Instagramは写真や動画を使って交流するSNSです。2017年には「インスタ映え」という言葉が流行語になるほど日本でも普及し、2019年時点で国内ユーザーが約3,300万人と、LINE、Twitterに続く第3位のユーザーが利用するSNSに成長しています。
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Instagramユーザーには10代や20代の女性が多いという印象が強いかもしれませんが、総務省情報通信政策研究所の調査によると、男性43%、女性57%という結果がでています。また、40代や50代でも30%以上のユーザーが利用しています。企業アカウントの投稿も増え、Instagram公式の発表によると、ユーザーの90%が企業アカウントをフォローしています。
老若男女問わず様々なユーザーが利用するInstagramは、ブランド認知やファンの醸成など多くの企業にとって不可欠な存在になりつつあります。
ただ、これまでSNSを利用してこなかった方にとっては、Instagramの利用はハードルが高いと感じるかもしれません。
本記事では、SNSにあまり慣れていない方でもInstagramを使いこなせるよう、基本的な使い方や投稿方法をご紹介します。
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Instagramとは?
Instagramは写真や動画などの視覚効果の高いメディアを使って、テキストよりも直感的で分かりやすい情報が提供できるSNSです。
写真や動画を使って交流するInstagramとはどんなSNSなのか、他のSNSとどのように異なるのか、Instagramの特徴を見ていきましょう。
Instagramユーザーと他のSNSユーザーの違い
Instagramと他のSNSの最大の違いは、Instagramが写真や動画のビジュアルがメインだということです。
Instagramに投稿する写真や動画はスマホで簡単に撮影できるため、ユーザーは気軽に始められます。そこでユーザーは、自分の身近にある「知ってほしいこと」「楽しいこと」「美しいもの」「かわいいもの」を撮影し、自己表現として投稿しています。
また、他のユーザーが投稿した画像に対しても、自分の好みに合えば「いいね」などのリアクションを行い、継続して閲覧したいと感じる投稿者をフォローします。
このようにユーザーの感性をベースにしたコミュニケーションが、Instagramユーザーの行動の基本となっています。
Instagramと他のSNSの仕様や機能の違い
SNSの種類 |
|
|
|
投稿パターン |
画像+補助テキスト |
テキスト+リンク |
テキスト+リンク |
投稿の表示順 |
時系列で表示されない |
時系列で表示されない |
時系列で表示される |
投稿が表示される範囲 |
フォロワーにのみ表示される |
友達や友達の友達まで表示される |
リツイートされることで幅広い人に届く |
コメント機能 |
コメントはできるが@を付けなければ相手に通知が行かない |
投稿にコメント可能 |
投稿にコメント可能 |
シェア機能 |
シェア機能はない |
シェアボタンでシェア可能 |
リツイート機能で拡散できる |
Instagramはシェア機能がないため、Twitterのような拡散力は期待できません。一気にフォロワーを増やすことはできませんが、検索で見つけてもらえるように適切なハッシュタグ「#」を付け、他のユーザーが呼び込めます。
企業からの情報発信として代表的なものは、1分間にまとめた料理動画を配信する Tasty Japan、美しい風景とともに普段知ることのない情報を伝えてくれる 東京電力グループ(TEPCO)、着こなしのヒントを提供してくれるユニクロ公式などがあります。Instagramユーザーが価値を感じるアカウントは好意的に受けとめられ、多くのフォロワーを獲得しています。
【初心者向け】Instagramの始め方
これからInstagramを始めたいと考えている方のために、アプリをインストールするところからご紹介します。
アプリをインストール
Instagramはスマホの使用が前提となっています。PC版では閲覧はできますが、基本的に投稿はできません。そのため、スマホにInstagramアプリをインストールするところから始めます。
お使いのスマホがiPhoneであれば「App Store」で、Androidであれば「 Google Play 」でInstagramアプリをインストールします。
アカウント作成
インストールが終わったら「開く」をクリックします。Instagramのページが開いたら「新しいアカウントを作成」またはFacebookアカウントを使って「Facebookでログイン」のいずれかを選びます。
Facebookアカウントでログインする場合
「Facebookアカウントでログイン」をタップすると、「〇〇(Facebookの登録名)としてログイン」という表示が出るので、それをタップします。これで登録は完了です。
FacebookのアカウントでInstagramにログインすると、Instagramを利用しているFacebookの友達の一覧が表示されます。登録後、すぐにFacebookで友達登録をしている人の投稿を見るとき、または自分の投稿を見せたいときには、Facebookのアカウントで登録するといいでしょう。
新しくアカウントを作成する場合
Facebookを運用していない場合、またFacebookと紐づけないでInstagramを運用したい場合は「新しいアカウントを作成」をタップします。
①電話番号またはメールアドレスを入力する
電話番号を入力した場合はSMSに、メールアドレスを入力した場合はそのアドレス宛にメールで、6桁の認証コードが送付されます。
送られてきたコードを入力して次へ進みます。
②氏名を入力する
Instagram上で表示されるのは後で設定するユーザーネームなので、ここで記入する氏名が公開されることはありません。後に変更も可能です。
③パスワードを設定する
ログインする際に必要なパスワードを6文字以上で設定します。
④ユーザーネームを選択
ユーザーネームを設定します。このユーザーネームはインスタグラム上で表示されるほか、写真の投稿をした際の「投稿者名」となり、またアカウントのアドレスにも使われます。
他のユーザーと同じ名前は使えず、数字を組み合わせて使える名前が表示されます。使えるのはアルファベットと数字だけです。
⑤「友達の検索」はスキップ可能
友達を探すために「Facebookアカウントにリンク」や「連絡先を検索」などの表示が出ますが、ここではどちらもスキップします。
⑥プロフィール写真を選ぶ
プロフィール写真はアイコンとしてアカウントの左上に表示される、いわばInstagram上の「顔」に相当します。自分らしい画像を選びましょう。
「写真を追加」をタップすると、写真をどこから選ぶかが表示されます。「ライブラリから選択」を選び、その写真を丸く切り抜く加工を行って、画面右上の矢印をタップして次の画面に進みます。
これでプロフィールのアイコンが設定されました。「次に」をタップすると「おすすめの著名人」や「フォローする人を見つけよう」などが表示されますが、右上の「✓(チェック)」をタップします。
⑦プロフィールを作成する
「完了」をタップすると、プロフィールページが開きます。
次に、画面中央の「プロフィールを編集」をタップします。
すでに「氏名」と「ユーザーネーム」は設定してあるため、ここではウェブサイトと自己紹介を入力します。企業アカウントであれば、自社サイトを入力しましょう。個人のアカウントであれば、FacebookのアドレスやTwitterなどを載せることもできます。もちろん空欄のままでもかまいません。
次に「自己紹介」をタップすると、画面が入力画面に切り替わります。企業アカウントであれば、会社名とどのような事業をやっているかを、個人アカウントであれば、職業や趣味など他のユーザーに伝えたいことを書きましょう。
一番下の「プロアカウントに切り替える」をタップすると、ここからプロアカウントでの運用に切り替えられます。プロアカウントも個人アカウント同様に無料で運用できます。また、個人用アカウントでは知ることのできない投稿ごとのリーチやプロフィールを見られた数などのデータを把握できる「インサイト」という機能も備わっています。プロアカウントの運用に関しては「記事No.」を参考にしてください。
「プロフィールを編集」の右上の「✓」をタップしたら、プロフィールの完成です。
以下の3点はいつでも編集できます。
- プロフィール写真
- ウェブサイト
- 自己紹介
運用に慣れると共に、自分のアカウントにふさわしい編集を行ってください。
アカウントの検索
Instagramでは、アカウントをフォローすると、フィード(タイムライン)にフォローしたアカウントの投稿が流れてきます。いつでもフォローをすることはできますが、最初にいくつかアカウントをフォローしておきましょう。
Instagramからおすすめされるアカウントはフォローすることもできます。また、プロフィール画面の最下段の虫眼鏡アイコンをタップすると、検索ウィンドウが最上段に表示され、下段にはおすすめの画像が表示されます。
Instagramは検索ウィンドウにユーザーの名前を入力して調べることができます。さらに画像一覧をスクロールしながら、気に入った画像や動画をタップし、その投稿者をフォローすることも可能です。
Instagramホーム画面に表示される基本的な機能を知ろう
Instagramでは、ホーム画面だけでほとんどのことができるようになっています。アイコンそれぞれに意味があるため、最初は難しく感じるかもしれませんが、使いながら慣れていきましょう。
この章では、ホーム画面の各アイコンの意味と機能を紹介します。
①新規投稿(四角で囲まれたプラスのアイコン)
このアイコンをタップして投稿します。
②アクティビティ(ハートのアイコン)
自分の投稿に対して「いいね!」がついたとき、新しくフォローしてくれる人が表れたとき、ここに通知されます。
③ダイレクトメッセージ(紙飛行機のアイコン)
フォローしている人とチャットやビデオチャットができます。
④ストーリーズ(自分のアイコンに+)
タップすると「ストーリーズ」と呼ばれる24時間で消える写真や動画投稿ができます。
⑤ストーリーリンク(自分のアイコンに並んで表示されているフォローしている人のアイコン)
フォロー中のアカウントが投稿したストーリーが表示されます。
⑥ドロワーメニュー(「︙」縦三点リーダー)
タップするとドロワーメニューが表示され、表示されている投稿についての報告や表示/非表示(オン/オフ)などのアクションが選べます。
⑦ホーム(家型アイコン)
自分の投稿やフォローしている人の投稿がタイムラインで表示されます。
⑧検索(虫眼鏡アイコン)
ユーザー検索や投稿検索、ハッシュタグ検索ができます。
⑨リール(ビデオアイコン)
最大30秒間のショートムービー「リール」を表示します。
⑩ショップ(買い物かごアイコン)
ショップにアクセスでき、Instagram内部でそのまま購入が可能です。
⑪プロフィール(自分のアイコン)
タップすると自分のプロフィール画面に切り替わります。
参考:アプリオ「 初めての「インスタグラム」超入門──始め方から使いこなしまで完全ガイド 」より
実際に写真や動画を投稿してみよう
では実際に写真や動画を投稿してみましょう。
写真・動画をフィード投稿する
フィード投稿とは一般的な投稿です。フォローしているユーザーに最新投稿が表示されます。
写真や動画を投稿するには2種類の方法があります。
- スマホに保存している写真や動画を投稿する場合
- Instagramアプリを使って写真や動画を撮影して投稿する場合
スマホに保存している写真や動画を投稿する場合
スマホの中に保存されている写真や動画は以下の手順で投稿できます。
手順1. 「新規投稿」タブをタップする
ホーム画面の右上の「+」のアイコンをタップします。するとドロワーメニューが表示されます。
メニューの中からフィード投稿を選ぶと、スマホ内にストックされている「ギャラリー」に画面が切り替わります。
手順2. 写真を選ぶ
ギャラリーの中から投稿したい写真を選び、右上の矢印をタップします。
すると、画面は画像の編集画面に切り替わります。
手順3:画像を編集する
フィルターを使って色調が調整できます。また、編集をタップすることで、画面の調整や明るさ、コントラストのトリミングもできます。
編集が完了したら、右上の矢印をタップします。もちろん編集することなくそのまま使うことも可能です。その場合も矢印をタップしてください。
手順5:投稿にキャプションを付ける
矢印をタップしたら、以下の画面に切り替わります。
「キャプションを入力」をタップして、キャプションをつけます。キャプションとは、写真や動画を投稿する時に付ける紹介文です。投稿すると写真の下に表示されます。
また、キャプションの末尾にハッシュタグ「#」を付けて、検索してほしい言葉を入れます。
人物や場所をタグ付けすると、その言葉で検索したユーザーにも見つけてもらえます。
FacebookやTwitterなど、他のSNSにも同じ投稿がしたい場合は、そこにもチェックを入れます。
手順7:シェアボタンをタップする
最後に右上の「✓」(シェアボタン)をタップすると、投稿完了です。
Instagramアプリを使って写真や動画を撮影して投稿する場合
Instagramのカメラを使って写真や動画の撮影もできます。
手順1:新規投稿をタップ
新規投稿の「+」アイコンをタップし、作成する投稿の種類を選び、ギャラリーを表示させるところまでは、保存された画像を選ぶ方法と同じです。
Instagramに内蔵されている撮影・編集機能を使って撮影する場合は、画面中央にあるカメラアイコンをタップします。カメラアイコンをタップすると、画面が切り替わります。
撮影方向は自分の方を向いているので、自撮り画像を撮影するのでなければ右下のカメラアイコンをタップして、撮影方向を反転させます。
中央の白い〇がシャッターで、写真の場合はタップで撮影できます。動画の場合は長押しで動画の作成ができます。
手順2:フィルター、編集、トリミング
撮影を終えると編集画面が表示されます。色調補正やトリミング(フィルターの選択)が完了したら、右上の矢印をタップします。
手順3:キャプション、ハッシュタグを付けてシェア
キャプションやハッシュタグを付け、「✓」をタップしてシェアします。
投稿の削除
いったんシェアした投稿は削除することもできます。
プロフィール画面の投稿画像一覧から削除したい投稿をタップします。次に右上のドロワーメニューをタップします。
この中から「削除」を選んでタップすれば、削除が完了します。
他のユーザーの投稿に「いいね!」やコメントをするには?
フィードに表示された投稿に「いいね!」やコメントが付けられます。
- ハートアイコンをタップ:「いいね!」を付ける
- 吹き出しアイコンをタップ:コメント欄が開き、コメントが付けられる
- 紙飛行機アイコン:ダイレクトメッセージが送信できる
右下の付箋アイコンをタップすると、投稿を保存でき、プロフィール画面右上の「☰」(ハンバーガーメニュー)から保存した投稿をいつでも確認することができます。
気に入った投稿を見つけたら積極的にアクションしましょう。
Instagramの便利な4つの機能
これまでInstagramのフィード投稿を中心に、使い方を説明してきました。Instagramはフィード以外にも便利な機能がたくさんあります。その中からストーリーズ、ハイライト、アーカイブ、IGTV動画の4つの機能を紹介します。
ストーリーズ
ストーリーズはフィード投稿とは別に、24時間限定で写真や動画の投稿や、ライブ配信ができる機能です。24時間はホーム画面の上部に表示されるので、フォロワーに見つけてもらいやすくなるでしょう。
ストーリーズに写真や動画を投稿する
ホーム画面の左上にある自分のアイコンをタップすると画面が切り替わり、カメラが起動している状態になります。撮影したいものにカメラを向け、中央のシャッターを押します。
下段の「ストーリーズ」をタップすれば、そのまま投稿できます。
また、上段の「Aa」をタップすると、文字入れができ、ハッシュタグを付けて投稿することもできます。
ストーリーズは何のために使うの?
ストーリーズの大きな特徴は、以下の3点です。
- 24時間後に消える
- 通常のフィードには表示されない
- 通常のフィード投稿より、スマホ画面全体に広がる画像として表示される
この特徴を活かし、以下のように活用されています。
個人で利用する場合
以下のような目的で使われています。
- 通常の投稿の世界観に合わないような日常のカジュアルな画像や映像を投稿したい
- 個人的に特別なイベントや思い出を、短時間だけ親しい人と共有したい
- 大画面を活かしてインパクトのある映像を撮りたい
Instagramでは通常のフィード投稿は「自己表現」として撮影した映像が中心になっているのに対し、ストーリーズではフォロワーとのコミュニケーションを目的として利用されるケースが多くなっています。
ビジネスで利用する場合
以下の目的で使われています。
- 新製品を紹介したい
- 期間限定のサービスを紹介したい
- 自社のファン向けの画像を提供と交流したい
ビジネスでストーリーズを活用する場合については以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
ハイライト
ストーリーズは「せっかく撮影しても24時間で消えてしまう」と思うかもしれません。そんな時にはハイライトを活用します。ハイライトを使えば、ストーリーズをプロフィール画面に表示し続けることができます。
ハイライトとは
ストーリーズは24時間経過すると表示されなくなるため、フォロワーのホーム画面にも「残り〇時間」と表示されます。
ストーリーズをハイライトしておくと、プロフィール画面の中央部に24時間を超えても表示され続けます。
プロフィール画面を訪れたフォロワーが興味のあるハイライトが閲覧できます。
ハイライトの作成の仕方
プロフィール画面から投稿ボタンをタップします。メニューから「ストーリーズハイライト」をタップします。
「新しいハイライト」として、アーカイブに保存されている過去に作成したストーリーズの一覧が表示されます。その中からハイライトとしたいストーリーズを選び、「次へ」をタップします。
タイトルをつけて「完了」をタップします。
これでプロフィール画像にハイライトが表示されるようになりました。
アーカイブ
アーカイブとは、投稿を一時的に見えなくする機能のことです。フィードやプロフィールには表示されなくなるので、他ユーザーからは見れなくなります。
アーカイブの方法
プロフィール画面からアーカイブしたい画像を選び、右上のメニューボタンをタップします。
「アーカイブする」をタップすると、自分は見ることができますが、プロフィールページを訪れたユーザーからは見れなくなります。
アーカイブした画像を再表示する
アーカイブした画像をプロフィール画面に再表示することもできます。
再表示したい時は、プロフィール画面のメニューボタンをタップし、アーカイブをタップします。
アーカイブの中から投稿アーカイブを選びます。もう一度、プロフィール画面に表示させたい画像をタップします。その画像を表示させ、右上のドロワーメニューを再度タップします。
「プロフィールに表示」を選ぶと、プロフィールの投稿一覧画面に再度表示できます。新規投稿ではないので、フィードには流れません。
アーカイブは何のために使うの?
このアーカイブ機能を使うことで、複数の写真を組み合わせて、ひとつの大きな画像を作る「グリッド投稿」が行えます。
グリッド画像を作成するためのアプリを提供している Grids App は、プロフィール画面に以下の画像を表示しています。3×4の12枚の画像を組み合わせて、1枚の大きな画像を表示しています。
これらの画像をフィードに表示させると、パーツだけの投稿が連続することになってしまいます。パーツ写真を投稿後、すぐにアーカイブし、一定の時間が経過した後に再表示させることで、フィードへの表示を避けてプロフィール欄に大きな画像が表示できます。
アーカイブのグリッド投稿以外の利用方法
グリッド画像の作成以外にも、アーカイブは以下のような使われ方をしています。
- 公開したけれどもアクションが少なかった投稿をアーカイブし、プロフィール画面だけに表示させる
- 個人的な思い出のために、埋もれさせたくない画像を最初からアーカイブ前提に投稿している
IGTV動画機能
IGTVとは、モバイルからは15分、Webからは最長60分までの動画を、フィードやストーリーに表示できる機能です。通常のアプリでは撮影できないため、専用のIGTVアプリをダウンロードして撮影する必要があります。
ユーザーはInstagramアプリまたはIGTVアプリで視聴できます。
IGTVは何のために使うの?
フィードに投稿できる動画は1分に限られていますが、IGTVを利用すると、Instagramの中で15分~最長60分の動画が投稿できるため、ウェビナーや実況などに使われています。
参考:アプリオ「 インスタグラム「IGTV」とは? 特徴と使い方、おすすめ活用術を解説 」より
Instagramのプライバシー設定の方法
プライベートが映し出される可能性のあるInstagramでは、プライバシー設定を行っておく必要があります。
ここではInstagramの「プライバシー」機能の中で、よく使われる以下の3点の方法を紹介します。
- 非公開にする
- ストーリーズの閲覧者を制限する
- スパムコメントを排除する
非公開にする
アカウント自体を非公開にしたうえで、フォロワーを編集して閲覧できる人を制限する方法です。
非公開設定にするためには、プロフィール画面から右上のメニューボタンをタップし、メニューの中から「設定」をタップします。
「設定」ページの中から「プライバシー設定」をタップ
すると、以下のページに切り替わります。
「非公開にする」をタップすると、Instagramアカウントは非公開になり、「プライバシー設定」の画面に切り替わります。
次に、投稿を見ることのできるアカウントを「プライバシー設定」を下までスクロールして「フォロー中のアカウント」の中から選ぶことで、見てほしい人にだけ公開できるようになります。
ストーリーズの閲覧者を制限する
アカウント自体は非公開にはせず、ストーリーズだけを限定公開したい場合の設定方法を紹介します。
「設定」から「プライバシー設定」へと進み、「ストーリーズ」をタップします。
「ストーリーズ」の設定画面から、「ストーリーズを表示しない人」をタップし、フォロワーの中から、表示したくない人を選びます。
同様に「メッセージ返信を許可」の中から、誰のメッセージ返信を許可するかを選びます。
さらにストーリーズの設定項目からシェア機能を制限することもできます。「プライバシー設定」>「ストーリーズ」のページを下までスクロールすると、「シェア」の項目があります。
初期設定では、「ストーリーズへの再シェアを許可する」「シェアを許可」がどちらも「許可する」の状態になっています。
24時間限定のストーリーズへの再シェアや、メッセージとして写真や動画をシェアすることを認めたくない場合は、それぞれのチェックを外します。
この設定をすることで、他のユーザーが自分の投稿をシェアすることを防ぐことができます。
スパムコメントを排除する
特定のフォロワーからのコメントや、スパムコメントを受け付けたくない場合に設定することができます。
「プライバシー設定」>「インタラクション」>「非表示ワード」の項目をタップします。
「非表示ワード」の設定で不快なコメントを非表示にできます。さらに目にしたくない言葉は「言葉のカスタムリストの管理」から設定できます。
他にもコメント機能自体から制限することができます。
「プライバシー設定」から「コメント」をタップします。ここから「コメント許可」する人や、「コメントをブロック」する人が設定できます。
ビジネスでおすすめの機能を紹介
ビジネスでInstagramを活用するために、アカウントを「プロアカウント」に切り替えると、個人アカウントにはない機能を活用できます。
ビジネスアカウントだけの機能として、以下の4点があります。
- 「インサイト」の機能を利用できる
- ビジネスプロフィールとして、くわしい連絡先情報を追加できる
- アプリ内から投稿の宣伝ができる
- Instagramショッピングが利用できる
ここでは「インサイト」と「宣伝」についてご紹介します。
インサイトとは?
インサイトはInstagramのアクセス解析ツールです。
自社がターゲットとするユーザーが、どのようなものを好み、どのようなものに共感し、どのようなものを求めているかを知る必要があります。ユーザーの行動から心理やニーズを知るためのツールとして「インサイト」があります。
プロアカウントのプロフィール画面には、個人アカウントにはない「宣伝」「インサイト」の機能が表示されています。「インサイト」をタップすることで、インサイト概要画面を表示できます。
「リーチしたアカウント数」は投稿を見たユニークアカウント数(同一のアカウントを除いた数)が表示されます。また「コンテンツでのインタラクション」とは、ユーザーが「いいね」や保存した数が表示されます。
また、個々の投稿についてもインサイトを見ることができます。
プロフィール画面から、過去の投稿をタップし、該当の広告を表示させます。左下の「インサイトを見る」をタップすると、その投稿のインタラクションを見ることができます。
投稿の「宣伝」とは?
Instagramでは、過去の投稿を使って広告を出せる機能があります。「宣伝」を使うと、人気のあった広告、「いいね」を多く集めたり、保存されたりした投稿を、低価格で広告として出稿できます。
「宣伝」はプロフィール画面からでも、過去の投稿画面からでも設定できます。
「宣伝」で宣伝する画像を選ぶか、過去の投稿画面の右下にある「宣伝する」をタップすれば、3つの手順で広告を作成できます。
手順①:宣伝の目標を選択します。
手順②:宣伝を届けるターゲットを選択します。分からない場合は「自動」を選びます。
手順③:予算と期間を設定します。
Instagram広告は、Facebookのビジネスアカウントを持っている必要がありますが、この「宣伝」を使うと手軽に広告を出稿できます。
Instagramをビジネスで活用する際については以下の記事でも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
ユーザーの感性を理解したうえで、自社の世界観を打ち出そう
Instagramはユーザー数も拡大し、幅広い年代が利用するツールとして注目されています。Instagramを利用する企業も、ファッション・雑貨業界に留まらず、インフラ業界をはじめ、あらゆる業界のメーカーが参入しています
Instagramは、写真や動画などのビジュアルがメインのSNSであり、ユーザーの感性をベースにしたコミュニケーションが、基本となっています。
そのためビジネスで始める前に、個人として利用しながら、Instagramの持つ世界観や投稿、投稿に対するアクション方法に慣れていくことをおすすめします。
Instagramではいきなり投稿やアカウントが話題になったり、フォロワーが増えたりすることは期待できません。時間をかけて質の高い投稿を続けることで、少しずつフォロワーが増え、注目度も高まっていきます。
まずは、個人アカウントで気軽に身の回りの写真を投稿したり、魅力的な投稿をしているアカウントをフォローしながら、投稿内容や頻度、投稿する時間帯などを参考にしていきましょう。Instagramを楽しみむことから始めて、慣れてきたところでビジネスアカウントに切り替えてみてはいかがでしょうか。