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【2024年】シェアトップのCMSを比較!世界と日本の順位・WordPressが人気の理由

作成者: 水落 絵理香(みずおち えりか)|Dec 23, 2022 3:30:56 AM

CMSの中でもさまざまなタイプの製品があるため、世界や日本でどのCMSが支持を集めているかを知ることはCMS選びの参考になるでしょう。

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本記事では、世界と日本において高いシェアを獲得している上位のCMSについてご紹介します。おすすめCMSの特徴についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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CMSのシェア率(利用率)

テクノロジーに関する調査データを提供するW3Techsによると、全Webサイトに対するCMSの利用率は約69%です(2024年4月21日時点)。

現在、CMSとして圧倒的なシェアを持つWordPress(ワードプレス)や、CMSにECサイトの機能を搭載させたShopify(ショッピファイ)など多数のCMSが登場し、HTMLやCSSの知識がなくても簡単にWebサイトを構築できるようになっています。

これから企業用のWebサイトやブログを始めたい方には、Webサイトの構築から管理までを内製化できるCMSの活用がおすすめです。
 

CMSのシェアランキング(世界)

世界のCMSシェアランキングは次の通りです(2024年4月21日時点)。

参考:Usage statistics of content management systems|W3Techs

CMSのシェア率としては、WordPressが約62.8%と非常に高いシェアを誇っています。企業向けのコーポレートサイトやニュースサイトはもちろん、個人ブログとしても使用しやすいため、現在高い人気を得ていると考えられます。

次に、ECサイトの構築において高い人気を誇るShopify、独自開発型としてはトップクラスの人気を誇るWixと続きます。

Shopifyは2014年にはわずか0.1%のシェアから2024年4月には6.3%で2位のシェアまで上り詰めており、ECサイトの需要が増加していることがわかります。
 

CMSのシェアランキング(日本)

日本のCMSシェアランキングは次の通りです(2024年4月21日時点)。

参考:Distribution of content management systems among websites that use Japanese|W3Techs

世界のシェアと同様に、日本でもWordPressが1位となっており、シェア率は約82.5%と世界全体よりも高くなっています。

2位はShopifyと、こちらも世界シェアと同様です。同率2位のAdobe SystemsはPhotoshopなどで有名なAdobeによるCMSで、主に大企業向けに提供しています。

4位のカラーミーショップは国産のEC向けCMSです。
 

WordPressのシェア率が高い理由

WordPressのシェア率が圧倒的に高いのは、次の4つの理由があるからです。

  • すべての機能を完全無料で利用できる
  • 公開ページ数に上限がない
  • テンプレートやプラグインの種類が豊富
  • ユーザーが多いのでWeb上に多数の情報が載っている

WordPressを利用するうえで必要な料金は、サーバー代とドメイン代のみです。そのほかの費用はいっさいかからず、無制限にページを公開できます。9,000種類以上のテンプレートと約6万件のプラグインが用意されており、ほとんどのものが無料です。

低コストでWebサイトを構築できるにもかかわらず、豊富な機能を使えるのが人気を集める理由だといえるでしょう。

世界・日本ともに、WordPressが圧倒的なシェアを誇っています。WordPressが支持されているのには、それだけの理由があります。
 

WordPressの概要

WordPressは、CMSの中でも「オープンソース型」の代表的なCMSです。オープンソースとは開発に必要なソースコードを原則すべて公開しているソフトウェアのことで、誰でも開発に参加できます。

これにより、WordPressでは膨大な数のテーマやプラグインを利用でき、自社の目的にあわせたカスタマイズが可能です。
 

WordPressが選ばれる理由

WordPressが支持される理由には、以下のようなものがあります。

  • すべての機能を基本無料で利用できる
  • 公開ページ数に上限がない
  • テーマやプラグインの種類が豊富
  • ユーザーが多いのでWeb上に多数の情報が載っている

WordPressはオープンソース型であることから、基本的な利用が無料です。一部有料のテーマやプラグインがあったり、レンタルサーバー代などは必要だったりしますが、ランニングコストは大きく抑えられます。

ページ公開数に上限がないことも大きなポイントです。ベンダーそれぞれが提供する独自開発型だと、ページ公開数には制限があることもあります。

テーマやプラグインの数が豊富なことも、大きなメリットです。12,000以上のテーマ、55,000以上のプラグインから自社に合ったものを選択できます。

このような魅力から現在までに多くのユーザーを獲得しており、関連情報をWeb上で探しやすい点も魅力です。
 

WordPress利用時の注意点

このように魅力的な点の多いWordPressですが、利用に際して注意するべき点もあります。

例えば、オープンソース型のCMSすべてにいえることですが、ソースコードが公開されていること・利用者が多いことから、悪意のある攻撃者から攻撃を受けやすくなっています。そのため、外部サービスを用いてセキュリティ対策を強化しておくことは必須といえます。

WordPressの詳しい情報を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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WordPressと他CMSとの大きな違いとは

 

おすすめのCMS・6選

ここまで、世界と日本におけるCMSのシェアについてご紹介しました。

ここでは、国内シェア上位のCMSを中心に、おすすめのCMSを6つご紹介します。
 

WordPress

上記でもご紹介しましたが、WordPressはWebサイトを構築したいと思ったときに真っ先に選択肢に挙がるCMSです。

多くの場合は、WordPressで理想的なWebサイトの構築と、更新しやすい体制の整えができるでしょう。

 

Shopify

Shopifyは、世界ではもちろん日本でもシェア率の高いECサイト向けCMSです。独自開発型のCMSのため利用料金がかかりますが、ECサイトにおいて特に重視したいセキュリティ対策をベンダーに任せられることは大きな安心ポイントといえます。

マーケティング視点でも新規リードとの関係を深めるための設計がされており、店頭のPOSとの連携も可能です。
 

EC-CUBE

EC-CUBEは、国産のオープンソース型CMSです。ECサイト向けですが基本無料で使用でき、豊富なテンプレートやプラグインを用いて自社だけのECサイトを構築できます。

ベンダーや制作会社に依頼すれば、大規模サイトの構築も可能です。
 

カラーミーショップ

カラーミーショップは、国産の独自開発型CMSです。事業規模にあわせてプランを選択でき、高いコストパフォーマンスを謳っています。

同一ドメイン内にWordPressを導入できることから、ブログ機能などを用いた集客力向上も期待できます。

 

ジンドゥー

ジンドゥーは、ドラッグ&ドロップの簡単操作でおしゃれなWebサイトを制作できるCMSです。特に初心者でも簡単に制作できるようにインターフェースが整えられており、制作から運用まで内製化したい場合に検討できます

AIビルダープランを選択すれば、質問に答えていくだけでWebサイトが完成します。
 

Content Hub

Content Hubは、当社HubSpotが提供しているマーケティングソフトウェアです。コンテンツマーケティングを高いレベルで実施するためのソフトウェアですが、同時にCMSも利用でき、専門的な知識なしでWebサイトを構築できます。

また、Content Hubではトピックやプロンプト(指示)を入れるだけでブログ記事の雛形が完成します。

担当者は自社メディアに合う形に調整するだけで記事を公開できるため、他に必要な業務に集中できるようになります。

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シェア率を参考にして目的に合ったCMSを選ぼう

数あるCMSのなかでも、WordPressは圧倒的なシェアを誇ります。また、最近では、ShopifyやEC-CUBEといったサイト構築機能を持つECもシェアを伸ばしています。と、製品選びの参考になるでしょう。

ただし、人気の高さだけを基準にCMSを選択すると、自社に合わないCMSを選んでしまう可能性もあります。

目的や用途に合う機能が搭載されているか、事業規模にマッチするか、セキュリティ対策は十分かといった点も確認しておきましょう。

 

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