「不動産業に適したCRMを導入したいが、どのツールを選べばよい?」
「不動産向けのCRMも色々あって、どのように探せばよいかわからない」


【不動産業界向けDX推進ガイド】 CRMの活用で業務効率化・成果最大化を実現するには
不動産DXがもたらすメリットを具体的な改善策と導入事例で学びましょう
- 不動産DXとは
- 不動産業界の主な課題と改善策
- HubSpot活用によるDX化で不動産業務を改善するには?
- 不動産業界のHubSpot導入事例
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多くのベンダーがさまざまなCRMを提供するなか、不動産業にピッタリなCRMがわからずに悩まれている方も多いでしょう。
不動産業向けのCRMとは、不動産業における顧客への適切なアプローチや、営業活動でのやり取りを支援する機能が備わっている顧客関係管理システムのことです。
不動産業向けのCRMは主に、他業種でも広く使われている「汎用型」と、不動産業ならではの機能に特化した「特化型」の二つにわけられ、それぞれに自社の課題によって選ぶべきツールが異なります。
汎用型CRM |
・業界や業種を限定せずに、幅広く活用できる |
---|---|
不動産業特化型CRM |
・不動産業特有の業務を支援する機能が豊富 |
本記事では、「汎用型」と「特化型」に分け、合計12種類のCRMツールをご紹介していきます。
【おすすめ不動産業向けCRMの一覧表】
ツール名をクリックすると、本記事内の各解説パートにジャンプできます。
|
ツール名 |
こんな企業におすすめ |
---|---|---|
汎用型 |
・無料もしくはリーズナブルなツールを探している企業 |
|
・複数拠点ですでに基盤システムがあり、改修することなく顧客管理の一元化を実現したい企業 |
||
・データにもとづいた営業戦略を重視したい企業 |
||
・とくに営業部門の業務効率化を図りたい企業 |
||
・基本的なCRMや営業支援機能は押さえながらも、とにかく現場の負担を軽減させて定着させたい企業 |
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不動産業特化型 |
いえらぶCLOUD顧客管理システム |
・仲介だけでなく賃貸管理も行う大規模な不動産会社 |
みらいえCRM |
・シンプルでわかりやすい不動産専用顧客管理システムを探している企業 |
|
カナリークラウド |
・一画面で完結する一元管理機能と顧客データ分析で、営業活動を最適化したい企業 |
|
ノマドクラウド |
・タイムリーな対応ができずに機会損失が発生している企業 |
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PropoCloud |
・売買仲介における長期追客を強化したい企業 |
|
Digima |
・顧客に寄り添ったフォローに課題を感じている企業 |
|
KASIKA |
・見込み客の育成スキームを自動化したい企業 |
ただ、上記の表のように、不動産業向けのCRMと一言で言ってもツールによって強みや細かな機能は異なるため、おすすめの企業は異なります。
「不動産業界向けのCRMなら大丈夫」と安に決めず、ツール導入を検討する際には、自社の課題解決に必要な機能を備えているかをチェックすることが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容を具体的な事例を交えてわかりやすくお伝えします。
この記事でわかること
- 不動産業向けCRMの導入効果
- 不動産業の会社が導入べきCRMを選ぶポイント
- 不動産業向けCRMのおすすめ12選
おすすめの不動産業向けCRMは、「どのような企業にどのツールがおすすめか」といった点に着目して、それぞれの強みや特徴を詳しく解説していきます。
本記事を参考にしていただければ、自社が求める効果を発揮してくれるCRMが明確になり、導入すべきツールを判断できるようになるでしょう。
不動産業界において、「効率的で質の高い顧客対応」で他社と差をつけたい方は、本記事を参考にしてCRMの導入を成功させてください。
なお、すぐにおすすめのCRMを見たいという方は、以下リンクよりすぐに確認することが可能です。 4. おすすめの不動産業向けCRM一覧
- 不動産業向けCRMとは
- 不動産業向けCRMの導入による効果
- 不動産業に最適なCRMを選ぶポイント
- おすすめの不動産業向けCRM一覧
- 【汎用型】HubSpot|無料ながらもMA/SFA機能を併せ持ち、AIの力で業務を効率化
- 【汎用型】Sales Cloud|多彩な機能とカスタマイズ自在な柔軟性でトップシェアを誇る
- 【汎用型】Zoho CRM|データの集約と分析で営業活動を標準化
- 【汎用型】GENIEE SFA/CRM|営業を効率化する仕組みと幅広い開発要件にも対応
- 【汎用型】Mazrica Sales|現場ファーストの使いやすさで定着を促進、成果につながる
- 【特化型】いえらぶCLOUD顧客管理システム|連携サービスが充実!不動産業務をワンストップで支援
- 【特化型】みらいえCRM|人手不足を自動化やオンラインを活用した仕組みで解決
- 【特化型】カナリークラウド|反響から営業進捗、やり取り、スケジュールも一元管理
- 【特化型】ノマドクラウド|賃貸に特化、スピーディーな追客を実現する機能が充実
- 【特化型】PropoCloud|売買仲介の継続的な顧客フォローで成果を出す
- 【特化型】Digima|顧客の心を掴むアプローチを手厚くサポート
- 【特化型】KASIKA|売買・住宅販売に特化したサポートと分析で顧客育成を自動化
- 自社に合った不動産業向けCRMを導入して顧客との信頼関係を構築しよう
1. 不動産業向けCRMとは
不動産業向けのCRMとは、不動産業における顧客への適切なアプローチや、営業活動でのやり取りを支援する機能が備わっている顧客関係管理システムのことです。
CRMのなかでも、不動産業での導入実績があるものや、不動産業に特化した機能を備えたものが不動産業に適したCRMとなります。不動産業向けCRMは、以下の2つに分類が可能です。
汎用型CRM |
・業界や業種を限定せずに、幅広く活用できる |
---|---|
不動産業特化型CRM |
・不動産業特有の業務を支援する機能が豊富 |
不動産業の会社がCRMを導入すると、以下のようなことができるようになります。
- 来店客や問い合わせ客などの情報が集約され、活用しやすいように管理される
- 顧客のアクションややり取りの履歴が記録・分析され、営業に活用できる
- 業務フローが自動化・最適化される(メール自動配信、反響の自動取り込み、顧客に合わせた提案など)
不動産業界において、顧客とより良い関係性を築くためのアプローチは、会社を成長させるために欠かせない活動といえます。
日常的に購入する商品やサービスとは異なり、住まいや事業拠点、大切な資産の投資先として中長期的に使用されるのが不動産です。
高額な取引になるため、顧客からの信頼を得られなければ成約を勝ち取るのは難しくなるでしょう。
顧客にかかわるデータの一元管理や顧客フォローをサポートする機能で、不動産業界で重要視される長期的な信頼関係の構築に寄与するのが、不動産業向けCRMとなります。
2. 不動産業向けCRMの導入による効果
不動産業界では、「業務量が多い」「契約件数が伸びない」といった課題を抱えている会社も多いでしょう。そのような悩みを解決するのに、CRMは大きな力を発揮します。
不動産業の会社がCRMを活用することで得られる効果は、以下の3つにまとめられます。
- 業務効率が向上する
- 営業の属人化が防げる
- 追客を強化できる
具体的な事例を交えて詳しく解説します。
2-1. 業務効率が向上する
不動産業の会社がCRMを導入すると、顧客や営業にかかわる情報を活用しやすくなり、業務効率が向上します。
顧客情報ややり取りの履歴がCRMで共有・一元管理されていると、顧客にかかわるアクション(誰が・いつ・どのような行動を取ったか)が一目で確認できるため、社内での連携がスムーズに行えます。
顧客ページやダッシュボード画面を見るだけで顧客のニーズや検討段階を把握でき、顧客対応の際に顧客情報ファイルやメールの履歴などからデータを探し出す必要がありません。
また、メールの自動配信機能やレポートの作成機能によって、手間や時間がかかっていた作業の一部が自動化され、日常的な業務の効率化が可能です。営業データを集約しリアルタイムで確認できるCRMも多く、「毎日の営業活動や売上をまとめて報告する」といった手間を省けます。
ほかにも、CRMは外出先でも最新データにアクセスできるため、外回り営業時にも正確で迅速な顧客対応が実現します。
CRMの導入によって、業務効率アップにつながった具体的な事例をみてみましょう。
- 【CRM導入前】
新規顧客の情報や、営業報告・売上データなどを手作業でExcelに入力。入力や更新、必要なデータを探す作業に時間がかかり、業務過多の一因となっていた。社内でデータを共有しているものの、情報のアップデートも滞りがちでうまく活用できていなかった。 - 【CRM導入後】
ポータルサイトからの新規顧客情報を自動で取り込める機能や、入力補助機能により、入力にかかる手間や時間を大幅に削減できた。顧客にかかわる情報が一画面で確認できるため、適切でスピーディーな顧客対応が可能に。営業データの集約や分析も手軽になり、現状に合った営業戦略が打ち出せるようになった。
このように、顧客や営業にかかわるデータの入力や集約、共有、分析といった作業をCRMがサポートしてくれるため、日常業務の負担が大幅に軽減され、業務効率化が進むでしょう。
2-2. 営業の属人化を防げる
CRMの導入は、営業プロセスや顧客の情報を特定の営業担当だけが把握している「営業の属人化」を防ぐのに有効です。
CRMによる顧客管理は、顧客の属性、取引や行動の履歴といった情報が、顧客ごとに整理された状態で共有できます。CRMの顧客ページを確認すれば、担当者以外でも一人ひとりの顧客に合った適切な対応を導き出せるでしょう。
さらに、営業活動の履歴を記録し、活用・分析できるツールであれば、営業の成功・失敗事例が蓄積されます。「どのようなアクションがどのような成果を生み出したか」といった事例が多数共有されるため、営業活動の改善や後進の育成にも役立ちます。
CRMによって営業の属人化を解決した具体例をみてみましょう。
- 【CRM導入前】
顧客情報は部署ごと、店舗ごとに管理しており、営業進捗ややり取りの詳細は営業担当にしかわからない状態だった。そのため、担当者が不在のときにはお客様からの問い合わせに対応できず、返答に時間がかかっていた。 - 【CRM導入後】
顧客の情報だけでなく、営業の進捗ややり取りの履歴も管理できるCRMを導入したことで、顧客ごとの状況・進捗が一目でわかるように。社内全体で最新のデータを共有できるため、顧客からの問い合わせを誰が受けても対応できるようになり、顧客満足度が向上した。
営業活動の履歴が共有されることで、新人の営業担当でも過去の事例を参考にして、適切なアクションを取り入れられるようになった。
このように、顧客にかかわるさまざまな情報を一元管理できるCRMは、特定の営業担当者に依存したコミュニケーションからの脱却に役立ちます。
とくに、営業・商談の進捗状況や営業担当の行動管理ができるSFA(営業支援システム)も併せ持つCRMであれば、属人化を起こすことなく営業活動の適正化を図れるでしょう。
2-3. 追客を強化できる
不動産業の営業活動において重要視される「追客」を強化できるのが、不動産業向けCRMです。
CRMに集約された情報からは、顧客のニーズや検討具合などを読み解くことができます。見込み顧客のセグメントやナーチャリング、絞り込みといったMA機能も充実したCRMであれば、データにもとづいた精度の高い顧客分析も可能です。
CRMに集約された情報からは、顧客のニーズや検討具合などを読み解くことができます。見込み顧客のセグメントやナーチャリング、絞り込みといったMA機能も充実したCRMであれば、データにもとづいた精度の高い顧客分析も可能です。
たとえば、顧客のアクションに応じて適切なメールを送信するシナリオメール配信や、顧客の希望条件に合わせた自動物件提案などを活用すると、顧客の心を惹きつける追客が実現できるでしょう。
また、各ポータルサイトからの反響の即時通知機能や情報の自動取り込み機能、自動返信機能などを備えたCRMであれば、追客業務の自動化が図れます。
多忙な不動産業界では、意欲が高い目の前の顧客対応に追われてしまいがちですが、将来的な売上を伸ばすためには追客が不可欠です。CRMによる自動化で、問い合わせ時の迅速な対応や継続的なフォローが実現できると、顧客の購買意欲が高まるタイミングに利用してもらいやすくなるでしょう。
CRMの導入により、追客が強化できた具体例をご紹介します。
- 【CRM導入前】
常に業務過多で、検討度が高い顧客対応を優先せざるを得ない状態。ポータルサイトや自社サイトからの反響をチェックする作業や、問い合わせへの対応が後回しになっていた。継続的なフォローにも手が回らず、せっかくの反響を来店予約や成約へとうまくつなげられていない。 - 【CRM導入後】
CRMに蓄積されるデータから、顧客のニーズや検討段階をふまえた最適なアプローチを展開できるようになり、来店率や成約率が導入前よりも上昇した。反響の自動取り込みや、自動返信といった機能があるCRMを導入したことで、漏れのない追客が実現。追客にかかる労力が大幅に削減できた。
不動産業における追客は、人の手だけで対応すると非常に手間や時間がかかるものです。
システムの力で自動化や効率化を図り、追客の質と量を向上させていきましょう。
3. 不動産業に最適なCRMを選ぶポイント
CRMの導入によって、業務効率や業績のアップにつながるようなさまざまな効果が見込めますが、自社の課題や考え方に合ったツールを選択しなければ、期待した成果を十分には得られないかもしれません。
それぞれのCRMによって特徴や強みが異なるため、ツールを選定する前に、自社にとって最適なCRMを選ぶためのポイントを理解しておきましょう。
- 自社に必要な機能を備えているか
- 使いやすいツールか
- 拡張性が高いか
- 予算に合っているか
1点ずつ詳しく解説します。
3-1. 自社に必要な機能を備えているか
CRMを選ぶ際には、まずは自社の課題・ニーズを明確にし、それを解決できる機能を備えているかをチェックしましょう。
どんなに高性能で評判の良いCRMを導入したとしても、自社が解決したい機能が備わっていなければ、期待していた効果は得られません。
また、機能が充実したCRMは、そのぶん利用料金も高額になる可能性もあります。「多機能なCRMを導入したけど、結局一部の機能しか使っていない」といったケースも、よく見受けられるものです。
導入コストで損をしないためにも、事前に自社の課題やニーズを洗い出し、どのような機能が必須なのかを整理しておきましょう。
たとえば、不動産業の会社でよくある課題・ニーズと、それを解決するCRMの機能についてまとめると、以下のような例が挙げられます。
課題・ニーズ |
解決策と必要な機能 |
機能を備えたCRMの一例 |
---|---|---|
追客漏れをなくしたい |
追客を楽にする仕組み |
・ノマドクラウド |
成約率を高めたい |
顧客にマッチした提案 |
・HubSpot |
外回り営業の効率を高めたい |
外出先でも使えるシステム |
・GENIEE SFA/CRM |
自社に合ったコミュニケーションツールを管理したい |
顧客に適したツールとの連携 |
・カナリークラウド(LINE、SMS、電話記録) |
同様の機能でも、できることや範囲はツールによって違いがあります。
自社が解決したい課題の優先順位を考え、解決するために必要なCRMの機能を選んでいきましょう。
3-2. 使いやすいツールか
操作性や画面の見た目が良く、使いやすいツールかどうかを確認しましょう。
直感的に使えるような操作性の高いものであれば、使用方法の研修やマニュアル作成といった導入時の負担が少なく済み、現場へもスムーズに定着します。 とくに「入力のしやすさ」は、ツールを現場に定着させ活用するための非常に重要なポイントです。
また、画面のわかりやすさやデザイン性といった見た目も重要です。
視認性が高くまとまりの良い画面は、使い心地を向上させ、ツールを活用する意欲を阻害しません。
たとえばHubSpotでは、プルダウンによる「選択肢から選べる入力」を用いて、入力時の手間を軽減しています。
参照:HubSpot
また、シンプルで視認性の高い画面は操作性がよく、必要なデータがわかりやすくまとめられています。
参照:HubSpot
ただし、ツールの使いやすさは、テキストや画像で確認するだけでは実感しにくいものです。
以下のように、事前にトライアルや無料プランで使用感を試せるCRMであれば、安心して導入に踏み切れるでしょう。
- 【無料トライアル】
・Zoho CRM(15日間)
・Sales Cloud(30日間)
・GENIEE SFA/CRM(14日間)
・Mazrica Sales (要確認) - 【無料プラン】
・HubSpot(期間に上限なし)
またトライアルがない場合でも、デモ画面で体験できるサービスもあります。
実際の画面や操作性を確認したうえで、使用する現場のスタッフが、無理なく使い続けられそうかを判断しましょう。
3-3. 拡張性が高いか
あとから機能を追加したり、他のサービスと連携したりといった拡張性の高さも重要です。
会社の規模や事業内容、細かな業務フローにいたるまで、年月の経過とともに会社の状況は変化していくものであるため、会社の成長とともに必要な機能やサポートも変わっていきます。
新たな課題が発生したときに、それに合わせて機能の追加や調整ができる柔軟性があるツールのほうが、長期的な視点での使い勝手は向上するでしょう。
CRMに追加や連携できる機能やサービスとしては、以下のような例が挙げられます。
ツール名 |
拡張できる内容の一例 |
---|---|
HubSpot |
・無料プランから複数の有料プランを用意 |
いえらぶCLOUD |
・不動産コンバータ、広告表示チェック、業者間流通、物確自動応答、賃貸管理、ホームページ制作など、幅広い不動産業務を支援するいえらぶCLOUD製品と連携 |
たとえば、会社の成長において以下のような展望がある場合、どのような拡張性が求められるのかを具体的にみてみましょう。
今後の展望例 |
求める拡張性 |
---|---|
不動産仲介部門にCRMを導入したあと、将来的にはマーケティング部門やカスタマーサポート部門でも共通システムで運用したい |
・さまざま業務支援システムの追加・連携が可能で、同じプラットフォームで利用できる |
顧客管理で成果が出たら、物件に関わるデータ管理も効率化したい |
・不動産コンバータ、物確自動応答システムなど、物件管理を支援するツールとのスムーズに連携できる |
このように、CRMを選ぶ際は、将来的な見通しや方針も考慮しておくことが大切です。
今後必要となりそうな機能やサービスを拡張できるCRMを導入し、将来の成長に備えましょう。
3-4. 予算に合っているか
CRMの導入に必要なコストが、会社の予算に適したものであるかも確認が必要です。
不動産業に適したCRMは、最近ではクラウド型が主流です。費用相場をまとめると以下のようになります。
不動産業向け |
初期費用 |
無料~10万円 |
---|---|---|
月額費用 |
無料~数万円(ユーザー数や機能によって変動) |
CRMを継続的に利用するには、毎月の利用料を支払い続けなければなりません。
CRMの導入により業務の効率化や売上の向上といった効果が見込めますが、予算に見合った利用料でなければ継続するのが困難になるでしょう。
CRMツールのなかには、ユーザー数が増えるにつれて利用料金が増額する従量課金制の料金設定が多く見受けられます。メールの送信件数や管理対象となる顧客数によって、追加料金が発生するケースもあります。このような場合、企業が成長するにつれて月額費用もアップする可能性があるため注意が必要です。
そのためCRMを選ぶ際には、今後の成長目標をふまえた将来的なコストと、CRMによって得られる業務効率化や売上アップといった費用対効果を考慮して判断することが大切です。
ただし、CRMの導入効果は導入後すぐに現れるものではありません。業務に定着させて継続的に活用することで、蓄積されたデータからより確度の高い分析や営業戦略へとつなげていけます。 CRMは長期的に利用してこそ価値を発揮する点も理解しておきましょう。
また、一旦CRMを導入したのちに異なるツールに乗り換えるとなると、初期費用やデータを移し替える手間が発生します。将来に余計な費用がかかるのを避けるためにも、慎重な検討が必要です。
4. おすすめの不動産業向けCRM一覧
ここからは、不動産業に適したおすすめのCRMを12選ご紹介します。
定評のあるCRMのなかから、不動産業界への導入実績や事例をふまえて、不動産業務に役立つ機能を備えたCRMを12選ピックアップしました。
まずは、それぞれのCRMがどのような企業におすすめなのかをまとめた一覧表をご覧ください。
気になるツールがあれば、ツール名をクリックすると詳細部分にジャンプできます。
【おすすめ不動産業向けCRMの一覧表】
|
ツール名 |
こんな企業におすすめ |
---|---|---|
汎用型 |
・無料もしくはリーズナブルなツールを探している企業 |
|
・複数拠点ですでに基盤システムがあり、改修することなく顧客管理の一元化を実現したい企業 |
||
・データにもとづいた営業戦略を重視したい企業 |
||
・とくに営業部門の業務効率化を図りたい企業 |
||
・基本的なCRMや営業支援機能は押さえながらも、とにかく現場の負担を軽減させて定着させたい企業 |
||
不動産業特化型 |
いえらぶCLOUD顧客管理システム |
・仲介だけでなく賃貸管理も行う大規模な不動産会社 |
みらいえCRM |
・シンプルでわかりやすい不動産専用顧客管理システムを探している企業 |
|
カナリークラウド |
・一画面で完結する一元管理機能と顧客データ分析で、営業活動を最適化したい企業 |
|
ノマドクラウド |
・タイムリーな対応ができずに機会損失が発生している企業 |
|
PropoCloud |
・売買仲介における長期追客を強化したい企業 |
|
Digima |
・顧客に寄り添ったフォローに課題を感じている企業 |
|
KASIKA |
・見込み客の育成スキームを自動化したい企業 |
つづいて、不動産業務に役立つ機能に注目して、それぞれのツールがどのような機能を備えているかを比較できるように一覧表にまとめました。
【おすすめ不動産業向けCRMの機能比較表】
※顧客情報管理、メール配信はすべてのシステムに備わっています
|
サービス名 |
顧客行動の管理・分析 |
営業進捗の管理・分析 |
ワークフロー |
LINE連携 |
ポータルサイト連携 |
スマホアプリ |
拡張性 |
特徴的な機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
汎用型 |
○ |
○ |
○ |
○ |
△ |
○ |
○ |
||
△ |
○ |
○ |
△ |
要問い合わせ |
○ |
○ |
ニーズに合わせたカスタム |
||
○ |
○ |
○ |
△ |
要問い合わせ |
○ |
○ |
MA機能分析・レポート作成 |
||
△ |
○ |
○ |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
○ |
○ |
充実のスマホアプリ |
||
△ |
○ |
○ |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
○ |
○ |
AIによる分析 |
||
不動産業特化型 |
いえらぶCLOUD顧客管理システム |
○ |
○ |
△ |
○ |
○ |
○ |
○ |
追客自動機能 |
みらいえCRM |
○ |
△ |
△ |
○ |
○ |
△ |
○ |
ZOOM連携 |
|
カナリークラウド |
○ |
○ |
△ |
○ |
○ |
△ |
× |
コミュニケーションツールを一元管理 |
|
ノマドクラウド |
○ |
△ |
△ |
△ |
○ |
○ |
○ |
予約・チャットができるおお客様マイページ |
|
PropoCloud |
○ |
○ |
△ |
要問い合わせ |
○ |
要問い合わせ |
△ |
独自の物件データベース |
|
Digima |
○ |
△ |
○ |
○ |
○ |
△ |
× |
豊富なメールテンプレート |
|
KASIKA |
○ |
○ |
△ |
○ |
○ |
△ |
× |
担当者のブランディングができるステップメール |
不動産業向けCRMは、おおまかには汎用型と不動産業界特化型の2つにわかれます。
そのなかでも特化型は、売買・賃貸の仲介全般に対応できるもののほか、「賃貸に特化」「売買に特化」「工務店やマンション販売にも対応」といったように、特定の業務に特化したツールもあります。
一覧表からもわかるように、同じタイプのツールであっても、備わっている機能や特徴はさまざまです。
ここからは、それぞれの特徴や強み、向いている企業について詳しく紹介していきますので、ぜひ気になるツールからチェックしてみてください。
どのような機能に着目すべきかわかりにくい場合は、
「3-1. 自社に必要な機能を備えているか」でお伝えしたように、自社の課題を明確にし、さらに深掘りしてみると必要な機能やサービスがみえやすくなるでしょう。
例:追客に課題を感じている場合
「ポータルサイトからの反響数が多く、すべてをチェックしきれない」
⇒反響の通知や自動取り込み機能、連携可能なポータルサイト数などが充実しているツールが力を発揮
・ノマドクラウド、いえらぶCLOUD顧客管理システム、みらいえCRMなど
「反響数が少ないため、一人ひとりの顧客にマッチしたアプローチで成約につなげたい」
⇒見込み顧客のセグメント分けや、顧客に合わせたメール配信など、顧客育成のためのMA機能が役立つ
・HubSpot、Zoho CRM、カナリークラウドなど
「手が回らず、長期的な顧客フォローができていない」
⇒物件自動提案機能、充実したメール配信機能などが効果的
・ PropoCloud、KASIKA、Digimaなど
追客のなかでも、どのプロセスが自社のボトルネックになっているのかを明確にすると、自社に必要な機能を備えたツールを探しやすくなるでしょう。
5. 【汎用型】HubSpot|無料ながらもMA/SFA機能を併せ持ち、AIの力で業務を効率化
出典:HubSpot
HubSpotは、基本的なCRMと、MA(マーケティング自動化)/SFA(営業支援)機能を併せ持つカスタマープラットフォームです。
機能性と操作性に優れたAI搭載のツールでありながら、2ユーザーまではずっと無料で活用できるのが魅力です。
- 無料もしくはリーズナブルなツールを探している企業
- 幅広い手法で見込み顧客にアプローチしていきたい企業
- AIによる業務効率化に興味がある企業
マーケティングや営業活動、決済業務など、幅広い業務を支援する各種HubSpot製品と連携でき、会社の成長や業務の変化に柔軟に対応できます。
サービス名 |
HubSpot |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
無料 |
月額料金 |
無料プラン:上限2ユーザーまで無料 |
|
無料トライアル |
なし(無料プランの利用期間の制限なし) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客の属性、やり取り・行動履歴・紹介者・取引履歴などを一元管理 |
|
追加できるサービス |
・Marketing Hub(マーケティング) |
※2025年1月現在の価格です
リーズナブルな料金設定
無料プランを提供するHubSpotは、全社に本格導入する前に使用感を試したい企業や少数精鋭の企業におすすめです。
2ユーザーまでであれば、基本的な機能を備えたCRMを期間の制限なく無料で利用できます。
2ユーザーを超える場合でも、利用料金は1ユーザーあたり1,980円(税込)〜と安価な料金で利用が可能です。
さらに特徴的なのが、無料で追加できる「表示専用シート」の存在です。
表示専用シートが付与されたユーザーは、HubSpotのダッシュボードや顧客データの表示のみが可能で、データの入力や編集は行えません。
たとえばマーケティング部門やマネージャーといったデータの確認だけが必要なユーザーであれば、入力・編集が可能なコアシートではなく、表示専用シートを選択して利用料金を抑えることも可能です。
HubSpotは、安価な料金設定にもかかわらず、SFAやMA機能、セールスオートメーション、AI機能など高性能な機能を備えています。
とくにMA機能は、見込み顧客への追客が重要視される不動産業において、顧客育成に大きく貢献するでしょう。
AIがビジネス全体を支援
HubSpotは、AI搭載型のCRMです。
不動産業務においては、AIによるEメール生成機能が業務効率化に大きな力を発揮します。
Eメール生成機能は、HubSpotのプラットフォーム上で、顧客のセグメントごとに適したEメールの草稿を短時間で作成できる機能です。
送信履歴や連絡先情報は自動で記録され、開封率やリードへの転換率なども追跡管理が可能です。
また、AIによるコンテンツ生成やチャットボット作成など、顧客の満足度を高めるサイト作りを実現する機能も提供しています。
リーズナブルな料金設定が特徴的なHubSpotで、さまざまな業務支援で見込み顧客の獲得や育成を狙いたい企業や、AIによる業務効率化を促進したい企業は、ぜひ無料プランからお試しください。
6. 【汎用型】Sales Cloud|多彩な機能とカスタマイズ自在な柔軟性でトップシェアを誇る
出典:Sales Cloud
Sales Cloudは、世界のCRM市場で圧倒的なシェアを誇るSalesforceが提供しているCRMツールです。
- 複数拠点ですでに基盤システムがあり、改修することなく顧客管理の一元化を実現したい企業
- 業務内容がさまざまな複数の部署で、それぞれに合わせてカスタマイズできるシステムを導入したい企業
Salesforceは、SFAやCRM機能をもつシステムを中核におき、成約につながるプロセスを効率化するプラットフォームです。SFAとCRMを備えたSales Cloudは、豊富なSalesforce製品と組み合わせることが可能です。
サービス名 |
Sales Cloud |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
要問い合わせ |
月額料金 |
スターター(ユーザー1人あたり):3,300円(税込) |
|
無料トライアル |
あり(30日間) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客情報、見込み顧客、商談、営業活動の管理 |
|
追加できるサービス |
・Marketing Cloud(マーケティング) |
※2025年1月現在の価格です
自由自在にカスタマイズできる柔軟性
Sales Cloudの特徴は、自社の業務に合わせて仕組みを構築できる柔軟性です。
一例として、管理する情報を自由に設定できるカスタムオブジェクトがあります。
カスタムオブジェクトを設定すると、標準で備わった項目だけでなく、分析に必要な業界特有のデータや独自データも管理できるようになります。
また、既存のシステムとの親和性の高さも特徴的です。
たとえば、Sales Cloudの導入事例からは、「現在使用中である20以上の個別システムと連携させたい」といったニーズを、Sales Cloudで実現したケースも紹介されています。
業務効率化と成果の最大化に必要な機能をすべて備えた多機能CRMを、どのような業界・業務形態にもマッチさせられる点が、Sales Cloudの人気の理由といえるでしょう。
高い拡張性
自社に必要なサービスを付け足し、最適な営業ソリューションを構築できる拡張性の高さが、Sales Cloudの強みです。
Salesforceは、マーケティングやカスタマーサービス、アプリ開発といった幅広い製品を揃えており、企業の成長や変化に合わせて最適な組み合わせを選べます。
長期的に利用し続けられるため、システムを乗り換えるコストや手間がかかりません。
また、Salesforceには専用のアプリが豊富に用意され、ニーズに合ったアプリをインストールするだけでSalesforceを簡単に拡張できます。
このように、柔軟性や拡張性がSales Cloudの魅力ではありますが、自社に最適なシステムにカスタマイズするにはITの知識が求められる場合もあるでしょう。
「既存のシステムを活かしたまま営業を効率化するツールを導入したい」
「幅広い部署や、会社の成長・拡大に対応できるフレキシブルなツールを探している」
といった企業は、ぜひSales Cloudを検討してください。
Sales Cloud Enterprise Edition 30日間無料トライアル→
7. 【汎用型】Zoho CRM|データの集約と分析で営業活動を標準化
出典:Zoho CRM
Zoho CRMは、顧客の管理だけでなく、業務の自動化と充実した分析ツールによって、企業の成長を最大化するCRM/SFAツールです。
- データにもとづいた営業戦略を重視したい企業
- 営業プロセスの可視化と自動化によって、営業活動の標準化を実現したい企業
MA機能も備えているのが特徴で、顧客を獲得するプロセスの自動化や、データをもとにした顧客育成をサポートしてくれます。
豊富な機能を揃えながらも、一般的なCRMよりも低コストで導入できるのが魅力です。
サービス名 |
Zoho CRM |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
無料 |
月額料金 |
スタンダード(1ユーザー):1,848円(税込) |
|
無料トライアル |
あり(15日間) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客、リード、商談情報、タスク、パイプライン、スケジュール管理 |
|
追加できるサービス |
・Zoho Campaigns(マーケティング) |
※2025年1月現在の価格です
データの集約と分析で営業成績向上
Zoho CRMは、ヒアリング事項が多くなりがちな不動産業界の商談でも、管理項目のカスタマイズによって情報を漏れなく集約できます。
顧客とのやり取りや営業進捗、リードの行動履歴も収集・管理が可能です。
そして、これらのデータをもとに分析を行い、成果につなげるためのアクションを実施します。
- 案件進捗やセールスレポート、活動報告などによる現状把握
- 顧客に確認してもらえる可能性が高い時間帯を提案し、メール送信を予約
- 見込み客の属性や行動履歴を分析し、最適なコンテンツを自動配信
Zoho CRMには、データをもとにした確かな施策を打ち出すための機能が揃っています。
営業活動を管理して標準化
Zoho CRMには、営業プロセスを可視化して、各段階における最適なアクションや期日を登録できるブループリント機能があります。適切にパターン化された営業プロセスに従って行動することで、経験の浅い担当者でもベテランと同じように営業活動できます。
たとえば、内見した顧客の商談を進めていくプロセスをブループリント機能に落とし込むとすると、以下のような設定が考えられるでしょう。
・「内見案内」の状態から次のプロセスへ移行するための条件
⇒3日以内に「結論の確認」というアクションを取る
【ブループリント機能の画面例】
出典:Zoho CRM Zoho CRM のブループリント機能
プロセスごとに条件に応じたタスクや、期限を過ぎた際のアラートなども設定可能です。
条件をクリアしなければ次のプロセスに移行できないため、個人の営業スキルやセンスに関わらず、適切なプロセスで営業を進捗できます。
営業活動や成果を現す全体のデータを活用したい企業や、営業活動を標準化して営業力を高めたい企業にとって、分析力に強みをもつZoho CRMは頼れるツールとなります。
8. 【汎用型】GENIEE SFA/CRM|営業を効率化する仕組みと幅広い開発要件にも対応
GENIEE SFA/CRMは、国産のSFA/CRMで初めて「AI アシスタント」powered by GPT-4機能を提供する先進的なCRMシステムです。
- とくに営業部門の業務効率化を図りたい企業
- 自社の要件に合わせて独自機能の開発を行いたい企業
使いやすいシンプルな画面とカスタマイズ性、日本企業ならではのサポート体制がGENIEE SFA/CRMの魅力です。
国内のCRMではトップクラスの定着率99%を誇り、6,300社以上の導入実績があります。(2025年1月時点。参考:GENIEE SFA/CRM「定着率は高いですか?」)
サービス名 |
GENIEE SFA/CRM |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
記載なし |
月額料金 |
スタンダード(10ユーザー含む):38,280円(税込)~ |
|
無料トライアル |
あり(14日間) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客の基本情報、商談履歴などを一元管理 |
|
追加できるサービス |
・ジーニーが提供する様々なマーケティングソリューション(MA、チャットボット、広告ソリューションなど) |
※2025年1月現在の価格です
営業を効率化する仕組み
GENIEE SFA/CRMは、手作業による入力の負担を減らす仕組みを豊富に備えています。
- メール履歴の自動登録
- プロセスビルダー機能
- Webフォーム連携
- 名刺の取り込み機能など
さらに、不動産業に欠かせない外回り営業の効率を高めるスマホアプリも魅力的です。
GENIEE SFA/CRMのスマホアプリは、顧客や営業情報にすぐにアクセスできるのはもちろん、商談進捗も直感的な操作で更新が可能なため、外回りのすき間時間で情報共有や活動報告が完了。 マップ機能や自動チェックイン機能、名刺の読み取り機能など多彩な機能を備え、営業効率アップを推進します。
「データ入力や報告のために残業している」「外回りで忙しい営業担当が情報を入力してくれない」といった悩みを、システムによる仕組み化で解決します。
幅広い要件や業務に合わせたニーズに対応
GENIEE SFA/CRMは、既存システムとの連携や、それぞれの業務に合わせたカスタマイズができる柔軟性が魅力です。
GENIEE SFA/CRMを提供する株式会社ジーニーは、社員の半数近くがエンジニアであり、技術面においても優れた対応力をもつベンダーです。
独自開発されたシステムとの共存など、通常のSaasベンダーでは対応が難しいようなニーズにも応える体制を整えています。
また、管理対象となるデータ項目の追加が簡単に行えるカスタムオブジェクト機能を備え、それぞれの業務にマッチした仕組みを作れる点も特徴の1つです。
たとえば不動産業務であれば、担当者や商談、活動履歴などの標準オブジェクトに、「物件」「オーナー」といった項目の追加が考えられます。それぞれが紐づくことで、不動産業務に適した情報活用が可能になります。
多機能なスマホアプリや、自社の既存システムとの連携を重視する企業には、GENIEE SFA/CRMが有力な候補となるでしょう。
9. 【汎用型】Mazrica Sales|現場ファーストの使いやすさで定着を促進、成果につながる
Mazrica Salesは、日本の営業DXにおける課題を解消するために作られた次世代型営業DXプラットフォームです。営業データの管理に強いSFA/CRMであり、営業組織を強化するための基盤を提供することで業績のアップを図ります。
- 基本的なCRMや営業支援機能は押さえながらも、とにかく現場の負担を軽減させて定着させたい企業
- 設立5年以内で、マツリカ提携のベンチャーキャピタルから出資を受けているスタートアップ
「業務の効率化を見込んでシステムを導入したのに、改善につながらなかった」という企業も多いなか、Mazrica Salesでは導入後の売上成長率平均139%という数字を誇っています。(2025年1月現在。参考:Mazrica Sales「Why Mazrica」)
サービス名 |
Mazrica Sales |
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---|---|---|
料金 |
初期費用 |
無料 |
月額料金 |
スターター(5人のユーザー含む):30,250円(税込)~ |
|
無料トライアル |
あり(期間要問い合わせ) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客情報、行動履歴、案件進捗、営業活動などの管理 |
|
追加できるサービス |
・Mazrica Marketing |
※2025年1月現在の価格です
現場ファーストの使いやすさ
Mazrica Salesは、「誰でも使える、誰でも成果を出せる」をモットーに、わかりやすく手間をかけずに活用できるシステムを提供しています。
業務の効率化を目指して取り入れたツールであっても、わかりにくい画面やデータの入力に手間がかかるものであれば、現場に浸透しないでしょう。
Mazrica Salesでは、現場の使いやすさを実現するために、優れた視認性や入力補助機能を備えています。
- 誰でも使いやすいUI/UX
- 案件をカード化してフェースごとに表示する案件ボード
- メールやカレンダーなどから行動データや予定を自動的に蓄積
- メールに添付された見積書などのファイルを自動取り込み
【Mazrica Salesの案件ボード画面】
CRM導入による業績の向上や業務効率化といった成果を受け取るには、データの蓄積と分析をするための継続的な利用が必要です。
現場ファーストのMazrica Salesなら、現場にスムーズに定着し、成果へとつなげていけるでしょう。
スタートアップへの支援プラン
Mazrica Salesでは、スタートアップ企業への支援プランが用意されています。
- ライセンス費用を最大50%割引
- カスタマーサクセスによる導入・定着化支援
- チャットサポートと業界別設定テンプレートの提供
支援の対象となるのは、マツリカと提携するベンチャーキャピタルからの出資を受け、設立5年以内のスタートアップです。
創業間もないスタートアップ企業では、システムを導入したくても費用面で踏み切れないケースもあるでしょう。Mazrica Salesのスタートアップ支援を活用すれば、成長スピードのさらなる加速を目指せます。
使いやすさを重視するMazrica Salesは、ITに苦手意識がある現場に導入したい企業や、設立したばかりのスタートアップにとって、定着しやすいツールとなるでしょう。
10. 【特化型】いえらぶCLOUD顧客管理システム|連携サービスが充実!不動産業務をワンストップで支援
いえらぶCLOUD顧客管理システムは、さまざまなシステムで不動産業務のすべてを支援するオンラインサービス「いえらぶCLOUD」における、顧客管理システムです。
- 仲介だけでなく賃貸管理も行う大規模な不動産会社
- 開業と同時にシステムも入れたい企業
- まだ不動産業支援ツールを入れていない企業
機能性と包括的なサービスを備えたいえらぶCLOUDは、数多くの不動産会社から支持を受け、導入実績は15,000社にものぼります。(2025年1月現在。参考:いえらぶCLOUD)
いえらぶCLOUD顧客管理システムも、反響管理と追客業務全般を支援する機能で、不動産会社の業務効率化と成果の最大化を目指します。
サービス名 |
いえらぶCLOUD顧客管理システム |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
要問い合わせ |
月額料金 |
要問い合わせ |
|
無料トライアル |
要問い合わせ |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客の反響や追客状態をアイコンで表示、アクションがあれば自動で最上部に表示する顧客管理画面 |
|
追加できるサービス |
・賃貸・仲介売買(不動産コンバータ、広告表示チェック、業者間流通など) |
※2025年1月現在の価格です
賃貸・売買に対応できる追客自動機能
いえらぶCLOUD顧客管理システムは、賃貸仲介にも売買仲介にも対応できる幅広い機能を備えているのが特徴です。
たとえば、仲介業務の追客を楽にする機能としては追客自動機能があります。
追客自動機能は、顧客のニーズに合わせてメッセージ内容をカスタマイズできるシナリオメール配信と、LINEによる物件提案で利用できます。
ポータルサイトからは顧客情報や希望条件の自動取り込みが可能。顧客に適した物件提案を実現します。
反響に対して自動で即レスができ、定期的にメッセージを配信し続けられるおかげで、繁忙期でも手間をかけることなく追客漏れを防げます。
豊富なサービスとの連携で仲介も管理もカバー
いえらぶCLOUD顧客管理システムは、不動産業務をまるごと支援できる連携サービスが充実しているのがメリットです。
いえらぶCLOUDが提供するサービスには、以下のような一例があります。
不動産コンバータ |
複数ポータルサイトへの物件掲載が一括で行える。コメントの自動生成機能で作業時間が大幅削減できる。 |
---|---|
いえらぶBB |
業者間流通プラットフォーム。いえらぶCLOUDとの連携により、物件取り込みやポータルサイトへの掲載がワンクリックで行え、二次掲載されやすい。 |
らくらく賃貸管理 |
賃貸管理業向けの支援ツール。物件やオーナー・入居者、契約情報などを一元管理。リーシング機能も効率化できる。 |
賃貸・売買の仲介だけでなく賃貸管理業務もカバーし、電子契約やホームページ制作、チラシ作成といったバックオフィス業務のサポートも豊富です。
いえらぶCLOUDは不動産業務のすべてをカバーできるサービスです。
幅広い事業を手掛ける大規模な不動産会社や、まだ不動産支援ツールを導入していない企業など、将来的に不動産業支援システムを増やしていきたい場合には、ぜひいえらぶCLOUD顧客管理システムを検討ください。
11. 【特化型】みらいえCRM|人手不足を自動化やオンラインを活用した仕組みで解決
出典:みらいえCRM
みらいえCRMは、成約につながる追客をサポートする機能を備えた不動産専用顧客管理システムです。
- シンプルでわかりやすい不動産専用顧客管理システムを探している企業
- 個人のスキルに頼った営業を続け、成果につながる仕組みが作れていない企業
みらいえCRMは、不動産仲介業のトータルサポートプラットフォーム「みらいえ」の、顧客管理ツールです。不動産仲介における「成功のノウハウ」を、シンプルで簡単な操作で扱えるシステムに詰め込んでいます。
サービス名 |
みらいえCRM |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
1店舗につき 55,000円(税込) |
月額料金 |
1店舗につき 33,000円(税込) |
|
無料トライアル |
なし(オンラインデモあり) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客情報、やり取りの履歴の管理 |
|
追加できるサービス |
・不動産コンバータ |
※2025年1月現在の価格です
システムの力で人手不足を解消
みらいえCRMは、手間がかかる作業を自動化したり、オンラインによる効率化を図ったりする機能が充実しています。
マッチングメールによる自動追客 |
物件情報や顧客に役立つ情報など、AIが顧客の切迫度に応じて適切なメールを配信 |
---|---|
ポータルサイト反響への自動返信 |
反響を自動で取り込み、サンキューメールを自動送信 |
Zoomとの連携 |
オンライン営業の設定から案内までシステム上でスムーズに完結 |
業務の自動化によって顧客対応がスピーディーになり、やり取りの状況は全社員が共有できるため、少ない人手でも顧客満足度の高い営業を実現できます。
不動産業界の独自ノウハウを活用
みらいえCRMには、成果を上げるための独自ノウハウが詰め込まれています。
みらいえを提供するDataBee株式会社は、不動産業界に特化したサービスを20年以上提供しているIT企業です。効果の検証とサービスの改善を続け、反響を獲得し結果を出す仕組みづくりやアフターフォローに真剣に取り組んでいます。
不動産営業のノウハウを備えたシステムが営業活動をサポートしてくれるため、「新入社員の業務習得スピードが早まる」と感じる利用者の声も上がっています。システムのサポートにより、結果が出るアクションを誰もが行いやすくなるため、担当者の経験やスキルに頼らない営業活動が可能です。
「不動産業に必要な機能を選りすぐったシンプルでわかりやすいシステムを探している」
「誰もが成果を出せる仕組みを作りたい」
といった企業は、みらいえCRMに相談してみてください。
12. 【特化型】カナリークラウド|反響から営業進捗、やり取り、スケジュールも一元管理
出典:カナリークラウド
賃貸・売買仲介に対応するカナリークラウドは、顧客対応の質を高めることで成果を上げる顧客管理システムです。
- 一画面で完結する一元管理機能と顧客データ分析で、営業活動を最適化したい企業
- 優れたデザイン性とシンプルでわかりやすい操作性を求める企業
カナリークラウドを提供する株式会社カナリーは、シンプルなデザインと使いやすさが好評の不動産情報アプリ「カナリー」の運営開発も行っています。
カナリーと同様にカナリークラウドも、洗練された画面と誰もが使いやすい操作性が特徴で、分析機能やカスタマイズ性に強みをもちます。
サービス名 |
カナリークラウド |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
要問い合わせ |
月額料金 |
要問い合わせ |
|
無料トライアル |
なし(デモ画面) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・反響やメール・LINE・電話記録・SMSのやり取り、社内メモなどを時系列で一元管理 |
|
追加できるサービス |
ー |
※2025年1月現在の価格です
顧客とのやり取りをまとめて一元管理
カナリークラウドでは、メール・LINE・電話記録・SMSといった様々な媒体でのやり取りや、社内用のメモなどを一画面で一元管理できます。
顧客に応じてさまざまなコミュニケーションツールを使いわける不動産業において、顧客ごとのやり取りを集約して管理できる機能は非常に使い勝手がよいものです。複数のツールを行ったり来たりして確認する手間を省けるため、業務が大幅に効率化されます。
反響には自動返信で即時に対応。顧客に合わせて柔軟にカスタマイズできる追客シナリオメールもワンクリックでスタートできます。
シナリオメールの設定に面倒や難しさを感じる方には、来店率や返信率を高めるシナリオ構築を支援してくれるサポート体制があるのも嬉しいポイントです。
優れたデザイン性で営業を可視化
カナリークラウドは、シンプルでわかりやすく、直感的に操作できるデザイン性が特徴です。
誰もがすぐに使いこなせるだけでなく、分析結果や営業活動の集計が、見やすくわかりやすい表やグラフで可視化されるのもカナリークラウドのメリットです。
【カナリークラウドのトレンド把握の画面例】
出典:カナリークラウド
営業進捗や売上といった営業データや、顧客の返信率や成約率などがカナリークラウドに集約され、独自の分析機能によって課題の抽出やトレンドの把握につなげます。
また、個人のパフォーマンスも数値で可視化。一人ひとりに合わせた課題解決に取り組むことで、営業力の底上げが狙えます。
顧客とのやり取りや営業データを一元管理したい、高度な分析機能で営業活動を最適化したいといった企業は、カナリークラウドの導入により効果を感じられるでしょう。
13. 【特化型】ノマドクラウド|賃貸に特化、スピーディーな追客を実現する機能が充実
出典:ノマドクラウド
ノマドクラウドは、不動産賃貸業の課題をテクノロジーで解決するイタンジ株式会社が提供する、賃貸仲介特化型の顧客管理システムです。
- タイムリーな対応ができずに機会損失が発生している企業
- 多数の反響があり、反響への対応が間に合っていない企業
反響来店率の向上に重きを置き、反響へ迅速に対応するための機能や不動産業の経験豊富なスタッフによるフォローアップを充実させています。
サービス名 |
ノマドクラウド |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
要問い合わせ |
月額料金 |
要問い合わせ |
|
無料トライアル |
要問い合わせ |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客情報、反響、タスクと紐づけた顧客管理 |
|
追加できるサービス |
・管理業務Saas(業者間の物件情報サイト、内見予約、電子契約、物確電話自動応答など) |
※2025年1月現在の価格です
スピーディーで漏れのない追客機能
ノマドクラウドは、ポータルサイトからの反響を即座にキャッチし、反響の対応漏れがないように管理。
対応できていない反響は未対応タスクとして表示されるほか、自動返信メールの設定により反響対応を自動化することもできます。
自動追客のカスタマイズでは、希望に合った物件の提案や顧客に合わせたメッセージなど、適切なフォローを設定できます。オプションの自動物確即レス機能を使えば、空室確認の問い合わせに対する自動回答も可能です。
また、メールの開封確認だけでなく、メールを閲覧した時間帯までチェックできるため、メール配信に効果的な時間に絞って開封率のアップを狙えます。
コミュニケーションがとれる顧客専用マイページ
ノマドクラウドが提供する顧客専用マイページでは、入居希望者自らで物件検索や来店予約が可能です。営業時間外でも予約を受け付けられるため、機会損失を防げます。チャット画面も備えられており、顧客はより気軽に問い合わせできます。
マイページへのログイン履歴(ログイン日時や閲覧物件)は、ノマドクラウドでチェックが可能。見込み顧客の検討具合や希望条件を把握できるため、質の高い提案につながります。
また、オンライン中の顧客がリアルタイムでチェックできるのもノマドクラウドの特徴です。
物件検討の意欲が高まっているタイミングがわかるため、効率よくアプローチできます。
「顧客へのタイムリーな対応ができていない」といった課題を抱える企業は、ノマドクラウドで機会損失の解消を図りましょう。
14. 【特化型】PropoCloud|売買仲介の継続的な顧客フォローで成果を出す
出典:PropoCloud
PropoCloudは、不動産売買仲介に特化した営業・顧客管理ツールと独自の不動産データベースが一体化した総合営業支援システムです。
- 売買仲介における長期追客を強化したい企業
- 顧客に合った物件提案をとおして、提案力の高さをアピールしたい企業
不動産の売買取引では、今すぐの売買ではなく長期的に検討を続けるケースも多いため、継続的な顧客フォローが重要となります。そのサポートに力を発揮するのがPropoCloudです。
中長期にわたる顧客フォローと顧客の意欲を高めるアプローチを支援し、商談機会を創出します。
サービス名 |
PropoCloud |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
要問い合わせ |
月額料金 |
要問い合わせ |
|
無料トライアル |
なし(オンラインデモあり) |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・メール開封率、物件閲覧数、リアクション日時などを把握できる顧客一覧ページ |
|
追加できるサービス |
2秒でブッカク!(売買物件問合せ自動対応) |
※2025年1月現在の価格です
中長期にわたる顧客フォロー
PropoCloudは、顧客に合わせたフォローが手間をかけずに継続できるツールです。
買取希望の方、売却希望の方、それぞれに合わせて以下のような情報を継続的に自動配信できます。
買取希望 |
希望条件に合った物件情報や価格の値動き情報 |
---|---|
売却希望 |
周辺エリアや類似物件の売り出し情報 |
自動送信する物件情報メールは、スマホからも閲覧しやすくデザイン性に優れているため、競合他社との差別化を図れます。
また、売却を検討中の方に向けて、売却希望の物件に近い条件で探している買主がいることを案内する顧客マッチングも実施。売却を迷っている方の効果的な後押しとなります。
PropoCloudは、メールの開封率や物件閲覧数、リアクション日時といった顧客行動を記録し、それをもとにアクティブな顧客を絞り込むホットリード機能も備えています。
フォローしている見込み顧客の温度感が可視化されるため、タイミングを見極めたアプローチが可能となり、成約率の向上が狙えます。
独自の物件データベース
PropoCloudの特徴として、独自の物件データベースを保有している点が挙げられます。
PropoCloudの物件データベースは、WEBに公開された情報を独自加工したものです。毎日更新される最新の物件データを、PropoCloud導入と同時に活用できます。
このような充実した物件データベースがあるからこそ、PropoCloudでは顧客の希望に合った物件の自動提案が実現可能となっています。ただし、対応可能なエリアは限られているため、導入の際には事前に確認が必要です。(2025年1月現在で全国36都道府県に対応)
「売買仲介で重要視される長期追客に力を入れたい」
「PropoCloudの物件データベースを活用したい」
といったニーズがある企業は、ぜひ資料やデモで詳細を確認してください。
15. 【特化型】Digima|顧客の心を掴むアプローチを手厚くサポート
出典:Digima
Digimaは、住宅・不動産業界に特化した、営業活動を支援するシステムです。
- 顧客に寄り添ったフォローに課題を感じている企業
- ツールの導入を成果へとつなげられるか不安な企業
住宅販売や不動産売買は、顧客が意思決定するまでの期間が長引きやすいため、顧客との関係性をじっくり深めていくことが重要視されています。
見込み顧客に寄り添ったフォローを大切にするDigimaなら、顧客の興味や検討段階に合わせた自動アプローチが可能となります。
サービス名 |
Digima |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
要問い合わせ |
月額料金 |
要問い合わせ |
|
無料トライアル |
要問い合わせ |
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不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客ステータスを細分化して管理 |
|
追加できるサービス |
ー |
※2025年1月現在の価格です
顧客の心に響くフォローとテンプレート
顧客の信頼を得るための機能が充実したDigimaは、顧客の心に響くフォローをサポートしてくれます。
Digimaは、顧客ステータスを細分化し、検討具合をステータスとして管理することが可能です。
それぞれのグループに最適なアクションが明確になるため、顧客の意欲を高めるアプローチが狙えます。
なかでも、顧客が返信しやすいように工夫されたメールテンプレートが、250種類以上用意されているのも魅力の1つです。Digima独自のテンプレートに手を加えるだけで、事務的ではなく、自社の思いや温かみが伝わるメールが作成できます。
実際にDigimaの導入事例には、顧客に寄り添った文面のメール配信によって、開封率や返信率がアップしたという声が寄せられています。
また、LINEやSMSとの連携も可能。送受信の履歴もタイムラインに表示されるため、顧客に最適なコミュニケーションを簡単に使い分けられます。
成果を上げるためのサポート体制
Digimaには、操作面でのサポート窓口だけでなく、Digimaを活用して成果につなげるための「カスタマーサクセス部門」が設置されています。
Digimaの導入事例からは、「いろいろ相談に乗っていただいて助かっている」「寄り添ってサポートしてくれる」といった声が見受けられます。
「Digimaを使ってどのように業績をあげていくか」といった相談にのってもらえるため、多機能なツールをうまく活用できるか自信のない企業でも安心して導入できるでしょう。
顧客との関係性を深めて成約につなげたい企業や、成果の最大化を支援するサポート体制に魅力を感じる企業は、ぜひDigimaの導入で顧客からの信頼を集めていきましょう。
住宅・不動産業界特化 営業自動化システム 『Digima』製品資料→
16. 【特化型】KASIKA|売買・住宅販売に特化したサポートと分析で顧客育成を自動化
出典:KASIKA
KASIKAは、工務店・ハウスメーカー、売買仲介、マンションの3つの領域に特化し、顧客管理と追客をサポートする営業支援ツールです。
- 見込み客の育成スキームを自動化したい企業
- 不動産業界に特化したサポートに魅力を感じる企業
顧客の行動履歴や営業活動を分析し見える化するため、データにもとづいた提案やアクションが行えます。住宅・不動産業界に強い専任コンサルタントによるサポート体制も整っています。
サービス名 |
KASIKA |
|
---|---|---|
料金 |
初期費用 |
77,000円(税込) |
月額料金 |
66,000円(税込) |
|
無料トライアル |
なし |
|
不動産業に役立つ主な機能 |
・顧客の行動履歴(アクセス履歴、閲覧情報)、営業活動履歴、商談進捗の管理 |
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追加できるサービス |
ー |
※2025年1月現在の価格です
見込み顧客の育成
KASIKAは、見込み顧客から成約への確度が高い「今すぐ客」への育成を重視しています。
顧客育成の支援や自動化ができる以下のような機能を揃えています。
ステップメール |
担当の顔写真を入れたメールを自動配信。担当者のブランディングによって、顧客との関係性を深める。 |
---|---|
施工事例メルマガ |
ホームページ掲載の施工事例をメルマガ化。顧客の興味を引き出し、掘り起しにつなげる。 |
メールテンプレート |
使いまわしできるメールや、反響が大きかった優れたメールをテンプレートとして保存・共有。手間をかけずに成果の出るメールを配信できる。 |
顧客行動の見える化 |
サイトへのアクセス履歴、ページの閲覧情報などから、顧客の興味度合いを自動判定。ホット顧客としてリストアップ |
顧客のニーズや関心にマッチした情報を提供し、検討段階に応じたタイミングでアプローチをすることで、顧客の信頼や意欲は高まります。
KASIKAによって、見込み顧客の育成に効果的なアクションの自動化が可能です。
手間のかからない顧客育成によって、より効率的に業績を高めていけるでしょう。
専任コンサルタントが併走
専任のコンサルタントによる併走型のサポートが受けられるのも、KASIKAの特徴です。
業界経験者が参画するサポートチームにより、住宅・不動産業界の知見を活かした専門的なアドバイスが受けられます。
- 専任担当者に電話やメールでいつでも相談が可能
- 導入時に定めた目標に対して毎月の定例会で状況分析、提案・フォローを実施
企業に合わせたメールテンプレート作成のサポートや、開封率・クリック率を上げるアドバイスなど、ユーザーに寄り添った丁寧な対応を提供しています。
安心のサポートが受けられるKASIKAは、見込み顧客を成約へとつなげるための顧客育成を自動化したい企業におすすめのツールです。
17. 自社に合った不動産業向けCRMを導入して顧客との信頼関係を構築しよう
ここまで不動産業向けのCRMについて、導入効果や選び方のポイント、おすすめの不動産業向けCRM12選をご紹介してきました。内容をまとめておきましょう。
不動産業向けCRMの導入により、以下のような効果が得られます。
- 業務効率が向上する
- 営業の属人化を防げる
- 追客を強化できる
不動産業の会社がCRMを選定するときには、以下のポイントをチェックしましょう。
- 自社の課題やニーズを解決できる機能を備えているか
- 現場にとって使いやすいツールか
- 今後の成長や展望に見合った拡張性を備えているか
- 予算に合っているか
自社の課題を把握したうえで、現場の状況や業務内容、将来の見通し、予算などと照らし合わせると、どのようなCRMが最適なのかが見えてきます。
CRM導入による成果には、一定のデータを蓄積できてからこそ得られるものがあります。
業務効率化や顧客にマッチした対応を実現していくためには、1日でも早くCRMを導入するのが得策といえます。
まずは無料プランやトライアルを活用して、CRMによる成長促進を早速スタートさせましょう。