Instagramマーケティングにおいて、「ハッシュタグ」の活用は不可欠です。ハッシュタグを使えば、コンテンツをより多くの潜在顧客に届けられるため、フォロワーやエンゲージメント率の増加、ブランド認知度向上などが見込めます。

→ダウンロード: 無料Instagramエンゲージメントレポート

ハッシュタグを選定する上で最も重要なのは「ユーザー視点に立つこと」です。ターゲットを明確にしたうえで、どのようなハッシュタグ検索をするのかを考え続けましょう。

本記事では、Instagram運用におけるハッシュタグの重要性、自社ブランドに適した選定方法を紹介します。

Instagramエンゲージメントレポート

Instagramの「ハッシュタグ」とは?

Instagramのハッシュタグとは、「#」に続けて入れた文字や数字、絵文字を指します(例「#HubSpot」)。 ハッシュタグを使用すると、ハッシュタグ検索結果のページに投稿が表示される可能性があります。
 

Instagramのハッシュタグが重要な2つの理由

Instagramのハッシュタグが重要な2つの理由

ハッシュタグ検索するユーザーは日本で増加傾向にあります。ハッシュタグを上手く活用すれば、多くのユーザーに自社アカウントを見つけてもらえる可能性があるのです。

以下より、ハッシュタグ活用のメリットを深堀りしていきます。
 

1.潜在顧客にリーチできる

Instagramには、以下3つの検索機能があります。

  1. アカウント検索
  2. 位置情報検索
  3. ハッシュタグ検索

※米国では「キーワード検索」が登場

3つの検索方法のうち、顧客に自社アカウントを見つけてもらえるのは、「アカウント検索」と「ハッシュタグ検索」です。

アカウント検索は、ブランドを認知してもらっていなければ、ユーザーにアカウントを発見してもらえません。 一方ハッシュタグ検索なら、アカウントを認知していないユーザーにもリーチできます。

自社ブランドの認知度が低く、アカウントのフォロワー数が少ない段階では、 ハッシュタグを活用することで、インスタマーケティングの基盤が整えられます。
 

2.ハッシュタグ検索をきっかけとした購買行動も増加

インターネット検索と言えば、Google 検索が一般的でしたが、 最近はInstagramのハッシュタグ検索を利用する人が増加しています。

株式会社GLAPentertainmentの調査によると、欲しい商品やサービスのハッシュタグ検索をしたことがある20~35歳の女性は74.5%、そのうち商品購入に至ったのは31.9%です。

Instagramで情報収集し、かつ購買まで完結するユーザーが増えているのは重視するべき傾向です。ハッシュタグ検索しているユーザーのインサイトを的確に把握し、ユーザーに寄り添った発信をすれば、最終的に売上増加につながる可能性が高くなります。
 

【基本】Instagramでのハッシュタグの使い方

ここでは、Instagramでの基本的なハッシュタグの付け方を2つご紹介します。
 

1. フィード投稿に付ける

フィード投稿のキャプションやコメントにハッシュタグが付けられます。一つの投稿に付けられるハッシュタグの数は30個までです。だからといって、20~30個もハッシュタグを付ける必要はありません。

最適なハッシュタグの数はブランドによって異なります。 ハッシュタグのPDCAを回し、自社ブランドに最適なハッシュタグの数を見つけることが大切です。
 

2. ストーリーに付ける

ストーリーでは、テキストもしくはスタンプでハッシュタグが付けられます。スタンプの場合、付けられるハッシュタグは1つのみです。複数のハッシュタグを付けるのなら、テキスト入力が必要となります。
 

自社ブランドに最適なハッシュタグを見つける2つのポイント

人気のハッシュタグを付けるだけでは、多くのユーザーにリーチできません。大切なことは、顧客理解を深め、潜在顧客が使うハッシュタグを特定することです。以下では、自社ブランドに最適なハッシュタグの見つけ方を解説します。
 

1.競合・フォロワー分析をする

ハッシュタグ選定の際、競合企業やフォロワーが実際に使っているハッシュタグを参考にするのもおすすめです。 競合のエンゲージメントの高い投稿に使用されているハッシュタグ、競合のフォロワーがフォローしているハッシュタグなどをチェックしてみましょう。

競合のハッシュタグ戦略を完全に真似する必要はありませんが、選定のヒントは得られるはずです。
 

2.関連ハッシュタグをチェック

Instagramのハッシュタグが重要な2つの理由2

関連ハッシュタグとは、検索欄にハッシュタグを入力した際、スクロールダウンに表示されるハッシュタグ一覧のことです。関連ハッシュタグは、ユーザーがキーワードと組み合わせて検索するハッシュタグや検索回数の多いハッシュタグなので、リストに追加しておきましょう。
 

3.オリジナルのハッシュタグを作る

自社ブランド独自のオリジナルハッシュタグを作成するのも有効な手段の1つです。既存顧客とのエンゲージメント向上に寄与できる可能性が高いでしょう。

Instagramのハッシュタグが重要な2つの理由3

たとえば、当社HubSpotの場合は各投稿に「#HubSpot」を投稿に付けています。ブランド名のハッシュタグを付けると、既存顧客とのエンゲージメントを高められる他、ハッシュタグを起点に顧客同士の繋がりが生まれ、コミュニティの発生も期待できます。
 

より多くの潜在顧客にリーチするには?ハッシュタグを使いこなす5つのポイント

より多くの潜在顧客にリーチするには?ハッシュタグを使いこなす5つのポイント

ハッシュタグを選定したら、戦略策定を行います。以下では、多くの潜在顧客にリーチできるハッシュタグに関するメソッドを5つご紹介します。
 

1. ミドル・スモールワードのハッシュタグをおさえる

ハッシュタグは投稿数に応じて、下記のように分けられます。

  • ビックワード:10万件以上
  • ミドルワード:1~10万件
  • スモールワード:1万件以下

ビックワードは多くのユーザーの目につく一方、投稿数が多いため、ハッシュタグ検索画面に露出できる可能性は低くなります。投稿のエンゲージメントが高まらない限り、上部に表示される時間は極めて短いでしょう。

一方、ミドルワードとスモールワードであれば、一定期間ハッシュタグ検索の上部に表示される可能性があります。

自社アカウントが成長するまでは「ミドルワード以下を中心に使う」のがおすすめです。
 

2. 10~17個のハッシュタグを使う

使用するハッシュタグの数が多いほど、多くの潜在顧客にリーチできる確率があがります。フィード投稿には、10~17個のハッシュタグを付けておきましょう。

具体的には、下記の割合でハッシュタグを入れてみてください。

  • ビックワード:3~5個
  • ミドルワード:3~5個
  • スモールワード:3~5個
  • ブランドハッシュタグ:1~2個

この割合なら、ハッシュタグを10個付けることは難しくありません。ハッシュタグ選定の際には、投稿数も記録するようにしましょう。
 

3. 投稿内容に関連のあるハッシュタグを使う

製品紹介コンテンツに「#love」などのハッシュタグを使用したとしても、エンゲージメントは高まりません。

また、ブランドと関連しないコンテンツの投稿は、フォロワー離れの原因となります。自社ブランドを表現するコンテンツ作成、および関連性のあるハッシュタグを使いましょう。
 

4. ストーリーにはミドル・ビックワードのハッシュタグを使う

フィード投稿には、ミドルワード以下のハッシュタグを用いるのが重要ですが、ストーリーではミドルとビックワードのハッシュタグを使います。なぜなら、ストーリーは24時間で自動消去されるからです。

ストーリーにニッチなハッシュタグを付けたとしても、24時間以内に発見される確立は低いです。そこでストーリーでは、あえてミドル・ビックワードのハッシュタグを使います。
 

5. PDCAを回す

自社ブランドに最適なハッシュタグを特定するために、各投稿のエンゲージメントとハッシュタグを記録しましょう。そうすれば、エンゲージメントの高い投稿と特定のハッシュタグとの関係性が見えてきます。

まずはExcelやGoogle スプレッドシートなどの無料ツールでの記録から始め、フォロワーや投稿回数が増えてきたら、有料の分析ツールを導入するといいでしょう。
 

Instagramでハッシュタグを使う際の注意点

Instagramでハッシュタグを使う際、以下2点に注意してください。

  1. 投稿ごとに適したハッシュタグを選定する
  2. 禁止ハッシュタグを使わない
     

1. 投稿ごとに適したハッシュタグを選定する

複数の投稿すべてに同じハッシュタグを使用するのはおすすめできません。ペナルティの対象となる可能性があるからです。最悪の場合、スパムユーザーとみなされアカウントを停止される可能性があります。

投稿内容に合わせて選ぶようにしましょう。
 

2. 禁止ハッシュタグを使わない

Instagramには「禁止ハッシュタグ」があります。禁止ハッシュタグを使用すると、投稿が表示されなくなります。

禁止ハッシュタグかどうかの見分けがつかない場合は、実際にハッシュタグ検索をしてみましょう。結果が表示されなければ、そのハッシュタグは禁止されています。
 

ハッシュタグの活用に成功している企業事例3選

Instagramの運用に成功している企業は、ハッシュタグをどのように活用しているのでしょうか。

ここではハッシュタグを効果的に活用している企業を3つご紹介しましょう。
 

1.ダイソー

ハッシュタグの活用に成功している企業事例3選1

ダイソーのInstagramのフォロワー数は約177万人。メインコンテンツは製品紹介で、新商品や季節の商品などをフィード投稿しています。

各投稿には、 製品に関連する複数のハッシュタグに加え、オリジナルハッシュタグ「#ダイソー」と英語の「#daiso」「#daisojapan」「#100yenshop」が付けられています。

ダイソーは、ワンコインで良質な製品を購入できることから海外からの人気も高い傾向にあります。英語のハッシュタグは、外国人観光客を意識してのことでしょう。

また、100円均一ショップ好きの間で流行っている「#100均パトロール」を加えることで、効率よく潜在顧客にアプローチしています。
 

2.GU

ハッシュタグの活用に成功している企業事例3選2

カジュアルファッションブランド「GU」のInstagramフォロワー数は約135.4万人以上にのぼります。

GUは、顧客を巻き込んだマーケティング運営を実践しているといえます。プロフィールに、公式アカウントと「#商品名」をタグ付けて投稿すれば、公式アカウントのフィードでリポストすると明記しています。ユーザー巻き込み型のインスタマーケティングを実施するメリットは以下の通りです。

  • 公式アカウントで紹介したフォロワーが投稿を拡散してくれる
  • コンテンツが尽きない

また、フォロワーは具体的な着こなしをイメージできるため、購買意欲を高められます。

各フィードには、ブランドハッシュタグや関連するスモールワードからビックワードまでハッシュタグをバランス良く付けています。
 

3.ジョンソンヴィル

ハッシュタグの活用に成功している企業事例3選3

ソーセージブランドのジョンソンヴィルは、かつてブランド認知度の低さに課題を抱えていました。食料品メーカーという性質上、ブランド認知度が低ければ、消費者に選んでもらえません。認知度の向上、および消費者の口コミを創出するため、Instagramの運用に取り組みました。

Instagramで「#ソーセージ」と検索するユーザーは限られていることから、ソーセージと関連する「#簡単レシピ」や「#おうちグルメ」「#ビールのお供」などの顧客がブランドを想起するハッシュタグを使用しています。

また、ブランドハッシュタグ「#ジョンソンヴィル」を付けた投稿をリポストすることで、ユーザーによる商品投稿とブランドプロモーションの促進を実現しています。
 

自社ブランドに最適なハッシュタグを発見できる「おすすめツール3選」

以下では、ハッシュタグのリストアップに便利なツールを紹介します。
 

1.ハシュレコ

自社ブランドに最適なハッシュタグを発見できる「おすすめツール3選」1

ハシュレコは無料のハッシュタグレコメンドツールです。

投稿内容を表すキーワードを入力すると、キーワードと関連性のあるハッシュタグが表示されます。各ハッシュタグの右についている虫眼鏡アイコンをクリックすれば、Instagramのハッシュタグ検索結果が起動し、投稿内容や投稿数の確認が可能です。

ハッシュタグはコピー&ペーストで付けられるので、自分でハッシュタグを付ける手間もありません。
 

2.Photerloo

自社ブランドに最適なハッシュタグを発見できる「おすすめツール3選」2

PhoterlooはAI搭載の画像アップロードサービス。投稿する画像をアップロードすると、AIが画像を分析し、ハッシュタグとキーワードを提案してくれます。

最大30個までのハッシュタグ表示が可能で、表示するハッシュタグの投稿数も変更できます。ただし、英語のハッシュタグのみに対応しているため、英語圏の方のフォロワーを増やしたい企業におすすめのツールです。
 

3.Social Insight

自社ブランドに最適なハッシュタグを発見できる「おすすめツール3選」3

Social Insight は、株式会社ユーザーローカルが提供する無料のInstagram分析ツール。投稿を表すキーワードを入力すると、キーワードに関連するハッシュタグが表示されます。日本語と英語のハッシュタグに対応しており、ハッシュタグを使う男女比やおすすめ度も表示されるため、詳細なハッシュタグのリストアップが可能です。

人気アカウントと関連度の高いハッシュタグ表示やエンゲージメントの高い投稿なども確認できるので、競合分析ツールとしても活用できます。無料版だと機能制限がありますが、十分なハッシュタグ探しが可能です。
 

ユーザーインサイトの理解に努め、最適なハッシュタグを選定しよう

企業がInstagramマーケティングに取り組む場合、ハッシュタグの活用は欠かせません。ハッシュタグを使えば、効果的に潜在顧客にアプローチでき、フォロワー数増加やエンゲージメント率向上などが見込めるでしょう。

自社ブランドに最適なハッシュタグ選定のポイントは多々ありますが、最優先すべきなのは潜在顧客の理解に努めることです。潜在顧客のニーズを理解すれば、最適なコンテンツ作成およびハッシュタグの選定が可能となります。

顧客を起点にハッシュタグの選定をし、価値ある情報を届けられるようにしましょう。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

Instagramエンゲージメントレポート

 Instagramエンゲージメントレポート

元記事発行日: 2021年10月21日、最終更新日: 2021年10月22日

トピック::

インスタグラムマーケティング