コミュニケーションツールのSlack(スラック)は、外部ツールと連携できるのが特徴の一つです。
【無料】リモートワーク導入を成功させるガイド
HubSpotとSlackは、チームのつながりと生産性を維持しながらリモートワークへの適応を進めていただけるよう、リモートワーク導入ガイドをご用意いたしました。自社の強みを失わずにオンラインへの移行を進めるためのヒントを学んでいきましょう。
タスク管理やスケジュール管理、Eメールの送受信、オンライン会議などを行うツール・アプリをSlackと連携することで、業務効率化に役立ちます。
本記事では、Slack連携におすすめのアプリ25選と具体的な活用方法を紹介します。
Slackは外部アプリとの連携ができる
Slackには、APIによって外部アプリケーションと直接連携できる機能があります。
メニューの「その他」から「自動化」>「App」を選択し、必要なアプリを検索して追加するだけで簡単に連携が可能です。
ワークスペースに所属しているメンバーは、それぞれ個別にアプリをインストールできるので、自分に合った使い方ができます。
インストールの際は管理者による承認を必須にすることも可能で、セキュリティなどの都合で使用するアプリを制限したい場合に役立つでしょう。
Slackと外部アプリを連携するメリット
Slackと外部アプリを連携するメリットは、各ツール・アプリに分散している情報をすべてSlackに統合できる点です。
複数のアプリを横断しなくても、Slack上だけで情報が確認できるようになり、Slackから各アプリの作業を実行することも可能になるため、業務効率化につながります。
また、情報が統合されることで管理しやすくなり、情報の見落としを防いだり、チーム内で情報共有がしやすくなったりするメリットもあります。
おすすめのSlack連携アプリ(1):タスク管理・スケジュール管理
ここでは、タスクやスケジュールの管理に使用できるおすすめアプリを7つ紹介します。タスクをより効率的に管理できるようになり、リマインドなどで抜け漏れを防ぐのに役立ちます。
1. Trello
出典:Trello
Trelloは個人のタスクだけでなく、チームメンバー間のタスク分担や進捗状況を管理するのに適したタスク管理ツールです。
Slackとの連携により、Slack上でタスクを管理でき、新しいタスクが追加された際にSlackで通知を受け取ることが可能になります。
また、Slackから直接Trelloにタスクを追加することもできます。
2. JIRA Software
JIRA Softwareは、アジャイルチーム向けのプロジェクト管理ツールです。
スクラムボードやカンバンボードを用いたタスク管理が可能で、プロジェクトの情報共有と効率化を実現します。
Slackと連携すると、JIRAでのプロジェクト更新がSlackで通知され、Slackからプロジェクトの作成ができます。
3. Todoist
出典:Todoist
Todoistは、タスクをボードやグラフで視覚化して管理できるツールです。タスクに優先度を設定し、緊急度の高いものから処理できます。
Slackと連携すると、Slackから直接タスクの作成、アサイン、完了を行うことが可能です。
4. Backlog
出典:Backlog
Backlogはプロジェクト管理やバグを追跡して管理するためのツールです。Slackと連携すると、課題の更新やコメントの通知をSlackで受け取ることができます。
また、SlackからBacklog内の課題の追加や更新も可能になり、チームのコミュニケーションとタスク管理が効率的に行えるようになります。
5. Asana
出典:Asana
Asanaは、ボード形式でタスクを管理し、100以上のアプリと連携が可能なチーム向けプロジェクト管理ツールです。タスクのボードやタイムラインで、現状を一目で把握できます。
Slackと連携すると、タスクのコメントや完了の通知を受け取り、Slack上でタスクの登録や締め切りの編集が可能になります。
6. Google カレンダー
出典:Google カレンダー
Google カレンダーはGoogle が開発したスケジュール管理ツールです。Slackと連携するとスケジュールのSlack通知が可能です。
1日の予定の概要表示や、アポイントメントの10分前にリマインダーを受け取るなど、スケジュールをSlack上で簡単に確認できます。
7. Outlook Calendar
Outlook CalendarはMicrosoft社が提供する予定表ツールです。Outlookを導入すると利用でき、日・週・月単位のビューが用意されています。
Slackと連携すると、Slackにカレンダー更新の通知を受け取り、Slackからイベントの作成や返信、自動でSlackのステータスを更新できます。
おすすめのSlack連携アプリ(2):コミュニケーション
ここでは、メールやオンライン会議など、コミュニケーションに役立つアプリを5つ紹介します。メールの内容をSlackから確認したり、会議URLを簡単に発行したりできるので便利です。
8. Gmail
出典:Gmail
Gmailは、Google 社が提供するメールサービスです。
Slackと連携すると、Gmailに届いたメールの通知や転送がSlack上で可能になり、メールの内容をチームメンバーと簡単に共有できます。
メールチェックの手間を減らし、Slackを利用中でもリアルタイムに重要なメール情報を逃さずにすみます。
9. Outlook
出典:Outlook
Outlookは、Microsoft社が提供するメールアプリです。Slackと連携すると、メール内容をSlackに簡単に共有できます。
Outlookの予定をSlackから通知する機能もあり、スケジュール管理にも役立ちます。これによって、メールやスケジュールの管理を効率化し、スムーズに作業を進められます。
10. Zoom
出典:Zoom
Zoomは、多くの利用者を持つオンラインミーティングツールです。Slackと連携すると、SlackからZoomを直接開くことができます。
Slackからコマンドを打つだけでZoom上の会議用URLを発行せずにミーティングを開催するなどもでき、急な会議を開催する際にも便利です。
11. Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、オンライン会議、通話、チャットができるツールです。Businessプランを契約すれば、TeamsをはじめとしてOffice365のアプリも幅広く利用できます。
Slackと連携すると、通話設定をSlackからTeamsに直接接続したり、TeamsのWeb会議を設定して直接使用を開始できます。
12. Whereby
出典:Whereby
Whereby(旧称Appear.in)は、高品質なビデオ通話を提供するビデオ会議ツールです。
Slackと連携すると、Slackから直接Wherebyを起動し、簡単に会議を開始できます。これにより、チーム内でのコラボレーションとコミュニケーションの促進が期待できます。
おすすめのSlack連携アプリ(3):情報管理・ファイル管理
情報管理やファイル管理に役立つアプリを6つ紹介します。
更新や共有を自動で通知できるため、情報共有を効率化したい場合に便利です。
13. Google ドライブ
出典:Google ドライブ
Google ドライブは、さまざまなファイルの保存と共有が可能なデータ管理ツールです。
Slackと連携すると、Google ドライブに保存されたファイルにSlack上からアクセスできるようになり、効率が向上します。メール添付ができない重たいファイルなども容易に共有が可能です。
Google ドライブのファイルに何らかのアクションがあった場合、その通知をSlackで受け取ることもできます。
14. OneDrive
出典:OneDrive
OneDriveは、Microsoft社が提供するオンラインストレージサービスです。Slackと連携すると、Slack上から直接ファイルの作成、共有、表示が可能になります。
Slackを使用しているチームメンバー間でのファイル共有やコラボレーションが効率的に行えます。
15. Stock
出典:Stock
Stockは、チームの情報共有を支援するツールで、ノート機能を用いてテキスト情報、画像、ファイルなどを簡単に残すことができます。
Slackと連携すると、Slack上のメッセージから直接Stockのノートを作成でき、大切な情報の保管・整理が簡単になります。
16. Qast
出典:Qast
Qastは、Q&Aとメモでナレッジを蓄積できる情報共有ツールです。Slackと連携すると、Slack内でのチャットをQast内に簡単に投稿できます。
Slackで情報が流れてしまう問題を解決し、ナレッジとして蓄積することで、何度も同じ質問に答える手間を減らせます。
17. NotePM
出典:NotePM
NotePMは、社内の知識共有やマニュアル作成に特化したウェブベースのツールです。
Slackとの連携により、Slackのチャットから直接NotePMに情報を転送し、社内のナレッジベースを簡単に構築・管理できます。これにより、重要な情報や議事録を簡単にアーカイブし、チームメンバーが必要な情報の迅速な検索・参照が可能になります。
18. SharePoint
出典:SharePoint
SharePointは、オンラインでのファイル管理機能を提供するツールです。Slackと連携すると、Slack上からSharePointに格納されたデータを簡単に参照・編集できます。
アプリケーション間の切り替えの手間が削減され、効率的な情報共有とコラボレーションが実現されます。
おすすめのSlack連携アプリ(4):業務支援
Slackと連携できるカスタマーサポートやマーケティングを支援するツールを5つ紹介します。これらの業務を効率化することにより、顧客満足度や集客の向上が実現しやすくなるでしょう。
19. Zendesk
出典:Zendesk
Zendeskは、チケット管理機能などを持つカスタマーサポートツールです。
Slackと連携すると、Zendeskからの通知をSlackで受け取ることが可能になり、Slack上で直接カスタマーサポートに関する問い合わせに迅速に対応できます。これにより、カスタマーサポートの質の向上が実現できます。
20. Intercom
出典:Intercom
Intercomは、ヘルプデスク機能のあるカスタマーサポートツールです。「よくある質問」を作成し、カスタマーリレーションシップの強化にも役立てられます。
Slackと連携すると、カスタマーからの質問をSlackでリアルタイムに受信し、チャットで迅速にサポートできます。
21. Marketo
出典:Marketo
Marketoは、マーケティングオートメーションツールです。見込み客の醸成、セミナーやイベントへの誘導、営業支援システムとの連携などが可能です。
Slackと連携させると、Marketoからの通知をSlackで受け取り、マーケティング施策をスムーズに実行できます。
22. Salesforce
出典:Salesforce
Salesforceは、顧客管理や案件管理などを行う営業支援ツールです。
Slackとの連携により、Salesforce上での商談の更新やサービスチケットのアクセスとクローズなどがSlack内で行えます。組織内での情報共有と生産性の向上が期待できます。
23. HubSpot
出典:HubSpot
HubSpotは、顧客管理やマーケティングオートメーションの機能を持った営業支援・CRMツールです。
HubSpotとSlackの連携により、SlackからHubSpot上の顧客データにアクセスし、見込み客の更新やチャット機能の利用などが可能になります。
Slackを通じて、営業やマーケティング、カスタマーサポートなどの部門がリアルタイムの顧客情報を共有することで、顧客体験の最適化が実現します。
おすすめのSlack連携が可能なおすすめアプリ(5):その他
これまで紹介したもの以外のジャンルで、Slackと連携すると便利なアプリを2つ紹介します。いずれも便利なツールなので、ぜひ導入を検討してみてください。
24. ChatGPT
出典:ChatGPT
ChatGPTは、人間と自然な会話ができるAIチャットツールです。SlackとChatGPTを連携させると、Slack内で直接ChatGPTに質問したり、会話したりできます。
チャンネルのメッセージを一括要約したり、メールなどの文章の添削もできるので、業務の効率化に役立ちます。
25. GitHub
出典:GitHub
GitHubはソフトウェア開発に使用されるエンジニア向けのオープンソースアプリで、コードのバージョン管理機能を提供しています。
Slackと連携すると、プルリクエストやIssueに関する通知をSlack上で受け取ることができ、レビュープロセスを効率化できます。
外部アプリをSlackに連携して生産性を向上させよう
Slackはメニューからアプリを追加するだけで、多くの外部アプリと簡単に連携できます。
連携によって、さまざまなアプリの情報の一元管理が可能になり、情報の見落としを防止できます。また、Slackから各アプリの作業も実行できるため、業務効率化も可能です。
連携アプリには、タスク管理・会議ツール・業務支援・情報管理などの多くの種類があります。本記事の一覧を参考に、自社の課題解決に合ったアプリケーションを連携すると、Slackの導入効果がより高まるでしょう。