Facebook動画をマーケティングに活用しよう|投稿方法や投稿できる動画の長さも解説

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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テキストに比べて遥かに情報量が多く、視認性も高い「動画」は、マーケティングにおいても大きな効果を発揮するケースが多々あります。活用先として、SNS上での動画投稿はフォロワーの関心を引ける可能性が高く、エンゲージメントの向上など様々な効果を期待できます。

Facebook動画をマーケティングに活用しよう|投稿方法や投稿できる動画の長さも解説

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本記事では、主要SNSの1つであるFacebook動画の投稿方法や注意点を解説します。動画広告による更なる拡散・ブランド認知についても紹介しているので最後までぜひご覧ください。Facebook動画の制作でユーザーへの宣伝効果を高めていきましょう。 

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    Facebook動画の特徴と投稿できる動画の長さ

    Facebook動画の特徴と投稿できる動画の長さ

    Facebook動画の大きな特徴は、SNSの中でも比較的長めの動画を投稿できることです。例えば、Twttierは1回で140秒の動画しか投稿できません。同じくMeta社が提供しているInstagramも最長で60分までと制限が設けられています。

    Facebook動画であれば、動画時間は240分です。投稿した動画は、指定範囲を「公開」に設定していれば第三者のシェアによって世界中のユーザーに拡散されます。自動再生機能が備わっているため、クリックされなくとも動画が再生されるため再生数は伸びやすいでしょう。
     

    Facebook動画の投稿方法を解説

    Facebook動画の投稿方法を解説

    Facebook動画の投稿方法をPC、スマホの2パターンに分けて解説します。やり方は非常にシンプルで簡単です。
     

    PCからの投稿方法

    PCからFacebook動画を投稿する場合は、ログインしてから投稿欄にある[投稿の作成]もしくは[写真・動画]のボタンをクリックします。

    PCからの投稿方法

    投稿画面が開くので該当する動画をドラッグ&ドロップもしくはセンターの[+]をクリックするとファイル画面が開くので動画を選びましょう。

    PCからの投稿方法2

    必要に応じてテキストを入力し、[投稿]を押したら作業の完了です。容量にもよりますが、動画は投稿されるまで少々時間がかかりますので、ウィンドウを閉じないようにしてください。
     

    スマートフォンからの投稿方法

    スマートフォンからFacebook動画を投稿するときは、投稿欄にある[写真]をタップします。

    スマートフォンからの投稿方法

    すると[写真ライブラリ]の項目が表示されるため、再度タップして投稿したい動画を選びましょう。

    スマートフォンからの投稿方法2

    ここまでの作業を終えると画面が切り替わります。

    あとは投稿文を設定するだけです。もし動画の編集を行いたい場合は動画左上にある「編集」をタップするとトリミングや文字入れ、音量調整など簡単な編集が可能です。

    スマートフォンからの投稿方法3

    設定が終わり、右上の[投稿]を押すとFacebook動画が投稿できます。ページに表示されるまでには時間がかかるので、しばらく待ちましょう。

    ※機種やバージョンによって表示が若干異なる場合があります。
     

    Facebook動画投稿時の注意点

    Facebook動画投稿時の注意点

    Facebookは、どんな動画でも自由に投稿できるわけではありません。ここでは投稿時の注意点を大きく4点に分けて説明します。
     

    著作権

    Facebook動画に限った話ではありませんが、動画を投稿するときは著作権に注意が必要です。当然のことですが、他人が作成した動画を無断で掲載してはいけません。違反した場合は、投稿の削除やアカウント停止の対象となります。

    またアカウント停止だけでなく著作権の侵害は刑罰の対象ともなり、著作権法にも以下の記載がされています。

    「10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金」
    引用元:著作権法(119条)
     

    動画容量

    Facebookに投稿できる動画の容量は、最大で4GBまでとされています。なお、4GBを必要とする動画時間の目安は40〜90分です。

    240分までの長い動画を投稿するのであれば、画質を下げるなど工夫しながら容量を調整する必要があります。どうしても容量が大きくなる場合は、Facebook向けに動画圧縮できるソフトをあわせて使ったほうが賢明です。
     

    Facebook向けに動画圧縮できるソフトを紹介

    Facebook動画を圧縮したいときに有効なソフトが「Wondershare Filmora」です。無料でダウンロードが可能ですが、高性能な編集機能を購入したいときは有料プランを設定します。

    このソフトの長所は、初心者にも使いやすいところです。編集画面が見やすく、完成度の高いFacebook動画がスムーズに作れます。海外のソフトではあるものの、日本語にも対応しています。動画制作の知識に自信がない人は「Wondershare Filmora」を検討してみましょう。
     

    ファイル形式と画質

    Facebook動画のファイル形式は、基本的には制限が設けられていません。ほぼすべての形式で投稿が可能です。ただし、Facebook側はMP4の形式をすすめています。

    ファイル形式を変更するときは、各自PCやスマートフォンで作業をしなければなりません。また、推奨されている画質は「1,080×1,080ピクセル」以上です。投稿する動画を自分で確認してみましょう。
     

    公開範囲の設定確認

    Facebook動画を投稿する際には、読者向けに適切な公開範囲を定めなければなりません。設定できる種類は全部で5つあります。

    • 公開
    • 友達
    • 一部を除く友達
    • 一部の友達
    • 自分のみ

    幅広く周知するためには「公開」を選びましょう。「友達」と設定すると、フォロワー以外は動画が見れなくなってしまいます。

    ただし、限定的に投稿内容を表示したい場合は公開範囲の編集が必要です。投稿するときはどこまで公開するかをしっかりと確認しましょう。
     

    視聴されるFacebook動画とは?おさえておきたいポイント解説

    魅力的なFacebook動画を作成するポイントについて紹介します。「企画・制作時」と「投稿時」それぞれでポイントを押さえておくことで、期待できる効果が大きく変わります。 
     

    企画・制作時のポイント

    まずは、「企画・制作時」におけるポイントをまとめます。動画は文章と異なり、一度作ってしまうと部分的な修正が簡単ではありません。そのため、制作段階で動画の一部始終をあらかじめ決めておくことが大切です。

    注意点として、誰にとっても分かりやすい内容を意識しなければなりません。魅力的なFacebook動画を完成させるコツについて、基本的な要素を解説します。
     

    開始数秒でユーザーを惹きつける動画を考える

    ユーザーは、内容を最初から最後まで閲覧するとは限りません。冒頭部分で「魅力ない」と思われてしまうと、離脱する確率も上がってしまいます。

    YouTubeなどのさまざまな動画でも、最も重視される部分は冒頭の10秒間です。この10秒間で視聴者を惹きつけなければ、ユーザーは途中で離脱してしまいます。導入部分で視聴者に注意を向けるようにして、なるべくインパクトの大きい構成にしましょう。
     

    ユーザーの心に響くテーマ(共感・悩みに寄り添う)

    動画を視聴する人は、何らかの悩みを抱えているケースも少なくありません。課題を解決できずに困っているユーザであれば、要点が整理された分かりやすい情報を求めます。こうした人々の悩みに寄り添うような動画を作成しましょう。

    当然、Facebook動画を作るうえでは視聴者層をおおかた決めておくことが重要です。ターゲットを定めれば、テーマや構成も作りやすくなります。共感してもらえる動画を作るよう心がけましょう。
     

    音声なしでも伝わるように字幕テキストを入れる

    Facebook動画で意識したいポイントは字幕テキストの挿入です。動画を視聴する人は、必ずしも静かな場所で見ているとも限りません。場合によっては、電車の中で聞いていることもあります。

    周りの騒音が激しければ、イヤホンをしていても音声が聞こえにくいことも考えられます。音声なしでも楽しんでもらえるように、読みやすい字幕を入れましょう。
     

    テンポのいい動画で飽きさせない工夫を

    視聴者の離脱を防ぐためには、テンポも重要です。例えば、結論を言わずに長々と説明しても視聴者は飽きてしまいます。アピールしたいポイントが相手に伝わらず、期待する結果を得られません。

    人気の高いFacebook動画は、テンポよく次々と話を進めるところが魅力です。一つのセッションが端的にまとめられているため、次のトピックにも興味を抱いてもらえます。編集する際には、不要な部分のカットや効果音の挿入も意識しましょう。
     

    投稿する際のポイント

    Facebook動画の投稿においては、内容を吟味するだけでは不十分です。動画の投稿時に記載するテキストやサムネイルの設定など、視聴回数を伸ばすためにできる工夫はいくつもあります。

    視聴回数を伸ばすためのポイントを3点にまとめて解説します。これらをしっかりと押さえ、完成度の高い動画制作を目指しましょう
     

    興味をそそる投稿文の作成

    Facebookでは、動画を投稿するとともに投稿文を作成することが可能です。動画の内容を説明したり、補足情報を文章で紹介したりしましょう。

    何も文章を作らず白紙のままで投稿しても、視聴者は何を目的としたFacebook動画か理解できません。閲覧してもらえるように投稿文をしっかりと作る必要があります。

    しかし、形式的な説明文はNGです。投稿文もFacebook動画と同じく、興味をそそる内容を意識しなければなりません。時間をかけてじっくりと文章を作成してみましょう。
     

    オリジナルのサムネイル作成

    Facebook動画では、サムネイルの作成も重視したいポイントの一つです。サムネイルとは、動画を再生する前に表示される静止画を指します。思わずクリックしたくなるような画像を設定すると、視聴回数にも良い影響を与えます。

    Facebook動画でサムネイルを設定するときは、[動画を編集]から操作を始めましょう。左側にあるメニューより[サムネイル]を選びます。[アップロード]をクリックして候補の画像を選べば作業の完了です。
     

    「注目の動画」&「プレイリスト」の設定

    上述のほかにもFacebook動画の投稿においては、「注目の動画」や「プレイリスト」の設定も欠かせません。新作の動画だけではなく、過去にアップロードした作品も視聴者に宣伝できます。視聴者の目に留まることで、離脱を防ぐ効果が期待できます。

    それぞれの概要と設定方法は以下のとおりです。 

    注目の動画

    概要)ユーザーに対して見てほしい動画が目立つように投稿者側で設定する機能

    設定方法)[動画]→[注目の動画の追加]

    プレイリスト

    概要)複数の動画が自動で順番に表示させる機能

    設定方法)[プレイリスト]→[新しいプレイリスト]→[動画を追加]→[プレイリストの追加]

    ファンを獲得するためには、こうした地道な作業も重要になります。
     

    広告を利用してFacebook動画をさらに拡散させよう

    広告を利用してFacebook動画をさらに拡散させよう

    Facebook動画の周知は、なかなかスムーズにいかないものです。効率良く拡散するための手段の1つに広告があります。ここからは、Facebookの動画広告について解説します。
     

    Facebook動画広告とは?

    Facebook動画広告は、主に以下の6つの場所で配信されます。

    • フィード…ユーザーの目的に応じた広告
    • マーケットプレイス…商品を購入するための広告
    • ストーリーズ…ストーリーズに表示される広告
    • インストリーム…動画の中で表示される広告
    • 検索結果…Facebook上の検索結果と連動する広告
    • インスタント記事…モバイルに合わせた広告

    Facebook動画広告は、フィード(タイムライン)上に配置されます。設定によっては、画面右側の広告枠やストーリーズにも配置が可能です。使用する目的に応じて適宜使い分けましょう。
     

    Facebook動画広告のメリット

    Facebook動画広告のメリットは、より興味を持ってもらえそうなユーザーに投稿内容を配信できる点です。ターゲット層を細かく設定することで、閲覧される可能性を高めましょう。

    また、AIにより関心の高いユーザーを積極的に選ぶところを強みとしています。実名制で、多くのユーザーが詳細なプロフィールを登録しているため、ターゲティングの精度は比較的高いでしょう。
     

    Facebook動画広告のデメリット

    Facebook動画のAIによるターゲット選定は、動画投稿を始めたばかりの人には便利な機能です。しかし、自動でターゲットユーザーが選ばれてしまうため、自身での調整が難しいというデメリットにもなり得ます。

    上述したように、公開範囲自体は設定でコントロールできます。ただし、あくまで調整できる範囲は「友達」に登録された場合のみです。自由の利くターゲティングをする際には、Facebook動画と同時進行で別の手段を考える必要があります。

    仕様変更も多く、離れている期間が長いと操作方法を忘れてしまう点もデメリットのひとつです。ほかにも10〜20代のユーザーの割合が高くないため、若年層をターゲットにする目的には向いてません。
     

    Facebook動画を活用した成功事例3選

    Facebook動画を活用した成功事例3選

    ここまで、Facebook動画を投稿するうえで押さえておきたいノウハウを紹介しました。しかし、本当にFacebookがマーケティングに役立つのか不安に感じる人もいるはずです。このような不安を解消するため、実際の成功事例を3点紹介します。
     

    【インストール数20%増加】カジュアルモバイルゲームの成功事例

    まずは、カジュアルモバイルゲームの事例を取り上げます。世界中にスマホゲームを提供している「Big Cake Apps」は、カジュアルゲームのマーケティング戦略を立てていくうえでFacebookの活用をメインにしました。

    Big Cake AppsとMetaはお互いに協力関係となり、手始めとしてタイやインドネシアに狙いを定めて周知します。すると、2021年3月1日から3月31日までのキャンペーン終了後、アプリのインストール数が20%も増加しました。
     

    【ブランド好感度上昇】大手ペットフードブランドの成功事例

    Facebook動画の完成度次第では、企業や提供しているサービスのブランド好感度上昇にも貢献します。具体的な成功事例が「Purina」です。この企業は、大手ペットフードブランドとしてアメリカのミズーリ州で事業を開始しました。

    注目されているFacebook動画のテーマは、「動物の里親となった人々の様子」です。ペットを愛するユーザーに感動を与え、幅広い層から支持を集めています。心を込めて動画作成に励み、事業にも大きな影響を及ぼした一例です。
     

    【2.3倍サブスク増加】フードデリバリーサービスの成功事例

    最後に、Facebook動画の影響でサブスクリプションが2.3倍増加したケースを紹介します。この成功を収めた企業は「Impect」です。フードデリバリーサービスを提供しており、同時にサブスクリプションも実施しています。

    サブスクリプションとは、「サブスク」とも呼ばれる課金制度です。サブスクの購入者は一定期間ごとに指定の金額を支払うことでサービスが利用できるようになります。「Impect」は、食品を安価で購入できる点をFacebook動画で紹介し、サブスク利用者の増加に成功しました。 
     

    Facebook動画を活用してユーザーの感情を動かすマーケティングをしよう

    Facebook動画を活用してユーザーの感情を動かすマーケティングをしよう

    マーケティングを成功させるためには、ユーザーの感情を動かすよう努力しなければなりません。企業に対するファンが増えれば、より多くの人に商品やサービスの魅力を伝えられます。

    Facebook動画は、ファンを増やし、多くの人に魅力を伝えるきっかけになるツールです。完成度の高い動画制作を行い、企業のマーケティングの発展を目指しましょう。

    HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

     

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