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データ分析に携わる方であれば、ダッシュボードという言葉をよく耳にすると思います。ただ、聞いたことはあっても具体的に何を指すのか、何ができるのかを理解している方は少ないかもしれません。

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ダッシュボードはあらゆるシーンで活用できるものです。本稿では、ダッシュボードツールとは何か、使うことでどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

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マーケティング活動を効率化するダッシュボード

〜効果的なマーケティング戦略を策定するヒント〜

ダッシュボードとは?

ダッシュボードとは、本来は自動車や飛行機の運転席の前にある速度計やエンジンの回転数、ガソリン残量などを示す「計器盤」を意味する言葉でした。ここから転じて、さまざまなデータや情報をまとめて一覧表示するツールを指すようになりました。

多くのBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)や各種管理システムの多くが、ダッシュボードを実装しています。
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ダッシュボードの役割は?

ダッシュボードの役割は大きく2つあります。
 

1.膨大なデータを可視化し、読み取りやすくする

自動車や飛行機についているダッシュボードと同じように、ひと目で状況を把握できます。企業が保有する膨大なデータを集約し、グラフなどでわかりやすく可視化してくれます。
 

2.データの意味を提示し、施策の判断がしやすくする

複数のデータを並べて表示させることで、相関性や規則性が明らかになることがあります。ダッシュボード上では、単一では判断しきれなかったデータを一覧にすることで、今どのような状況に置かれているのか(進捗は良いのか悪いのか、何か問題が起きていないかなど)が読み取れ、次に何をするべきなのか判断しやすい状態にしてくれます。 

ダッシュボードの基本的な機能

多くのダッシュボードには、以下の機能が実装されています。
 

レポーティング

ダッシュボードに表示されているデータをスプレッドシートなどに出力し、レポートを作成できます。ツールによっては決まった時間に定期的にレポートを生成する機能もあります。
 

ドリルダウン分析

時期や地域など、データの条件を絞り込むことでより詳細な分析を行えます。
 

チャートやグラフの自動作成機能

折れ線グラフ、縦棒グラフ、円グラフ、面グラフ、チャートといった様々な図を作成します。データを必要に応じてさまざまなバリエーションにビジュアル化できます。
 

コネクター機能

他のプラットフォーム(Google Analytics、CRM、MA、Facebookなど)であったり、Excel、Googleスプレッドシートなどのアプリケーションに接続し、データを取り込める機能を指します。
 

シミュレーション

データから得られた情報をもとに論理的に予測し、予算編成や業績の予想などに役立てられます。

ダッシュボードを活用するメリット

ダッシュボードを活用するメリットは様々あります。例えば以下のポイントが挙げられます。

  • 企業内の情報を直感的に可視化して、経営指標の悪化や異常を素早く検知
  • MAやGoogle Analyticsなど各ツールからデータを収集して一元化
  • データ集計・レポーティング工数を削減
  • データを活用し、スピーディに判断しやすくなる

ビジネスを行うなら、投下するコスト、実行した施策がどれだけ成果に繋がっているのか、常に計測する必要性があります。

企業としてどれだけ収益が出せているのかを確認したい場合、関連する複数部署が追っているKPIと、それぞれの進捗状況を把握する必要があるでしょう。例えばSaaS企業の場合は、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスが連携しているところが多いと思います。マーケティングはどれだけの予算でどれだけリードを獲得できたのか、セールスはリードからどれだけ売上に繋げたのか、カスタマーサクセスの対応によってどれだけ解約率を低下できているのか。

これらの膨大なデータをまとめ、事業の全体感を把握するにはどうすればいいのでしょうか。解決策としては、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを導入し、そこに実装されているダッシュボードを活用するのが良いでしょう。(もちろん、各ツールによってダッシュボードによって集約できるデータは異なります)

膨大なデータを集約し、判断しやすい材料として提示するダッシュボードは、データの専門家ではないけど、データを元に判断しなければいけない立場にあるビジネスパーソンにとってとても有用なのです。

ダッシュボードを活用するデメリット

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 導入の難易度が高い
  • 使いこなすまでに教育コストがかかる

データ取り込み時やダッシュボードのデザインを作成する時にプログラミングやコーディングが必要な場合があります。

ダッシュボードの導入時に掛かる初期費用以外に、複数の社員に使い方を教える時間や教育コスト、各部署から取得したデータを統合するための作業工数などがかかります。
 

おすすめのダッシュボード実装ツール5選

ここからは、扱いやすいダッシュボードを実装したおすすめのツールを5つご紹介します。
 

Tableau

【特徴】

  • 多彩なグラフィック機能が備え付けられる
  • トレーニングプログラムやサポートが充実

【プランと価格】

プラン 概要 価格
Tableau Viewer ダッシュボードとVizの参照および操作をセキュアで使いやすいプラットフォームで行える。

※ Tableau ServerのViewer 1ライセンスのみ
※最低購入数: 100
18,000円/ユーザ
Tableau Explorer 信頼されたデータの探索、セルフサービス分析機能を利用したデータ分析で、質問の回答をを素早くデータから引き出せます。

※Tableau Server の Explorer 1ライセンスのみ
※最低購入数: 5
51,000円/ユーザ
Tableau Creator インサイトを引き出すためのパワフルな Tableau 製品スイート。エンドツーエンドの分析ワークフローを支援します。

※Tableau Desktop、Tableau Prep Builder、Tableau Server の Creator 1ライセンスのみ
102,000円/ユーザ

TableauはUIが洗練されていて見やすく、データの取り込みやグラフ作成も直感で操作できるため、スピーディーな情報収集が可能です。
 

Domo

【特徴】

  • 高機能ながら操作がわかりやすい
  • 外部コネクタ機能が豊富

【プランと価格】

プラン 概要 価格
無償トライアル
※有償プランについては応相談
・Domoの重要な機能を自由に利用可能。
・500以上のコネクター
・事前に定義された数百のプラグ・アンド・プレイアプリですぐにダッシュボードを作成
・自動レポート化
・iOSとAndroidアプリあり
無料
※サーバーライセンス料金は非公開

Domoは基本的な機能に加え、1,000以上のコネクターによりあらゆるソースに接続可能なBIツールです。接続したいソースやツールが多い方におすすめです。
 

Googleデータポータル

【特徴】

  • GoogleAnalyticsやGoogleスプレッドシートとの連携がスムーズ
  • リアルタイムの共同作業がスムーズ

【プランと価格】

プラン 概要 価格
Googleデータポータル ・ノンプログラミングで、各種データをダッシュボードへ表示
・ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でレポートやダッシュボードを作成
・ダッシュボードやレポート資料をGoogle Drive上で共有
無料

プログラミング不要でデータを取得できるために導入時からスピーディーに活用でき、収集したデータはGoogleドライブで共有できます。
 

Microsoft Power BI

【プランと価格】

プラン 概要 価格
Power BI Desktop ・簡単なレポートの作成
・レポートの公開と共有
無料
Power BI Pro ・クラウド内のセルフサービスの最新 BI
・コラボレーション、公開、共有、アドホック分析
・Microsoft による完全管理
月額1,090円/ユーザ
Power BI Premium ・Enterprise BI、ビッグ データ分析、クラウドおよびオンプレミスのレポート
・高度な管理およびデプロイの制御
・クラウド コンピューティングとストレージの専用リソース
・すべてのユーザーに Power BI コンテンツの利用を許可
容量に応じた料金

Microsoft Power BIはマイクロソフト社が開発したBIツールで、プログラミングをしなくてもエクセルからデータ処理ができるのが特徴です。費用も比較的安価で導入コストを抑えたい方におすすめです。

また、アプリでも操作できるために外出先でも快適にデータをチェックできます。
 

HubSpot

HubSpot

【特徴】

  • 顧客データを一元管理、簡単操作でレポート作成が可能
  • HubSpot CRMのダッシュボードなら無料で利用可能

【プランと価格(Marketing Hub)】

プラン 概要 価格
Free ・無制限のユーザー数
・登録後期限なく無料で利用可能。
・100万件の連絡先と会社を保存可能
無料
Starter ・サイト訪問者を集めてリードに転換する
・リードの特徴を把握する
・リードとの信頼関係を築く
6,000円/月
Professional ・マーケティングを自動化してパーソナライズする
・検索順位を向上させる
・コンバージョン率を最適
・トラフィックおよびコンバージョンを測定する
96,000円/月
Enterprise ・チームやブランドの設定を管理する
・HubSpotの機能を拡張する
・マーケティング活動の成果を分析する環境を整える
384,000円/月

当社のHubspotも、優れたダッシュボード機能を備えています。全ての製品にダッシュボードが実装されており、無料の「HubSpot CRM」もBI的に利用できます。

HubSpot Marketing」と接続することで、オートメーションやコンバージョン最適化など、あらゆるマーケティング施策を実行できます。管理画面からレポートをメールで送信できるので、情報共有もスムーズです。
 

ダッシュボードを活用し、より深く顧客と向き合おう

ダッシュボード機能を有効活用することで、データの可視化だけではない様々なメリットが得られます。

ダッシュボード導入時、まずは事業にとって何が重要な指標なのか認識をすり合わせる機会が生まれます。重要なデータだけを抽出し、可視化すれば、データドリブンな施策を行いやすくなるでしょう。

ただ注意したいのは、データだけにとらわれてはいけないという点です。

アクセス数、コンバージョン率、売上など、あらゆるデータはユーザーの行動心理から生み出されているものです。

ダッシュボードは、データドリブンな施策を推進するだけでなく、有機的な施策を考えるきっかけも与えてくれます。複雑なデータでもひと目で理解できるよう成形し、集計やレポーティングの作業を効率化してくれるので、無駄な工数を削減できます。

そこで生まれた時間を使って、なぜユーザーはこのような行動を取ったのかなど、データの裏側にあるインサイトについて深く考えてみましょう。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。


 

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 マーケティング活動を効率化するダッシュボード

元記事発行日: 2020年4月06日、最終更新日: 2020年12月14日

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