ホームページ維持費の内訳と相場・費用を抑えるためのポイントを解説

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水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

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ホームページを作成する際には初期費用がかかりますが、もう1つ見落としてはならないのが「維持費」です。ホームページは完成後も、管理・運用していくためのコストが発生します。

ホームページ維持費の内訳と相場・費用を抑えるためのポイントを解説

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    今回はホームページ維持費の内訳と、管理・運用方法のパターン別に見た場合の維持費の相場をわかりやすく紹介します。維持費を抑える上で押さえておきたい3つのポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

    ホームページ維持費の内訳

    はじめに、ホームページ維持費とは具体的に何を指すのか、その内訳を確認しておきましょう。
     

    1. サーバー利用料

    1つ目の費用はサーバー利用料です。レンタルサーバーを利用する場合、月額費用もしくは年額費用を支払う必要があります。費用は料金プランによって異なるため、自社が想定しているホームページの規模やアクセス数に応じてプランを選ぶことが大切です。

    サーバー利用料は幅が広く、月額数百円から利用できるものもあれば、数千〜1万円以上のプランも存在します。利用料の安さだけに着目するのではなく、サポート体制についても確認しておきましょう。

     

    2. ドメイン費用

    ドメインとは、インターネット上の「住所」を表す文字列のことです。無料ホームページ作成サービスなどを利用する場合、ドメイン費用はかからないものの、URLに自社とは関係のない文字列が含まれることになるため、あまりおすすめしません。企業ホームページであれば、自社名などを含む独自ドメインを取得しておくほうが、ユーザーからの信頼を得やすくなるでしょう。

    一般的に、ドメイン費用は年額です。1年ごとに契約が更新されるため、支払いも1年〜数年に1回となります。
     

    3. SSL費用

    SSLとは、インターネット上でやり取りされるデータを暗号化する技術のことです。近年、SSLに対応していないホームページを表示すると警告を表示するWebブラウザが増えていることから、SSL対応は必須といえるでしょう。

    SSL費用は認証レベルによって異なります。レンタルサーバーの中には、SSLを無料で利用できるプランを提供しているものもあるため、サーバー契約時にはSSLについても確認しておくのが得策です。
     

    4. 外注費・広告費

    ホームページに掲載するコンテンツを制作するための費用や、SEO対策を講じるための費用、アクセスを増やしたり商品の販売を促したりするための広告費なども考慮する必要があります。

    とくにブログコンテンツなどを継続的に制作していく場合には、社内の人的リソースによっては外注が中心になるケースもあるでしょう。外注費や広告費は長期的に見ると大きなコストになる可能性があるため、あらかじめ試算した上で予算に組み込んでおく必要があります。
     

    ホームページ維持費の相場【パターン別】

    ホームページの維持費は、管理・運用の仕方によっても変動します。ここでは代表的な4パターンについて、ホームページ維持費の相場を見ていきましょう。

    ホームページ維持費の相場【パターン別】

     

    パターン1:自社で管理・運用する場合

    管理・運用を自社で一括して実施した場合、維持費の目安は月額5,000円程度です。サーバー利用料やドメイン費用といった最小限のコストのみに抑えられる反面、社内でやるべきことが多くなります。

    たとえば、コンテンツを定期的に更新する場合、制作や入稿といった作業を自社の担当者がすべて行わなくてはなりません。また、ホームページに何らかの不具合やトラブルが発生した際にも、基本的には社内で解決する必要があります。自社の人的リソースやサイト運営の知識・スキルに鑑みて、自社で管理・運用すべきか慎重に判断しましょう。
     

    パターン2:管理・運用を一部外注する場合

    管理・運用の一部を外注した場合、維持費の目安は月額1〜2万円程度です。前述のパターン1でかかる費用に加え、少額の外注委託料が発生するイメージで捉えてください。

    たとえば、コンテンツ制作は自社で行うものの、制作物をホームページに反映させる工程や日常のメンテナンスなどは外部委託する、といったパターンが想定されます。自社でやるべきことも決して少なくない反面、専門的な知識やスキルが必要な作業については任せられる点がメリットです。
     

    パターン3:管理・運用を全面的に外注する場合

    管理・運用を全面的に外注した場合、維持費の目安は月額2〜5万円程度です。前述のパターン2で解説した外部委託料が、より高くなるイメージで捉えてください。

    たとえば、記事コンテンツの制作からメンテナンスまで、ホームページの管理・運用に必要な工程は基本的に外注するといったパターンが想定されます。自社でやるべきことは限られているため、ホームページの管理・運用に要する工数を大幅に削減できる点がメリットです。ただし、コスト面が高くなることに加え、外注先を通して大半の工程を進めることから、タイムリーな情報発信やコンテンツの更新がしにくくなる傾向があります。
     

    パターン4:集客施策も含めて外注する場合

    ホームページの管理・運用だけでなく、集客施策も含めて外注した場合、維持費は月額5万円〜が目安です。SEOなどのWebマーケティング施策を講じることになるため、少なくとも半年〜1年単位での契約となるケースが多いでしょう。

    集客施策にかかる費用は、講じる施策や委託先によって大きく異なります。一般的には、高い集客効果を求めるほど費用も高くなりがちです。ただし、費用さえかければ必ず集客効果が得られるとは限りません。集客施策も含めて外注する際には、費用対効果のバランスを慎重に判断する必要があります。
     

    費用を抑える3つのポイント

    ここまでに見てきたとおり、ホームページには相応の維持費がかかるケースがほとんどです。できるだけ費用を抑えて管理・運用していくには、どのような点に留意すればよいのでしょうか。実践しておきたい3つのポイントを紹介します。
     

    ポイント1:サーバーやドメインの管理を自社で行う

    1つ目のポイントは、サーバーやドメインの管理を自社で実施することです。制作会社などにドメインの管理・運用を一任した場合、手数料や管理料といった実費以外の費用が上乗せされている可能性があります。実費のみの負担でホームページを運用するなら、サーバーやドメインを自社で契約し、管理していくのが得策です。
     

    ポイント2:コンテンツ制作を内製する

    ホームページに掲載するコンテンツのうち、一部またはすべてを自社で制作することにより、制作外注費を抑えられます。社内で挙がったアイデアを即座にコンテンツへと反映できるなど、スピーディーな対応が可能になることも大きなメリットです。

    ただし、継続的にコンテンツ制作を行い、かつコンテンツの質を担保するとなると、相応の人的リソースの確保が欠かせません。専任の担当者やメディア編集長といったポジションを担える人材を確保できるかどうか、慎重に判断する必要があるでしょう。

     

    ポイント3:自社で集客ノウハウを確立する

    ホームページは開設しただけでは集客効果が得られないケースがほとんどです。一方で、集客施策を含めて外注した場合、前述のとおりコストがかさむ原因にもなりえます。自社で集客ノウハウを確立することは、長期的なコスト削減を実現する上で重要なポイントといえるでしょう。

    ただし、集客ノウハウは一朝一夕に確立できるものではありません。施策の実行と検証・改善を繰り返し、自社に合った広告施策やSNS戦略を見つけていくことが大切です。

     

    ホームページ維持費は工夫しだいで抑制できる

    ホームページを運営していく以上、維持費がかかるのは避けられません。一方で、工夫しだいでは維持費を抑えて効率よくホームページを管理・運用していくことも可能です。今回紹介したパターン別の維持費の相場や、費用を抑えるためのポイントを参考に、自社にとって適正な維持費を見極めていきましょう。

    自社でコンテンツ管理やマーケティング活動を推進することは、ホームページの維持費を抑える上で重要なポイントです。こうした管理・運用方法を目指している事業者様には、HubSpotが提供するCMS「Content Hub」をおすすめします。

    コンテンツの構成要素(アセット)を一元管理できることに加え、将来的にビジネスの成長に合わせて機能を拡張し、CRMやMAといったマーケティングに必要な機能を実装することも可能です。ホームページの長期的な活用を見据えている事業者様は、ぜひ「Content Hub」をご活用ください。

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    トピック: ホームページ

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