起業の先行きは不透明な部分もありますが、経営者が製品を生み出し売買する方法を進化させるチャンスは至る所に転がっています。
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この記事では、2024年版「State of Entrepreneurship Survey(起業家の現状調査)(英語)」の主要な統計データから、最新の情報をご紹介します。お急ぎの場合は、目次から必要な情報をご確認ください。
起業家に関する統計データ
米国にいる起業家の数
米国には約3,100万人の起業家がおり、労働人口の16%を占めています。
大卒の起業家の割合
Guidant Financial社の調査によると、高等教育を受けた起業家の割合は以下の通りです。
- 大卒:44%
- 大学院修士課程修了:27%
- 高卒/高卒認定:15%
- 短大卒:11%
- 大学院博士課程修了:4%
起業家の4分の1が高校卒業程度であることを考えれば、高学歴は大きな財産ではあっても、経営者になるための唯一の道とは言えません。
- 米国ではこの19年間、起業率が上昇傾向にあります。
- 米国では2024年5月だけでも423,945件の新規事業申請がありました。
- 米国の中小企業の65%は利益を上げています。
- 米国の中小企業では6,170万人が雇用されています。
起業家に関する一般的な統計データ
- 当社の調査に回答した起業家の80%が、1つ以上の事業をフルタイムで経営しています。また、13%は自分のビジネスを本業の傍らで行っています。
- 起業家の21%は、ビジネスのアイデアに対する情熱から起業しています。
- 起業家の70%が、キャリアやライフスタイルの変化を求めて起業したと答えました。
- 決まった時間で働く会社員生活に別れを告げたい、あるいは自分の責任で事業を運営したいといった理由で起業家になった人の割合は45%です。
- 起業したことを後悔したことがある起業家はわずか8%にとどまっています。
- 新型コロナウイルス感染症のパンデミック中や直後に起業した中小企業経営者の57%が、インフレの影響を受けて起業したと回答しています。
- 小売と食品は、中小企業経営者にとって最も人気のある業界です。
- 起業家の24%が2024年に従業員を増やす計画を立てています。
- 起業家が使う採用方法の中で最も人気があるのは、既存の従業員からの紹介です。
- 2024年に起業家が最も期待しているのは、顧客基盤、チーム、ブランド認知度の拡大です。
- 回答者の66%が、今後1年間にAIに精通した従業員を雇用する予定だと答えました。
- スタートアップ創業者の83%が、AIは従業員の生産性向上にプラスの影響を与えると回答しています。起業プロセスにまつわる統計データ
- ソーシャルメディアが成長を促すマーケティングチャネルとして最も重要であり、口コミ、ウェブサイト/SEOブログがそれに続くと起業家たちは述べています。
- 74%の企業は、ソーシャル メディア マーケティングに積極的に投資しています。
- SEOは3番目に利用されているマーケティングチャネルです。
- 個人事業主の10人に8人はオンラインで顧客と交流したり、顧客を見つけたりしていると答え、対面でのみ顧客やクライアントと仕事をしていると答えたのはわずか22%でした。
- 個人事業主の半数は、デジタル技術(eコマースやリモートワークなど)のおかげで事業を立ち上げることができたと答えています。
- 起業家の多くは、顧客やリードのほとんどが口コミによる紹介だと答えています(62%)。
あわせて読みたい
起業家のデモグラフィック属性(年齢や経歴)
- 米国の起業家の平均年齢は36.4歳で、2022年の調査に比べ4歳若くなっています。
- ミレニアル世代の経営者は、2023年から27%増加しました。
- 一方ベビーブーム世代の経営者は、2023年と比べ7%減少しています。
- 2024年の起業に関心を示すZ世代は、他のどの世代よりも多い結果となりました(Quickbooks、2023年)。
- 米国の企業190万社は退役軍人が経営しています。
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マイノリティー起業家の統計データ
- 正当な評価を受けていない起業家の多くは、主要事業の運営にあたって現状で得られるビジネスチャンスを「十分」と評価しています(40%)。「素晴らしい」と評価する起業家は26%に過ぎません。
- マイノリティー起業家が直面するビジネスや起業に関する最大の課題は、財務、成長と規模拡大、マーケティングとブランド認知の向上です。
- 米国の起業家のうち、26%が女性です。
- 新しい小規模事業全体の26%を黒人経営者が占めています。
- 黒人起業家の46%は女性です。
- 米国の中小企業経営者のうち、520万人が有色人種です。
- 世界では、大きな成長を遂げる起業家の4人に1人が女性です。
あわせて読みたい
起業家とテクノロジーについての統計データ
- 起業家が利用する上位3つのツールは、決済処理ツール(53%)、コミュニケーションツール(43%)、マーケティングツール(40%)でした。
- 調査対象の創業者の80%は、AIの活用が自社の成長につながると考えています。
- スタートアップ創業者の59%は、有望な見込み客へのアプローチにAIが役立っていると感じています。
- カスタマーマーケティングとセグメンテーションにおいて最も人気のあるAIの活用例は、顧客行動予測(24%)と個々の顧客に合わせた最適コンテンツを生成するアルゴリズム(23%)です。
- スタートアップ創業者は、市場投入戦略でAIを活用する最大のメリットは、顧客転換率の向上であると回答しています。
起業家の所得関連データ
- 中小企業経営者の86.3%は自身の給与が100,000ドル以下で、そのうち30%はまったく受け取っていません。
- CEOの平均年収は166,775ドルです。
- 中小企業経営者の平均基本給は70,973ドルです。
- ほとんどの個人事業主は、純資産を約100,000~249,999ドルと見積もっています。
- 中小企業経営者の過半数が、2024年の給与は6桁以下と回答しています。
- 中小企業経営者の64%が、2024年の収益目標を達成できそうだと回答しています。
- 米国で副業をしている人の半数以上が、50,000~100,000ドル稼げるようになったらフルタイムの経営者になると答えています。
起業家の経済関連データ
- 中小企業経営者の86%が、事業を持つことで個人的な経済的目標を達成することができたと答えています。
- 中小企業経営者が必要とする起業資金の平均額は10,000ドルです。
- 中小企業経営者や意欲的な起業家の18%が友人や家族から出資を受けています。
- ほとんどの起業家は、(収益は別として)事業資金を自己資金から調達していると答えています(75%)。次に多いのが融資で、別の仕事やベンチャー企業からの収入がそれに続きます。
- 個人事業主の85%が、事業のための買い物や迅速な資金調達源としてクレジットカードを利用したことがあると回答しています。
- 中小企業経営者の78%が、事業の収益性は高いと答えています。
- 当社の起業に関する調査では、回答者の事業が黒字になるまでに平均1~2年を要したという結果が出ています。
- 起業家の37%が、2024年は売上と年間経常収益(ARR)が上がると考えています。
- 100,000~500,000ドルの年間経常収益を達成するのが最も困難です。
- 当社の調査では、回答者の54%が資金調達や財務管理に苦労していることが明らかになりました。その内訳は、22%が資金調達、18%が予算編成、13%が経常収益の獲得となっています。
- クラウドファンディングの40%は、ビジネスや起業のための資金調達です。
起業家の働き方に関する統計データ
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- 個人事業主の大半はリモートワークを行っています。
- 米国の起業家の69%が自宅で起業しています。
- 社会起業家は、リモートワークを持続可能なものにする最大の要素として、メンバー同士のコラボレーションを促進するデジタルプラットフォームの導入(39%)、そして仕事の進め方における柔軟性(36%)を挙げています。
- 社会起業家にとって業務改革に向けた最も重要な行動は、成長を促進する組織文化を構築することです(45%)。
- 個人事業主の労働時間は短く、休暇も取りやすいが、ストレスレベルは高い傾向にあります。
- 中小企業の75%が従業員に対して福利厚生を提供しています。
- 圧倒的多数の経営者(73%)が自身について「やや幸せ」または「非常に幸せ」と答えました。
起業家に関する興味深い過去データ
- 2023年においても、中小企業経営者の54%はパンデミックが事業に影響を及ぼしていると感じていました。
- 2022年には、中小企業経営者の84%が週40時間以上働き、そのうちの19%が週60時間以上働くと回答しています。
- Quickbooks社は2023年、同年に起業する中小企業の23%が完全にリモートワークとなり、87%がオンラインを主体とするようになると予測しました。
- 中小企業の半数以上(52%)がインフレの影響を「非常に懸念」しています。
- 中小企業の43%が2022年に値上げを計画しています。
- 2022年、中小企業にとっての最優先課題はオンライン販売の拡大でした。
- 2020年における米国の起業家数はカリフォルニア州が最多でした。
- 中小企業の82%が新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対応して職場の変更を実施しました。
- 起業家の29%が2022年の雇用は「非常に難しかった」と回答し、「とても簡単だった」と答えた起業家はわずか1%でした。
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HubSpotブログチームでは、起業家の現状について理解を深めることを目的に調査を続けています。今後も調査結果に基づき、皆さまに適切なデータをお届けしたいと考えておりますので、どうぞご期待ください。
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