Instagram Day Tokyo 2019」で報告された調査によると、Instagramの国内デイリーアクティブユーザーの約70%が、Instagramのストーリーズ(Stories)を使用しているといいます。

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24時間で自動的に消滅することからユーザーが気軽に投稿でき、ビジネス利用も広がっています。

ストーリーズ広告のクリエイティブを作成する際は、他社の成功事例を参考にすると効率的です。そこで本記事では、ストーリーズ広告の成功事例やクリエイティブ制作のコツを解説します。成功事例に基づいて、ユーザーにブランドや商品の魅力が伝わるクリエイティブを作成しましょう。

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Instagramストーリーズ広告の成功事例7選

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本記事では、次の7社によるInstagramストーリーズ広告の活用事例をご紹介します。

  1. Furla|商品コレクションを自動的に展開
  2. Reserved|アンケートスタンプで新作の認知度を向上
  3. Yoga International|効果的なアンケートでトライアル会員が増加
  4. BVLGARI|インフルエンサーを起用して認知度を向上
  5. 日本航空|アスリートを起用した遊び心のある広告を展開
  6. ニフティ不動産|配信面に合わせてクリエイティブを最適化
  7. MANSUR CAVRIEL|A/Bテストを実施しながらクリエイティブを改善

それぞれの事例について、各社の展開方法や成果、クリエイティブのポイントを解説します。
 

1.Furla|商品コレクションを自動的に展開

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高級バッグやレザーグッズを販売するイタリアのアパレルブランドFurla(フルラ)は、日本のミレニアル世代の認知度を高めるため、Instagramのストーリーズ広告を活用しました。

メインターゲットは、日本に在住する18~34歳の男女です。このターゲット層がFurlaの服を着用している動画を用意し、ストーリーズ広告を配信しています。

ストーリーズ広告では、複数の商品やサービスを1つの広告で紹介できる「コレクション広告」と呼ばれるフォーマットが活用され、自社の商品カタログから自動的に商品コレクションが表示されるように工夫しています。ユーザーは商品の詳細を簡単に確認でき、気に入った商品があればそのまま購入も可能です。

2019年8~9月の3週間でInstagramストーリーズ広告を配信した結果、25~34歳の広告想起率が19ポイント改善し、好感度が3ポイント上昇する成果を生み出しています。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

2.Reserved|アンケートスタンプで新作の認知度を向上

16530330785152326Reserved:Instagram広告の成功事例|Meta for Business

ポーランドに拠点を構えるアパレルブランドReserved(リザーブド)は、Instagramストーリーズ広告にアンケートスタンプを採り入れ、新作アイテムの認知度向上に成功しました。

Reservedは2019年に、テレビタレント兼スーパーモデルのケンダル・ジェンナーさんをキャンペーンモデルに起用。同氏に着用してほしい新作アイテムについて、アンケートスタンプでInstagramユーザーに投票を促しました。

人気の高いモデルとアンケート機能を組み合わせることで、ブランドや商品に対する注目度を高めながら、消費者のニーズを探ることができます。

運用中はアンケートスタンプのない標準的なストーリーズ広告、アンケートスタンプ付きのストーリーズ広告、アンケートスタンプとCTA(Call To Action/行動喚起)を加えたストーリーズ広告の3種類を展開し、それぞれ効果を検証しました。

そのうちアンケートスタンプとCTAを加えた広告がもっとも成果が高く、標準的な広告に比べてブランド認知度が12倍に向上するという大きな成果を生み出しています。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

3.Yoga International|効果的なアンケートでトライアル会員が増加

Yoga InternationalYoga International:Instagram広告の成功事例|Meta for Business

オンラインヨガスタジオを展開するYoga International(ヨガ・インターナショナル)は、無料トライアル会員への登録促進のため、Instagramストーリーズ広告のアンケートスタンプを活用しました。

ストーリーズ広告に掲載したのは画像広告や動画広告、GIFを活用した広告などです。その広告のなかに、「30日間無制限で利用できる無料のヨガストリーミングを試してみたいですか?」というアンケートと、「イエス」と「もちろん、イエス」という回答を用意しています。

また、すでにトライアル会員登録が完了したユーザーの類似オーディエンスでターゲティングを行いました。類似オーディエンスは、行動履歴がよく似ている複数のユーザーをターゲットに指定できるため、会員登録する可能性の高いユーザーのみに広告表示を絞り込めます。

ストーリーズ広告を運用した結果、2019年7月15日から8月31日まで実施されたトライアルキャンペーン中に新規トライアル会員が3,510人増え、登録単価が21%減少しました。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

4.BVLGARI|インフルエンサーを起用して認知度を向上

BVLGARIBVLGARI:Instagram広告の成功事例|Meta for Business

高級ジュエリーブランドのBVLGARI(ブルガリ)は、世界中の子供たちに生活支援を行う公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンと提携しています。このパートナーシップの認知度を高めるため、約50人のインフルエンサーに参加してもらい、Instagramストーリーズを通じて「#GivingTuesday」という寄付を呼びかけるキャンペーンを実施しました。

インフルエンサーは「How It Started, How It's Going (始まりと今)」をテーマに、自身の子供の頃の写真や、キャリアをスタートさせた頃の写真を投稿します。さらに、その投稿に寄付ボタンを付け加えたストーリーズ広告を展開し、認知度の向上とコンバージョンの獲得をはかりました。

その結果、広告想起率は3ポイント改善し、推定メディア価値は36万8,100ドル(2020年当時で約3,800万円)にまで向上しました。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

5.日本航空|アスリートを起用した遊び心のある広告を展開

日本航空日本航空:Instagram広告の成功事例|Meta for Business

日本航空(JAL)は、2019年に開催されたラグビーワールドカップに合わせて、日本代表チームを応援するキャンペーンを展開しました。

ラグビーにあまり詳しくない層でも楽しめるように著名なアスリートを起用し、ラグビーのルール解説や試合の楽しみ方などの情報を動画で発信しました。Instagramのストーリーズ広告を選んだのは、気軽でカジュアルな投稿が求められるストーリーズと相性が良いと考えたからです。

広告では動画の冒頭にブランドロゴが配置され、画面の上下にも常時ロゴやキャンペーンメッセージを表示する工夫がされています。また、ラグビー選手が動画の主役であることが分かるよう、静止画バナーと動画を組み合わせているのも特徴的です。

期間限定の広告であったにもかかわらず1,000万人以上のユーザーにリーチでき、リーチ単価を13%改善することに成功しました。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

6.ニフティ不動産|配信面に合わせてクリエイティブを最適化

ニフティ不動産ニフティ不動産:Instagram広告の成功事例|Meta for Business

ニフティ不動産は、約1,000万件の不動産情報から目的の条件で検索できるサービスを提供しています。ニフティ不動産は動画マーケティングにおいて、より大きな効果を得るべく、Instagramフィードやストーリーズといった各配信面に特化したフォーマットの改善をはかりました。

フィードに配信する場合は、スタンプを配置してオーガニック投稿に近いクリエイティブを作成。ストーリーズに配信する場合は、ユーザーが素早く情報を取得できるよう短時間でスピード感のある動画クリエイティブにこだわるといった工夫をしています。

その結果、これまで出稿してきた広告に対してリーチ数が4倍に増加しました。また、アプリインストール数も23%増える成果を生み出しています。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

7.MANSUR CAVRIEL|A/Bテストを実施しながらクリエイティブを改善

MANSUR CAVRIEL

ニューヨークを拠点に高級アパレルグッズを販売するMANSUR CAVRIEL(マンサー・ガブリエル)は、ニューヨークファッションウィーク中に発表した2018年秋冬コレクションの認知度を高めるためにInstagramストーリーズ広告を活用しました。

クリエイティブでは、具体的な説明をあえて伏せることで注目を集めるティーザー広告の手法を活用し、コレクションの予告編だけを見せてユーザーの興味を引いています。

広告運用中は、ストーリーズ広告においてどのようなクリエイティブが購入意欲を促進するのかを理解するため、A/Bテストを実施しました。従来の「きれいに編集した」クリエイティブと、逆再生やBoomerang(ブーメラン)などInstagramの独自エフェクトを取り入れたクリエイティブを比較し、より成果の高い広告を活用するよう工夫しているのが特徴です。

最終的には同年の春夏コレクションと比べてリーチ数が12倍に増加、前年の秋冬コレクションよりもWebサイトへのアクセス数が16.5倍に増加しました。

参考:Instagram広告 成功事例|Meta for Business
 

Instagramストーリーズ広告のクリエイティブ制作のコツ

ご紹介した7社の事例を踏まえたうえで、Instagramストーリーズ広告におけるクリエイティブ制作のコツを解説します。
 

テキストやスタンプを含める

ユーザーが投稿するストーリーズ(オーガニック投稿)は、そのまま写真や動画を投稿するのではなく、テキストやハッシュタグ、スタンプなど、さまざまな装飾を凝らすのが一般的です。

そのため、Instagramストーリーズ広告のクリエイティブを作成する際も、写真や動画のなかにテキストやスタンプを含めるようにしましょう。見た目がオーガニック投稿と近くなることで、より自然な雰囲気の広告を配信できます。ユーザーが違和感なく広告を視認できれば、クリック率やエンゲージメント率の向上につながるでしょう。
 

冒頭の3秒間にキーメッセージを入れる

動画形式のクリエイティブを作成する場合は、冒頭の3秒間にキーメッセージを入れるようにしましょう。

動画広告の場合、訴求したいメッセージが現れるまでに時間がかかると、ユーザーによってスキップされる可能性が高まります。特にストーリーズ広告はワンタップで簡単にスキップできてしまうため、最初の3秒間に伝えたいメッセージを入れてユーザーの興味を引くことが重要です。
 

カルーセル形式を活用してリッチな表現を心がける

Instagramストーリーズ広告にカルーセルを採用することで、よりリッチな表現が可能になります。

カルーセルは1つの広告に2種類以上の写真や動画を配置できる機能です。複数のコンテンツを使用することでブランドや商品のストーリーを語ることができ、より魅力的な訴求を行いやすくなります。カルーセルは、1つの広告で複数の商品を紹介したい場合や、商品の使い方の手順を解説したい場合にも適しています。

クリエイティブ制作のコツやストーリーズ広告の出稿方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。Instagramストーリーズ広告をすぐにでも始めたい方はぜひご覧ください。

 

成功事例を参考に成果の出るストーリーズ広告を作成しよう

フルスクリーンで没入感のある写真や動画を訴求できるInstagramストーリーズ広告。スマートフォンの大画面で商品やサービスをアピールすることで、いままで以上にブランド想起率やクリック率を向上できる可能性があります。

ストーリーズ広告で成果を高めるためには、他社の事例を詳しく分析することが大切です。テキストやスタンプを加えて広告感を薄めるほか、カルーセルでコンテンツの内容を充実させるといった施策が成功事例の共通点として挙げられます。

今回ご紹介した7社の事例を参考に、ストーリーズ広告を最大限に活用してみてください。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

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元記事発行日: 2022年6月02日、最終更新日: 2023年1月20日

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