Twitterでただツイートするだけなら簡単です。何かタイプして「ツイート」ボタンを押すのには3秒もかかりません。しかし「クリックされるツイート」となると、話は別です。

幸いなことに、「クリックされるツイート」は、神様の気まぐれで偶然生まれるわけではありません。意図的にいくつかの原則を用いることで作り出せるものです。

本記事では、より多くの人にクリックされるツイートを作成するための秘訣を紹介していきます。

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Twitterにおける「クリック」とは

秘訣に入る前に、Twitterにおける「クリック」とは何かを考えてみましょう。ユーザーがツイートをクリックする場合、そこは9つのパターンが考えられます。

1.ツイートをリツイートする

2.ツイートに「いいね」をする

3.ツイートのハッシュタグをクリックする

4.「@ユーザー名」をクリックする

5.リンクをクリックする

6.画像をクリックする

7.ツイートを拡大表示するため余白をクリックする

8.プロフィールを見るため表示名をクリックする

9.フォローするために「フォロー」ボタンをクリックする

ツイート内でクリックできる箇所の例

これらすべてを計測するとなると大変ですが、多くの場合、計測すべき最も重要なクリックは、投稿したリンクに対するクリックです。

実際、リンクのクリックは、ツイートにおける全ユーザーインタラクションの実に92%を占めています。リンクのクリックは、ツイッターにおいて達成しやすい成果であり、コンテンツの閲覧や共有を促す最大のチャンスです(参照資料はこちら:Strategies for Effective Tweeting : A Statistical Review)。

皆さんは、自社のブログや記事への関心やトラフィックを高めたいと思っていらっしゃいますよね? そうであれば、ツイートでリンクをクリックしてもらうことは非常に重要です。連鎖反応を引き起こすことができるからです。Twitter経由でより多くの人が記事をクリックしてくれれば、その記事はより多くの人の目に触れることになります。

そして、より多くの人が記事を読めば、その記事が共有される可能性は高まります。それによりソーシャルシグナルも上がるでしょうし、結果的にSEOも向上します(参照記事はこちら:How Social Signals Impact Search Engine Rankings)。

自社サイトでのアクティビティが増えれば、ユーザーエンゲージメントは増加します。またトラフィックが増加したことにより、コンバージョン、セールス、収益の向上につながるでしょう。

ツイートのクリックスルー率(CTR)を改善するだけで、実にこれだけのメリットが得られるのです。それでは、ツイートのリンククリック数を増やすにはどうすればよいのでしょうか。

ツイートでクリックを得るには努力が必要

SignUpToによればTwitterの平均CTR1.64%です(参照記事はこちら:Twitter marketing : what results should you expect? [Infographic]。フォロワーが増えるほどツイートで得られるクリック率は下がる傾向にあります。

  • フォロワー数50~1,000のユーザーのCTRは6.16%
  • フォロワー数1,000~5,000のユーザーのCTRは1.45%
  • フォロワー数5,000~10,000のユーザーのCTRは0.55%
  • フォロワー数10,000以上のユーザーのCTRは0.45%

さらに、Twitterは非常に混雑しています。2014年の段階で月間アクティブユーザー数は2億7100万人にも上り、毎日5億ものツイートが投稿されています。つまり競争が激しいのです(関連記事はこちら:12 Data-Backed Tips to Increase Your Conversion Rate on Twitter [Infographic])。

そうは言ってもTwitterが、ウェブサイトへのトラフィックを生み出し、リードを獲得し、顧客や見込み客と接触する重要なプラットフォームであることは明らかです。またTwitterでのエンゲージメント率を高めるためにできることが必ず何かしらあるはずです。実行するかしないかは皆さん次第です。それでは、説得力がありユーザーにクリックしてもらえるツイートを作成するための14の方法を見ていきましょう。

Twitterでクリックスルー率を高める14の方法

1)明確な言葉を使用する

多くのフォロワーは、タイムラインをスクロールして、走り読みしているはずです。そうしたフォロワーの注意を引くには、シンプルで簡単な、走り読みしやすい言葉を選んで、明確なツイートを作ることが重要です。

HubSpotでは、明確で的を射たツイートと曖昧で分かりにくいツイートという異なるツイートタイプにおけるCTRを比較する調査を行いました(関連記事はこちら:5 Data-Backed Twitter Tips You Should Know)。

そして「明確なツイートで示されたオファーは、曖昧なツイートに比べクリック数が18%、リツイート数が29.8%多い」という結果になりました。

以下は調査で使用された曖昧なツイートの一例です。

@HubSpotのインバウンドマーケティングの舞台裏を覗いてみませんか:http://t.co/QouXCtUXeu pic.twitter.com/9Z6acPm4OL

同様に、明確なツイートの一例です。

無料キット:マーケターのためのビジュアルコンテンツ作成集中講座http://t.co/g89AT0Pgcy pic.twitter.com/WY9XMgvaj1

明確に書けば書くほど、リンクへのクリックスルー率が増える可能性は高まります。時にはリンクしている記事やオファーのタイトルをそのままツイートするだけで良い場合もあるでしょう。次のポイントは、まさにこの点に関連しています。

2)記事のタイトルやヘッドラインを使用する

優れたコピーライターは、記事を書く際の最も重要なステップの1つが、ヘッドライン(見出し)を書くことであると知っています(参照記事はこちら:The Definitive Guide to Copywriting)。

ヘッドラインこそ人々がクリックする要因です。ですから、記事に関してツイートする場合、優れたヘッドラインをそのまま使わない手はありません。

あるTwitter調査者は、説得力のあるヘッドラインを使うようにしただけでクリックスルー率を18%増加させることに成功しました(参照記事はこちら:How to get an 18% Twitter click-through rate)。

HubSpotの調査でも通常のツイートの平均クリック数は98クリックの一方、ヘッドラインを使ったツイートの平均クリック数は110クリックという結果になっています(関連記事はこちら:5 Data-Backed Twitter Tips You Should Know

Twitterは、セールス・広告のプラットフォームの1つですから、素晴らしいヘッドラインを使うのには最適の場所です。私が実施した調査では、ヘッドラインの1単語を変えただけでクリックスルー率が46%も向上した例もありました。広告の鬼才David Ogilvyは、ヘッドラインの重要性を強調しており、「ヘッドラインでプロダクトを売り込めないのなら、費用の90%を無駄にしている」と書いています。

つまり、「クリックされるツイート」の黄金律は、「クリックされるヘッドライン」の黄金律と同じです。ヘッドラインはホットでなければなりません。以下は高いクリックスルー率を得られるヘッドラインの特徴です。

1.短い:140文字しかありませんから長いヘッドラインは適しません。Outbrainによると8単語のみのヘッドラインは、平均的なヘッドラインと比較して、CTRが21%も高いそうです(参照記事はこちら:5 Tips to Improve Your Headline Click-through Rate)。
ソーシャルメディアサイエンティストのDan Zarrella氏がリンク付きのツイート約20万件を分析したところ、120~130文字のツイートが最も高いCTRを達成していることが分かりました。

2.質問を投げかける:なぜこれが効果的なのでしょう? 質問は好奇心を刺激するため、人はその好奇心を満たしたくなるからです(参照記事はこちら:5 Tips to Improve Your Headline Click-through Rate

3.感嘆符を使う:データによると、3つの感嘆符を使った場合、他の句読点を使った場合と比べCTRが2倍以上になっています(参照記事はこちら:5 Tips to Improve Your Headline Click-through Rate

4.最上級を1つ以上使う:最上級とは「最高の」「最大の」「最もスマートな」等の単語です。データによると、最上級を1つ含むヘッドラインが、、最上級を含まないまたは複数含むヘッドラインに比べ最も好まれています(参照記事はこちら:5 Data Insights into the Headlines Readers Click)。

5.楽しいトーンで書く:快活でユーモアがあるヘッドラインは真面目なものに比べ高いCTRを達成しています(関連記事はこちら:How to Attract More Clicks to Your Blog Posts : 11 Revealing Title Tests)。

6.すべて大文字にしない:文字をすべて大文字で書くのは、大声を話すことに相当します。それでは相手をげんなりさせてしまいます。実際読み手の64%が大文字と小文字の両方を使った文を好んでいます(参照記事はこちら:5 Data Insights into the Headlines Readers Click

7.数字を含める:数字を含むヘッドラインは含まないものに比べてCTRが15%高くなっています。また、奇数を含むヘッドラインは偶数を含むものよりもCTRが20%高くなっています。

8.コロンかハイフンを使って二面性のあるヘッドラインにする:例えば「SEO:今だに重要な7つの理由」「お金が増える8つの方法―投資家Warren Buffettの秘密」という具合です。2つの部分で構成されるこのようなヘッドラインはそうでないものに比べてCTEが9%高くなっています(参照記事はこちら:5 Data Insights into the Headlines Readers Click

3)動詞を使用する

人間の認知は、名詞よりも動詞の方に関心を持ちます(参照資料はこちら:Some Interesting Differences Between Verbs and Nouns)。

事実、ただ動詞を見たり聞いたりするだけで、体の運動系が反応することが研究により示されています(参照資料はこちら:Listening to action-related sentences modulates the activity of the motor system : A combined TMS and bebavioral study)。

そうだとすれば、ツイートで動詞を使うことがクリックスルー率を上げうるというのは驚きではありません。

Dan Zarrella氏の分析によると、名詞や形容詞に比べ、動詞や副詞を多く含むツイートのCTRはかなり高くなっています。

品詞ごとのツイートされるの割合の図 

 

4)統計は少なめにする

統計は素晴らしいものです。しかしツイートでのクリックスルー率を高めたいのであれば、リンクするコンテンツは統計関連ではないほうが良いかも知れません。HubSpotの調査によると、統計を含むツイートは、統計ベースでないツイートに比べてクリック数が32%少なくなっています(関連記事はこちら:5 Data-Backed Twitter Tips You Should Know)。

ただしこれはオーディエンスにもよりますから、どのような反応があるか実験してみてください。

5)週末にツイートする

これもオーディエンスによるので実験してみることが必要です。ただ何十万ものツイートを分析したDan Zarrela氏によると、木曜日、土曜日、日曜日のツイートが最もCTRが高いそうです

曜日ごとのツイート数の違い

6)午後にツイートする

一日のうち、どの時間帯にツイートするかによっても結果に違いがでます。Dan Zarrella氏の分析では、午後2時に投稿されたツイートが最も高いCTRを達成しています。(ただしこれも、自社のターゲットオーディエンスが最もインタラクティブな時間帯をテストして、その時間帯に投稿するようにしてください。)

時間別のツイートの割合

7)画像を使用する

ツイート内で画像を使うと、クリックスルー率を18%も上げることができます(関連記事はこちら:12 Data-Backed Tips to Increase Your Conversion Rate on Twitter [Infographic]

画像付きツイートのCTRの割合

画像クレジット:HubSpot

8)ツイートの間隔をあける

矢継早にツイートすると、フォロワーにスパムだと思われかねません。すべてのツイートを一度に送信するのではなく、間隔をあけて送信しましょう。Dan Zarrella氏の分析でも、適切な間隔をあけたツイートのほうが高いCTRを達成しています。Bufferでは、高いエンゲージメントを実現するためにツイートの前後30分はあけることを推奨しています。

(プロの技:事前にツイートの予定を立てておくと便利です。まだお持ちでない方は、こちらのソーシャルメディア用スケジュールテンプレートをどうぞ。)

9)ハッシュタグを使用する

ハッシュタグはオンラインプレゼンスを高める素晴らしい方法です。何よりもハッシュタグを使うことで、より多くのエンゲージメントと可視性が得られます(関連記事はこちら:How to Use Hashtags to Increase Your Online Presence)。

つまり、より多くのクリックを得られるということです。

ただし1つの投稿にハッシュタグを詰め込みすぎないでください。Buddy Mediaによると、ハッシュタグ有りのツイートは無しのツイートに比べてエンゲージメントが2倍になっていますが、3つ以上ハッシュタグを含むツイートよりは、1つか2つのみハッシュタグを含むツイートのエンゲージメントのほうが21%高くなっています。ハッシュタグについて詳しくはこちらの記事をご覧ください(関連記事はこちら:How to Use Hashtags on Twitter : A Simple Guide for Marketers)。

ハッシュタグを使うことによるツイートの変化率

画像クレジット:Buffer

10)アクションを求める

Call-To-Action(CTA)はすべてのマーケティングに不可欠であり、「クリックされるツイート」においても例外ではありません。フォロワーにどのようなアクションを取って欲しいですか? ツイートのリンク先ページで何かアクションを求めましょう。

以下はツイートの一例です:

上記のサンプルツイートはどれも、明確なテキストCTAとリンクを含んでいます。こうした構成にすると、ユーザーにリンクをクリックして欲しいことがはっきりと伝わります。

11)必ずしも文末にリンクを配置しない

リンクを含む20万ものツイートを調査したDan Zarrella氏の分析では、文頭から25%ほどのところにリンクを配置すると最も高いCTRが達成できるという結果が出ています。

ツイートのリンク挿入位置とクリック率との関係

12)Twitterを話題にする

TwitterユーザーはTwitterに関する情報に関心があります。すでにTwitterというプラットフォームを使用している人たちが、そのプラットフォームに関連するツイートに興味を持つのは当然のことでしょう。

Twitterや他のソーシャルメディアをトピックにしたブログ記事やオファーにリンクしたツイートの一定期間におけるクリック数は、同じ期間における平均クリック数より25%多くなっています(関連記事はこちら:5 Data-Backed Twitter Tips You Should Know

では、書きたい話題がTwitterと関係ない場合は、どのようにTwitterとからめればよいのでしょう? 以下のようなフレーズを試してみてください。

  • Twitterユーザーの皆さん…
  • Twitterで一日のうち最高なのは…
  • Twitterフィードに必要なものとは…
  • Twitterで話題の…

13)インフォグラフィックを話題にしたりリンクしたりする

インフォグラフィックはTwitterで非常に人気があります。多くの人がTwitterでインフォグラフィックを検索しています。ですから、「インフォグラフィック」という単語を使うだけでも、ツイートの可視性を高めることができます。

インフォグラフィックを使うことでブログのトラフィックを2倍にできるだけでなく、Twitterのクリックスルー数を何倍にもできます(参照記事はこちら:60,000 Visitors and Counting : How to Double Your Traffic With Infographics)。

通常の記事に比べてインフォグラフィックはリツイート数が832%多く、クリックスルー数が746%多いという調査結果もあります(参照記事はこちら:Infographics Share On Twitter Get 832% More Retweets Than Images And Articles [Infographic])。

インフォグラフィックがツイートされる率

画像クレジット:Adweek

14)リンクエラーがないようにする

完璧に最適化したツイートでも、リンクにミスがあっては台無しです。リンクエラーで最も一般的なのは、リンクの前にスペースを入れ忘れているケースです(参照資料はこちら:Strategies for Effective Tweeting : A Statistical Review

ですからツイートのテキストと、リンクの間にスペースが入っているか、しつこいほど確認してください。

以上、14のガイドラインを守ることで、ツイートでのクリック数を最大化できるはずです。ここで皆さんに宿題です。共有できるリンクを1つ選んで、Twitterを開き、クリックされるツイートを投稿してください!

クリックされるツイートを作成するためにどのようなテクニックを使っていますか? コメント欄で是非共有してください!

Twitterをビジネスに活用する方法はこちらから

編集メモ:この記事は、 2015年3月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。 Neil Patelによる元の記事はこちらからご覧いただけます。

元記事発行日: 2016年5月17日、最終更新日: 2019年10月29日

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