英語で「思い出させる」を意味するリマインダー(reminder)は、スケジュールやタスクの内容をシステムが通知することで抜け漏れを防止する機能です。
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HubSpotとSlackは、チームのつながりと生産性を維持しながらリモートワークへの適応を進めていただけるよう、リモートワーク導入ガイドをご用意いたしました。自社の強みを失わずにオンラインへの移行を進めるためのヒントを学んでいきましょう。
ビジネスチャットツールのSlack(スラック)にもリマインダー機能があり、自分宛のリマインダーだけでなく、チャンネル宛のリマインダーが作成可能です。チームに対してのリマインドをうまく活用することで、チーム全体の作業効率が上がるでしょう。
本記事では、Slackのリマインダーの基本機能の解説から設定方法までわかりやすく解説します。
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Slackのリマインダーとは
Slackのリマインダーとは、設定した日にちや時間、曜日などにシステムが通知をしてくれる機能です。この機能を使うことで重要な予定や日々のタスクを忘れることなく管理できます。
Slackでは、自分宛のリマインダーだけでなく、チャンネル宛のリマインダーも作成可能です。チームに対してのリマインドをうまく活用することで、チームメンバーやチャンネルに対する業務指示もスムーズに行えるでしょう。
Slackのリマインダーの設定方法
Slackのリマインダーは、「/remind」というコマンドを使います。「/remind」のあとに、「どこ宛に(自分宛も可)」「リマインドしたいこと」「いつ」の順で入力して、設定します。
フォーマット・入力形式
[#チャンネル(yourself or #channel)] 、[内容(what)]、 [時間(when)]に入力する際には、それぞれの形式が存在します。
チャンネル宛にする場合は、チャンネル名を入力します。内容には、リマインドしたいこと(リマインド内容)を入力し、日本語も使えます。時間には、リマインドする日時を入力してください。ただし、こちらは英語しか使えません。入力し終えたら、メッセージを送信します。Slackのbotからメッセージが届き、リマインダーの設定は完了です。
■ [#チャンネル]
リマインドしたいチャンネル・宛先 / 入力形式
- チャンネル / #チャンネル名(例:♯HubSpot_marketing)
- 自分(自分だけが見れる) / me
■ [内容]
決まった形式はなし(例:本日10時から会議です、経費の申請期限 など)
■ [時間]
リマインドしたい日時 / 入力形式
- 明日に / tomorrow
- 月曜日に(曜日指定) / Monday
- 45秒後に / in 45 seconds
- 30分後に / in 30 minutes
- 2時間後に / in 2 hour
- 11時に / at 11:00
- 午後2時に / at 2:00pm
- 1月15日に / on January 15
- 2024年1月10日に / on 1/10/2024
- 平日に / every weekday
時間は、10秒後、1分後のように細かく指定が可能です。
設定例
例として、自分宛に、「会議室予約」というメッセージを、明日、通知するリマインダーを設定します。Slackのメッセージ欄に、下記のように入力します。
/ remind me 会議室予約 tomorrow
送信ボタンを押します。これでリマインダーが設定されました。
【ケース別】Slackのリマインダーの設定方法
Slackのリマインダーは、次のように細かい設定が可能です。
- 複数人に送るリマインダー
- 毎週繰り返されるリマインダー
- 平日の時間のみのリマインダー
複数人に送るリマインダー
複数人にリマインダーを設定したい場合は、送りたいメンバーをすべて記載します。例えば、チームの5名に送りたい場合は[@A @B @C @D @E]と、リマインダーを送りたい人をすべてメンションします。
毎週繰り返されるリマインダー
[時間]の部分に「every」を使うことで、毎週のリマインドを設定できます。例えば、Slackのリマインダーを毎週水曜日に設定したい場合は、「every Wednesday」と入力しましょう。
また、「every Monday, Tuesday, Wednesday」のように、カンマで区切ることで、複数の曜日を設定できます。他にも、「every two weeks」と入力すれば、2週間毎のリマインダーの設定が可能です。「every」は、繰り返しのリマインダーを設定する際に使用します。
なお、「毎週水曜日」のように時間指定のないリマインダーの場合、デフォルトでは自分のタイムゾーンの午前9時にリマインドが送られます。リマインドされる時刻を午前9時から変更したい場合は、以下の手順に沿って配信時間を変えましょう。
- 自分のプロフィール写真を選択します。
- メニューが表示されたら「環境設定」を選択します。
- 「通知」のタブを選択します。
- 「リマインダー通知時間のデフォルトを設定」の項目で、ドロップダウンメニューから指定したい時刻を選択します。
平日の時間のみのリマインダー
[時間]の部分に「every day」を使えば、slackに毎日リマインダーが自動投稿されます。しかし、平日のみ投稿したい場合もあるでしょう。平日のみのリマインダーを設定したい場合は、「every weekday」を使います。
日時を指定した設定も可能です。例えば、平日の10時にリマインドしたい場合は、「at 10:00 every weekday」と入力します。
リマインダーを削除(解除)する方法
すでに設定したSlackのリマインダーを削除(解除)する方法は、2つあります。一つは、リマインダーを入力した際に表示されるメッセージから「削除」を選択する方法です。
メッセージが見つからない際は、リマインダーのリストから削除する方法を使いましょう。リストは、メッセージ欄に「/ remind list」と入力し、送信すると表示されます。削除したいリマインダーを、一覧から見つけて削除することができます。
リマインダーの設定に関する注意点
Slackでは、「/ remind」を使って簡単にリマインダーが作成できます。しかし、次のような設定はできないので注意しましょう。
- 特定のメンバーへ個別にリマインダーは送れない
- 「1時間ごと」のような設定はできない
- リマインダーは編集できない
特定のメンバーへ個別にリマインダーは送れない
リマインダーは自分やチャンネルには設定ができますが、特定のメンバーへ個別に直接送ることはできません。特定のメンバーにリマインドしたい場合は、チャンネル内にいるメンバーへメンションを付けて送りましょう。
例えば、「#Aプロジェクト」チャンネルの特定のメンバーへリマインドを送りたい場合は以下のように設定します。
「/ remind #Aプロジェクト @Aさん 今日の業務報告をお願いします。 at 18:00pm every weekday」
これで、Aプロジェクトのチャンネル内にて、平日18時に業務報告を送るようAさん宛でリマインドできます。
「1時間ごと」のような設定はできない
繰り返しのリマインダーを設定する場合、平日のみや毎週〇曜日のような曜日指定はできますが、「1時間ごと」のように時間単位での設定はできません。例えば、「every hour」と設定して1時間ごとに仕事の進捗を促すリマンドを送るといった設定は不可能です。
時間単位でリマインダーを設定したい場合は、個別で時間を指定して設定する必要があります。例えば、8時、9時、10時と送りたい場合は以下のように設定しましょう。
「at 8:00 every weekday」「at 9:00 every weekday」「at 10:00 every weekday」
こうすると、平日の8時、9時、10時にリマインドが送られます。
リマインダーは編集できない
一度設定したリマインダーは、あとから編集することはできません。修正したい場合は一度削除してから新規作成する必要があります。
slackのリマインダーをうまく活用して業務改善を図ろう
Slackのリマインダーは、チームの予定や個人のタスクを効率良く管理するうえで役立つ機能です。
Slackのリマインダーは、「/ remind」を使い、[#チャンネル]、[内容]、[時間]の順でリマインドしたいことを入力して設定します。曜日や時間が固定された会議など、定期的なタスクは「every」を上手に活用することで、リマインダーを作成する手間が省けます。
今回紹介したケースを参考にリマインダーを設定し、タスクの抜け漏れ防止、進捗確認の効率化を図りましょう。