Zoomには、ウェビナー開催に特化した「Zoomウェビナー」と呼ばれるサービスがあります。ホストやパネリストのみに発言権を与えられるなど、ウェビナー開催に役立つ機能を利用できるのが特徴です。


Zoomの使い方ガイド
Web会議ツールの基礎とウェビナーの実施方法を徹底解説!
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Zoomウェビナーでは、開催前・開催中・開催後の3つのタイミングで参加者の情報を確認できます。また、開催後にウェビナーの所要時間や参加者の入退室時間といった詳細な情報を、レポートとして出力することで、次回のウェビナーに活用することも可能です。
本記事では、Zoomウェビナーの参加者を確認する条件や方法について詳しく解説します。
Zoomウェビナーの参加者を確認するための条件
Zoomウェビナーの参加者を確認するには、次の2つの条件を満たす必要があります。
- Zoom Workplaceに登録したうえで「ビデオ ウェビナー」のアドオンを契約していること
- ウェビナーのホスト権限を保有していること
Web会議用のZoomは無料で使用できますが、Zoomウェビナーの利用には有料契約が必要です。
また、参加者の詳細な情報を確認するには、ウェビナーのホスト権限を持つユーザーがログインする必要があります。
開催前|Zoomウェビナーに申し込んだ参加者を確認する方法
Zoomウェビナーでは、参加希望者が事前登録を行うと招待URLが発行されるプロセスを設定できます。参加者リストを簡単に作成できるだけでなく、特定の見込み客や顧客が参加予定かどうかも把握可能で、営業活動やマーケティングに活用できます。
事前登録者の確認方法は、次の通りです。
- Zoomウェビナーにログイン
- 開催予定のウェビナーを選択
- [参加者を管理]の項目から[編集]をクリック
- 事前登録者の情報を確認
事前登録者の画面には、ユーザー名やメールアドレス、ウェビナーへの登録日が表示されます。ユーザー名をクリックすると、氏名やステータスなどの詳細な情報を確認可能です。
また、個別の参加者名の横にある[確認メールを再送信]をクリックすると、ウェビナーの開催日時や招待URLが記載されたメールを送信できます。参加者から招待メールの再送信を依頼された場合は、この機能を活用すると良いでしょう。
開催中|Zoomウェビナーを視聴中の参加者を確認する方法
Zoomウェビナーの開催中は、次の手順で参加者の出席状況を確認できます。
- ホストとしてウェビナーを開催
- ホスト側の画面に表示されている[参加者]をクリック
- 参加者の一覧から情報を確認
参加者は、「パネリスト」と「視聴者」が別々に表示されます。パネリストとは、ホストと議論したり、プレゼンを発表したりするユーザーのことです。「視聴者」は、議論に参加せず、ウェビナーの視聴のみを行うユーザーを指します。
また、視聴者が7名以上になると、参加者一覧の上部に検索リストが現れる仕組みです。ユーザー名や氏名で素早く参加者を検索できるため、出席者が多い場合に活用しましょう。
開催後|参加者レポートを確認・ダウンロードする方法
ウェビナーの開催後は、参加者のレポートを確認したり、CSVファイルとして出力したりできます。手順は次の通りです。
- Zoomの管理画面にログイン
- 左側のメニューから[管理者 > アカウント管理 > レポート]の順にクリック
- [使用状況レポート > 用途]をクリック
- 開催日時を指定して特定のウェビナーを検索
- レポートを確認したいウェビナーの項目にある[参加者]の数字をクリック
参加者レポートには、参加者のユーザー名やメールアドレス、入退出時間、レコーディングの同意の有無などの情報が表示されます。
また、レポート画面のなかにある[エクスポート]をクリックすると、CSVファイルでの出力が可能です。
参加者の情報を参考にZoomウェビナーの改善につなげよう
Zoomウェビナーを利用する際は、単に参加者数を確認するだけでなく、開催後に取得できるレポートを活用するのがおすすめです。
レポートには、ウェビナーの所要時間や入退室時間といったユーザーの関心度合いを測る指標が記載されています。例えば、参加者の退室時間が早い場合、ウェビナーの内容に興味を示さなかった可能性が考えられるため、コンテンツを見直すといった対策が可能です。
ウェビナーに対する参加者の反応を客観的に把握したい方は、レポートを用いた分析を行ってみてはいかがでしょうか。