ウェブサイトブログ | HubSpot(ハブスポット)

ホームページとサーバーの関係とは?必要な理由や種類、選び方のポイントを解説

作成者: 水落 絵理香(みずおち えりか)|Oct 21, 2022 6:45:32 AM

ホームページを開設するにあたって、サーバーやドメインを用意する必要があります。そもそもサーバーとは何か、どのような役割を担っているのか詳しいことはわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、ホームページとサーバーの関係やサーバーの主な種類、選び方のポイントをわかりやすく解説します。おすすめレンタルサーバー3選とあわせて見ていきましょう。

あわせて読みたい

ホームページを活用するには?作成から公開後の運用方法まで解説

ホームページとサーバーの関係

はじめに、なぜホームページを開設するにあたってサーバーが必要になるのか、サーバーの役割について解説します。サーバーの種類や用途、さまざまなデバイス上でホームページが表示される仕組みを理解しておくことが大切です。
 

サーバーの役割

サーバーの役割を理解するには、「ドメイン」「サーバー」「ホームページ(HTMLデータ)」の関係を捉えることが重要です。

HTMLデータで構築されているホームページは、いわばインターネット上に建造された「家」のようなものです。家を建てるには土地を用意しなくてはなりません。この土地にあたるのがサーバー、土地の住所を表しているのがドメインです。

サーバーは、ホームページに掲載するテキストや画像データなどの情報を保存しておくためのスペースです。したがって、ホームページを開設する際にはサーバーを用意する必要があります。
 

サーバーの種類と用途

サーバーはホームページ以外にも、さまざまな用途で活用されています。下記は、サーバーの主な用途例です。

  • ホームページを表示するためのWebサーバー
  • メールの送受信に用いられるメールサーバー
  • ECサイトの商品情報や顧客情報を保存するデータベースサーバー

この記事では、ホームページを表示するためのWebサーバーのことを「サーバー」と呼んでいます。
 

ホームページが表示される仕組み

ホームページを閲覧する際の、サーバーの仕組みを詳しく見ていきましょう。

ChromeやSafariなどのWebブラウザ上で、リンクをクリックしてからホームページが表示されるまでの流れは次のとおりです。

  1. WebブラウザがホームページのURLを読み込む
  2. URLをもとに、表示したいデータが保存されているサーバーを探す
  3. 該当サーバーを見つけたら、そこに保存されているデータをWebブラウザへ転送する
  4. Webブラウザは転送されたデータを人が読めるデータに変換し、表示する

この動作は、ほんの数秒のうちに行われるため、ユーザーがこうした仕組みを意識することはほとんどありません。しかし、サーバーの性能によっては動作速度が遅くなることもあるため、しっかり検討して選ぶ必要があります
 

ホームページに必要なサーバーの種類とメリット・デメリット

サーバーには、大きく分けて次の3種類があります。

  • 自社サーバー
  • レンタルサーバー
  • 無料ホームページ作成ツールのサーバー

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社のサービスに適切なサーバーを選びましょう。サーバーの種類別に、おすすめの企業規模・サイトの用途を一覧にまとめました。

サーバーの種類

おすすめの企業規模・サイト

自社サーバー

  • 予算が豊富/情報システム部門がある大企業
  • IT企業

レンタルサーバー

共有サーバー

  • 予算をあまりかけられない/事業規模がそれほど大きくない個人事業主、中小企業

専用サーバー

  • 大規模/アクセスの多いサイト(ECサイトなど)

VPS

  • 大規模/アクセスの多いサイト(ECサイトなど)
  • 専門知識を持つ管理者がいる場合

クラウドサーバー

  • イベント受付、チケット販売、セールなど時期によってアクセス数が大きく異なるサイト
  • 専門知識を持つ管理者がいる場合

 

自社サーバー

自社サーバーとは、自社内に配置して使用する自社専用サーバーのことをいいます。サーバー本体の購入、運用まですべて自社で行う必要があります

自社サーバーのメリットは、カスタマイズの自由度が高いことです。自社のサービスや規模にあわせて、自由にアプリケーションやツールなどを導入できます。

しかし、サーバー本体の購入には莫大な費用がかかり、日々のメンテナンスもすべて自社で行う必要があるため、大きなコストがかかります。夜間にサーバーのトラブルが発生した場合も自社で対応しなければなりません。

セキュリティ対策やサーバー運用の専門知識を備えた社員が必要になるため、情報システム部門などがある大企業やIT企業でなければ、自社サーバーの導入は難しいでしょう。
 

レンタルサーバー

レンタルサーバーとは、サーバー会社からレンタルして利用するサーバーで、次の4種類に分けられます。

  • 共有サーバー
  • 専用サーバー
  • VPS(仮想専用サーバー)
  • クラウドサーバー
     

共有サーバー

レンタルサーバーは、1つの物理サーバーを複数のユーザーで共有して利用するサービスです。自社サーバーよりも導入コストが低く、初期設定やメンテナンスはサーバー会社にまかせられるため、専門知識がなくても手軽に始められるのがメリットです。

一方で、設定の自由度は低く、セキュリティソフトなどはサーバー会社指定のものを使わなければならないなどの制約があります。

また、複数のユーザーでサーバーを共有しているため、他のユーザーにアクセスが集中すると、自社のホームページも重くなるなど、互いに影響を受けやすく、与えやすい点もデメリットです。
 

専用サーバー

専用サーバーとは、1つのレンタルサーバーを独占して利用するサービスのことをいいます。

共有サーバーとは異なり、サーバーを自社で独占できるため、他のユーザーの影響を受けない点がメリットです。アクセスが集中しやすく、負荷が大きいホームページで使われるケースが多いです。

一方で、共有サーバーよりもコストが高く、サーバー会社によっては設定などを自社で行う必要があるため、専門知識が必要な点がデメリットといえます。
 

VPS(仮想専用サーバー)

VPS(Virtual Private Server)は、共有サーバーと専用サーバーのいい部分をあわせたようなサービスです。1台のサーバーの中に仮想的に複数のサーバーを構築しているため、実質的には共有サーバーでありながら、専用サーバーのように利用できます

メリットは、専用サーバーに比べてコストが安いことと、設定の自由度が高いことです。デメリットとしては、設定や運用は自社で行う必要がある点です。サーバー自体に物理的な障害が発生した場合は、そのサーバーを利用するすべてのユーザーが影響を受けることなどが挙げられます。
 

クラウドサーバー

クラウドサーバーとは、VPSと同様に、1つのサーバーを仮想化して分割したもので、容量やメモリなどのリソースをより細かく設定できるサービスです。容量やメモリを使用した分だけ支払う従量課金制で、契約後も使用状況にあわせてプランを変更できます。

アクセス状況に応じてサーバーのスペックをカスタマイズできるため、セール時期などのアクセスが集中する期間だけ拡張したり、閑散期は必要最低限のスペックで運用したりといった柔軟な運用が可能です。

一方で、設定や運用の手間がかかり専門知識も必要なため、運用コストが大きい点がデメリットです。
 

無料ホームページ作成ツールの場合はどうなる?

無料ホームページ作成ツールとは、サーバーの準備とホームページの作成をまとめて行える無料サービスです。

メリットは無料で始められることと、ツール内でホームページ作成とサーバー利用が同時にできるため、サーバーを別途契約する必要がないことです。

サーバーを別途契約する必要がないのは、サービス提供企業のドメイン(ホームページアドレス)を間借りすることになるからです。自社で取得した独自ドメインを設定できないサービスも多いため、自社とは関係のない文字列がURLに混在することになります。

また、サービス自体が終了した場合、制作したホームページが消えてしまう可能性もあることは、無料ホームページ作成ツールを利用するデメリットです。

さらに、ホームページ内にはユーザーの興味関心にあわせた広告が表示されるため、競合サイトの広告が表示されるとユーザーの離脱につながる可能性もあります。よって、できる限り手間をかけずにホームページを作成したい場合や、予算の確保が困難な場合を除き、レンタルサーバーを契約して自社でホームページを構築するのが望ましいでしょう。

ホームページ作成が可能な無料ツールについては、次の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。

あわせて読みたい

ホームページ作成が可能なおすすめ無料ツール15選

 

サーバーの選び方のポイント

サーバーを選ぶ際に重要なポイントは次の4つです。

  • スペックは十分か
  • セキュリティ対策は万全か
  • サポート体制が整っているか
  • 費用対効果は妥当か

どれも安定的にホームページを運営するために必要不可欠な要素です。それぞれ詳しく解説します。
 

スペックは十分か

まずは、サーバーのスペックを十分に確認することが重要です。とくに、次の3点については自社ホームページの内容にあわせて適切なスペックを選択しましょう。
 

ディスク容量

ディスク容量とは、サイトのデータを格納できる容量のことです。画像やPDFファイル、動画などデータサイズの大きいファイルを大量に使う場合は、ある程度の容量を確保する必要があります。ディスク容量が足りなくなれば、不要なデータを削除する手間が生じます。余裕をもって容量を確保しましょう。
 

表示速度

表示速度とは、ユーザーがホームページにアクセスしてから表示されるまでの時間のことです。この速度が遅いと離脱につながるため、事前に確認しておく必要があります。表示速度はCPUのコア数やメモリの大きさによって異なり、数値が大きいほど速度は速くなります。

また、ファイルの圧縮方法(Content-Encoding圧縮)やキャッシュ機能など、速度に関する機能の有無もサーバーによって異なります。それぞれサーバーの料金一覧表に機能があるかどうかが記載されていますので、確認しましょう。
 

転送量

転送量とは、アクセスがあった際に送られるデータ量の上限のことです。アクセスの集中や大容量ファイルの転送時には転送量は大きくなります。転送量が上限に近づくとサーバーに大きな負荷がかかり、ホームページにアクセスするまでの時間がかかったり、アクセスできなくなってしまったりといった問題が起こります

こうした事態を避けるためには、転送量に余裕のあるサーバーを選ぶことが重要です。サーバーの転送量は「1ページあたりのデータサイズ × アクセス数」で算出します。テキスト中心のサイトの場合、1ページのサイズは1~3MBのため、1日のアクセス数を仮に10,000とすると、次のように必要な転送量が算出できます。

3MB × 10,000アクセス = 30,000MB(30GB)

ホームページを作成する前は、どのくらいのデータサイズ・アクセス数になるのかを予測するのは難しいかもしれませんが、まずは転送量30GB/日以上のサーバーを選んでおけばよいでしょう。
 

セキュリティ対策は万全か

安全なホームページ運営のためには、セキュリティ対策が欠かせません。次のように高度なセキュリティ対策が行われているサーバーを選びましょう。
 

常時SSL化

SSLとは、インターネット上でやりとりするデータを暗号化する仕組みのことです。SSL対応をしていないと、通信中にデータを盗み見られる危険性があります

とくに、ECサイトなど会員登録が必要な場合は、ユーザーの個人情報が盗まれれば企業の信頼性は失われてしまいます。ユーザーも、SSL対応をしているサイトであれば安心して利用できるでしょう。常時SSL化が可能かどうかは確認しておきましょう。
 

WAF

WAF(Web Application Firewall)は、ホームページを不正な攻撃から守るための仕組みです。ホームページへのアクセスを解析し、攻撃だと判断した場合は通信を遮断します。

WAF対応のサーバーであればよいですが、導入されていない場合は別途用意する必要があります。自社に専門知識のある管理者がいない場合は、WAFが導入されているサーバーを選んだほうが安心です。
 

バックアップ機能

データの破損やマルウェアによるデータの改ざんなどが起こった場合に備えて、バックアップをとっておくことも大切です。サーバーを選ぶ際は、自動バックアップ機能が装備されているものを選ぶのがおすすめです。

また、大規模災害などでサーバーが破損した場合に、遠隔地でのバックアップができるかどうかも重要なポイントです。たとえば、過去数日分のデータを、別地域のデータセンターのサーバーに自動でバックアップするサービスを提供しているレンタルサーバーもあります。

企業システムがダウンすると、その後の復旧に時間がかかり、事業の継続が難しくなる場合もあります。災害の多い日本では、こうした遠隔地のバックアップができるかどうかもサーバー選びの重要な観点です。
 

メールのスパム・ウイルスチェック

メールの送受信をする際のスパム・ウイルスチェックは、標準装備されている場合と追加で設定が必要な場合があります。ホームページで問い合わせを受け付けたり、メールを送信したりする場合は、この機能に対応しているサーバーを選択するとよいでしょう。
 

サポート体制が整っているか

サーバーは24時間365日の稼働を想定して契約します。そのため、トラブルが起きた際にすぐに問い合わせできる体制が整っていると安心です。

具体的には、次のようなサポートが用意されているサーバー管理会社が多いです。

  • 電話サポート(24時間365日または営業時間内)
  • メール・チャットサポート(24時間365日または営業時間内)
  • スタッフによる常駐監視

サポートが手厚ければ手厚いほどいいのは間違いありませんが、そこまでのサポートが必要ない場合もあるでしょう。サポート体制が手厚ければその分利用料金に反映されます。自社のホームページに必要なサポートを検討し、適切なサーバーを選びましょう。
 

費用対効果は妥当か

初期費用や月額/年額費用の設定はサーバーごとにまちまちのため、ここまでに紹介したポイントを踏まえつつ、費用と効果のバランスを慎重に判断することが大切です。

低価格で契約できるサーバーは一見すると魅力的に映りますが、価格だけで選ぶのは避けたほうが無難です。サポート体制が整っていない場合、ホームページを運用していく中で発生した不具合やトラブルへの対処が遅れる可能性があります。

ホームページはビジネスの軸となる重要な媒体となるため、万が一の事態が発生した場合の対応についても十分に確認しておきましょう。
 

おすすめレンタルサーバー3選

レンタルサーバーの契約を検討している事業者様向けに、おすすめのレンタルサーバーを紹介します。各サーバーの特徴や料金プランとあわせて、おすすめポイントを見ていきましょう。
 

XServer

国内シェアNo.1|XServer

XServerは、日本国内で高いシェアを誇るレンタルサーバーです。サーバーの応答速度に定評があるほか、常時SSLが無料で利用できるなど、性能・機能面が充実している点に特徴があります。利用料金は下記のとおりです。

  • スタンダードプラン:990円(月額換算・36か月契約の場合)
  • プレミアムプラン:1,980円(月額換算・36か月契約の場合)
  • ビジネスプラン:3,960円(月額換算・36か月契約の場合)

おすすめポイントとして、サポート体制が挙げられます。メールサポートは24時間受け付けてもらえるほか、平日は電話サポートにも対応可能です。
 

ロリポップ!レンタルサーバー

コスパNo.1|ロリポップ!レンタルサーバー

公式サイトにて「コスパNo.1」を掲げているとおり、数あるレンタルサービスの中でもサービス内容と料金のバランスがいい点が特徴です。すべてのプランが初期費用0円で利用できることに加え、比較的低廉な月額料金で運用できます。利用料金は下記のとおりです。

  • エコノミープラン:月額99円〜
  • ライトプラン:月額264円〜
  • スタンダードプラン:495円〜
  • ハイスピードプラン:月額550円〜
  • エンタープライズ:月額2,200円〜

おすすめポイントとして、初心者にもわかりやすいマニュアルが提供されていることや、「設定おまかせサポート」などを利用できる点が挙げられます。レンタルサーバーをはじめて利用する場合や、初心者向けのガイドなどが必要な場合は、有力な選択肢の1つとなるでしょう。
 

さくらのレンタルサーバー

利用件数56万件以上|さくらのレンタルサーバー

インターネット黎明期から運営されている、老舗のレンタルサーバーです。小規模サイトから大規模サイトまで対応可能なプランがそろっているため、ビジネスの成長にあわせてサーバーの容量などを柔軟に調整したい場合に適しています。利用料金は下記のとおりです。

  • ライトプラン:121円〜(月額換算・36か月契約の場合)
  • スタンダードプラン:500円〜(月額換算・36か月契約の場合)
  • ビジネスプラン:1,980円〜(月額換算・36か月契約の場合)
  • ビジネスプロプラン:3,850円〜(月額換算・36か月契約の場合)

おすすめポイントとして、自動バックアップ機能が標準搭載されている点や、サポートを24時間365日受け付けている点が挙げられます。今後のビジネスの成長を見据えて契約するサーバーを決めたい事業者様は、さくらのレンタルサーバーを利用してみてはいかがでしょうか。
 

自社の目的に合ったサーバーを選び、ホームページを開設しよう

自社ホームページに適したサーバーを選ぶには、サーバーの役割や種類、機能について基本的な知識を身につけておくことが大切です。想定しているホームページの規模や運営体制を踏まえて、目的に合ったサーバーを選びましょう。

今回紹介したサーバーを選ぶ際のポイントや、おすすめレンタルサーバーを参考に、自社に適したサーバーを見つけてください。