隣の芝生は青いとはよく言ったものです。

創業時は、やる気には満ち溢れているものの、先立つものはありません。必要な資金や人手が整う大企業に憧れを抱き、自社がそんな大企業になる日を夢見て走りだすものです。それから企業は成長します。いつしか夢にまでみた大企業に成長するのです。

するとふと、組織が大きくなったことで自由に身動きが取れなくなっていることに気がつきます。そして、やる気と自由に満ちた創業時を懐かしく思うようになるのです。

実はハブスポットも同じ道を辿りました。私がハブスポットに入社した当時、従業員はわずか数百人。それでも大勢に感じたのですが、瞬く間に今や世界8か所に拠点をかまえ、90か国に44,000社の顧客を擁し、3,000人の従業員を抱える企業に成長しました。  

大きく成長したハブスポットの課題は、連帯感が薄れてきていることにあります。そのため、世界中にまたがった全従業員が一丸となってお客様に注力できるよう、士気と連帯感を高める取り組みを行なっています。

同様の課題を抱える企業は少なくないでしょう。その課題解決には、全社で使える単一の共有プラットフォームが必要です。しかし残念ながら多くの場合、創業時に導入したプラットフォームは、企業の成長に合わせ拡充することができません。

そのためいくら愛着があっても、これまで使っていたプラットフォームでは対応できない新たな使用事例やニーズが次々と生じ、使いづらくなってきてしまいます。

ある時、ハブスポットの共同創業者であるブライアン・ハリガンが、1通のEメールを転送してくれました。HubSpotを上手く使いこなし、成功を収めたお客様からのEメールでした。そこには今や、HubSpotがなくてはならない存在になった一方で、HubSpotが自社の成長に対応できなくなるが時間の問題ではないかと危惧している内容が書かれていました。

「ゆくゆくは他の大企業向けプラットフォームへ乗り換えなければならないと、最近感じています」

「悔しかったですが、確かにハブスポットのツール群は
お客様の成長のスピードについていけていませんでした。」

夢を追いかけ、企業を成長させることができたというのに、そのせいで犠牲を伴わなければならないとは、あってはならないことだと思いました。

そこで、ハブスポットは動き出しました。そしてついに、晴れてEnterprise Growth Suiteを発表する運びとなりました。

HubSpotのEnterprise Growth Suiteでは、Marketing Hub、Sales Hub、Service Hubすべてのツールがご利用いただけ、それぞれのツールが緊密に統合されています。また各ツールで上位機能をお使いいただけ、大企業でも不足なくご活用いただけるようになりました。

たとえば複数国展開する際、あるいは他のチームのために異なるワークスペースや承認プロセスを構築するといった際、HubSpot内で完結でき、それぞれ別のシステムに移行するといった手間を省くことができます。

また、これまで以上に処理能力の高いアナリティクス(解析)機能や用途に合わせて利用できる人工知能を全ツールでご活用いただけます。

全チームの業務支援を

企業の規模が拡大するにつれ、チーム間の協力は次第に困難になります。チームの数や利用するツールの数が増えるに従い、何もかもが複雑になり、カスタマーエクスペリエンスも担当者によって違いが生じるようになります。HubSpotを使えば、全従業員が1か所で顧客に関する情報を共有できます。さらにEnterprise版は、多角的にビジネスを展開する企業が求める自社記録システム用のチーム管理機能もすべて兼ね備えています。

HubSpotでは企業の実際の組織図にあわせた階層的チームを作成することが可能で、レポートや承認作業が行いやすくなります。

チーム機能を用いてユーザーの役割を作成、アクセス権を制御することができるようになりました。その上、承認機能やシングルサインオン(SSO)機能も追加されたことで、チーム独自のやり方に左右されることなく管理でき、見える化にもつながります。

必要な地域別機能へのアクセスをどこからでも

企業の規模が大きくなるにつれ、仕事をする環境は物理的にも機能的にも広がりをみせます。

新しい地域に進出すると、新しい言語や通貨に対応する必要があり、物理的に遠く離れたチームと働く必要性が生まれます。新ツールを導入すると、それにあわせ新たにデータを紐づけたり、他のツールと連携させたりしなければなりません。HubSpotのEnterprise版は、ビジネスが新たな地域、新事業、新たなブランドへ拡張した場合も対応でき、場所を問わず活用いただけます。

  • コンテンツのセグメント化により、複数の地域、ブランド、部門にまたがる大きなチームになっても、HubSpotだけで情報をまとめることができ、協力して業務を進めやすくなります。
  • 多言語コンテンツ機能により、各言語に翻訳されたコンテンツを整理、管理しやすくなります。
  • より高機能なワークフローとウェブフックにより、HubSpotと他のツールやシステムの間でのデータの共有が可能になります。
  • Slackとの連携により、どこにいても手軽にコミュニケーションをとることができます。

企業の成長とともに業務量が増大し、複数の業務フローが生まれます。リード獲得数を増やし、コミュニケーションも増え、もっと多くの製品を販売するようになります。それに伴い、収集するデータ量も増えていきます。HubSpotのEnterprise版は、増大する業務の効率化を促します。

  • 人工知能や機械学習を活用した予測リードスコアリングによって、営業担当者は最も有望なリードがひと目で分かるようになります。
  • カスタムイベントにより、他のシステムにあるデータでも、社内のどこにあるデータでもHubSpotに移行することが可能です。
  • コールの文字起こしにより、すべての会話を文字情報に変換することで、見える化につながります。
  • Eメールマーケティング強化により、キャンペーンを管理しやすく、最大活用できるようになりました。

スマートな成長支援をこれからもずっと

企業が大きくなるにつれ生まれる他の課題もあります。それは、企業とお客様との間に距離が生まれてしまうことです。

企業の規模が小さいと、お客様1人1人と丁寧に関係を構築することができ、それぞれの抱えるニーズや目標を理解しやすいと思います。しかし企業が成長するにつれ、その大きな図体、複雑化したプロセスやテクノロジーが目の前に立ちはだかります。

そのため、お客様の課題解決よりも社内のシステムの問題解決を優先させてしまう企業が少なくありません。しかし、多角的にビジネスを展開する大企業になるにつれ物事が複雑化してしまうものだというのは誤った考えです。

ハブスポットは、規模が大きくなるにつれてこそ物事をシンプルにできるのが、本来の成長だと考えています。その想いから、シンプルで使い勝手の良いEnterprise Growth Suiteを目指し、最善を尽くしました。システムに時間をとられるのはもうやめにして、その分、お客様の成長を支援するために時間を有効活用しませんか。単なる成長ではなく、スマートな成長を一緒に目指しませんか。

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元記事発行日: 2018年10月15日、最終更新日: 2018年10月24日