皆さんが広告をクリックするのは、どんなところに惹かれたときでしょうか? かわいい子犬の写真や面白い説明文など、気になるポイントはさまざまでしょう。お得な情報にしか興味がないという方もいらっしゃるかもしれません。

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ソーシャルメディア広告の成功のカギについては、数々の調査記事で言及されています。中でも広告の効果を大きく左右するポイントとなるのは、作成した広告コンテンツが自然で違和感のない(ネイティブ広告である)ことです。Mobile Marketing Associationによると、ネイティブ広告は従来のディスプレイ広告と比較して、ユーザーが広告を閲覧する時間が40%長く、ブランドを覚えてもらえる確率は2倍となっています。

Instagram広告は、月間アクティブユーザー10億人のInstagramフィードに表示されるため、企業のマーケティングにはうってつけです。広告の見た目は個人ユーザーがシェアしているオーガニック投稿に似ているため、ユーザー体験を損なうこともありません。しかも、Instagram広告はInstagramとFacebookでユーザーがフォローしたり「いいね!」したりした投稿に応じて表示されるため、マーケティング担当者はより的を絞った効果的な広告活動を行うことができます。

この記事では、思わずクリックしてしまうような印象に残るInstagram広告を紹介し、皆様が今後Instagram広告キャンペーンを展開するうえで参考になるヒントをご紹介します。

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初心者でも簡単に出稿可能!Instagram広告基本ガイド

〜ビジュアルコンテンツを活用してブランド広告を成功させる秘訣とは?〜

Instagram広告キャンペーンを開始すべき理由

HubSpotの共同マーケティングチームのインターンに参加したEllen Bartolinoは、Facebook広告プラットフォームで優れたInstagram広告キャンペーンを開始する手順をチェックリストにまとめました。現段階では、まだ成果や収益の面で有効性を評価することはできませんが、一部のパートナーや調査機関によると、これを活用したマーケティング担当者たちには既にプラスの影響が表れているようです。

Brand Networksの調査によると、InstagramのCPM(インプレッション単価)は、2015年後半の時点で7.04ドルでしたが、2016年第1四半期には4.16ドルにまで減少しました。また、Marketing Landによると、Instagram広告はFacebook広告よりもわずかに費用が下がり、エンゲージメントが高くなることが判明しています。

ブログ記事やその他のコンテンツの閲覧数アップ、ウェブページへのトラフィックの誘導、リードコンバージョン、アプリのインストール、動画ビューの再生数アップなど、マーケティング活動の目標はさまざまでしょう。ぜひInstagram広告を活用して、適切なユーザーをターゲットにし、これらの目標を達成しましょう。

おすすめのInstagram広告事例11選

1)Instagram for Business

まずは、Instagram広告の広告事例です。Instagramでは、自社のInstagram for Businessアカウントで新しい広告機能を紹介しています。ここでは、ユーザーが自分のInstagramのビジネスアカウントの活用方法をイメージできるように、広告コンテンツの例としてレシピサイトのFood52を取り上げています。

Food52のInstagramを見てみると、以下の広告は同アカウントが投稿しているオーガニックコンテンツと大して変わりません。そのため、この広告は、友人が投稿している他の写真や動画の中に違和感なく溶け込みます。

この広告のポイント:

  • 質感、色のコントラスト、照明をうまく利用したおいしそうな食べ物の写真、広告を目にした人の食欲をそそります。食べ物の写真はInstagramで特に人気があり、ハッシュタグ#foodだけでも1億8,900万件を超える写真が投稿されています。
  • 幾何学的な図形と線を使用して、閲覧者の興味を引き、エンゲージメントを促進します。
  • この広告は感性に訴えかけるデザインになっています。EventBriteの調査によると、(Instagramユーザーの過半数を占める)ミレニアル世代の78%は、物を買うことよりも何かを経験するためにお金を使っています。そのため、単にウェブサイトのスクリーンショットを掲載するよりも、そのサイトで得られる体験を連想させるような画像の方が訴求力があるのです。

2)Samsung Mobile

この広告は、Samsung Mobileの新しいGalaxy S6 Edge Plusスマートフォンの紹介で、特にカメラに搭載されたマニュアルコントロールを使用して思いどおりの写真を撮影できることをアピールしています。

この画像は、3台のスマートフォンをミドルショット(接写と遠写の中間)で撮影したものです。この構図を使用すると、新機能を紹介すると同時に、実際の製品の使用感をイメージしてもらうことができます。各スマートフォンの画面には、さまざまな場所が写っており、どんな場所でもすばらしい写真を撮影できることを伝えています。

この広告のポイント:

  • 被写体となるスマートフォンの背景を白にすることで、製品を際立たせています。SteelHouseの担当者は次のように述べています。「これ[背景を白にした撮影方法]は、とにかく効果的なのでよく使われます」
  • この広告の写真は、とてもシンプルな製品デモとなっています。閲覧者が新しいコントロール機能を確認できるように、各スマートフォンをミドルショットで写し、各画面の下部に特徴的な白いマニュアルコントロールを表示しています。 
  • 言葉遊びを取り入れた巧妙かつ少しユーモラスなキャプションにより、閲覧者の記憶に残りやすくなり、新機能(カメラのマニュアルコントロール)に注目してもらえるようになります。幸福感や笑いなどの感情を呼び起こす広告は、閲覧者がシェアしてエンゲージメントを獲得できる可能性が高いと言われています。

3)Amy Porterfield

Amy Porterfieldは、マーケティングとソーシャルメディアを専門とするコンサルタントで、企業やマーケティング担当者向けの学習用コンテンツを提供しています。この広告の目的は、無料のウェビナートレーニングを通じて新しいリードや顧客を獲得することです。 

この広告のポイント:

  • この広告には、会社の顔となる人物がはっきりと写っています。WordStreamは、ブランドに人間味と個性を持たせるために、手軽に行えるこの方法を提案しています。
  • CTA(Call-To-Action)が明確です。Instagram広告はFacebookやInstagramでのユーザーの興味に基づいて表示されるため、既にマーケティングウェビナーに興味を示しているユーザーにとって「無料トレーニング」は願ってもないメリットです。この広告では、閲覧者が無料でマーケティングスキルを磨ける機会を宣伝しています。

4)New York Times

このInstagram広告には、New York Timesの有名なクロスワードパズルが掲載されています。この広告のねらいは、閲覧者にパズルに挑戦してもらい、New York Timesが宣伝しているオファーへの興味を呼び起こすことです。パズルが解ければ達成感を得られ、明るい気分になるため、広告をシェアまたはクリックする可能性も高まります

この広告のポイント:

  • この広告に動きはありませんが、閲覧者がパズルを解こうとすればインタラクションが生まれます。こういったインタラクティブなコンテンツは、Instagramの他のコンテンツと比べて広告のエンゲージメント率が高くなります
  • この広告では、子供向けチャンネルNickelodeonの90年代のアニメ番組「ヘイ・アーノルド!」というノスタルジアマーケティングを採用しています。このマーケティング戦略により、オーディエンスはコンテンツやブランドに対して好感を抱きます。

5)Monster

Monsterは、全世界で求職者と人材募集中の企業のマッチングを支援するサイトです。この動画広告では、求職者が就職に不利な事実を採用担当者に説明する方法をユーモラスに紹介しています。映画「キャスト・アウェイ」の主人公を求職者に見立て、職歴の「海を漂流してひどい目に遭った」というネガティブな表現を、「海藻などの『乗組員』のマネジメントを行った」というポジティブな表現に書き換えます。

この広告のポイント:

  • この広告には動画コンテンツを採用しています。ある調査では、特にソーシャルメディアの場合、動画は他のコンテンツと比べてユーザーからの需要が高いという結果が得られました。
  • この広告では、好奇心を刺激してユーザーを惹きつけ、詳細を確認するように働きかけます。そもそも、映画「キャスト・アウェイ」は就職活動と何か関係があるのでしょうか? 実はほとんど関係ありません。しかし、有名なストーリーを題材に親しみやすいデモを実施し、欠点をどのように利点に変換して履歴書に記載するかを説明することで、トピックを理解しやすく、記憶に残りやすくなるように工夫しています。

6)Headspace

Headspaceは、毎日10分間の瞑想とマインドフルネスのセッションを行うためのアプリを提供しています。このシンプルで効果的な広告にはカウントダウン時計が描かれており、このアプリを利用すれば、わずか10分で不安を取り除けることを伝えています。これが本当かどうかはわかりませんが、米国だけで4,000万人が不安障害に悩まされているという事実を踏まえると魅力的なアイデアです。

この広告のポイント:

  • この広告では、明るい暖色系の色を使用しています。blur Groupによると、こういった色は「勇気や活力」といった感情を呼び起こすため、メンタル ウェルネス アプリのダウンロードを促進しようとする場合にはぴったりです。
  • この広告はコミック調です。Wall Street Journalの漫画家Stu Heinecke氏は、記憶への残りやすさとブランドの「スティッキネス(定着度)」を高めるために効果的だと推奨しています。
  • この広告では、「不安」「幸福度の高い」といった感情に訴えかける言葉を使用しています。Harvard Business Reviewによると、これにはキャンペーンの話題性を高め、記憶に残りやすくなる効果があります。

7)Blinkist

Blinkistは、ノンフィクション本からの引用や重要ポイントをまとめ、わずか15分で読めるようにしたサービスです。この広告では、同サービスで要約された書籍の1冊を紹介しています。書籍のタイトルは、スマートフォンを手にして、このサービスを利用していると思われる人物の画像に重ねて表示されています。

この広告のポイント:

  • この広告では幾何学的な図形を使用することで、広告中央にユーザーの注意を集中させています。正方形、ひし形、長方形などの図形は、対称的で調和をもたらす効果があるため、視覚的に心地よく、Instagramフィードでも目立ちます。
  • 広告のキャプションは、読書する時間が十分に取れないと感じている数多くの人々に広く訴えかけます共感を得ることは、広告に普遍性を持たせ、このブランドは自分のニーズに応えてくれると印象付ける効果的なマーケティング戦略です。

 

bfreshは、できたての惣菜と新鮮な自然食品を専門に販売するスーパーマーケットです。この広告の目的は、ボストンに新しい店舗がオープンしたことを地元の人々に告知することです。このシンプルで明快な広告には、新しい店舗のスナップ写真が掲載されているため、その地域に馴染みのある人々の目に留まる可能性が高くなります。

この広告のポイント:

  • これはジオターゲティング広告であるため、1ランク上のパーソナライゼーションが可能です。このオーディエンスセグメンテーションは、Instagram広告のROI向上に役立ちます。 
  • この広告は、割引やレシピを提供することで、フォロワーに今後メリットが得られることを約束しています。このアカウントのフォロワーとなるのは、いつまでも若々しさを保ちたいと望み、貯蓄自炊に関心のある人々です。

9)ClassPass

ClassPassは、同じ予約システムを採用しているフィットネスジムやコースであればどこでも利用可能となるサービスです。この広告は実に巧みにつくられていて、実施中の割引キャンペーンを宣伝しつつ、サービス内容も示しています。

この広告のポイント:

    • American Journal of Psychologyによると、寒色系(緑、青、紫)の配色は、他の系統の色と比べて男女共に広く好まれています。
  • さまざまなトレーニングを行っている人々を描いたグラフィックを使用することで、サービスの利用方法を言葉ではなく視覚的に伝えます
  • CTAは太字になっていて明確で説得力があり、ユーザーが期間限定でClassPassを大幅な割引料金で利用できることがすぐにわかります。この期間限定という文言は、製品やサービスに限りがある方が消費者は高い価値を見いだすという「希少性の原理」にかなっています。

10)Method Home

Method Homeは、毒性のない成分を原料とした、家庭でも利用できる環境に優しい洗剤を生産しています。同社の遊び心のあるブランディングは、このInstagram動画広告にも表れています。この動画は、Method Homeが現在スポンサーを務めている懸賞を告知するもので、この懸賞の参加条件はユーザーが広告へのエンゲージメントを行うことです。

この広告のポイント:

  • この広告は目を引きます。皿やカップ、食べ物が空中を飛んでいるというのはユニークで、広告と製品が記憶に残りやすくなります。
  • この広告では、閲覧者の共感を呼び起こします。キッチンの流しに汚れた食器が溜まっている光景は、多くの人に覚えがあるものです。そして、この広告ではその光景を一掃する食器用洗剤を楽しくインタラクティブな方法で紹介しています。感情や前向きな気持ちを引き起こす広告は、ブランドとの関係強化、ひいてはNPS®(顧客ロイヤルティー指標)の向上につながります。

11)HubSpot

HubSpotについては今まさにブログをご覧いただいているのでご存じかと思いますが、念のためにご説明します。HubSpotはビジネスの成長を支援するセールスおよびマーケティングソフトウェア会社です。この広告は、ボストンで毎年開催されるインバウンドマーケティングおよびインバウンドセールスのイベントINBOUND 2016の告知です。

この広告のポイント:

  • この広告のキャプションでは、有名人によるソーシャルプルーフとして、INBOUND 2016で講演する著名な業界リーダーの名前を挙げています。このマーケティング戦略を採用することで、閲覧者に人気で馴染みのある有名人の講演について、詳細を確認するように働きかけています。
  • ブランディングは控えめです。前述のとおり、ユーザーがフィード上をスクロールしながら読み飛ばすことのないように、広告はInstagramのコンテンツと同じような見た目にする必要があります。「INBOUND」と刈り込んだ垣根を撮影した面白いショットは、会社のロゴや名前を出さずにイベントを告知するという役割を見事に果たしています。

ここまで、効果的なInstagram広告のヒントと実例をご紹介してきました。ご自分のInstagramアカウントにアクセスして、表示される広告をぜひチェックしてみてください。クリックしたくなるのはどんなところに惹かれたからなのかを考えてみるとよいでしょう。そして、今回ご紹介したポイントを皆様のInstagram広告戦略にも応用してみてください。

Instagram広告キャンペーンを成功させるためのヒントを他にもご存じでしたら、コメント欄でお知らせください。

HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

 

初心者でも簡単に出稿可能!Instagram広告基本ガイド

 初心者でも簡単に出稿可能!Instagram広告基本ガイド

元記事発行日: 2020年3月02日、最終更新日: 2020年11月30日

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