BI(Business Intelligence)ツールの導入を検討するなら、初期段階から高額な有料のBIツールを導入するのは予算的にもハードルが高いのではないでしょうか?

→ダウンロード: ダッシュボードの基礎とBIツール選定無料ガイド

BIツールがどのような機能を持っており、自社にどのようなメリットをもたらすか判断がつかない状態で、高額なツール導入を意思決定するのが難しいのは当然です。

一方で、BIツールには無料の範囲で使えるツールも存在します。そのため、BIツールの導入を検討する際には、まずは無料のBIツールから使ってみるのも1つの手段です。

そこで本稿では、無料で使えるおすすめの4つのBIツールを紹介して、それぞれの無料BIツールで出来る事についても解説していきたいと思います。

ダッシュボードの基礎&各種BIツールのご紹介

無料BIツールのメリット・デメリット

無料のBIツールについて、メリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

無料BIツールのメリット

無料で使える、まずは試してみることができる、というのが無料のBIツールの一番のメリットと言えます。

BIツールを導入する会社や事業によっては無料のBIツールでも充分という場合もありますので、まずは無料のBIツールを導入して検証をしてみると良いでしょう。

その上で、欲しい機能があったり、より高度な分析を行いたいという場合には、有料のBIツールの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

また、無料のBIツールを使用してみることで、上司に対してBIツールの有用性が証明できるため、自社へのBIツールの導入を促進できます。

無料BIツールのデメリット

無料のBIツールは有料のBIツールと比べて、機能が一部制限されていたり、使える期間が制限されていたりと、出来る事が少ないです。

→ダウンロード: インサイドセールスを効率化する無料セールスダッシュボード

無料でここまでデキる!4つのおすすめBIツール

それでは、実際に無料で使えるBIツールをご紹介していきます。

Pentaho(ペンタホ)

【特徴】
Pentahoは企業内に点在するデータやセンサーによって取得されたデータ、Web上のSNSのデータといった様々なデータを統合し、多様な観点からの分析ができるデータ統合・分析基盤です。

Pentahoは分析を行うためのデータを抽出し、準備・ブレンドするためのデータ統合基盤と、統合されたデータを分析・可視化するデータ分析基盤によって、データの収集から分析、今後の推測までを一貫して実施できます。

【無料で出来る事】

  • インタラクティブかつビジュアル化された対話型の分析
  • RDB、OLAP、WEBベースレポーティングなど、多様なレポーティング機能を利用
  • ジオマッピング、ヒートマップ、分布図、バブルチャート等、先進的な分析手法のライブラリを搭載
  • グラフを自動的にビジュアル化したレポートの生成

【無料で出来ない事】

  • 無料版Pentahoには専用インストーラーがないため、個別にサーバーとクライアントへインストールする必要があります。そのため技術的な知識は必須
  • 無料版は有料版に比べて、ダッシュボードのカスタマイズの自由度が低い
  • 無料版はデータベースがMySQLではなくHSQLDBが使われているため、プログラミングに関する知識が必要

【有料版の価格】
価格は販売元(日立)の営業職と相談して決めます。

Qlick Sense(クリックセンス)

【特徴】
Qlick Senseはデータの可視化から分析まで、データ活用をサポートするセルフサービス型のデータ分析プラットフォームです。

ドラッグ&ドロップのシンプルかつ直感的な操作で、誰でも簡単に使うことができます。データ内容も自動で分析し、連携すべきテーブルや項目も自動でレコメンドされます。データ解析により、テーブルの関連度合いを視覚化したり、異なる列名や似たようなデータ項目を見つけて、データに相関がある場合はレコメンドしてくれます。

データの可視化についても、分析のための軸の設定やメジャーの選定、対象データに対する適切なチャートの提案まで、自動で行うことができます。

【無料で出来る事】

  • ウィザード(対話型の操作や設定を誘導する機能)がついており、初心者でも簡単にデータのインポートが可能・各種閲覧権限や編集権限、データ定義などはサーバー側で一元管理ができるため、高いセキュリティを担保
  • ビジュアライズされたレポーティング資料のエクスポートやダッシュボードの作成・インポート可能なファイルの種類(Excel、CSV、PDF等)が豊富

【無料で出来ない事】

  • 既成データを外部ソースからインポート
  • 32bitのWindowsへのインストール(対応OSは64bit版のWindowsのみ)
  • ピボットテーブル機能
  • ストーリーボードでのプレゼンテーション資料がアウトプット
  • マクロ利用

【有料版の価格】

プラン 概要 価格
Qlik Sense® Business グループおよびチーム全体でアナリティクスを運用可能にするSaaSソリューション 30ドル/月
Qlik Sense® Enterprise 部門および組織全体でアナリティクスの利用範囲と利用者を拡大するマルチクラウドソリューション 非公開

Microsoft Power BI

【特徴】
Microsoft Power BIは、複数のデータを組み合わせ、最適な経営の意思決定を行うためのビジネス分析ツールです。

Microsoft Power BIでは、データの抽出、変換、統合といった各種データ処理の実行や、視覚化されたわかりやすいレポーティングの自動化をしたり、作成したレポートを組織内で共有したりできます。

Microsoftの最新のデータ解析技術が投入されているため、データサイエンティストでなくとも効率的にデータ解析ができます。Microsoftの製品であるという特性上、Excelとの連携も強化されており、Excelのデータを使ってスムーズにデータ解析ができます。

【無料で出来る事】

  • ノンプログラミングで、GUI上で直感的にダッシュボードやプレゼン用のレポートを作成
  • モバイル、PC、アプリなど様々なデバイスからの操作、閲覧
  • GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)やFacebook、セールスフォースなどの連携・インポートしたデータはデータソースから定期的に自動更新

【無料で出来ない事】

  • 無料版は容量が1ユーザー当たり1GBまで
  • 他のユーザーアカウントとのレポートの共有や共同編集
  • オンプレミスのデータベース上のデータ操作
  • アクセス制御

【有料版の価格】

プラン 価格
Power BI Pro Power BI Premium
$9.99
※ユーザーあたりの月額料金
$4,995
※クラウド コンピューティングおよびストレージの専用リソースあたりの月額料金

Googleデータポータル

【特徴】
Googleデータポータルとはデータのパワーをフル活用するために作られたダッシュボード・レポート作成用ツールです。ビジネス上の意思決定をより精度の高いものにするために、インタラクティブなダッシュボードやレポートを作成できます。

スプレッドシートやGoogleAnalytics、Google広告などのデータをGoogleデータポータル上で簡単に集約できます。プログラミングやSQLの知識は不要で、これらのデータを様々な角度から分析して、わかりやすいダッシュボードやレポートを作成できます。

【無料で出来る事】

  • ノンプログラミングで、各種データをダッシュボードへ表示
  • ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でレポートやダッシュボードを作成
  • ダッシュボードやレポート資料をGoogle Drive上で共有

【有料版の価格】
有料版はなし

Googleデータポータルの使い方やカスタマイズ方法の詳細は、本サイトの別記事「【Googleデータポータル】基礎から機能・メリットまで解説」をご覧ください。

まとめ

無料のBIツールには一部機能が制限されていたり、ユーザー数が制限されているなど、無料ならではのデメリットも存在しますが、BIツールとはどのようなものなのか、BIツールを導入することによるメリットを体感するためには、充分な機能を有しています。

BIツールに興味を持ったら、まずは今回ご紹介した無料のBIツールを試して、何ができるのかを体験してみましょう。その上で、自社に導入するメリットを体感することができたなら、さらに本格的な有料のBIツール導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

ダッシュボードの基礎&各種BIツールのご紹介

 ダッシュボードの基礎&各種BIツールのご紹介

元記事発行日: 2019年12月05日、最終更新日: 2021年5月10日

トピック::

ダッシュボード