Slackのワークスペースは、ハブとしての機能があり、ここからSlack内でさまざまな作業を行っていきます。すべての作業の起点となるので、ワークスペースを理解することで、Slackでの作業効率は高まるでしょう。
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本記事では、ワークスペースの基本情報から、使い方やトラブルの対処法まで解説します。お読みいただくことで、Slackのワークスペースを理解できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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Slackのワークスペースとは
Slackのワークスペースは、ホームページのトップページのようなものです。ワークスペースをハブとして、Slack内でさまざまな作業を行っていきます。ここでは、ワークスペースの概要や、混同しがちな「チャンネル」との違いについて解説します。
Slackの詳細については、次の記事をご覧ください。
ワークスペースの概要
Slackは、仕事を円滑に進めるためのコミニュケーションツールです。その中心となるのが「ワークスペース」で、企業や組織全体を対象とした、仕事とチームを一つに集約した場所です。Slackを使用する際には、最初にワークスペースの作成から行います。
ワークスペースは、企業全体など、組織の一番大きな枠組みで作るのが基本とされています。ワークスペースの作成者は、そのワークスペースのプライマリーオーナーとなり、メンバーの追加や削除、チャンネルの作成や削除などを行うことが可能です。また、ワークスペースの名前やURLは、必要に応じて変更できます。
ワークスペースのチャンネルとの違い
ワークスペース内には「チャンネル」というチャットルームが存在し、メンバーはここで情報を共有したり、コミニュケーションを行ったりします。チャンネルは、用途や目的に応じて作られ、それぞれのチャンネルでやり取りを行います。ワークスペースとチャンネルの違いを例えるなら、営業部や総務部といった個々の部署が「チャンネル」で、それらが集まってできている会社が「ワークスペース」といえるでしょう。
Slackのワークスペースの作成方法
Slackのワークスペースを作るための手順を、パソコンとスマートフォンに分けて説明します。なお、Slackのワークスペースの作成数には制限がなく、いくつでも作ることが可能です。
パソコンからの作成手順
まず、パソコンで操作する場合は、以下の手順に従ってください。
- https://slack.com/get-started#/createnewを開きます。
- 使用するメールアドレスを入力して、「続行する」をクリックします。 または、Google かAppleを選択して進めます。
- Slackから送られてくるメールに記載されている確認コードを確認します。
- 確認コードを入力し、「ワークスペースを作成」をクリックします。 その後、画面に表示される指示に従ってください。
スマートフォンの作成手順(iOS・Android)
次に、スマートフォンで操作する場合の手順を説明します。
- Slackのアプリをダウンロードして、開きます。
- 「Slackを始める(Get Started)」をタップします。
- (iOS)「メールで続ける(Continue with Email)」をタップします。または、Google かAppleを選択して進めます。
(Android)使用するメールアドレスを入力します。 - 確認メールをチェックし、「メールアドレスの確認」をタップします。 その後、Slackに戻ります。
- 「ワークスペースを新規作成する」(iOS)、「Slack ワークスペースを新規作成」(Android)をタップします。
Slackのワークスペースの参加方法
Slackのワークスペースに参加するには、メールアドレスを使ってアカウントを作ります。1つのメールアドレスで参加できるワークスペースに制限はないですが、異なるワークスペースへの参加ごとにアカウントの作成が必要です。
- パソコンでhttps://slack.com/signinを開きます。
- メールアドレスを入力し、「続行する」を押します。
- Slackから送られてくるメールの確認コードを確認し、入力します。
- 「招待を承諾する」から、参加したいワークスペースの「参加する」をクリックします。
特定のワークスペースへの招待がある場合は、その招待を承認して、そのワークスペース専用のSlackアカウントを作成します。新たな招待がある場合は、Slackから送られてくるメールを確認し、指示に従って進めます。
Slackのワークスペースの使い方
ここでは、Slackの使い方について解説します。解説する項目は以下の通りです。
- ログイン方法
- メンバーの招待方法
- 切り替え方
- 名前の変更方法
- 退出方法
- 削除方法
- カスタマイズ方法
ログイン方法
Slackのワークスペースに、ログインする方法について解説します。まずはパソコンのブラウザで操作する場合の手順です。
【パソコンの場合】
- slack.com/signinを開きます。 もしくは、Slackのデスクトップアプリを開きます。 「Slackにサインインする」を押して、サイトに移動します。
- 使用するメールアドレスを入力して、「メールでサインインする」を押します。 Slackから送られてくるメールに書いてある確認コードを入力します。 もしくは、Google かAppleを選択して進めます。
- OrGかワークスペースでSSO(シングルサインオン)の、設定が必須となっている場合、組織や会社のSSOプロバイダ経由でのサインインを行います。
次に、スマートフォンで操作する場合の手順を説明します。
【スマートフォンの場合】
- Slackアプリを開き、「Slackを始める」を押します。
- サインインオプションを選択します。 アプリの指示に従い、サインインを行います。
- OrGかワークスペースでSSO(シングルサインオン)が、設定で必須なっている場合、組織や会社のSSOプロバイダ経由でのサインインを行います。
メンバーの招待方法
デフォルトでは、ワークスペースに参加しているメンバー全員が、新規メンバーをワークスペースへ招待できます。オーナーと管理者は招待設定を変更でき、招待を承認制にすることが可能です。承認制にした場合、ワークスペースのメンバーは招待をリクエストし、管理者が承認・拒否を選択します。
Slackのワークスペースに、メンバーを招待する方法について解説します。(フリープラン)まずはパソコンで操作する場合の手順を説明します。
【パソコンの場合】
- ワークスペース名を押します。
- 「(ワークフロー名)にメンバーを招待する」を選択します。
- 招待したいメンバーのメールアドレスを入力します。
- 「送信」を押し、「終了」を押します。
次に、スマートフォンで操作する場合の手順を説明します。
【スマートフォンの場合】
- 「ホーム」タブで右にスワイプします。
- ワークスペース名の横の3つのドットアイコン(・・・)を押します。
- 「メンバーを招待する」を押します。
- 招待したい人のメールアドレスを、入力します。
- または「連絡先」からメンバーを選択します。
- 「送信」を押します。
ワークスペースの切り替え方
Slackは1つのメールアドレスで、複数のワークスペースに参加できます。 複数のワークスペースに参加している場合は、切り替えて作業することが可能です。まずはパソコンで操作する場合の切り替え手順を説明します。
【パソコンの場合】
- 左上のワークスペースアイコンを押します。
- ログイン中の全ワークスペース一覧が表示されます。
- 開きたいワークスペースを選択します。
次に、スマートフォンで操作する場合の手順を説明します。
【スマートフォンの場合】
- 「ホーム」タブで右にスワイプします。
- ワークスペースを押して開きます。
ワークスペース名やURLの変更方法
ワークスペースの名前とURLは、いつでも更新できます。変更は以下の手順で行えます。(フリー・プロ・ビジネスプラン)
- ワークスペース名を押します。
- 「ツールと設定」にマウスを合わせ、「ワークスペースの設定」を押します。
- 「ワークスペース名とURL」の項目までスクロールし「ワークスペース名やURLを変更する」を押します。
- 新たなワークスペース名またはURLを入力します。
- 「変更を保存する」を押します。
変更後は、すべてのメンバーに変更が伝わるように注意してください。また、以前のURLは別のグループが使用できるようになります。別のグループが旧URLを使用しない限り、旧URLにアクセスした際には、新しいアドレスに自動でリダイレクトされます。
ワークスペースの退出方法
ワークスペースは、自由に退会できます。退会すると、そのワークスペースのアイコンがSlackアプリから削除されます。退会は以下の手順で行います。
- パソコン版で、左上のワークスペースアイコンを押します。
- 「サインアウト」を押します。
デフォルトのワークスペースでは退会オプションが表示されないため、ワークスペースのオーナーまたは管理者に相談しましょう。また、IDP(IDプロバイダ)グループ経由で追加したワークスペースは、デフォルトのワークスペースと同等に扱われます。退会する場合は、管理者かOrGオーナーに依頼し、参加しているIDPグループから自身を消去してもらう必要があります。
ワークスペースの削除方法
ワークスペースの消去は、そのワークスペースのプライマリーオーナーしか行えません。それ以外の参加者がワークスペースを消去したい場合は、そのワークスペースのプライマリーオーナーに問い合わせる必要があります
なお、ワークスペースは一度消去すると復元できないため注意しましょう。Slackワークスペースの削除方法について、以下の手順をご覧ください。
- パソコン版の左上のワークスペース名を押します。
- 「設定と管理」を押し、「ワークスペースの設定」を選択します。
- 「ワークスペースを削除する」までスクロールダウンして、「ワークスペースを削除する」を押します。
- ボックスをチェックします。
- 「Slackパスワード」を入力して、「はい、ワークスペースを削除します」を押します。
シングルサインオン(SSO)で、Slackにサインインしている場合は、パスワードを忘れてもリセットが可能です。また、Slackに新規登録する際にパスワードを設定しなくても、パスワードのリセットをリクエストすることでパスワードを追加できます。
ワークスペースのカスタマイズ方法
ワークスペースをカスタマイズして、仕事の効率を高めることができます。ここでは、以下の2点のカスタマイズ方法を解説します。
- 表示名のガイドラインの追加
- Slackアイコンの変更
表示名のガイドラインの追加
表示名とは、メンションする際の呼び名です。表示名のガイドラインを決めることで、メンションをする際の手間が減らせます。例えば、氏名が漢字やローマ字など、メンバー内の決まりがなくバラバラの場合、メンションを飛ばす際に、メンバーのアカウント名を探さなければいけません。
そこで、表示名を統一することで、探す手間なく、すぐにメンションできるようになります。設定方法については、以下の手順をご覧ください。(フリー・プロ・ビジネスプラン)
- パソコン版で、左上のワークスペースアイコンを押します。
- メニューから「設定と管理」を選択して、「ワークスペースの設定」を押します。
- 「設定」タブを押します。
- 「名前のガイドラインを表示する」の隣にある「開く」を押します。
- 「カスタムガイドライン」の項目を選択し、メンバー向けのガイドラインを記入します。
- 「保存」を押します。
Slackアイコンの変更
Slackアイコンの活用により、メンバーはワークスペースやEnterprise Gridオーガナイゼーションを探しやすくなります。アイコンには、GIF、PNG、JPG、JPEG、HEIC、HEIF形式の画像が使用可能です。アイコンの変更は、以下の手順で行えます。(フリー・プロ・ビジネスプラン)
- パソコン版で、左上のワークスペースアイコンを押します。
- メニューから「設定と管理」を選び、「ワークスペースの詳細を編集する」を押します。
- 「ワークスペースのアイコン」の横の「ワークスペースのアイコンを設定する」を押します。
- 「ファイルを選択」を押し、画像ファイルを選びます。
- 「アイコンをアップロード」を押して、変更を保存します。
Slackのワークスペースに関するよくある疑問
Slackを使っていると、ワークスペースに関してわからないことが出てくるかもしれません。ここでは、Slackのワークスペースに関するよくある疑問について、次の2点を解説します。
- ワークスペースに入れない原因と対処法
- ワークスペースの招待権限の所持者は?
ワークスペースに入れない原因と対処法
Slackワークスペースに入れない場合、次の原因と対処法をご覧ください。
- Slackのサーバーの状態を確認する:
Slackのサーバーに問題がある場合、ログインできないことがあります。Slackの公式サイトやTwitterなどで最新の情報を確認してください。 - アカウント情報を確認する:
正しいメールアドレスとパスワードを使用しているか確認してください。 パスワードを忘れた場合は、パスワードリセットの手続きを行ってください。 - デバイスを再起動する:
一時的な問題を解決するために、デバイスの再起動を試みてください。 - ネットワーク接続を確認する:
インターネットに正常に接続できているか確認してください。 接続に問題がある場合は、Wi-Fiやモバイルデータの接続を切り替えるなどしてみてください。 - VPNをオフにする:
VPNを使用していると、一部のサービスに接続できないことがあります。 VPNを一時的にオフにして、問題が解決するか試してみてください。 - ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアする:
ブラウザのキャッシュやクッキーが原因でログインできないことがあります。 ブラウザの設定からキャッシュとクッキーをクリアしてみてください。
上記の手順を試しても問題が解決しない場合は、Slackのサポートに問題を報告してみてください。
ワークスペースの招待権限の所持者は?
デフォルトでは、ゲスト以外のすべてのメンバーが、新しいメンバーをワークスペースへ招待できます。設定により、招待を承認制にすることが可能になり、メンバーが招待のリクエストをすると、ワークスペースのオーナーまたは管理者が承認・拒否の判断を行います。
なお、招待のリクエストが、承認か拒否された場合は、リクエストしたメンバーに通知されるため、ご留意ください。この設定は変更可能で、招待のリクエストと承認が必要になるように設定できます。設定方法は次の通りです。
- パソコン版で、左上のワークスペースアイコンを押します。
- 「設定と管理」にマウスポインターを重ね、「ワークスペースの設定」を押します。
- 「権限」タブを押します。
- 「招待リスト」の横にある「開く」を押します。
- 「管理者による承認が必要です」の横にあるチェックボックスに、チェックを入れるか外します。
- 「保存」を押します。
Slackのワークスペースの体制を整えて作業効率を高めよう
Slackのワークスペースは、ホームページのトップページのようなもので、ハブとしてほかの機能をつなぐ役割があります。ワークスペースの作成者は、プライマリーオーナーとなり、管理・運営を行います。
ワークスペースからメンバーやチャンネルなどの編集を行うことで、Slackでの作業環境を整えることが可能です。Slackのメンバーが使いやすい環境を整えてあげることで、作業効率が高まるでしょう。