ホームページ作成が可能なおすすめ無料ツール15選

ホームページを作成する方法として、「HTMLでオリジナルサイトを作成する」「CMSを活用する」「ホームページ作成ツールを利用する」の主に3パターンが挙げられます。このうち、ホームページ作成ツールの中には無料で利用できるものも少なくありません。

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本記事では、おすすめの無料ホームページ作成ツール15選を紹介します。各ソフトの違いが一目でわかる一覧表のほか、無料ツールを選ぶ際のポイントや有料ツールとの違いもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

本記事で紹介する無料ホームページ作成ツールの特徴を、一覧表にまとめました。
独自ドメインやGoogle アナリティクスの利用可否、上限ページ公開数、有料プランの有無を各ツールで比較し、自社に合うものを選んでみてください。

おすすめの無料ホームページ作成ソフト15選について、それぞれ特徴やメリットを詳しく紹介します。
 

1. WordPress

ブログから大規模サイトまで作れる CMS | WordPress.org 日本語

WordPress（ワードプレス）は、CMS機能を標準搭載したホームページ作成ソフトです。独自ドメインやサーバー以外の料金がいっさい発生しない点に特徴があります。

ホームページのテーマは、9,000種類以上ある無料のテンプレートから選べます。また、ページを編集するうえで必要な機能があれば、プラグインをインストールすることで、独自のCMSとして機能させることが可能です。

利用料がかからないうえに無制限でページを追加できるため、ホームページをオウンドメディアとして運用したい場合におすすめです。

2. Wix

無料ホームページ作成ツール｜Wix.com

Wix（ウィックス）は、世界で2億人以上のユーザーに利用されている無料ホームページ作成ソフトです。ドラッグ＆ドロップという簡単な操作だけでホームページを構築できるほか、スライダーや画像ギャラリーといった動きのある要素を付け加えることもできます。

無料プランは公開ページ数が少ないソフトが多いなか、Wixは無料でも100ページまでの公開数に対応しています。1ページに1商品ずつ詳細を紹介したい場合などは、公開ページ数の多いWixが最適です。
 

3. Jimdo

簡単・無料ホームページ作成ツール｜Jimdo

Jimdo（ジンドゥー）は、プログラミング知識がなくても操作できるホームページ作成ソフトです。ドラッグ＆ドロップでホームページを構築できる「クリエイタープラン」と、半自動的にホームページを作成してくれる「AIビルダープラン」が用意されています。

AIビルダープランを利用すれば、利用者は簡単な質問に答えるだけでAIが理想的なホームページを自動作成してくれます。いままでホームページを作ったことがない方でも数分程度で作業が完了します。
 

4. ペライチ

決済や予約対応のホームページが誰でも簡単に作れる｜ペライチ

ペライチは、株式会社ペライチが提供するホームページ作成ソフトです。「1ページから簡単にWebコンテンツを設置できる」というコンセプトのもと、初心者でも負担なくホームページを作成できます。

WixやJimdoと同様に、ドラッグ＆ドロップの直感的な操作でページ構築が可能。国産のソフトで、日本語によるサポートが受けられるのもメリットです。無料で作成できるのは1ページのみなので、有料プランに切り替えるまでのお試しとして活用しましょう。
 

5. Weebly

無料ウェブサイトビルダー｜Weebly

Weebly（ウィーブリー）は、サンフランシスコに本社を置くWeebly社が提供するホームページ作成ソフトです。HTMLやCSSが分からなくても、ドラッグ＆ドロップでWebサイトやオンラインショップを作成できます。

無料で利用できるにも関わらず、基本的なSEO機能を搭載している点が特徴です。コンテンツを作成する際は、メタディスクリプションやキーワードを設定できるほか、SEOの効果検証に役立つGoogle アナリティクスにも対応しています。
 

6. Content Hub

無料のCMSツール｜Content Hub

Content Hubは、当社HubSpotが提供するホームページ作成ソフトです。

最大の特徴は、使いやすさとカスタマイズ性の高さを両立している点にあります。直感的に操作できるわかりやすい設計を維持しつつ、訪問者ごとにウェブサイトのコンテンツをパーソナライズできます。各所に生成AI機能が実装されており、Webサイト構築や記事作成などあらゆるフェーズで生成AIを活用できる環境が整備されています。

HubSpot CRM（無料）との連携で、ユーザーの属性や行動履歴にもとづいて、表示させるコンテンツをカスタマイズできます。
また、ホームページやランディングページ向けの豊富なテンプレートを利用できる点や、CMSと簡単に連携してホームページをマーケティング活動に活用できる点もメリットです。
 

7. Ameba Ownd

無料でホームページやブログを作ろう｜Ameba Ownd

Ameba Ownd（アメーバオウンド）は、株式会社サイバーエージェントが提供するホームページ作成ソフトです。無料プランであっても独自ドメインを設定できるのが特徴です。

サイバーエージェントは、ブログ開設サービスとしてアメーバブログを提供しています。Ameba Owndとアメーバブログには、どちらもCMS機能が搭載されていますが、Ameba Owndの方が、よりシンプルで洗練されたテンプレートが多く、広告の量が少なくなっています。
 

8. STUDIO

ノーコードでWebサイトを作成｜STUDIO

STUDIO（スタジオ）は、ノーコードで簡単にWebサイトのデザインができるサービスです。プログラミング知識が必要なく、ゼロからデザインを構築できるほか、アニメーションを付け加えることもできます。

また、CMS機能が搭載されているのも特徴のひとつで、ブログのように情報発信を行えます。プロジェクトに必要なメンバーは無制限で招待できるなど、CMSとしての使い勝手も優れています。
 

9. Crayon

ホームページ作成【無料】スマホで編集できるCrayon（クレヨン）

株式会社ハンズが提供しているのが、スマートフォンの簡単な操作でWebサイトを作成できるサービスCrayon（クレヨン）です。文章を考え、商品などの画像を用意すれば、パーツを組み合わせていくだけで簡単にWebサイトを作成できます。

パソコンによる編集も可能ですが、スマートフォンだけで編集できるのが最大の特徴です。外出先からWebサイトを編集したい場合や、スマートフォンで撮影した写真を使いたい場合には、Crayonが向いているでしょう。
 

10. SITE123

ホームページ作成｜SITE123

SITE123は、2016年にサービスをスタートした無料ホームページ作成ソフトです。

最近では、ドラッグ＆ドロップの直感的な操作でホームページを作成できるソフトが多いですが、SITE123は選択したテンプレートからパーツを並べ替えるという、シンプルな操作方法に特徴があります。

WixやJimdoに比べて自由度が低いものの、より簡単な操作でホームページを構築できるのがメリットです。作業も短時間で済むため、創業したばかりで、ひとまず体裁としてホームページを用意したい方に向いています。
 

11. Strikingly

無料のウェブサイトビルダー｜Strikingly

Strikingly（ストライキングリー）は、アメリカ発祥の無料ホームページ作成ソフトです。

Strikinglyには、利用者目線を配慮した細やかな機能に特徴があります。ホームページ作成中は、作成ガイドが表示されるため、ソフトの使い方に慣れない方でも迷うことなく作業を行えます。

無料プランには広告が掲載されますが、フッターの目立たない箇所に表示されるので、ホームページの魅力や使い勝手を損ないません。
 

12. AMS

ホームページ制作なら簡単ホームページ作成ツール｜AMS

AMSは、石川県のWeb制作会社が提供している無料ホームページ作成ソフトです。無料プランでもページ公開数に制限がなく、低コストで本格的なホームページを構築できます。

独自ドメインを設定できるLEOプランと、電話サポートや高度なSNS連携が利用できるACEプランのほか、制作代行サービスを利用することも可能です。無料プランを試用して技術的に制作が難しいと感じた場合は、プロに制作を一任するのも良いでしょう。
 

13. Google サイト

Google サイト

Google サイトは、米Google が提供する無料のホームページ制作サービスです。

WixやJimdoと同様、コーディングなどの専門知識は必要ありません。また、YouTubeやGoogle マップなど、Google が提供するさまざまなサービスと連携できるのも特徴です。

ただし、ほかのツールに比べてデザイン性が見劣りします。Google サイトを利用する場合は、顧客に見せるホームページではなく、社内wikiのような組織のポータルサイトとして活用するのも方法のひとつです。

Google Workspace（旧：G suit）の有料プランに加入すると、24時間年中無休のカスタマーサポートを受けられます。
 

14. Crescent Eve

Crescent Eve｜kashim.com

Crescent Eveは、メモ帳感覚で利用できる無料のHTMLエディターです。プログラミング知識があれば、無料で配布されているオンライン上のホームページテンプレートを利用することで、簡単にホームページを作成できます。

プレビューや文法チェック画面を見ながら入力できるため、ミスの防止や編集業務の効率性向上に効果を発揮します。また、レスポンシブデザインに対応しているのも特徴です。
 

15. engage

engage

engage（エンゲージ）は、人材採用ページの作成に特化したホームページ作成ツールです。求人ページのテンプレートが提供されており、専門知識がなくても採用サイトを簡単に作成できます。

作成した求人内容は、複数の求人サイトに自動で掲載されます。有料プラン「engageプレミアム」を利用することで、求人の露出をより増やすことも可能です。基本機能についてはすべて無料で利用できるため、採用ページを作成したいと考えている事業者様や、複数の媒体を人材募集に活用したいと考えている事業者様に適しています。
 

無料ホームページ作成ツールを選ぶにあたって、必ずチェックしておきたい4つのポイントをまとめました。
 

ポイント1：独自ドメインへの対応

1つ目のポイントは、独自ドメインへの対応可否です。独自ドメインとは、自社で取得したオリジナルドメインのことを指します。独自ドメインを利用できないサービスの場合、サービスが提供しているサブドメインを利用せざるを得ません。

自社の企業名やブランド名を冠した独自ドメインのほうがユーザーからの信頼を得やすく、ブランディングにも有利になりやすい傾向があります。とくに企業ホームページの場合は、独自ドメインが利用できるサービスを利用するのがおすすめです。
 

ポイント2：レスポンシブデザインへの対応有無

レスポンシブデザインに対応しているかどうかも、必ずチェックしておきたいポイントの1つです。レスポンシブデザインとは、PCやスマートフォンなど多様なデバイスでの表示に対応しているWebサイトの仕様のことです。

PC向けのホームページをスマートフォンで表示した場合、文字が小さく読みにくかったり、表やボタンが画面外にはみ出していたりするなど、ユーザーにストレスを与えかねません。レスポンシブデザインに対応しているツールを活用し、ユーザーにとって利便性の高いホームページを作成しましょう。

ポイント3：無料/有料で使える機能

無料/有料プランで利用できる機能の範囲についても確認しておく必要があります。利用したい機能が無料で使えるかどうか、将来的に有料プランに切り替えた際に利用できる機能は何か、といった点を確認しておきましょう。

無料プランでは機能に制限が設けられていたり、自動的に広告が挿入されたりするサービスもあるため注意が必要です。各プランで作成可能なページ数の上限と、自社が想定している作成ページ数を照らし合わせ、イメージしているホームページの構成が実現できるか確かめておくことをおすすめします。
 

ポイント4：サポート体制

サポート体制が充実しているかどうかも、事前に確認しておきたいポイントの1つです。操作方法のほか、技術面でのアドバイスを得られるかどうかもチェックしておくことをおすすめします。

具体的なサポートの手段についても確認しておきましょう。たとえば、チャットやメールのみでの対応となるのか、電話サポートやリモート操作によるサポートを受けられるか、対応可能曜日・時間帯とあわせて確認し、不明点があれば問い合わせておくのが得策です。
 

ところで、無料ツールと有料ツールはそもそもどちらがよいのでしょうか。無料ホームページ作成ツールが無償で提供されている理由や、有料ツールとの具体的な違いを押さえておくことが大切です。
 

無料ホームページ作成ツールが無償で使える理由

無料ホームページ作成ツールのビジネスモデルは、「広告モデル」と「フリーミアム」の主に2パターンです。

広告モデルとは、ツールを無償で提供する代わりに、作成されたホームページに広告が掲載されるタイプのツールを指します。広告収入がサービス運営事業者の売上となり、事業を持続できるという仕組みです。

フリーミアムとは、基本的な機能を無料で提供し、より高度な機能や追加サポートを求めるユーザーに対して有料プランを提案するビジネスモデルのことです。多くの場合、無料で利用できる範囲に制限が設けられています。ユーザーがより便利な機能を活用したくなった際には有料プランへ移行する必要があるため、将来的には利益を得られるという仕組みです。

無料ツールと有料ツールの違い

近年は無料ホームページ作成ソフトの中にも機能が比較的充実しているものが増えているため、あえて有料ツールを選択するメリットがわかりにくいと感じるかもしれません。無料/有料ツールの主な違いは下表のとおりです。

まずは試しにホームページ作成ツールを利用したい場合には、無料ツールを活用するのも1つの方法です。ただし、企業ホームページとして本格的に運用していくなら、将来的に有料プランへの移行も視野に入れておくことをおすすめします。
 

WebサービスとCMSの違い

ホームページを作成可能なツールには、大きく分けてWebサービスとCMSの2タイプがあります。Webサービスとは、サービス事業者が提供する機能の範囲内でホームページを作成できるツールのことです。

これに対して、CMSはより自由度の高いカスタマイズや他ツールとの連携が実現できる点が異なります。ホームページのカスタマイズ性やデザインの自由度の高さを重視するなら、CMSを利用するのが得策でしょう。

今回紹介したContent Hubは、CMSツールの1つです。ユーザーごとにパーソナライズされたコンテンツを作成・管理できることに加え、CRMデータの活用によるコンテンツの最適化などにも対応しています。見込み客の創出や接点の強化を図りたい事業者様には、Content Hubの活用がおすすめです。

無料ツール/有料ツールが向いている人の特徴

無料ツールと有料ツールの活用が向いている人の特徴として、下記の各3点が挙げられます。

【無料ツールが向いている人】

• ホームページを試しに作成してみたい人
• 必要最小限の情報が掲載されたページを作成したい人
• デザインや機能にあまりこだわりがない人

【有料ツールが向いている人】

• 本格的にホームページを運営していきたい人
• デザインにこだわってホームページを作成したい人
• 独自ドメインの利用は必須と考えている人

無料ホームページ作成ツールを活用することで、導入時にほとんど費用をかけることなくホームページを作成できます。浮いた予算を別の用途に振り分けられるため、コンテンツ制作や広告出稿により多くの費用をかけられる可能性もあるでしょう。

このように、売上に直接つながる部分に予算を振り分けられる点が、無料ホームページ作成ツールを活用する大きなメリットといえます。まずは費用のかからない無料ツールを試しつつ、将来的に事業規模が拡大した際には有料ツールに移行するのも1つの考え方です。今回紹介したツール15選やツールの選び方を参考に、自社に合ったホームページ作成ツールを選定しましょう。