ハードバウンスとソフトバウンスの違いについて
メールのバウンスとは、一般に、メールが受信箱に配信されないことを言います。この問題に「ハード」と「ソフト」の2つのタイプがあり、一方は永続性が強いエラーを、そしてもう一方は永続性が弱いエラーを表します。
ハードバウンスは、メールが永続的な理由で配信できなかったことを意味します。アドレスが実在しないか、メールのドメインが実在しないか、あるいは受信者のサーバーがメールを拒否した、などが原因として挙げられます。
よくあるケースのひとつに、名刺情報から得たメールアドレスがハードバウンスになってしまった、などというケースです。考えられる可能性は、その名刺情報の方が転職、退職、部門の変更になってしまった、などの理由でハードバウンスになります。
他にも多くの理由が考えられますが、要はそれが永続的なエラーであれば、ハードバウンスと呼ばれます。このようなメールにメールを送信しても届くことはありませんから、すべてリストから削除しなくてはなりません。
ソフトバウンスは、メールが一時的な理由で送信できなかったことを意味します。主な原因は、受信箱が容量を超えていたり、メールのサイズが大き過ぎたりすることです。ソフトバウンスが起きると、メールプロバイダーの多くは、そのメールの送信を数日のあいだ試行し続けます。このようなアドレスには注意が必要です。同じアドレスが何度もソフトバウンスを繰り返すようなら、そのアドレスは削除するべきです。
バウンス率は合計で2%を超えないようにしてください。それよりも高くなると、メールが正しく送られていないと思えてくるはずです。
まとめると、ハードバウンス=永続的な配信エラー、ソフトバウンス=一時的な配信エラーです。それほどややこしくはありませんが、重要な用語であることは確かです。
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編集メモ:この記事は、2014年3月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Ginny Mineoによる元の記事はこちらからご覧いただけます。
元記事発行日: 2016年10月03日、最終更新日: 2023年1月18日
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