Photoshop無料体験版で何ができる?試したい機能・生成AI・代替の無料ソフト14選

ダウンロード: Adobe Photoshop基本の使い方ガイド
水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

最終更新日:

画像編集ソフトとして広く知られているAdobe Photoshopは、SNS用写真の加工やブログ用の画像作成はもちろん、複雑な写真の合成やバナー作成、Webサイトのデザインなどプロの現場でも広く使用されています。

Photoshop無料体験版で何ができる?試したい機能・生成AI・代替の無料ソフト14選

Adobe Photoshop 基本の使い方ガイド

Adobe Photoshopの基本的な操作方法を中心に学べる初心者向けのガイドです。

  • Photoshopの画面(ワークスペース)の各名称と使い方
  • Photoshopの使い方【基本の画像加工】
  • Photoshopの基本ツール12種類
  • Photoshopの使い方の学習に役立つ入門書籍

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    本記事では、Photoshopの無料体験版・有料版の違いと、代替として使える無料の画像編集ソフト14種類を厳選してご紹介します。代替ソフトを選ぶ際のポイントについても解説していますので、参考にしてください。

    Photoshopとは?

    Photoshopとは?

    Photoshop(フォトショップ)は、Adobe社が提供している画像編集ソフトウェアです。

    出版・印刷・デザイン業界などのプロフェッショナルから趣味を目的とした個人まで幅広い層に利用されています。写真編集といえばPhotoshopといわれるほど世界中で使われているポピュラーなソフトウェアです。

    Photoshopは、写真の明るさや色調を調整する機能が豊富で、切り抜きやサイズの変更、合成から不用物の除去まで画像編集をマルチにこなせます。

    また、多彩なブラシやペンツールを用いて、滑らかなフリーハンドの描画や図形を作成することもできます。

    Photoshopについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

     

    Photoshop(フォトショップ)は無料で使用できる?

    Photoshopを初めとしたAdobeの便利なアプリケーション群には、無料で使用できる7日間の体験期間が用意されています。この期間であれば、有料版から機能を引かれていないフル機能のPhotoshopを無料で使用可能です。

    一方で、7日間が過ぎても解約しなかった場合は、有料プランへ移行します。

    Photoshopの通常の料金体系は、料金を支払っている期間だけ使用できる「定期購入制(サブスクリプション)」です。

    Photoshop単体で契約することも可能ですが、逆に割高となるため、その他のアプリケーションやクラウドストレージとパッケージになったプランを選択することになります。Photoshopが利用できるプランは、以下の4種類です。

    • フォトプラン(ストレージ20GB)
    • フォトプラン(ストレージ1TB)
    • Photoshopプラン(ストレージ100GB)
    • Creative Cloudコンプリートプラン(ストレージ100GB)

    Photoshop(フォトショップ)は無料で使用できる?

    それぞれのプランの料金、詳細は以下のとおりです。

    ※料金は個人版のものを記載しています。
     

    フォトプラン(20GB)

    • 年間プラン月々払い:1,180円/月(年間計14,160円)
    • 年間プラン一括払い:14,080円/年

    強力な画像処理ツールであるPhotoshopに加え、大量の写真を管理しながら現像(編集)することに特化しているLightroomをあわせて利用できるプランです。クラウドベースのLightroomの他、ローカルストレージベースのLightroom Classicも利用できます。

    このプランでは、20GBのクラウドストレージが利用できます。
     

    フォトプラン(1TB)

    • 年間プラン月々払い:2,380円/月(年間計28,560円)
    • 年間プラン一括払い:28,480円/年

    上記のフォトプランと使用できるツールは同じですが、クラウドストレージが1TB利用できます。
     

    Photoshopプラン(ストレージ100GB)

    • 月々プラン月々払い:4,980円/月
    • 年間プラン月々払い:3,280円/月(年間計39,360円)
    • 年間プラン一括払い:34,680円/年

    Photoshopの他、iPadやiPhoneで利用できるグラフィック作成ツールのFresco、100GBのクラウドストレージが利用できるプランです。

    Frescoを利用するのでなければ、フォトプランより割高になります。
     

    Creative Cloudコンプリートプラン

    • 月々プラン月々払い:12,380円/月
    • 年間プラン月々払い:7,780円/月(年間計93,360円)
    • 年間プラン一括払い:86,880円/年

    PhotoshopやLightroom、Illustratorをふくめ、Adobeが提供しているツールをすべて利用できるプランで、100GBのクラウドストレージも利用できます。

    Adobeのツールを3つ以上利用するなら、コンプリートプランを契約することでお得になります。

    ※出典:Creative Cloudの価格とメンバーシッププラン
     

    無料体験版で試しておくべきPhotoshopの基本機能

    無料体験版で試しておくべき基本機能4つを紹介します。
     

    カラーと色調の調整

    色調の調整で画像の印象は大きく変わります。

    メニューバーの[イメージ]から[色調補正]を選択すると、さまざまな補正ツールが出てきます。初めて触る場合は、まず[露光量]を使ってみるのがおすすめです。

    カラーと色調の調整

     

    合成写真を作成

    写真の上に、別の写真や切り抜いた素材を合成したい場合に活用できます。

    1.  まずは合成したい素材を選択します。写真の中で被写体としてわかりやすい形であれば、[被写体を選択]できれいに切り抜けることがあります。 合成写真を作成
    2.  被写体を選択できたら、[選択範囲]メニューから[選択範囲を反転]を選択します。 合成写真を作成_2
    3.  デリートキーで被写体以外を削除します。 合成写真を作成_3
    4.  合成したい先の写真素材を追加し、任意の形に加工できます。 合成写真を作成_4

     

    写真の黒つぶれを補正

    写真が意図したより暗くなってしまった場合、黒く見えなくなった「黒つぶれ」は復元できる場合があります。

    1.  [イメージ]、[色調補正]から[トーンカーブ]を選択します。 写真の黒つぶれを補正
    2.  トーンカーブの編集画面はこのようになっています。トーンカーブでは初期だと直線になっているカーブを動かし、写真の暗い部分(シャドウ)、明るい部分(ハイライト)ごとに明るさを調整します。 写真の黒つぶれを補正_2
    3.  今回はこのようなカーブにして、シャドウ部分がよく見えるようにしました。 写真の黒つぶれを補正_3

     

    写真内にある不要なものを消去

    あまり大きくない範囲であれば、写真内の不要なものを簡単に消去できます。

    1.  まずは消したいものを選択します。[なげわツール]を使って手動で選択するのがおすすめです。 写真内にある不要なものを消去
    2.  デリートキーを押すとこのようなメニューが出るので、「コンテンツに応じる」になっていることを確認して[OK]を選択します。
      写真内にある不要なものを消去_2
    3.  うまくいけば自然な仕上がりになります。違和感のある仕上がりになったら、選択範囲を変えて再トライしてみましょう。 写真内にある不要なものを消去_3

     

    AIによる「生成塗りつぶし」を活用

    Photoshopでは、生成AIの処理能力を用いた「生成塗りつぶし」によって、写真にはない要素も追加して自然な仕上がりを実現することができます。

    例えば、[コンテンツに応じた塗りつぶし]でも自然には消せないものも生成塗りつぶしならきれいに消える場合があります。

    1.  [なげわツール]で消したい対象を選択し、[生成塗りつぶし]のところにプロンプト(指示文)を入力します。 AIによる「生成塗りつぶし」を活用
    2.  実際にはやらないかもしれませんが、今回は「猫を削除」というプロンプトを入れてみたところ、地面がきれいに生成されました。 AIによる「生成塗りつぶし」を活用_2
    3.  また、以下のような編集もできます。まずは道路の部分を選択します。 AIによる「生成塗りつぶし」を活用_3
    4.  「道を消す」というプロンプトを入れると、草原部分にあわせてきれいに道が消えます。 AIによる「生成塗りつぶし」を活用_4
    5.  「小さな花が咲く」というプロンプトにすると、一角に花が追加されました。
    6. 生成塗りつぶしは一度に3パターン生成され、納得がいかなければ再生成することもできます。 AIによる「生成塗りつぶし」を活用_5

    他にもさまざまな機能があるので、お試し期間に触ってみましょう。

    またPhotoshopではアニメーションGIFを作成することもできます。

     

    2024年新機能「背景を生成」

    2024年7月現在ではベータ版として提供されている、「背景を生成」も注目したい機能です。

    ベータ版のため現時点では体験版でも提供されていませんが、もしご覧のタイミングで正式版に追加されていたらぜひお試しください。

    1.  「背景を生成」機能を使うには、まず読み込んだ画像の背景を消します。以下の「背景を削除」からワンクリックで完了します。 2024年新機能「背景を生成」
    2.  後ろの緑の部分が少し残りましたが、かなり綺麗に切り抜けました。 2024年新機能「背景を生成」_2
    3.  「背景を生成」の部分に任意のプロンプトを記入し、「生成」をクリックで背景が生成されます。今回は、「水辺に花が咲く」と記入しました。 2024年新機能「背景を生成」_3
    4.  一度に3パターンが生成されますが、気に入ったものがなければ再生成することもできます。
    5.  詳細まで見れば違和感はあるものの、パッと見ただけでは本当に水辺に咲いている花のようです。 2024年新機能「背景を生成」_4

     

    無料体験版Photoshop利用時の注意点

    Photoshopの無料体験版を利用する際は、以下の点に注意してください。
     

    クラック版の利用は厳禁

    クラック版とは、正規の利用方法ではなく、ライセンスコードを不正に改造したいわゆる海賊版です。

    クラック版は作成・配布することはもちろん、利用することも違法なため、無料でPhotoshopを利用できるなどと謳う海賊版は絶対に利用してはいけません。
     

    無料体験版は商用利用ができない

    7日間の試用期間にPhotoshopで作成したクリエイティブは、商用利用できないことに注意が必要です。

    なお、試用期間後にそのまま有料で利用を継続する場合は、試用期間中に作成したクリエイティブも商用利用できるようになります。
     

    Adobeの他アプリの体験期間も共通

    Adobeの他アプリの体験期間も共通

    Adobeの製品はそれぞれが独立して提供されているのではなく、Creative Cloudという1つのプラットフォームから提供されています。このことから、7日間の体験期間はすべてのアプリで共通となります。

    例えば、まずPhotoshopの無料体験版をダウンロードすると7日間使えますが、4日目にIllustratorをダウンロードした場合、Illustratorを試用できるのは4日間のみとなります。

    また、7日間が終了すると、まだ試用していなかった他のツールを無料体験することはできません

    Photoshopが目的だとしても、その他のツールもある程度触っておくといいでしょう。
     

    Photoshopの代替として使える無料の画像編集ソフト14選

    Photoshopの代替として使える、無料の画像編集ソフト14選をご紹介します。
     

    1. Gimp(ギンプ)

    1. Gimp(ギンプ)

    おすすめの用途

    • ホームページ画像、インクジェットプリント用のデザイン作成など
    • 長所
    • 日本語対応
    • サポートが充実している
    • ベクタレイヤ対応

    短所

    • 無料版がある
    • Photoshopと互換する
    • ショートカットキーをPhotoshopと互換する

    Gimpは簡単な画像の編集や加工ができる、無料のオープンソースソフトウェアです。無料ソフトの中では利用者が多く、解説記事なども多数公開されているため、初心者でも使いやすいでしょう。

    Photoshopと比較すると少々利便性が低いため、中級者・上級者にとっては物足りないかもしれません。
     

    2. Canva(キャンバ)

    2. Canva(キャンバ)

    おすすめの用途

    • YouTubeサムネイル、SNSバナー、ブログ用アイキャッチ画像、名刺、チラシなど
    • 長所
    • 日本語対応
    • 操作が簡単
    • 作成したデザインはライブラリ形式で保存できる

    短所

    • 無料版は選択できるテンプレートに制限がある
    • 無料版では背景透過など一部の機能が利用できない
    • フォントの種類が少ない

    CanvaはPhotoshopと比べて機能が少ない分、シンプルなUIで直感的に操作できます。無料版・有料版があり、無料版でも一部のテンプレートが使用できます。作成した画像をSNSへ直接投稿することも可能です。

    有料版では多数のテンプレートや、ブランドのカラー・ロゴ・フォントなどを自動設定できるブランドキットが利用できます。

    また、CanvaではPhotoshopと同様に生成AIを使用した機能を提供しており、生成AIによる画像生成はもちろん、動画にぴったり合う音楽の生成、記事作成に活用できる文章の生成も可能です。生成AI機能も無料で利用できますが、内容には制限があり、有料プランにてフル機能を利用できます。
     

    3. Photopea(フォトピー)

    3. Photopea(フォトピー)

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、SNSバナー、チラシ、POPなど
    • 長所
    • 日本語対応
    • ショートカットキーがPhotoshopと似ている
    • ベクタ形式でファイル出力可能

    短所

    • フォントの種類が少ない
    • ツールのレスポンスが遅め

    Photopeaは、会員登録なしで始められる無料の画像編集ソフトです。UIがPhotoshopと似ているため、Photoshopを始める前の練習用として活用するのもおすすめです。

    色調補正や画像加工などのほか、背景透過やものさしツールなどが利用でき、無料でありながら「ai」「sketch」などのファイル形式に対応しています。
     

    4. PIXLR(ピクセラ)

    4. PIXLR(ピクセラ)

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、SNSバナー、メッセージカードなど
    • 長所
    • 日本語対応
    • フィルターやテンプレートの種類が多い
    • 動作が早い

    短所

    • ドラッグアンドドロップ機能に非対応
    • RAWファイル形式で読み込みできない
    • 無料版は広告表示が入る

    PIXLRは、簡単なフィルター加工から高度な画像加工まで幅広く対応できる画像編集ソフトです。無料版・有料版があり、無料版には広告表示が入ります。

    Photoshopに搭載されているフィルターと同じものが利用でき、おしゃれなテンプレートも豊富にそろっています。
     

    5. Sumo Paint(スモー ペイント)

    5. Sumo Paint(スモー ペイント)

    おすすめの用途

    • ブログ用アイキャッチ画像、SNS投稿画像など
    • 長所
    • シンプルなUI
    • ツール機能が豊富
    • テキストツールが使いやすい

    短所

    • 日本語未対応
    • 動作が遅め

    Sumoは、高品質な画像加工ができる無料の画像編集ソフトです。レイヤーや選択ツールなどの機能が豊富で、作成した作品をSumo上で公開することも可能です。

    テキストツールはPhotoshopよりも使いやすく、ブログ用アイキャッチ画像など文字を入力する画像加工に向いています。現時点では、残念ながら日本語未対応です。
     

    6. Pablo by Buffer(パブロ)

    6. Pablo by Buffer(パブロ)

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、ホームページ画像、ブログ用アイキャッチ画像など
    • 長所
    • 操作が簡単
    • テンプレートの種類が豊富
    • Bufferと連携してSNS予約投稿が可能

    短所

    • 日本語未対応
    • フォントの種類が少ない
    • 画質が低い

    Pabloは、SNS投稿管理サービスのBufferが提供している、無料の画像編集ソフトです。編集・加工をした画像は、Bufferと連携してInstagram、Twitter、Facebook、PinterestなどのSNSに投稿できます。

    テンプレートは海外のフリー素材サイト「Unsplash」のリソースを利用しており、種類が豊富に揃っています。

    ただし、対応ファイル形式が少なく画質も低いため、プリント用のデザイン制作には不向きです。
     

    7. Desygner

    7. Desygner

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、INSTAGRAMストーリー、ホームページ画像など
    • 長所
    • 日本語対応
    • 画像の種類が豊富

    短所

    • フォント数が少ない

    Desygnerは、無料で始められる画像編集ソフトです。1億5,000枚以上のShutterstock画像や、背景透過機能が利用でき、作成したデザインは、Facebook、Twitter、Pinterestへ直接投稿可能です。

    有料版では、ブランドキット機能やアプリが利用できます。ワークスペースは日本語に対応していますが、やや日本語が不自然な場合もあります。
     

    8. Seashore(シーショア)

    8. Seashore(シーショア)

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、ホームページ画像など
    • 長所
    • 軽量でスピードが速い

    短所

    • 日本語未対応
    • 機能が少なめ
    • Macのみ

    Seashoreは、画像編集ソフトの「GIMP」をベースに開発された、Mac専用の無料画像編集アプリです。写真アプリやメールから、ドラッグアンドドロップで新規レイヤーとして画像を追加できます。

    シンプルな機能に限定されているため、「Photoshopは機能が多すぎて使いこなせない」という方にもおすすめです。
     

    9. Paint.NET(ペイント ドット ネット)

    9. Paint.NET(ペイント ドット ネット)

    おすすめの用途

    • ホームページ画像、ポスターなど
    • 長所
    • 日本語対応
    • 拡張機能(プラグイン)を追加できる

    短所

    • Windowsのみ
    • UIが古い

    Paint.NETは、Windows専用の無料画像編集ソフトです。

    UIが古めですが、非常に軽量でレスポンスがよく、拡張機能(プラグイン)を使用することで、ファイル形式、エフェクトなどの機能を追加できます。
     

    10. Krita(クリータ)

    10. Krita(クリータ)

    おすすめの用途

    • SNSアイコン、イラスト、アニメーション、ポスターなど
    • 長所
    • 日本語対応
    • ペンタブレット対応
    • ブラシの手ぶれ補正あり
    • カスタムショートカットを作成できる

    短所

    • 動作が遅め
    • フリーズすることがある

    Kritaは、初心者からプロまで使用できる無料の本格ペイントソフトです。

    UIがPhotoshopに似ており、無料の教材やリソースも数多く公開されています。見本の画像を表示させながらイラスト作成できる「資料画像ツール」や、色とブラシを素早く選択できる「ポップアップパレット」など、独自の機能もあります。

    テキスト入力の利便性が低いため、文字入力が必要なアイキャッチ画像などではなく、アイコンやイラストの制作に向いているソフトといえます。
     

    11. FireAlpaca(ファイア アルパカ)

    11. FireAlpaca(ファイア アルパカ)

    おすすめの用途

    • 3Dスナップ、漫画
    • 長所
    • 日本製
    • サポートが充実
    • ショートカットキーがPhotoshopと近似

    短所

    • 10000px以上のサイズは指定できない

    FireAlpacaは、株式会社ピージーエヌが開発した無料のペイントソフトです。日本製でサポートが充実しており、バージョンアップも頻繁に行われています。

    反転、拡張、レイヤー、ブラシなどの基本機能のほか、漫画原稿テンプレートや3Dパースなど特徴的な機能もあります。
     

    12. フォト(Windows)

    12. フォト(Windows)

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、Instagram用、ブログ用画像など
    • 長所
    • WindowsのPCにプリセットで利用可能
    • 基本的な補正が事足りる

    短所

    • 中級以上の編集には向かない

    Windowsに標準でインストールされている編集ソフト「フォト」でも、ある程度の編集が可能です。写真のトリミング、傾き調整、基本的な色調補正が可能なので、写真をある程度綺麗にしたい場合にはフォトで十分に事足ります。

    また、Instagramのフィルターを思わせるようなフィルターも多数用意されており、簡単に印象的な写真に仕上げることもできます。

    新しいアプリをインストールする手間が惜しい場合は、まずフォトから試してみるといいでしょう。
     

    13. 写真(macOS)

    13. 写真(macOS)

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、Instagram用、ブログ用画像など
    • 長所
    • macOSのPCにプリセットで利用可能
    • 基本的な補正が事足りる

    短所

    • 中級以上の編集には向かない

    Windowsにフォトがあったように、macOSにも純正の編集ソフトとして「写真」があります。

    基本的な写真の補正やInstagramのようなフィルターが利用できるだけでなく、PCに取り込んだ写真を管理することもできます。
     

    14. PhotoDirector

    14. PhotoDirector

    おすすめの用途

    • SNS投稿画像、ホームページ用画像など
    • 長所
    • Photoshopレベルの高性能の編集機能
    • サブスクリプション版であれば最新機能のアップデートあり
    • 買い切り版も選べる

    短所

    • サブスクリプション版だと毎月の支出がある

    Photoshopレベルの高性能な写真編集ソフトを求める場合は、PhotoDirectorが選択肢の1つとなります。

    PhotoDirectorも有料ソフトですが、Photoshopよりはリーズナブルに利用できます。本格的な編集機能だけでなく、AIを利用した不要物の削除、空の置き換えなど、最新の技術を用いた編集も可能です。

    PhotoDirectorはAdobe製品と同じくサブスクリプションで利用できますが、買い切り版も用意されています。
     

    無料のPhotoshop代替ソフトを選ぶ際の3つのポイント

    多くの無料代替ソフトがある中で、最適なソフトを選ぶために押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。
     

    ポイント1. 対応環境で選ぶ

    Photoshop代替ソフトを選ぶ際には、使用する予定の端末やOSといった対応環境を確認しておきましょう。

    例えば、Windowsのパソコンを使用して制作を行い、「.psd」形式のファイルで出力する必要がある場合は、「Gimp」や「Photopea」がおすすめです。

    「.psd」形式に対応していない「Canva」や、Mac専用の「Seashore」では対応できません。
     

    ポイント2. 機能で選ぶ

    目的に合った機能が備わっているかどうかも、代替ソフトを選ぶ際の重要なポイントです。

    例えば、「SNS投稿画像用に、写真の色調やフィルターを加工したい」「文字を入れてアイキャッチ画像_を作りたい」といった場合は、Photoshopのように写真加工や編集に強く、SNS投稿にも適した「Canva」や「Pablo」のようなソフトを選びましょう。

    また、「写真を元にイラストを作成したい」という場合には、写真加工もできて、イラスト作成にも強い「Krita」や「FireAlpaca」が使いやすいでしょう。
     

    ポイント3. 操作性で選ぶ

    対応環境や機能は必須条件ですが、長期間使用することを考えると、操作性に優れていることも重要なポイントです。

    メニューバー・ツールバーなどの配置や、ショートカットキーなど、使いやすさは個々で好みが分かれるため、いくつか試した上で、自身に合ったUIのものを選ぶようにしましょう。
     

    Photoshopならではの高度な編集

    ご紹介した代替ソフトを使うことで一定の画像編集が無料で可能となりますが、Photoshopは有料ならではの高度な編集が可能となります。

    こちらでご紹介する機能を見てメリットを感じるなら、有料のサブスクリプションを申し込むのもおすすめです。
     

    AIによる高度な被写体選択

    PhotoshopにはAIを活用した高度な選択ツールが数多く実装されています。

    その中でも「被写体を選択」はAI活用の初期から実装されている機能であり、人物など、画像のメインとなる被写体をAIが認識して自動で選択してくれます。

    AIによる高度な被写体選択

    ツールを使用するには、上部メニューの「選択範囲」から「被写体を選択」をクリックするのみです。選択範囲は、その後各種選択ツールで編集できます。
     

    進化したオブジェクト選択ツール

    Photoshopには画像内にあるオブジェクトを選択できるオブジェクト選択ツールがあります。

    Photoshopの2023年からオブジェクト選択ツールが進化し、さまざまなオブジェクトを簡単に選択できるようになりました。

    進化したオブジェクト選択ツール

    オブジェクト選択ツールを選び、「オブジェクトファインダー」にチェックが入っていることを確認します。

    進化したオブジェクト選択ツール_2

    AIが検出したオブジェクトごとに、マウスオーバーで選択できるようになっています。

    進化したオブジェクト選択ツール_3

    オブジェクトを選択した状態でデリートボタン → 「コンテンツに応じた塗りつぶし」をクリックすることで、オブジェクトを削除することもできます。
     

    ゼロから生成できる「画像を生成」機能

    Photoshopでは不要なものを削除といった限定的な生成AIの機能が先行して公開されていましたが、プロンプトを記入することでゼロから画像を生成できる「画像を生成」機能がついに登場しました。

    2024年7月時点ではまだベータ版ですが、2024年中に正式版になる予定とのことです。

    タスクバーの「画像を生成」から、以下のようなダイアログが開きます。

    今回は、「木漏れ日の差すリビングで、犬と猫が仲良く寝ている」とプロンプトを記入し、コンテンツタイプは「アート」に、スタイルの指定はなしにして生成しました。

    ゼロから生成できる「画像を生成」機能

    プロンプトどおりの画像が生成されました。

    ゼロから生成できる「画像を生成」機能_2

    次は、同じプロンプト「木漏れ日の差すリビングで、犬と猫が仲良く寝ている」で、コンテンツタイプは「写真」、スタイルの参考画像に公園で走る犬の写真を入れて生成しました。

    ゼロから生成できる「画像を生成」機能_3

    リビングではないし、寝てもいませんが、犬と猫が木漏れ日の中で仲良さそうにしているいい写真が生成されました。

    ゼロから生成できる「画像を生成」機能_4

     

    Photoshopのスマートフォン(モバイル)専用の無料アプリ

    Adobe社が提供しているPhotoshop関連製品として、スマートフォン(モバイル)専用のアプリがあります。

    Photoshop自体はスマートフォンに対応していないため、スマートフォンで手軽に画像編集をしたい方には、下記のようなアプリがおすすめです。
     

    Photoshop Express

    Photoshop Expressは、Photoshopのスマートフォン版と言えるアプリで、スマートフォン用に調整された操作しやすいインターフェースで高度な編集ができます。

    PCで使用するPhotoshopより機能は落ちますが、編集ファイルはPhotoshopと互換性があり、Photoshop Expressは無料で使用できます。
     

    Adobe Fresco iPhone版(旧Photoshop Sketch)など

    Adobe Frescoはさまざまなブラシを使ってペインティングができるアプリで、PC用のアプリですがiOSのみモバイル版が提供されています。

    Adobeから提供されているその他の無料アプリに関しては、以下のコラムをご覧ください。

     

    Photoshopを無料で使うには、無料体験または代替ソフトを活用しよう

    ここまで、Photoshopの無料版・有料版の違いと、無料の代替ソフト15種類、代替ソフトを選ぶ際のポイントについてご紹介してきました。

    現時点では、Photoshopには永久無料で使えるような「無料版」のサービスはありませんが、無料体験を利用することで有料版のすべての機能が試せます。

    代替ソフトや無料アプリも数多く開発されているため、Photoshopの機能や操作性と比較したうえで使用するソフトを決めると良いでしょう。

    HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

     

    Adobe photoshop 基本の使い方ガイド

    トピック:

    Adobe

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    初心者の方でもわかりやすいよう、基本的な操作方法を解説します。