数年前、ハブスポットはカルチャーコードの初稿をスライド資料にまとめ、公開しました。

ハブスポットのカルチャーコードは、企業として「こうありたい」と願うカルチャー(企業文化)の理想像を言語化し、日々の行動指針としたものです。ハブスポットの経営陣や社員が持つ価値観、信条、習慣を言葉として表現し共有することで、私たちは魅力的で愛着を持てる企業文化を自分たちの手で創りたいと考えています。

また、魅力的な企業文化は優れた人材を惹き付け、その人たちの潜在能力を最大限に開花させると信じ、カルチャーコードをハブスポットという会社の礎として位置づけています。

元々は社内資料のつもりでしたが、「透明性」を大切にする企業として、世界中の皆さまとも共有しようと決めたのです。

ハブスポットそのものと同じく、弊社のカルチャーコードは常に進化し続けるものです。そのため、定期的に見直しを行なっています。なんと今まで25回以上も改訂を重ねてきました。幸いにも歴代のスライド資料の総閲覧者数は400万人にものぼり、大きな反響をいただいています。そして今回、初めて日本語版を公表する運びとなりました。

ハブスポットは、日々成長を続けています。2006年に創業し、今や約48,000社にご利用いただいており、従業員2,400人以上を抱え、売上は3.75億ドルを超えました。ここまで飛躍を遂げられたのも、ひとえにお客様やインバウンドマーケティングを支援する皆様のおかげと心より感謝しています。

2016年7月に日本法人を開設し、インバウンドマーケティング提唱者として、またユニークな企業文化をもつ組織として認知度を少しずつ高めて参りました。そのため日本においても、ハブスポットとはどういう企業なのか、社員はどんな人々なのか、興味をお持ちの方がいるのではないかと考えました。そしてもしかすると、弊社のカルチャーコードを共有することが日本のスマートな成長にも役に立つかもしれないと思ったのです。

ハブスポットの社員が共有する価値観とは?何がハブスポットの原動力となっているのか?弊社カルチャーコードのスライド資料の中に、すべての答えはあります。このスライド資料は何年ものあいだ幾度となく見直され、現在の最新版にたどり着きました。皆さんにも共感していただけ、シェアしていただければ嬉しく思います。

企業文化は企業の中で自然に発生するものですが、それを自分たちが愛着を持てるものにするためにはどうすればよいか、私たちは創業から考え続けてきました。日本は世界的に見ても、個人が組織内の協調を大切にしようとする意識が高い国だと感じています。

その「組織」の拠り所となる価値観を言語化し、働く人が明確な指針に則って心をひとつにすることができれば、日本企業はさらに強い組織を作り上げることができるに違いありません。企業文化作りに対する私たちの試みが、日本の皆様のご参考になれば幸いです。

ハブスポットの企業文化

ハブスポットの企業文化の根幹には、使命と収益の両方に徹底的にコミットしようとする情熱があります。そして、良識ある判断力と向上心を兼備し、顧客の成功を第1に考え行動できる人材によって形づくられています。

ハブスポットの社員は皆、「HEART(ハート)」のある人材です。「HEART」とは、HUMBLE(謙虚)、EMPATHETIC(共感性)、ADAPTABLE(柔軟性)、REMARKABLE(卓越した長所)、TRANSPARENT(透明性)の5つの特性を指します。

ここで、ハブスポットのカルチャーコードを一部ご紹介いたします。

  • 人材の効果的な獲得には魅力的なカルチャーが不可欠。製品の効果的な販促にマーケティングが不可欠なのと同じ。
  • なにも特別なことはしなくても人の集団には何らかのカルチャーが自然に発生します。だったら愛着を持てるカルチャーを自分たちの手で創りたい。
  • Solve For The Customer.(単なる顧客満足度の枠を超えて顧客を喜ばせるために努力する。最終目標は顧客の成功です。)
  • 情報の出し惜しみにメリットなし。価値の創造には情報の共有が不可欠。
  • CEOですら専用の部屋はありません。「ドアはいつでも開いている」とは違います。そもそもドアがないのです。
  • USE GOOD JUDGMENT.(自分で最適な判断を下す)
  • 重要なのは働いた時間の長さではなく結果。重要なのは働いた場所ではなく結果。重要なのは取得した休暇の日数ではなく結果。
  • 会社の成長と共に社員も成長できる。そんな会社を目指したい。
  • 失敗を恐れて行動しなければ結局は失敗するだけ。だったら失敗してもいいから試してみる。
  • 人生は短い。共感と思いやりを忘れずに仲間の人生も大切にしましょう。

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以上、ご参考になりましたら幸いです。

元記事発行日: 2018/10/23 23:54:56, 最終更新日: