Google 広告の運用では、結果を見ながらクリエイティブの差し替えや配信停止をするなどの対応が欠かせません。Google 広告の停止は難しい処理ではないものの、やり方によってはGoogle 広告の他のサービスも利用できなくなるため注意が必要です。

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そこで今回は、Google 広告を停止する方法と注意点を解説します。

「停止したいけど処理が実行されない」「強制停止を解除したい」とお困りの広告運用者向けに、想定される原因や対処法もご紹介しているのでお役立てください。

Google 広告活用ガイド

Google 広告の利用を停止する方法は2パターン

Google 広告の出稿を停止する方法には2パターンあります。アカウントの利用を停止する方法と、該当のキャンペーンだけを停止する方法です。まずは、それぞれの方法で停止するとどうなるか、違いを理解しておきましょう。
 

アカウントの利用の停止

Google 広告アカウントの利用の停止は、アカウントのステータスを停止の状態にすることを指します。アカウントを削除(解約)するわけではないため、いつでも再開が可能です

アカウントを停止すると、出稿している広告がすべて非掲載になります。配信中の広告を一括で停止できる点がメリットです。

利用を停止したアカウントに前払いのクレジット残高がある場合は、4週間から最大12週間以内に自動で払い戻しされます。

当面のあいだGoogle 広告を利用する予定がなく、残高を払い戻ししたい場合には、アカウントの利用停止を検討してみても良いでしょう。

ただし、広告配信で収集したアクセス履歴などのデータである「リマーケティングリスト」を利用できなくなる点には注意が必要です。アカウント停止の24時間後には、リマーケティングリストからすべてのユーザーのデータが削除され、これまで集めたデータは閲覧できなくなります。
 

一部のキャンペーンの停止

Google 広告では、「キャンペーン」によって予算や広告の配信先などを設定します。ひとつのGoogle 広告アカウント内で複数のキャンペーンを管理でき、一部のキャンペーンのみを停止することも可能です。

キャンペーンを一時停止すると、該当の広告が非掲載になります。あくまでも保留状態なので、再開や削除もできます。キャンペーンをさらに細分化したものに「広告グループ」がありますが、広告グループ単位やキーワード単位でも停止が可能です。

キャンペーンのみの停止であれば、リマーケティングリストにも変わらずアクセスできます。特に払い戻しの必要がない場合や、今後また広告を利用する可能性がある場合には、キャンペーンの停止によって広告を止めることをおすすめします。
 

Google 広告のアカウントの利用を停止する方法

Google 広告のアカウント自体を停止し、掲載中のすべての広告を停止する方法について解説します。
 

アカウント停止前に確認すること

Google 広告のアカウントを停止する前に、次の2つの要件を確認しましょう。

  • 停止作業を実行する担当者にアカウントの管理者権限があるか
  • 未払いの費用はないか

管理者権限がある人でなければ、アカウントを停止できません。アカウントの管理者権限は、アカウントの所有者である管理ユーザーまたは管理者権限のあるユーザーのみが付与できるため、必要に応じて権限のリクエストを送信するなどして対応しましょう。

また、停止前にアカウントで発生した未払いの費用があれば、31日以内に自動請求されます。未払いの費用がないか、事前に確認しておきましょう。
 

アカウントの停止方法

アカウントの停止は、次の手順で実行します。

  1. Google 広告アカウントにログインする
  2. 右上の「ツールと設定」→「各種設定」の順にクリックする
    各種設定
  3. アカウントの「ステータス」のタブを開き、「利用停止」をクリックする
    利用停止
  4. 確認のポップアップメッセージが表示されるため、「アカウントの利用を停止する」をクリックする
    アカウントの利用を停止する

アカウントのステータスに、「広告は掲載されていません。」とメッセージが表示されれば完了です。アカウント停止と同時に、広告の掲載も停止します。
 

Google 広告の一部のキャンペーンを停止する方法

続いて、Google 広告の一部のキャンペーンを停止する方法を解説します。今後もGoogle 広告の利用を続ける場合は、この方法で広告を停止しましょう。
 

キャンペーン停止前に確認すること

Google 広告のキャンペーンは、一時停止の処理の他に、キャンペーン内容の修正にも対応しています。検索キーワード・広告テキスト・画像など、一部の修正で対応できるかどうかを確認したうえで、キャンペーン停止を実行しましょう。

Google 広告のキャンペーンの設定については、こちらの記事で詳しく解説しています。
 

キャンペーンの停止方法

キャンペーンを停止する手順は次の通りです。

  1. Google 広告アカウントにログインする
  2. トップページのキャンペーン一覧から、停止したいキャンペーンの「キャンペーンを表示」をクリックする
  3. キャンペーン名の下にあるステータスボタンをクリックし、「一時停止」を選択する
    一時停止
  4. 一時停止する前の確認画面が表示されるため、内容を確認し「キャンペーンを一時停止する」を選択する
  5. 「一時的、指定した日に再開」または「期限なし(再開するまで一時停止)」を選択し、「一時停止」をクリックする
    キャンペーンページで、ステータスが「一時停止」に変更

キャンペーンページで、ステータスが「一時停止」に変更になれば完了です。
 

Google 広告の利用を停止するときの注意点

Google 広告は簡単な操作で配信停止できますが、停止の際には、次の3つの点に気を付けましょう。
 

アカウント削除で停止すると再開できなくなる

アカウント停止は、アカウントのステータスを一時的に保留状態にすることです。このとき、誤ってアカウントを削除してしまうと、Google 広告の利用を再開できなくなるので注意が必要です。

また、Google 広告アカウントを削除した場合、アカウントへアクセスできなくなるだけでなく、アカウントに紐づいたすべてのGoogle サービスやGmailが停止します。

Google 広告の利用を再開する可能性がある場合や、広告運用で得たデータを今後も利用する場合には、くれぐれもアカウントの削除を実行しないよう注意しましょう。
 

クーポンなどの特典は払い戻し対象外

アカウント停止によってGoogle 広告の利用を停止すると、前払いしてある残高は自動払い戻しされますが、クーポン(プロモーションコード)などの特典は払い戻し対象外となります。

未使用のクーポンがあっても、払い戻しはできないので注意しましょう。
 

利用停止の前にまずは広告運用の最適化をしてみる

期待していたような運用効果が出なかったという理由で利用停止を考えているのであれば、広告の最適化を実施してみましょう。それにより、広告のパフォーマンスを改善できる可能性があります。

例えば、ターゲット地域・検索キーワード・予算オプションなど、キャンペーンの設定から簡単に変更できる項目も多いため、調整してみると良いでしょう。
 

Google 広告を停止したいけどできない理由と対処法

手順通りに進めれば問題なく停止できるGoogle 広告ですが、一部で「停止できない」といった声もあがっています。ここでは、停止できない理由として考えられる原因と、確実に停止するための対処法をご紹介します。
 

利用停止の処理完了には最大24時間かかるから

Google 広告の利用停止の処理が完了するまでには、最大24時間かかります。完全に反映されるタイミングは、インターネット通信状況によって多少誤差が発生することがあることは考慮しましょう。

万が一、24時間経過しても広告の配信が停止されない場合は、Google 広告のヘルプページから問い合わせることも可能です。
 

管理画面に反映されるまでに時間がかかるから

Google 広告の掲載結果が管理画面に反映されるまでには、3~15時間ほどかかると公式ページで発表されています。

指標やレポートのデータによっては、1日1回程度しか更新されないケースもあります。

特に、越境ECなど海外をターゲット地域に設定している場合は、反映のタイミングが現地時間によって異なると覚えておくと良いでしょう。

出典:データの更新頻度について - Google 広告 ヘルプ
 

自動化ルールが適用されている可能性があるから

Google 広告では自動化ルールが利用できます。自動化ルールとは、広告の一時停止・配信などのステータス変更や、予算・入札単価などの変更を自動化できる機能です。

広告の配信停止の処理が完了できない場合は、自動化ルールが適用されている可能性があります。自動化ルールのステータスを、「有効」から「一時停止」または「削除」へ変更し、再度、広告配信停止の処理を実行してみてください。
 

一定期間未使用のGoogle 広告アカウントは自動で停止になる

Google 広告のアカウント停止の処理をしなくても、自動で停止になるケースがあります。自動停止されるのは次のタイミングです。

  • そのアカウントで15か月以上費用が発生していない場合
  • 管理者権限を持ったユーザーがアカウント停止を依頼した場合

15か月以上費用が発生していないアカウントは、使用されていないアカウントと見なされ、自動的に停止されます。

管理者権限を持ったユーザーによって権限が変更された場合も、同様にアカウントが停止します。アカウントの再開には、管理者へリクエストする必要があります。
 

停止したGoogle 広告アカウントを再開する方法

Google 広告アカウントの再開方法は、次の通りです。

  1. Google 広告アカウントにログインする
  2. 右上の「ツールと設定」→「各種設定」の順にクリックする
    Google 広告アカウント
  3. 「アカウントを再アクティブ化」をクリックする
    アカウントを再アクティブ化

「アカウントのステータス」が「有効」になれば完了です。
 

Google 広告で強制停止されたら何をすべき?原因と解除方法

Google 広告では、アカウントの管理ユーザーが停止の処理を実行する以外に、Google 広告の運営側の判断で強制停止されるケースがあります。強制停止になると広告が非掲載になり、関連アカウントも使用停止となってしまいます。

本章では、Google 広告が突然利用できなくなってしまった広告運用担当者向けに、強制停止の原因と解除方法を解説します。
 

強制停止の原因

Google 広告のアカウントが強制停止された理由として考えられる原因は、次の2つです。

  • Google 広告ポリシーに違反している
  • 広告費用が未払いになっている

Google 広告では、広告ポリシーが明確に定められています。例えば、偽造品や不正行為を助長する商品の販売・宣伝、攻撃的な内容などの禁止コンテンツや、広告ネットワークや収集したデータの不当な利用といった禁止手法です。これらのポリシーに違反すると、強制停止されてしまいます。

ユーザーの利便性や信頼性を脅かす可能性のあるコンテンツは、強制停止になりやすいといわれています。

また、アカウントで発生した広告費用が未払いの場合、一時的に広告出稿が停止されることもあります。
 

強制停止の解除方法

広告費用の未払いによる強制停止の場合、基本的には支払いが完了した時点で強制停止が解除されます。

支払いに問題がないのであれば、ポリシー違反に該当していないかを検証する必要があります。宣伝自体は許可されているコンテンツであっても、制限付きの要件を満たしていないことも想定されるため、まずは自社の商品・サービスに関連する要件を確認しましょう。

ポリシー違反が原因であった場合、該当のコンテンツや手法を改善した後、Google 広告アカウントの強制停止についてのページから再審査の申請を行います。強制停止の解除にかかる期間の目安は、3~5営業日です。
 

Google 広告を停止する際は状況に応じて適切な方法で実行しよう

Google 広告の出稿を停止するには、アカウントの利用を停止する方法と、一部のキャンペーンのみ停止する方法の2パターンあります。今後も利用する可能性がある場合は、リマーケティングリストのデータが削除されないように、キャンペーン停止によって広告を停止することをおすすめします。

また、広告掲載の効果が低いことが停止の要因となっているのであれば、まずは広告運用の最適化をすることで、運用効果を改善できる可能性もあります。Google 広告を停止する際には、状況に応じて適切な方法で停止の処理を実行しましょう。

Google 広告については以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

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Google 広告活用ガイド

 Google 広告活用ガイド

元記事発行日: 2022年8月08日、最終更新日: 2022年8月08日

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