主催するイベントをTwitterでトレンドにする8つの方法

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戸栗 頌平(とぐり しょうへい)
戸栗 頌平(とぐり しょうへい)

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スマートフォンを取り出してTwitterの画面をチェックすると、そこには自分が運営するイベントのハッシュタグがトレンドとして表示されている......マーケターなら誰もが憧れる画面ではないでしょうか。参加者にオンラインで活発に会話して欲しい、より多くの意見を聞かせて欲しいと願うのは、イベントの主催に多大な労力を注ぎ込むマーケターにとって当然のことです。

とは言っても、イベントの準備で忙しく立ち回りながらTwitterにまで気を配るのは簡単なことではなさそうです。そもそもTwitterでイベントをトレンドにしたい場合、どのように準備をすればよいのでしょうか。

今回はTwitterをイベントで最大限に利用するためのヒントをご紹介します。イベントの会話に主催者が自ら参加することなどについて解説しますので、Twitterで活発に意見を交わしたい方はぜひ参考になさってください。

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1)イベントの会話を盛り上げるには

ハッシュタグをブランド化することによって、イベントの前あるいは期間中にオーディエンスどうしを結び付けることができます。一つのハッシュタグを一貫して使い続けると、すべての会話を同じ場所に集めやすくなります。ハッシュタグは短く覚えやすいものを選びましょう。より多くの人に覚えてもらえるだけでなく、ツイートに使える文字数を増やすこともできます。

イベントの前や期間中に、ハッシュタグを十分に周知させることが重要です。あらかじめ参加者にメールで知らせたり、ハッシュタグを付けてツイートしたりして、イベントが始まる前からハッシュタグを使って交流できることを多くの人に知らせましょう。

イベント会場ではハッシュタグをスクリーンに大きく表示し、ポスター、カタログ、景品、Tシャツ、紙ナプキン、プレゼンテーションのスライドなど、思い付く限りあらゆるところに入れておきます。そして、Twitterでそのハッシュタグを使うよう、あるいはフォローするよう呼びかけることも忘れないでください。

HubSpotのソーシャルメディアマネージャー、Chelsea Hunersenも、ハッシュタグを慎重に選ぶことの重要性を次のようにコメントで伝えています。

“私自身も、皆さんにTwitterを効果的に利用していただくために、覚えやすいハッシュタグを選んでいるか、そしてあらゆるところに記されているかに注意を払っています。ハッシュタグが覚えやすいほど、より多くの人にそれを使ってもらえるからです”

ヒント: イベントの会場にスクリーンを設置し、期間中にハッシュタグを使ったツイートをリアルタイムで大きく表示すると、Twitterの会話を盛り上げることができます。自分の投稿を大画面に表示させたいと、より多くの参加者が引用ツイートをしたりセッションの内容をツートしたりするからです。

2)主催者がより深く会話に参加するには

ソーシャルメディアの担当者を選び、以下を準備しておきましょう。

  1. モニタリングするストリームをあらかじめ作成しておき、行き交うすべての会話を簡単にチェックできるようにする

  2. 予想される質問とその回答をまとめたFAQのリストを作成し、回答をコピー&ペーストするだけにしておくことで、期間中の時間と手間を省く

  3. ソーシャルメディアモニタツールを使用してコンテンツをあらかじめ作成し、予定を立てておく。そうすることで、期間中に臨機応変に対応するための時間をより多く確保できる。すべてを計画どおりに進められれば、リアルタイムで会話に参加する時間を増やせる

ヒント: Twitterで寄せられる質問のすべてに、ハッシュタグを付けたツートで応えましょう

3)画像のツイートで臨場感を出すには

画像の付いたツートはクリックが18%、お気に入りが89%、リツイートが150%の割合で増加します(関連記事はこちら:【2016年】ビジュアルコンテンツマーケティングに関する37の統計)。スピーカー、参加団体、交流会などの写真、引用ツート、短いビデオクリップ、ライブストリームなどをイベントの期間中に投稿しましょう。イベントから素晴らしいコンテンツが送られてくれば、イベントに対する感想や思い出を周囲の人に伝えたいという参加者の気持ちも大きくなるはずです。

ヒント: チームの中で担当者を決め、イベントの様子を短いビデオや写真に収めてライブで投稿しましょう。会場が広い場合は担当者を3人以上に増やして撮影し、各自がTwitterに投稿してください。

4)ハッシュタグの使用を促すには

ートの数を増やすために、コンテストを実施します。参加者がハッシュタグを使ってイベントの画像をツートするという簡単な内容で十分です。

ヒント: ソーシャルでリーダーボードを作成し、コンテストの上位者を表示して、イベントの終了時に入賞者を表彰します。次のイベントのチケットなど参加者が喜ぶ賞品をプレゼントしましょう。多くの人に優れたコンテンツを投稿してもらい、受賞のチャンスを与えることで、イベントをTwitterのトレンドにできる可能性が一気に高まります。

5)位置情報を利用するには

Twitterの位置情報サービスを利用して、イベントのツートを投稿するたびに場所をタグ付けしましょう。この機能はデフォルトで無効になっているので、イベントでツイートする前に位置情報を追加して有効にする必要があります(参照ページはこちら:ツイートに位置情報を追加する)。

その理由は、投稿するたびにその場所を知らせることで、違う目的でそれに注目する人たちが出てくるからです。場所をクリックしてイベントから投稿された他の写真やビデオを見た人が、それをまた別の人と共有してくれるかもしれません。

ヒント: 参加者が場所をタグ付けした投稿も利用しましょう。参加者だからこそ撮影できたビデオや画像をリツートすることで、主催者ではなく参加者の目から見たイベントの様子を、主催者の立場から紹介することができます。また、投稿の数が増えればそれだけ共有やいいねの数も増えて、イベントをTwitterのトレンドにできる可能性が増します。

6)写真の撮影を促すには

EventbriteがMashworksと共同で行った調査によると、イベント期間中に投稿されるコンテンツの78%が写真だそうです(参照記事はこちら:How to Go Viral : Social Media for Conferences)。ならば、イベントのロゴが入ったワイングラスを購入する、撮影ブースを設置するなどして、写真を撮りたいと思わせるような雰囲気に会場を作り込みましょう。写真に適した場所という場所にサインやハッシュタグを置いて撮影を促します。

例えば、ハッピーアワー用のワイングラスをロゴ入りで購入するなら、ワインの隣にメッセージカードを置いて、そのグラスのことを写真入りでツートするよう参加者にお願いするなどの方法があります。

ヒント: プロのカメラマンに依頼して、参加者の写真をTwitterに直接投稿してもらいましょう。予算が足りないという場合は、チームの誰か一人をイベント会場に送ってスマートフォンで撮影してもらってください。無料あるいは安価な写真編集アプリがいくらでもあります。それらを利用してプロっぽい写真を投稿しましょう(関連記事はこちら:The 11 Best Photo & Video Editting Apps for Mobile(And Why They're So Great))。

7)スポンサーからのサポートを得るには

イベントのスポンサーと連携することで、参加者を増やしたりハッシュタグの使用を促したりすることもできます。すべてのツートでイベントのハッシュタグを使うよう、スポンサーにもお願いしましょう。スポンサーがコンテストを実施するなら、イベントのコンテストと同じルールに従い、同じハッシュタグを使ってもらいます。

例えば、参加者がフォトスカベンジャーハント(リストにあるお題を写真で撮って回るレクリエーション)に挑戦し、写真をすべて撮影して投稿するとスポンサーから景品がもらえるなどの企画も楽しそうです。スポンサーとイベントの双方がより多くのツートを獲得し、参加者もコンテストを楽しめる良い方法だと思います。

ヒント: スポンサーが一定数以上のツートをイベントの画像付きで投稿したら、スポンサー料をディスカウントしますよと申し出るのも効果がありそうです。

8)スピーカーの影響力を利用するには

スピーカーは参加者の前に立って講演するくらいですから、その業界で何らかの影響力を持っていて当たり前です。その壇上での影響力を見過ごす手はありません。次のことをお願いしてください。

  1. 講演中の(自分または参加者の)写真やビデオをツートし、ハッシュタグを付けて投稿する

  2. 講演の終了前の10分間にQ&Aのセッションを設けて、参加者に質問をTwitterにタグ付きで投稿してもらう(ただし、その場合は場内で質問者を探すための人を用意することが必要です)

ヒント: スピーカーを撮影した写真の中から、どれが最も多くのリツートを獲得したかを競うなどの余興を入れるのも一つです。スピーカーのなかで参加者を募って盛り上げてみましょう。

Twitterでイベントの注目度を上げる方法をほかにご存知ですか?コメントでお知らせください。

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編集メモ:この記事は、 2015年9月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Tracy Kosolcharoen による元の記事はこちらからご覧いただけます。

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