2007年、HubSpotではWebsite Graderというウェブサイト評価ツールをローンチしました。以降、Website Graderは実に400万ものサイトの評価を行い、さまざまな企業がサイトを最適化するのを支援してきました。
しかし、2007年から今日までに多くの変化が訪れました。ウェブサイトも、そのデザイン、機能、目的において大きく変化しています。企業を支援し続けるために、Website Graderも変わる必要がありました。
そして今日、一新されたWebsite Graderをここにご紹介したいと思います。新しくなったWebsite Graderでは、現代の検索ランキング基準に基づいたサイトの評価が可能です。それでは早速、個別評価を行う方法と、Website Graderの各種機能について見ていきましょう。
Website Graderとは?
Website Graderは無料のオンラインツールで、これを使えば誰でも無料でウェブサイトの個別評価を実施することが可能です。評価はパフォーマンス、モバイル対応、SEO、セキュリティといった主要メトリクスに対して行われます。
Website GraderとMarketing Graderの違いは?
Website GraderはMarketing Graderとは異なります。Marketing Graderでもウェブサイトの評価を行っていますが、その評価の焦点はブログ、ランディングページ、ソーシャルメディアといったマーケティングアクティビティにあります。一方、Website Graderは検索ランキングに影響するコアエリアを評価することを目的としています。
Website Graderの使用方法
使い方は簡単です。評価したいサイトのURLとメールアドレスを入力するだけで、数秒以内に1~100点の個別スコアが返されます。また主要基準ごとのサイトパフォーマンスを説明したレポートも提供されます。
基準は以下のとおりです。
- パフォーマンス: トラフィックの増加、コンバージョン率の向上、より多くのリードと売上の創出。これらを実現したければ、サイトのパフォーマンスを最適化することが不可欠です。Website Graderではページのサイズ、リクエスト数、スピード等を評価します。
- モバイル対応: 今やモバイルデバイスからのトラフィックはかつてないほど重要となりました。貴重なトラフィック、リード、売り上げを逃さないためには、サイトをモバイルに最適化することが重要です。Website Graderではサイトがどの程度モバイルフレンドリーかを、レスポンシブネスやviewport設定などの基準を使って評価します。
- SEO: サイトはユーザーが見つけやすくなければなりません。Website Graderでは、ユーザーにとってそのサイトがどの程度見つけやすいか、また、検索エンジンにとってページのタイトル、メタディスクリプション等がどの程度理解しやすいものかを評価します。
- セキュリティ: SSL認証を使用することで、サイトを悪質な攻撃から守るとともに、信頼できるサイトであることをアピールできます。訪問者は個人情報を安心して入力できると感じるかもしれません。SSL認証を使用しているサイトは、Website Graderで高く評価されます。
レポートの最後には、サイトのパフォーマンス(とWebsite Graderのスコア)を向上するために、取り組む必要のある問題点とそれに対する改善案が記載されます。
個別評価の後にすべきこと
スコアが90点未満だった場合: 改善の余地があります。結果を同僚と共有し、協力して必要な改善策を実施しましょう。Website Graderから簡単に個別レポートをメールすることが可能です。ナビゲーションの右上にある共有アイコンをクリックして、送り先のアドレスを入力してください。
スコアが90点以上だった場合: かなり優秀なサイトです。そのことを世界に向けて発信しましょう! 評価レポートは簡単に同僚や友人に共有することが可能です。Twitter、Facebook、あるいはLinkedInのアイコンをクリックすれば、それぞれのアカウントからレポートが共有できます。
編集メモ:この記事は、2015年5月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Éadaoin Murphyによる元の記事はこちらからご覧いただけます。