多くの人が、SEO(Search Engine Optimization)対策にはオンサイト最適化とオフサイト最適化の2つがあると考えています。これらはいずれも、コンテンツやキーワードやリンクに注目して最適化を行うものですが、テクニカルSEOについては言及されないことが非常に多いようです。

その理由については、主にテクニカルSEOに関する情報が乏しいことが考えられますが、なかには「テクニカル」と聞いただけで敬遠してしまう人もいると思います。

テクニカルSEOとは、簡単に言うと、コンテンツが関連するキーワードやフレーズで高い順位を獲得するチャンスを最大限に広げるために、テクニカルな調整を行う最適化のことです。

テクニカルSEOでは、自社のウェブサイトを検索エンジンがどのようにクロールしているかを分析し、適切にアクセスされているかを確認します。

ウェブサイトが検索エンジンによって適切にアクセスされれば、その後に行うオンサイトSEO、およびオフサイトSEOで順位を改善するプロセスもスムーズになるはずです。したがって、SEOキャンペーンではテクニカルSEOを実施し、さまざまな側面をチェックして改善する必要があると思います。

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また、Spresseo(エスプレッセオ)さんがこちらの「SEOビギナーに役立つ30の重要Googleランキングファクター」という記事で、どのような要素がSEOに対して影響を与えるかをリスト形式で解説しています。

今回の記事では、テクニカルSEOの範囲内で改善すべき点がないかチェックするツールをいくつか紹介し、それぞれのツールの目的について説明します(キーワード探しに役立つ調査ツールなどについてはこちらの記事「SEOで最適なキーワード探しに役立つ調査ツール6選」をご覧ください)。

1)Googleウェブマスターツール

Googleウェブマスターツール(GWT)は私が最もよく利用するSEOツールです。テクニカルSEOを実践するのに便利な素晴らしい機能が豊富に取り揃えられています。なかでも私が素晴らしいと思うのが、404ページ(ウェブサイトでページがエラーにより表示されない場合に、訪問者にそれを知らせるためのページ)にリダイレクトする機能です。

このようなエラーはウェブサイトのパフォーマンスを低下させる要因となります。したがって、エラーを検出し、404ページに適切にリダイレクトさせることが大切です。

また、Googleウェブマスターツールを使用すると、Robots.txtファイル(特定のウェブページを検索結果ページに表示しないよう検索エンジンに伝えるための、ウェブサイトの設定ファイル)をチェックし、大切なページのなかに検索エンジンからブロックされているものがないか確認することができます。

あるいは、ウェブサイトのサイトマップにエラーがないか調べることもできます。サイトマップにエラーがあると、訪問者が不便な思いをして印象を悪くする恐れがあるため注意が必要です。

そのほかにも、ページのタイトルや記述が重複して表示されているのを検出する機能もあります。重複していると、検索エンジンからランキングのペナルティが課せられる場合があるため、これをチェックして修正しておくことも重要です。

2)Screaming Frog

Screaming Frogもほとんど毎日使用しています。さまざまな要素を一つずつチェックし、テクニカルSEOのプロセスを強力にサポートしてくる素晴らしいツールですので、まだ使っていない方は、必ずダウンロードすることをお勧めします。

主にオンページSEOに関連する要素をチェックし、ページタイトルや記述の重複を検出したり、URLの構造を調べて修正が必要な点を教えてくれます。

3)GoogleのPageSpeed Insights

ご存知のように、ページの読み込み時間が短くなれば、ウェブページのランキングが向上する可能性があります。少なくとも訪問者によるウェブサイトの印象は改善されるでしょう。GoogleのPageSpeed Insightsツールを使用すると、指定したページの表示スピードや、そのスピードでのユーザーエクスペリエンスを分析することができます。

分析はモバイルデバイスとデスクトップデバイスで行われます。また、スピードおよびユーザーエクスペリエンスを改善するためにエラーを修正する方法も教えてくれます。

4)Googelのモバイルフレンドリーテスト

2015年にGoogleはモバイルアルゴリズムをアップデートし、レスポンシブ対応またはモバイル専用のウェブサイトに対して順位を高くすると発表しました。それに加え、Googleはこのアップデートによってランキングが下がるウェブサイトが出ないよう万全を期して、モバイルフレンドリーテストツールを公開しました。

さらに、このツールで問題ありと分析されたページには、Googleによる改善方法が表示されます。

5)Responsinator

ResponsinatorもGoogelのモバイルフレンドリーテストと非常によく似たツールですが、いくつか違いがあります。まず、ウェブページがさまざまなモバイルデバイスやタブレットデバイスで、そして縦置きと横置きで、どのように表示されるかを教えてくれます。

iPhone、Android、iPad、Tabletの各種デバイスに対応しています。問題を修正する方法は教えてくれませんが、あらゆるデバイスでウェブサイトがどのように表示されるかが完全にわかります。

6)Siteliner

Sitelinerはウェブサイト内で重複しているコンテンツを検出するためのツールです。ドメインを入力するだけで、最大250ページまでクロールを実行し、ウェブサイトで重複しているコンテンツの割合をパーセンテージで表示します。

また、コンテンツの重複や、重複の割合を、ページごとに表示してくれますので、各ページを詳しく調べて、コンテンツが過度に重複しないよう修正を行うことができます。

7)SEO Browser

SEO Browserを使用すると、検索エンジンが自社のウェブサイトをどのように見ているかを確認することができます。これにより、すべてのコンテンツが検索エンジンに対して正しく表示されているか、あるいはウェブサイトで意図したすべてのことを検索エンジンが確実に受け取っているかをチェックできます。

検索エンジンが何らかの理由で大切なポイントを見落としている場合がありますので、このツールを使用して調べるとよいと思います。

8)WEBSITE GRADER

WEBSITE GRADERを使用すると、自社のウェブサイトが複合的な要素をからめた視点でどのような問題と改善点があるかを表記してくれます。これにより、自社のウェブサイトがどのような改善をすれば良いか、現状の状態を数値化して可視化してくれます。

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お伝えしましたように、テクニカルSEOを後回しにせずきちんと行うことが非常に重要です。これがSEO対策の基本であり、実施を怠るとマーケティング活動全体に支障をきたす可能性があります。

SEOを効率的に管理する必要がある場合は、何かしらのツールを用いて管理するのも一つの方法です。HubSpot(ハブスポット)のSEOツールなど、ツール自体がSEOに対する問題点などを自動的に指摘し、担当者はそれに従い修正を加える、そのようなことを実現するツールも存在します。

また、抜本的なSEO戦略の見直しが必要になったら、この記事で紹介したツールを使用、またこちらの無料エクセルテンプレートを用いてウェブサイトの分析を必ず行ってください。

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編集メモ:この記事は、2015年10月に投稿した内容に加筆・訂正したものです。Nicole Rendeによる元の記事はこちらからご覧いただけます。

元記事発行日: 2017年6月28日、最終更新日: 2019年3月25日