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Adobe(アドビ)はアメリカを代表するソフトウェアメーカーで、PhotoshopやIllustratorといったクリエイティブ活動に役立つ製品を提供しています。画像・動画編集やWebデザイン関連のサービスを提供する企業にとって、Adobe製品は欠かせないツールだといえるでしょう。

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このガイドでは基本概要からPhotoShopやIllustratorなど、主なアプリを中心に解説しており、目的に合わせたアプリやプランの選び方などが詳しく紹介されています。ぜひご覧ください。

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本記事では、70種類以上あるAdobe製品の中から、クリエイティブ・マーケティング活動に役立つおすすめのツールを、用途別に18種類ご紹介します。Adobe製品をクリエイティブ活動やビジネスの効率化にぜひご活用ください。

Adobe Creative Cloud アプリの基礎ガイド

Adobe(アドビ)の基礎知識

まずは、Adobe社の概要や提供製品、Creative Cloudの魅力を詳しく解説します。
 

Adobeはグラフィック処理に強みを持つソフトメーカー

Adobeはグラフィック処理に強みを持つソフトメーカー

出典:Adobe:アドビ【公式】

ビジネス向けの数々のソフトウェアを開発・提供しているAdobeですが、特に強みとなっているのはグラフィック関連のソフトウェアです。

例えば、撮影した画像を加工できるPhotoshopや、自由自在にグラフィックを作れるIllustratorは、クリエイティブ業務を扱う企業や美術・アパレル系の専門学校で導入されている場合が多く、日本でも高い知名度を誇ります。

2023年8月時点におけるAdobe製品の数は70種類以上。動画制作やWebデザインなど、クリエイティブな現場に役立つソフトだけでなく、マーケティングやビジネスの効率化につながる製品も豊富です。
 

Adobeの歴史

Adobe(アドビ)は、1982年にアメリカのカリフォルニア州で創業しました。

創業当時は、当時のアップル・コンピュータ社のマッキントッシュ向けに、現在まで長く販売されているPhotoshopなどの製品を開発。

その後Windows向けのソフトウェア開発、AcrobatやPDFの開発などによって、Webにおいてもグラフィックツールの地位を確立していきます。
 

Adobeの主力製品は「Creative Cloudに集約

「Creative Cloud(クリエイティブクラウド)」とは、Adobeが提供するサブスクリプションサービスです。法人価格は月額9,280円で、PhotoshopやIllustratorをはじめとする20種類以上の製品が使い放題となります。

Photoshopなどの各ツールは買い切りで販売されていましたが、Adobeは2012年に買い切り型の販売を打ち切り、サブスクリプションサービスのみの提供となりました。Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどの主力製品は「Creative Cloud」というサブスクリプションサービスに集約され、都度課金により利用することができます。

インターネットにつながっていれば、常に最新バージョンにアップグレードされるのも特徴です。高頻度で最新バージョンがリリースされるAdobe製品だからこそ、ソフトの更新のために買い替える必要がないのは大きなメリットだといえます。

また、企業単位でライセンスを取得できるため、入退社に伴うアカウント数の追加や変更を簡単に行えます。

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Adobeでできること・利用方法

Adobeの製品を使うことで、具体的にどのようなことができるでしょうか。利用方法についても解説しています。
 

Adobeで主にできること

AdobeにはPhotoshopを代表としたさまざまな専門ソフトウェアがそろっており、ビジネスの多くのシーンで高品質なクリエイティビティを発揮できます。例えば、以下のような作業はAdobeの得意分野です。

  • ロゴ、アイコン、印刷物の作成
  • 画像、写真のレタッチ
  • イラスト作成
  • 動画編集
  • 出版物のDTP
  • Webサイトの作成
  • PDFの編集

 

Adobeを利用するには?

前述のとおり、Adobeの主力製品はCreative Cloudに集約されています。単品の製品のみ契約することも可能ですが、3つ以上の製品を使用する場合は「Creative Cloudコンプリートプラン」を利用するほうがお得になります。

例えば、Photoshop・Illustrator・Premiere Pro・Dreamweaverなどのソフトウェアは単品で2,728 円/月 (税込)。一方、Creative Cloudコンプリートプランであれば6,480 円/月 (税込)で利用できます。

なお無料で利用できるソフトウェアも一部あるため、個別のページで確認するのがおすすめです。

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Adobeの代表的な製品18選

数あるAdobe製品のなかでも、代表的なものは次の通りです。

Adobeの代表的な製品18選

各製品によって強みが異なるため、まずは目的にもとづいてジャンルを絞り込み、そこから細かい用途を限定すると良いでしょう。

次章から、ジャンルごとに各製品の特徴やメリットを詳しく解説します。
 

グラフィック制作に役立つAdobe製品

グラフィック制作はAdobeの最も得意とするジャンルであり、用途別にさまざまなソフトウェアが提供されています。
 

Photoshop(フォトショップ)

Photoshop(フォトショップ)

出典:【公式】Adobe Photoshop 画像・写真編集ソフト

Photoshop(フォトショップ)は、撮影・取得した画像を編集するためのソフトウェアです。

ドット状の小さい四角形の集まりであるビットマップ画像を対象に、色調や雰囲気を細かく調整できます。ほかにも複数の画像を合成できるほか、画像に文字やドロップシャドウを追加するなど、多彩な機能を備えています。

最近では、PhotoshopにAI技術が導入され、さらに便利に利用できるようになりました。最新技術のひとつであるニューラルフィルターを使えば、古い画像の修復や色付け、ポーズの変更といった加工を数回のクリックで簡単に行えます。

Photoshop(フォトショップ)

出典:【公式】Adobe Photoshop 画像・写真編集ソフト

Photoshopの詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

また、Photoshopによく似た代替製品も存在します。無料でPhotoshopのような機能を利用したい方は、次のソフトを検討してみてください。

こちらの記事では、代替製品をご紹介しています。

Illustrator(イラストレーター)

Illustrator(イラストレーター)

出典:【公式】Adobe Illustrator グラフィックデザインの定番ソフト

Illustrator(イラストレーター)は、ベクター画像と呼ばれる、点座標や線の方程式で画像を表現できるグラフィック作成ソフトです。

既存の画像を加工するPhotoshopに対して、Illustratorは、いちから画像を作成できるのが特徴です。具体的には描画ツールを使った直線や曲線の作成のほか、図形も思うままに配置可能です。ロゴやパッケージをデザインしたい企業には、Illustratorが向いています。

チーム内にIllustratorを導入し、素早いレビューを行うこともできます。チームマネージャーからのフィードバックがすべて画面内に表示されるため、スムーズな情報共有につながります。

Illustrator(イラストレーター)_2

出典:【公式】Adobe Illustrator グラフィックデザインの定番ソフト

Illustratorの詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

Illustratorに近い機能を備えた無料ソフトも存在します。できるだけ予算を抑えたい場合は、次のようなソフトを利用するのも方法のひとつです。

 

Lightroom(ライトルーム)

Lightroom(ライトルーム)

出典:Adobe Lightroomのダウンロード | 写真の編集と整理

Lightroom(ライトルーム)は、写真の現像・管理に特化した画像編集ソフトです。簡易的ですが、Photoshopのような画像加工にも対応しています。

Photoshopの強みは複数の画像を合成できる点です。写真に写っている人物を細身にしたり、顔のしわを取って若返らせたりと、自由自在に画像を加工できます。Lightroomには、この合成機能が搭載されていません。

その代わり、Photoshopには搭載されていない画像管理機能を利用できるほか、Photoshopよりもスムーズに複数枚の画像の同時編集を行えます。Photoshopほど高度な機能が必要なく、膨大な量の画像を扱う場合は、Lightroomのほうが向いているでしょう。

また、Creative CloudではPhotoshop寄りの強力な編集機能を有した「Lightroom Classic」も利用できます。
 

InDesign(インデザイン)

InDesign(インデザイン)

出典:レイアウトデザインとデスクトップパブリッシングソフトウェア

InDesign(インデザイン)は、雑誌やパンフレットの原稿作成やデザインを行えるDTPソフトです。ページ管理機能を搭載している点に強みを持ちます。

例えば、紙媒体の原稿やデザインはIllustratorでも作成できますが、雑誌や書籍のようなページ数の多い媒体には対応できません。複数のページを効率良くデザインするには、ページ管理機能を備えたInDesignのようなソフトが必要です。

InDesignであれば、マスターページを編集するだけで、全ページ共通のパーツを変更できます。また、30ページ程度の冊子を作る場合、Illustratorでは最低15個のファイルを管理しなければなりませんが、InDesignなら1つのファイルで済みます。
 

Fresco(フレスコ)

Fresco(フレスコ)

出典:Adobe Fresco | デジタルペインティング&描画アプリ

Fresco(フレスコ)は、タブレット向けのイラスト作成ソフトです。ペンタブレットを使って自由自在にイラストを描きたい方に向けて開発されました。

Illustratorでもペンタブレットを利用できますが、もともとタブレット向けのソフトではないため、専用の機能が不足しています。

Frescoなら、1,000種類以上のカスタムブラシが用意されているため、ペンタブレットならではの繊細な筆の動きを忠実に再現できます。その結果、実際の筆で描いた画材のようなイラストが完成します。
 

Adobe Express

Adobe Express

出典:Adobe Expressにようこそ

Adobe Expressは、シンプルな操作感に特徴があるグラフィック作成ソフトです。Web用やSNS用のデザインテンプレートが用意されているため、Web制作のアイキャッチ画像を作る際に役立ちます

使用方法や操作感は、グラフィック作成ツールのCanva(キャンバ)と似ています。膨大なテンプレートのなかから好みのデザインを選び、細部の色やディテールをドラッグアンドドロップの操作で修正していくイメージです。

基本的な機能は無料で利用できるため、アイキャッチ画像を作る程度の簡易的な作業なら、PhotoshopやIllustratorを使うよりもお得です。 
 

グラフィック制作に役立つAdobe製品

ここでは、Webサイトやモバイルアプリを制作する際に役立つAdobe製品をご紹介します。
 

Adobe XD (Experience Design)

Adobe XD (Experience Design)

出典:UI/UXデザインと共同作業ツール 【アドビ公式】 - Adobe XD

Adobe XDは、Webサイトやモバイルアプリ、音声デバイスのUI(ユーザーインターフェース)をデザインするためのソフトウェアです。Web制作の分野であれば、PhotoshopやIllustratorよりも効率的にデザインを行えます。

作業を効率化させる代表的な機能が「リピートグリッド」です。Webサイトやモバイルアプリでは、コンテンツ一覧や機能比較などのように、特定の要素が連続して並ぶことがよくあります。リピートグリッドを活用すると、ドラッグ操作ひとつで要素の繰り返しを行えるようになります

また、色やテキストスタイルごとに各要素を管理できるアセット機能や、仮想サイトを試験運用できるプロトタイプ作成機能を搭載しているのも特徴です。より詳しい内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

DreamWeaver(ドリームウィーバー)

DreamWeaver(ドリームウィーバー)

出典:webデザインソフトウェア | Adobe Dreamweaver

DreamWeaver(ドリームウィーバー)は、Webサイト開発に特化したソフトウェアです。Webサイトを制作するにあたり、必要な機能が不足なく搭載されています

例えば、クイック編集機能を使うことで、タグ・Class・IDにカーソルを合わせるだけでCSSを編集できます。また、ソースコードを編集しながら、リアルタイムで完成イメージを確認できるライブプレビュー機能も特徴的です。

Webサイト開発の経験が浅い場合は、テンプレートを活用するのも良いでしょう。サイト概要やブログ、ニュースレターといった幅広いテンプレートが用意されており、内容を自由にカスタマイズできます。

DreamWeaver(ドリームウィーバー)_2

出典:webデザインソフトウェア | Adobe Dreamweaver
 

Acrobat Pro

Acrobat Pro

出典:Adobe Acrobat Pro

Acrobat Proは、PDFのあらゆる作業に対応できるソフトウェアです。PDF作成からデータ編集、ファイル内への署名など、作業に必要なほとんどの機能を搭載しています。

もともと編集が難しいPDFファイルでも、Acrobat Proを使えば自由度の高い編集が可能です。具体的には、複数のPDFファイルの統合や情報の更新、文字の直接編集などに対応しています。
 

動画・サウンド制作に役立つAdobe製品

Adobe製品は、動画・サウンド制作に役立つソフトも充実しています。 
 

Premiere Pro(プレミアプロ)

Premiere Pro(プレミアプロ)

出典:本格的な動画編集ソフトウェア | Adobe Premiere Pro

Premiere Pro(プレミアプロ)は、豊富な機能を備えた動画編集ソフトです。映像のトリミングやテロップ挿入、カラーグレーディング、オートリフレームなど、動画編集に必要な機能が一通り搭載されています。

Premiere Pro(プレミアプロ)_2

出典:本格的な動画編集ソフトウェア | Adobe Premiere Pro

また、Adobeの最先端AI(Adobe Sensei)を搭載しているのも特徴です。AIが映像の内容を読み取り、2つの動画クリップの色を自動的にマッチングしたり、動画内の音声を拾って自動で文字起こしをしたりと、より効率的な動画編集を可能にします。

Premiere Proについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。使い方や具体的な機能を知りたい方は参考にしてください。

After Effects(アフターエフェクツ)

After Effects(アフターエフェクツ)

出典:VFXとモーショングラフィックスソフトウェア | Adobe After Effects

After Effects(アフターエフェクツ)は、高度なエフェクトや合成といった特殊加工を施すための動画編集ソフトです。

撮影した映像のカットやアレンジなどを行えるPremiere Proに対して、完成した動画に高品質のモーショングラフィックやビジュアルエフェクトを加えられるのがAfter Effectsです。

Premiere Proでも映像にエフェクトを加工できますが、After Effectsなら動画のタイトルにモーションテキストを付与できるほか、多種多様なビジュアルエフェクト(VFX)や3Dアニメーションを視覚効果として加えられます。

After Effectsに関する詳しい内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

Audition(オーディション)

Audition(オーディション)

出典:Adobe Audition - オーディオの録音と編集

Audition(オーディション)は、音声編集に特化したソフトウェアです。音声ファイルに含まれた声を変える、ノイズを除去する、音声をミックスするといった作業が可能になります。

音声編集ソフトにはさまざまな製品がありますが、Auditionは自動認識機能に優れているのが特徴です。Adobeの最先端AIにより音声を分離して管理・編集できることから、単にノイズを除去するだけではなく、動画に合わせて音源編集を行えます。
 

その他のAdobe製品

上記までご紹介したソフトウェアほど有名ではありませんが、Adobeでは以下のようなソフトウェアもあります。
 

Dimension(ディメンション)

Dimension(ディメンション)

出典:製品/パッケージデザインのためのフォトリアルな3D画像

Dimension(ディメンション)は、パッケージデザインに役立つ3Dグラフィック作成ソフトです。

PhotoshopやIllustratorなどで作成した製品パッケージや容器の画像を簡単に立体化できます。実際の操作は、商品形状のモデルに対して画像をドラッグアンドドロップするのみ。これだけで立体的なモックアップデザインが完成します。

モデルとなる素材は、ストックフォトサイトのAdobe Stock(アドビストック)からダウンロードできます。Adobe Stockには、15,000種類以上の3Dモデルや1,000種類以上の3D材質が登録されているため、より効率的にパッケージデザインを行えるでしょう。
 

Bridge(ブリッジ)

Bridge(ブリッジ)

出典:デジタルアセット管理ソフト | Adobe Bridge

Bridge(ブリッジ)は、Adobe製品で作成したファイルを一元管理できるソフトウェアです。画像の加工や編集には対応していないものの、複数のAdobe製品の連携をスムーズにするメリットがあります。

例えば、Lightroomで現像した画像をPhotoshopでレタッチする場合、本来なら一度出力した画像をPhotoshopで読み込む必要があります。Bridgeを使えば、各画像に作業用・修正用といったラベルを付与したうえで、関連ソフトへと簡単に読み込めるようになります。膨大な画像ファイルを取り扱う作業ほど、Bridgeの効率性の高さを強く実感できるでしょう。
 

Premiere Rush(プレミアラッシュ)

Premiere Rush(プレミアラッシュ)

出典:Adobe Premiere Rush | Adobeのモバイル&デスクトップ向けビデオ編集

Premiere Rush(プレミアラッシュ)は、パソコン以外にスマートフォンやタブレットからでも操作を行える動画編集ソフトです。Premiere Proに比べて機能が見劣りするものの、シンプルな操作性に特徴があるため、SNSへ気軽に動画を投稿したい場合に向いています。

Premiere Rushには、テロップ挿入やフレームサイズ変更、スピードランピング(速度調節)などの動画編集に最低限必要な機能のみが搭載されています。また、Premiere Proにはない無料プランも用意されているため、気軽に動画編集を行えるのが特徴です。
 

Premiere Elements(プレミアエレメンツ)

Premiere Elements(プレミアエレメンツ)

出典:使いやすい動画編集ソフトウェア | Adobe Premiere Elements 2023

Premiere Elements(プレミアエレメンツ)も、Premiere Proと同じ動画編集ソフトです。

どちらかといえば上級者向けに設計されたPremiere Proに比べ、Premiere Elementsは、初心者でも簡単に動画編集ができるよう工夫されています。ステップ別のメニューボタンや初心者向けのフォーマットなどが代表例です。

また、AIによる自動編集機能やクイック編集機能を搭載しているのも特徴です。簡単な操作のみで特殊効果やエフェクトを加えられるため、作業効率を高めたい方にはPremiere Elementsが向いているでしょう。
 

アニメーション関連のAdobe製品

Adobeにはアニメーション制作に関連するソフトウェアもあります。
 

Character Animator(キャラクターアニメーター)

Character Animator(キャラクターアニメーター)

出典:Character Animator - モーションキャプチャーアニメーション

Character Animator(キャラクターアニメーター)は、いちからキャラクターアニメーションを作るためのソフトウェアです。

単なるアニメーションではなく、キャラクターに生き生きとした動きを加えられる点に特徴があります。例えば、Webカメラで自身の動きを読み込み、その動作をキャラクターに反映できます。Vtuberでお馴染みの3Dアバターも、Character Animatorを使えば容易に作成可能です。
 

Animate(アニメイト)

Animate(アニメイト)

出典:Adobe Animate - 2Dアニメーションソフト、Flashアニメーション

Animate(アニメイト)は、FlashやHTML5 Canvas、WebGLといった幅広いフォーマットに対応するアニメーション作成ソフトです。

Character AnimatorのようにWebカメラやマイクと連動させて、自由自在に動くキャラクターを作ることはできません。しかし、キャラクターアニメーションに特化しているCharacter Animatorに比べ、Animateではキャラクター以外の幅広いアニメーションのほか、簡易的なイラストまで作成できます

また、コードスニペット機能を使えば、作成したアニメーションにJavaScriptやActionScriptなどを実装可能です。
 

マーケティング活動を促進するAdobe Experience Cloudとは?

マーケティング活動を促進するAdobe Experience Cloudとは?

出典:Adobe Experience Cloud

Adobe Experience Cloudとは、クリエイティブ製品によって制作したコンテンツを、各タッチポイントに合わせて顧客へと的確に配信できるマーケティングプラットフォームです。Adobe AnalyticsやAdobe Advertising Cloudなど9種類のツールを統合しています。

コンテンツ管理(CMS)やEメールキャンペーン、広告バイイング、効果測定の自動化まで、さまざまな領域をカバーしているのが特徴です。この製品ひとつで、多様なデジタルタッチポイントから収集したデータを統合し、一貫したメッセージやコンテンツを顧客へと提供できるようになります。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

Adobeの便利な無料アプリ

Adobeには無料で使えるモバイルアプリもあります。今回ご紹介したLightroomやPremiere Rushも、無料のモバイルアプリに対応しています。

多くは基本的な機能のみ無料で利用でき、機能やストレージを増やす場合は有料プランに加入するという仕様です。

以下、Adobeのおすすめ無料アプリをご紹介します。
 

Photoshop Express

Photoshop Express

出典:【公式】Adobe Photoshop Express 画像・写真編集ソフト

「Photoshop Express」は、写真の補正やコラージュなど、クリエイティブな画像編集ができるアプリです。テキストやスタンプの挿入をはじめ、写真の背景変更なども簡単に行えます。Lightroom の写真を Photoshop Express に読み込むことも可能です。
 

Adobe Express

Adobe Express

出典:【公式】無料のオンライン写真/デザインツール | Adobe Express

「Adobe Express」は、デザイン未経験者でもさまざまなデザインが簡単に作成できるソフトウェアです。数千ものテンプレートが用意されており、YouTubeのサムネイルやInstagramの投稿、ストーリーズ、Facebook投稿など、さまざまなプラットフォームに対応しています。
 

Adobe Scan

Adobe Scan

出典:【公式】スキャンしてPDFを作成 | 無料の文書スキャナーアプリ

「Adobe Scan」は、モバイルカメラで簡単に書類をスキャンし、PDFにできるアプリです。名刺や領収書、ホワイトボードのメモなどを撮影し、デジタルファイルとして保存できます。保存した書類はフォルダに分けて整理し、検索も可能です。

こちらの記事で無料アプリをご紹介していますので、Adobe製品を手軽に導入してみたい方は参考にしてください。

目的に合わせて最適なAdobe製品を選ぼう

Adobe製品を選ぶ際は、目的や用途を絞り込むことが大切です。まずはクリエイティブ活動やマーケティング活動における課題を洗い出し、どのようなソフトなら解決が可能かを検討しましょう。

自社に合うAdobe製品を導入することで、クリエイティブ業務の質が高まり、顧客により価値のあるサービスを提供できるようになるでしょう。

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このガイドでは基本概要からPhotoShopやIllustratorなど、主なアプリを中心に解説しており、目的に合わせたアプリやプランの選び方などが詳しく紹介されています。ぜひご覧ください。

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Adobe Creative Cloud アプリの基礎ガイド

 Adobe Creative Cloud アプリの基礎ガイド

元記事発行日: 2023年9月21日、最終更新日: 2024年2月05日

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