追跡するべきブログKPI 14選

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戸栗 頌平(とぐり しょうへい)
戸栗 頌平(とぐり しょうへい)

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ビジネスブログを運営されている方なら、1本のブログを作成するのに相当な労力が必要だということをよくご存じでしょう。

追跡するべきブログKPI 14選

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ブログの長所は、投資収益率(ROI)の面で非常にやりがいがあるという点です。ですが、ブログに費やした努力と時間が実際にROIにつながっているのかどうか、何によって判断できるのでしょうか。

答えは「分析」です。 

今皆さんにお読みいただいているこのブログの月間報告書を書いている立場から、ブログ作成の進歩と成功を評価するために月ごとに追跡している指標についてご紹介したいと思います。

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    追跡するべきブログのKPI 15選

    1) ブログ訪問者数

    言い換えるなら、特定の期間内にブログが獲得する訪問者の数です。この数字を毎月確認することで、ブログへのトラフィックが増えつつあるのかどうかや、月ごとの傾向を把握することができます。例えば、毎年1月は特にブログの訪問者数が多いですか?あるいは訪問者数が特に平均を下回る月がありますか?このような傾向を特定することで、実績が下がると予測できる月に対して普段とは違う戦略を立てることができます。

    HubSpotをお使いのお客様は、レポート機能(下の画像)を使ってこの指標を簡単に追跡することができます。HubSpotをお使いでない方には、Google Analyticsがおすすめです。

    BlosSession

     

    2) トラフィックソースの内訳

    ブログへのトラフィックはどこから来ているのでしょうか?SNS?オーガニック検索?それともリファーラルでしょうか?こういったソースの中で、訪問者をブログに呼び込むSNSやキーワード、ウェブサイトはどれなのでしょうか?

    ブログ訪問者数の内訳を調べることで、最もトラフィックに貢献しているチャネルとそうでないチャネルとを知ることができます。最も成長が見込める分野はどれでしょうか?ブログへのトラフィックを向上させるために、ブログ購読者へのEメールを最適化する必要がありそうですか?ブログのSEOをほったらかしていませんか?

    こちらの情報もハブスポットのソースレポートまたはGoogle Analyticsからご覧いただけます。

    TrafficSource

    3) ブログトップページへの訪問者数

    ブログ訪問者数のうち、ブログのトップページを開いた人はどれほどいるでしょうか?この数を調べると、訪問者が皆さんのブログを「目的地」として閲覧している(訪問者数のうちダイレクトトラフィックが大多数を占め、訪問者のほとんどがブログのURLをブラウザに入力してトップページへ移動している)のか、または間接的なソースを通して偶然閲覧したのかを把握することができます。

    これによって、ブログが獲得している主な訪問者のタイプもわかります。例えば、ダイレクトトラフィックが多ければリピート訪問者の割合が大きいことを示し、間接的なソースからのトラフィックが多ければ新規の訪問者の割合が大きいことになります。

    さらに、トップページが創出しているトラフィックの割合が大きければ、そのトップページの効率を診断してみる必要があるかもしれません。リードジェネレーションに対して最適化されていますか?有望なマーケティングチャンスを見逃してはいませんか? 

    4) 公開された記事の数

    特定の期間内に公開されたブログ記事の数は簡単に追跡することができ、記事の数や頻度と、トラフィックやリードといった結果との間にある相関関係を特定することができます。HubSpotの比較分析データでは、ブログ記事の数が多ければ多いほどトラフィックやリードも増えることが示されていますが、皆さんのブログではどうでしょうか?

    TheNumberOfBlogPublication

    5) 最も閲覧回数の多い記事

    トラフィックを最も稼いでいる記事はどれでしょうか?人気のある記事を特定することで、訪問者数を一番伸ばしているブログ記事のトピックやタイプ、フォーマットを分析するのに役立ちます。トラフィックが少なくてお困りですか?この指標を見ればどのタイプのブログ記事を作成すればトラフィックを向上できるかがわかります。 

    TopViewBlog

    6) ブログ記事1件当たりの平均閲覧数

    こちらの指標は、各ブログ記事がトラフィック全体にどれだけ貢献しているかを把握するのに使います。ブログ数や頻度と結果との間にある相関関係を理解するのにも役立つ指標です。ブログ記事の頻度を増やしたのに平均閲覧数が減っているという場合は、それぞれのブログ記事の閲覧数が減少していることを意味します。

    もしかしたら、頻度を重視するあまりブログの質が落ちてしまっており、そのせいで結果が伸びていないのかもしれません。ブログの頻度を減らす分、質を上げることで同じ閲覧数を達成できるでしょうか?また、これと似たもうひとつの指標が中央閲覧数です。これは、大幅に閲覧数が低いか高い記事が存在することで平均値にずれが生じてしまう際に便利です。

    7) ブログ記事1件当たりの平均インバウンドリンク数

    皆さんはリンクをつける価値のあるコンテンツを制作できていますか?インバウンドリンクは検索エンジンの世界で非常に価値のある通貨です。インバウンドリンクの数が多いほど、検索エンジンは皆さんのコンテンツが人々にとって価値のあるものであり、検索結果で上位に表示するのにふさわしいと判断します。

    平均インバウンドリンク数を追跡してコンテンツの質を監視し(Googleでは質をさらに重要視しているようです)、インバウンドリンク数を増やして検索で優位に立ちましょう。

    InboundLink

    8) ブログ記事1件当たりの平均コメント数

    コメント数は主にvanity metric(虚栄の指標)だと言う人は多いですが、読者のエンゲージメントや感想を追跡することには、確実に一定の価値があります。この指標を使って、ブログコンテンツに対する読者の反応や参加度を推し量ってみてください。

    エンゲージメントが低いようであれば、読者の参加を促すいろいろな方法を試してみましょう。コンテンツの中で質問を投げかけたり、反応を引き出せるような新しいタイプのコンテンツに挑戦したり、コメント欄のディスカッションに参加したりと、アイディアはたくさんあります。

    皆さんのコンテンツに積極的に関わっていると感じた読者は、ブログを再訪問したり記事をほかの人とシェアしたりする確率が高くなり、読者層を広げる助けになってくれます。

    9) ブログ記事1件当たりのSNSシェア数

    こちらも虚栄の指標としての性質は否めませんが、ブログ記事1件当たりのSNSシェア数は、どのようなコンテンツがSNSで人気を集めているのか、そしてどのSNSで特に人気があるのかを把握する助けになります。

    この情報はROIを最大限にするために、どのSNSでどのタイプのコンテンツをプロモーションするべきかを判断する際に役立ちます。例えば、Twitterで人気のあるコンテンツでもLinkedInでは人気が低いかもしれません。この指標から得られた情報を使ってSNS上でのブログマーケティング戦略を改善しましょう。

    ハブスポットのSNS研究者Dan Zarrellaが開発した無料ツールLinkTally.comを利用すると、ブログ記事のSNSシェア数と上位4位のSNSの内訳をご確認いただけます。

    10) 新規ブログリード(と顧客!)

    トラフィックは素晴らしいものですが、企業利益に対するブログの効果をさらに確実に示してくれるのがリード(そして顧客)です。特定の期間中にブログがリード/顧客ジェネレーションにどれだけ貢献しているかを追跡しましょう。

    そうすることでコンテンツの量、頻度といった変数と、リード/顧客ジェネレーション効果との間にある相関関係を特定することができます。これはリードジェネレーション戦略の問題点を診断するのにも役立ちます。皆さんのブログはリードジェネレーションに向けて本当に最適化されているでしょうか?

    例えば、HubSpotをお使いの方ならブログによって発生した新規コンタクトや顧客の数をランディングページのアナリティクスレポートで確認することができます。

    NewBlogContact

    11) リードソースの内訳

    さらに一歩進めて、ブログリードがどのソースから来ているのかを特定しましょう。SNSよりもEメールから発生するリードが多いでしょうか?この分析結果をトラフィックソースデータと組み合わせると、現状をさらに詳しく把握することができます。

    例えば、SNSのブログリード創出効果が低い一方で、ブログへのトラフィック創出効果では上位に入っていることがわかった場合は、SNSからの良好なトラフィックよりリードを効果的に創出できるよう、この格差を修正する方法を探すことに力を入れてみてください。 

    12) リード/顧客ジェネレーション効果が高い記事

    ブログのリード(顧客)ジェネレーション効果を真剣に改善させたいとお考えなら、データをさらに深く分析しましょう。ここでおすすめなのが、それぞれのブログ記事のリードジェネレーション効果を分析する方法です。

    ブログページのリードジェネレーションを記事ごとに分析してくれるレポートを見れば、どのようなタイプのコンテンツがリードジェネレーションに最も効果が高いのかを知ることができます。トピックでも違いが出るでしょうか?フォーマットは?このように、リードに最もつながりやすいブログ記事のタイプを特定します。

    そして、リード目標を達成できなかった場合、ここで得られた情報を改善に活かすことができます。顧客ジェネレーションについても同じです。 

    これまでの指標と同じように、HubSpotをご使用いただいている場合、ランディングページのソースレポートを利用して各ブログ記事の新規コンタクト/顧客獲得数をご確認いただけます。

    13) コンバージョン率

    コンバージョン率(訪問者からリードへ、リードから顧客への変換率)を算出して、トラフィック、リード数、そして顧客数の相関関係を理解しましょう。この情報は、ブログの改善に取り組む際にどの点に力を入れればよいかを特定するのに役立ちます。

    例えば訪問者からリードへのコンバージョン率を改善させれば、同じ量のトラフィックからより多くのリードを獲得することができます。一方、トラフィックを向上させてコンバージョン率を維持することでもリード/顧客数を増やすことが可能です。この指標を一定の期間追跡して、ブログ戦略や作戦への変更が、訪問者をリードに変える力にどう影響をおよぼしているかを理解しましょう。

    14) Eメール購読者数

    そして最後に、別の購読者について説明します。Eメール購読者です。Eメール購読者はメールアドレスという貴重な情報を提供してくれた読者であり、RSS購読者以上に顧客へ転換する可能性があります。その結果、Eメール購読者の数とブログへのEメールトラフィック数との間には直接的な相関関係があります。

    今までEメール購読者の獲得にあまり注力してこなかったならば、チャンスの持ち腐れです。訪問者をアクティブな購読者に転換するためのヒントを参考に、ぜひ試してみてください。それから、ベストプラクティスに従い、ブログ購読者向けEメールをパワーアップさせ、効果を最大限に引き出しましょう。

    HubSpotをお使いの場合、Eメール購読者数をRSS購読者数と同じ場所で確認することができます。HubSpotをお使いでなければ、それぞれの購読者用Eメールプラットフォームからご確認ください。

    皆さんは、このほかにどのようなブログ指標を定期的に追跡していますか?

    HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

     

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