ストーリーズ広告のクリエイティブを作成する際は、他社の成功事例を参考にすると効率的です。そこで本記事では、ストーリーズ広告の成功事例やクリエイティブ制作のコツを解説します。成功事例に基づいて、ユーザーにブランドや商品の魅力が伝わるクリエイティブを作成しましょう。
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Instagramストーリーズ広告はCTAも設置できる縦長フルスクリーン
Instagramストーリーズ広告の特徴はフォーマットにあります。縦長のフルスクリーンで画像や動画が表示され、ユーザーの目を引きやすい仕様になっています。
またInstagramストーリーズ広告では、画面下部に目的に合わせたCTA(Call To Action)を設置できます。CTAにより、画像や動画で興味を引きつけたまま購入や問い合わせにつなげられます。
Instagramストーリーズ広告の成功事例3選
1.Binggrae|ストーリーズの投票スタンプでブランド好感度が5.7ポイント上昇
Instagram広告を活用することで、ブランドの好感度を5.7ポイント向上させた事例です。
Instagramストーリーズ広告では、アンケート機能を使うことでユーザーに対し質問を投げかけることができます。「バナナ牛乳」などのユニークな商品を生み出す1967年創業の韓国にある食品会社のBinggraeは、このアンケート機能を使ったストーリーズ広告やリール動画を活用し、「ssitgobayu」(お風呂上がりにバナナ牛乳を飲もう)というメッセージを発信しました。結果、バナナ牛乳の需要を創出し、ブランドの好感度を5.7ポイント向上させたのです。
広告は一方的に情報を発信するだけになりがちで、その情報をユーザーが欲していなければ嫌悪感を抱かれてしまうことも多くあります。
ストーリーズ広告ではアンケート機能の投票スタンプを活用することで、ユーザーが参加している意識を醸成できます。ユーザーが情報を受け取るだけでなく、インタラクティブなコミュニケーションを可能にすることで、ブランドのファンとなってもらいやすくなるでしょう。
https://business.instagram.com/success/binggrae/
2.パナソニック株式会社|フルファネル戦略で広告想起率16ポイント上昇
日本の大手家電メーカーであるパナソニックも、Instagram広告を活用した「フルファネル」のアプローチで、広告想起率を16ポイント上昇させました。
高級トースター「オーブントースター ビストロ」の宣伝に際し、Instagram広告の機械学習の実績を基に消費者の共感を得て引きつけることのできるコンセプトを立案いたしました。そのコンセプトに沿って、Instagram広告のフォーマットごとに最適なクリエイティブを作成したのです。
フィード広告、ストーリーズ広告などさまざまな訴求面を活用することで、より多くのタッチポイントを創出し、フルファネルのアプローチを実施しました。フルファネルとは、商品を認知してから購入に至るまでの消費者の購買プロセス全体に対し、ワンストップで共通のアプローチを行う戦略を指します。
ファネル全体を通じてメッセージに触れた人は、ブランドクリエイティブのみを見た人と比較すると、広告想起率が16ポイント上昇しました。
https://business.instagram.com/success/panasonic-japan/
3.ANA|インパクトのある訴求で200万人にリーチ
ANA(全日本空輸)は、Instagramのストーリーズ広告を活用し、東京オリンピックに向けたキャンペーンを宣伝し、結果200万人へのリーチを成功させました。
「縦型のフルスクリーン」というフォーマットを生かし、著名アスリートの姿を全面に映すことでインパクトのある訴求が可能となったのです。実際の広告には、ブランドカラーを引き立たせたデザインや、ロゴやブランドメッセージを常に表示しておく構成で、ブランドの印象を強く与える工夫が施されています。
ANAは3枚の静止画を素材にスライドショーの動画を作成しました。Instagramストーリーズ広告は、動画素材でなくても入稿できるのです。
オリンピックへ関心を寄せている層だけでなく、スポーツ全般やダイバーシティへ興味関心を持っている層をターゲットにすることで、リーチを拡大できた事例です。
Instagramストーリーズ広告の出稿方法
Instagramストーリーズ広告は「広告マネージャ」というツールを使って出稿します。
広告マネージャを使うことで、ストーリーズだけでなくタイムラインや発見タブなどさまざまな広告フォーマットで広告を配信できたり、予算の設定や配信のオンオフなどを行うことが可能です。
ストーリーズ広告出稿の具体的な操作手順は、こちらを参考にしてください。
Instagramストーリーズ広告のクリエイティブ制作のコツ
Instagramストーリーズ広告はフルスクリーンで表示されるため、画像や動画など広告クリエイティブが成果を大きく左右します。ここで、Instagramストーリーズ広告の効果を最大化するためのクリエイティブ制作のコツを紹介します。
デザインにこだわる
Instagramはビジュアルが重視されている媒体です。画像の閲覧に視線を向けている時間が、利用時間の約60%を占めているといわれています。また、ビジュアル1秒分の情報量はテキスト30,000字分に相当するとされており、ユーザーはストーリーズを閲覧する間、欲しい情報であるかを瞬時に判断しています。
ストーリーズ広告においても、デザインにこだわることでユーザーの目を引き、興味を持ってもらうことが可能です。ブランドや商品の世界観を表現しながらも、もっと見たいと思わせられるデザインにしましょう。
達成したい目的を1つに絞る
広告配信により達成した目的を1つに絞ることは、ユーザーに伝えたい内容を明確にし、アクションを促すために重要です。
特にInstagramストーリーズ広告では、短い時間で訴求したい内容を伝えきる必要があります。広告のゴールとして、認知度を上げたいのか、商品を購入してほしいのかなど、ユーザーのアクションまで明確になっていると、広告の訴求も簡潔で分かりやすいものになります。
クリエイティブの作成に取り掛かる前に、目的を明確にしておくべきです。
テキストやスタンプを含める
ユーザーが投稿するストーリーズ(オーガニック投稿)は、写真や動画をそのまま投稿するのではなく、テキストやハッシュタグ、スタンプなど、さまざまな装飾を凝らすのが一般的です。
Instagramストーリーズ広告のクリエイティブを作成する際も、写真や動画の中にテキストやスタンプを含めるようにしましょう。オーガニック投稿と近い投稿をすることで、より自然な雰囲気の広告が配信できます。ユーザーが違和感なく広告を視認できれば、クリック率やエンゲージメント率の向上につながるでしょう。
冒頭の3秒間にキーメッセージを入れる
動画形式のクリエイティブを作成する場合は、冒頭の3秒間にキーメッセージを入れるのも、1つの手段です。
動画広告の場合、訴求したいメッセージが現れるまでに時間がかかると、ユーザーによってスキップされる可能性が高まります。特にストーリーズ広告はワンタップで簡単にスキップできてしまうため、最初の3秒間に伝えたいメッセージを入れてユーザーの興味を引くことが重要です。
カルーセル形式を活用してリッチな表現を心がける
Instagramストーリーズ広告にカルーセルを採用することで、よりリッチな表現が可能になります。
カルーセルは1つの広告に2種類以上の写真や動画を配置できる機能です。複数のコンテンツを使用することでブランドや商品のストーリーを語ることができ、より魅力的な訴求を行いやすくなります。カルーセルは、1つの広告で複数の商品を紹介したい場合や、商品の使い方の手順を解説したい場合にも適しています。
クリエイティブ制作のコツやストーリーズ広告の出稿方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。Instagramストーリーズ広告をすぐにでも始めたい方はぜひご覧ください。
成功事例を参考に成果の出るストーリーズ広告を作成しよう
フルスクリーンで没入感のある写真や動画を訴求できるのが、Instagramストーリーズ広告の特徴です。スマートフォンの大画面で商品やサービスをアピールすることで、今まで以上にブランド想起率やクリック率を向上できる可能性があります。
ストーリーズ広告で成果を高めるためには、他社の事例を詳しく分析することが大切です。 今回紹介した3社の事例を参考に、要素を分解して自社の広告作成に最大限に活用してみてください。