューです。写真をマーケティングキャンペーンでどのように利用しようか、具体的なアイデアが浮かばない方は、下の方にスクロールして、ブログの続きをお読みください。写真集をマーケティングのコンテンツに使用する際のポイントについて、8つのパターン別に説明します。
ソーシャルメディアの投稿やランディングページ、あるいはEメールのコンテンツなど、どのマーケティングイニシアチブでも、画像は読者の興味を惹くために欠かせない要素です。ここからは、写真集をマーケティングコンテンツに効果的に利用する方法を紹介します。
自社のホームページに画像を入れることで、自分たちのメッセージをそのサイトの訪問者により強く訴えかけることができます。下のGrokkyのホームページはその一例で、先ほどのリンクのビジネスをテーマにした写真素材にある画像を使用しています。
写真を何となく選んで貼り付けただけではメッセージを伝えることができません。まず戦略を立て、じっくり考えて選ぶ必要があります。そのホームページで何を伝えたいのか目標を立てましょう。そしてユーザーテストを行い、ターゲットオーディエンスからの反応が最も良い写真を判断してください。
自社のホームページに写真を効果的に使用する方法についてもっと知りたい方は、50の優れたホームページ作成例を紹介した無料のフリップブックをご覧ください
よく「口で説明するより見せたほうが早い」と言いますが、ランディングページがまさにそれです。文章で長々と説明するよりも、写真ひとつですべてを表現しましょう。写真集の画像に少し手を加えるだけで、ランディングページからのコンバージョン率が大きくアップします。
下はHubSpotのソフトウェア製品のランディングページで作成した、無料トライアルの紹介画面です。ビジネスをテーマにした素材集の写真を使用し、ラップトップに人物の画像を埋め込んでいます。
Facebookのコンテンツにビジュアル要素を入れると、エンゲージメントのレベルが高くなります。HubSpotの調査でも、写真を使用した投稿は、それ以外の投稿よりも「いいね!」の数が55%多いことがわかっています。ちなみに参考にすべきFacebookページを紹介しているブログ”必ず見るべき素晴らしいFacebookページ15選”はこちらからどうぞ。
HubSpotはFacebookでリンクをシェアするとき必ずビジュアル要素を入れていますが、ソーシャルメディアの担当者が言うには実はとても大変で、何時間もかかる作業なのだそうです。そんな彼女にも写真素材集はなくてはならないアイテムです。
上の例では、休日をテーマにした写真集からの画像に、PowerPointを使用してテキストを重ね合わせています。
Pinterestは写真なしでは始まりませんので、写真集をPinterestでめいっぱい活用してください。下の例でボードのトップにある画像は、ビジネスをテーマにした写真素材集からの1枚です。
Webサイトの訪問者を次の段階に誘導するという大切な役割を持つコールトゥアクションには、クリックしたくなるような魅力的な写真が必要です。サイズ調整済みの画像に鮮やかな色のボタンを重ねてCTAの画面を作成してください。下は各種写真素材80点から選んだ画像の例です。
ほかにも、サイズが調整された画像にCTAボタンを配置した例をいくつか紹介していますので、こちらをご覧ください。
HubSpotのScience of Email Marketingレポートによると、アンケート回答者の3分の2が、文字よりも写真で彩られたメールに興味を持つと答えています。無造作に写真を並べただけでは意味がありませんが、効果的に使えばクリック率を上げることができます。下のメールは追加の素材75点から選んだ写真にアイデアをプラスし、オンラインのクーポンを上手にアピールしています。
メールに写真を入れても、受信者がメールの画像の表示を無効にしている場合があります。画像の代わりに表示されるテキストを利用しましょう。写真を表示したくなるような、わかりやすく効果的なテキストを入れてください。
思い出してください。ブログを読むときはたいてい、まずメールやソーシャルメディアで記事の紹介を見て、そのリンクをクリックし、ブログを表示すると思います。であればブログにも当然、コンテンツに合う魅力的な画像が必要です。
LinkedInでSlideShareのページを見ると、同社のサイトには月に6,000万の訪問者があり、2億1,500万ページ表示されると書かれています。また、その数は増え続けており、マーケティング効果も非常に高いとのことです。
けれども、これほど多くの人が利用するとなると、他よりも目立つSlideShareスライドを作成するのは大変です。画像をめいっぱい使う必要があるでしょう。まさに写真素材集の出番ですよね。
写真集のさまざまな用途のなかから8パターンをご紹介しました。この315枚の写真が皆さんのマーケティングコンテンツを鮮やかに彩る日を楽しみにしています。
編集メモ: この記事は、2013年8月に投稿した内容に(新しい写真データをご紹介する目的もあり)加筆・訂正したものです。この投稿はAnum Hussainによって執筆された記事を翻訳、加筆、再執筆された記事です。元の記事をご覧になられたい場合はこちらからどうぞ。