ホームページが検索結果に出てこない原因と対処法を徹底解説

ダウンロード: CMSを活用したWEBサイト作成無料ガイド
水落 絵理香(みずおち えりか)
水落 絵理香(みずおち えりか)

最終更新日:

公開日:

ホームページを公開しても、一向に検索結果に出てこないことがあります。これには必ず原因があり、ページ設定の問題やSEO上の問題など、さまざまな原因が考えられます。ホームページが検索結果に出てこない場合は、原因を調べた上でGoogle 検索エンジンの仕組みに沿って、正しく設定することが大切です。

ホームページが検索結果に出てこない原因と対処法を徹底解説

→ダウンロード: CMSを活用したWEBサイト作成無料ガイド & CMS選定シート

この記事では、ホームページが検索結果に出てこない原因と、正しく表示させるための対処法をわかりやすく解説します。自社のホームページが検索結果に表示されない場合の原因把握と改善にお役立てください。

CMSを活用したWEBサイト作成ガイド & CMS選定シート

Webサイトの作成に必要な機能を比較して最適なCMSを導入しましょう

  • Webサイト構築方法別導入検討シート
  • WordPress、WIX、Jimdo各システム機能比較表
  • CMSサイト構築チェックシート

    今すぐダウンロードする

    全てのフィールドが必須です。

    ダウンロードの準備ができました

    下記のボタンよりダウンロードいただけます。

    ホームページが検索しても出てこない理由とは?

    ホームページが検索しても出てこない理由とは?

    ホームページが検索結果に出ないときは、まず理由を突き止めることが重要です。ここでは、検索しても出てこない代表的な4つの理由を取り上げました。自社の原因がどれに当てはまるか確認しておきましょう。
     

    noindexになっている

    初めに確認したいのは、サイトがnoindexになっているかどうかです。

    WordPressの場合には、[設定]>[表示設定]に「検索エンジンでの表示」という項目があります。ここにチェックが入っていると、「noindex」としてGoogle などの検索エンジンにホームページをインデックスさせないように設定できます。

    インデックスとは、ホームページの情報を検索エンジンに登録することをいい、インデックスされていない場合には、検索結果に表示されません。サイトを公開する際には、チェックが外れていることを必ず確認しましょう。一方で、広告用のランディングページなど、検索結果に表示させたくないサイトの場合には、「検索エンジンでの表示」に、チェックを入れておきましょう。

    HTMLの場合は、<head>セクションに次の記述があるとインデックスされないため、確認してください。

    <meta name="robots" content="noindex">

    HTMLではデフォルトがindexに設定されています。そのため、この記述があれば削除して問題ありません。
     

    Google にホームページをインデックスしてもらえない

    ホームページがGoogle のデータベースに登録されていない場合も、検索結果に出てこない原因となります。具体的には、Google Search ConsoleでURL検査を実施した際に、「カバレッジ」のステータスが「除外」となっていて、インデックス未登録のものを指します。

    • 「検出 - インデックス未登録」は、ページの過負荷や低品質なサイトという評価によりクロールが行われていない状態
    • 「クロール済み - インデックス未登録」は、クロールは行われたが、低品質のためインデックスする必要がないとGoogle が判断した状態

    クロールとは検索エンジンが、インターネット上を巡回してサイト情報を集める行為をいいます。「検出」はクロールが行われていないためインデックスされていない状態を、「クロール済み」はクロールが行われたがサイトの内容に踏み込んでインデックスしないと判断された状態を指します。
     

    順位が低いため検索結果から探し出せない

    インデックスされて、検索結果に表示されているものの、ホームページが上位に表示されていない場合です。上位表示されないと検索結果に載っていても、なかなかページを探し出せません。上位表示をさせるには、SEO(検索エンジン最適化)と呼ばれる次のような施策が有効です。

    • ページのタイトルや見出しを正しく設定する
    • ページの表示速度に遅れがないよう調整する
    • モバイル端末での表示に対応できるレスポンシブデザインを取り入れる
    • 個人情報を安全に送信できるようSSL化に対応させる
       

    ペナルティの対象となり表示されない

    サイト内に不正があるとデータベースから削除されるので、検索エンジンはペナルティとして当該ページを表示させません。原因はいくつかありますが、検索エンジンやユーザーをあざむくような行為はペナルティの対象となります。具体的な原因は、次の通りです。

    • 不正リンクを増やす
    • キーワードを詰め込みすぎる
    • 他サイトからのコンテンツのコピー
    • 悪意のあるページ、低品質なページなど

    このような原因が見つかった場合は、直ちに改善が必要です。
     

    Google 検索エンジンの仕組みを理解しよう

    Google 検索エンジンの仕組みを理解しよう

    Google にホームページをインデックスしてもらうには、まず検索エンジンの仕組みを理解しましょう。検索エンジンには「クロール」「インデックス」「ランキング」という3つのプロセスがあります。検索エンジンの3つのプロセスを通して、ホームページを検索結果に表示させる手順を解説します。
     

    1.クロールで情報を探す

    Google はクローラーというロボットを使って、世界中からインターネット上の情報収集をします。これをクロールといい、クローラーは世界中のホームページをクロールするため、ホームページの公開からクローラーの巡回までに時間がかかります。

    クロールは重要な工程のひとつですが、ただクロールされただけでは検索結果に表示されません。表示には、次に解説するインデックスが必要となります。
     

    2.インデックスで情報をデータベースへ登録

    クロールで収集された情報を整理し、データベースに登録されることをインデックスといいます。インデックスによって、登録されたホームページは検索エンジンに表示されます。

    一方で、インデックスされていない場合は、該当ページが検索結果に表示されず、検索しても出てこない原因となります。
     

    3.ランキングで情報の順位が決まる

    インデックスされたページは、検索順位をつけられます。ランキング要素は「最も関連性と信頼性の高い情報」であることです。例えば、記事の内容にエビデンスがあるか、キーワードとの関連性は高いかなど、基準はさまざまです。

    このランキングの順位が高いと、検索結果の上位に表示されてユーザーの目に留まり、ホームページを見てもらいやすくなります。

    参考:Google のアプローチ
     

    ホームページが検索結果に表示されるのはいつから?

    ホームページが検索結果に表示されるのはいつから?

    ホームページが検索結果に表示される期間は一概にいえませんが、優良コンテンツであれば1週間ほどでインデックスされる傾向があります。一向にインデックスされない場合は、後述するようにGoogle Search Consoleでのインデックス登録をリクエストしてください。

    また、コンテンツが上位表示されるには数か月~1年ほどかかります。上位表示される期間はキーワードやコンテンツにもよるため明確には示せません。
     

    ホームページが検索結果に出てこない場合の対処法

    ホームページが検索結果に出てこない場合の具体的な対処法を、順序立てて解説します。次の手順で設定してください。
     

    Google Search Consoleからインデックス登録をリクエストする

    インデックス登録をするには、Google にサイトの場所を知らせる必要があります。次の3点が必須となりますが、作業自体は簡単です。ぜひ取り組んでみてください。
     

    1.Google アカウントの作成

    まず、Google アカウントの作成をします。すでにGoogle AnalyticsやGmailなどのGoogle サービスを使用していて、Google アカウントをお持ちの方は不要です。
     

    2.Google Search Consoleに登録する

    Google Search Console(サーチコンソール)とは、検索結果のパフォーマンスを分析できる無料ツールです。解説しているインデックス登録以外にもサイト運営に便利な機能が多くあるため、必ず登録しておきましょう。

    登録画面:Google Search Console
     

    3.インデックス登録をリクエスト

    Google Search Consoleからインデックス登録を行い、GoogelにサイトのURLを送ります。Google は送られたURLに順位付けを行い、検索結果に表示します。

    インデックスの登録方法はSearch Console ヘルプを参考にしてください。
     

    XMLサイトマップを送信する

    サイトマップは、サイトの構造を一覧で記載したページで、検索エンジンに各ページのURLを伝達できるファイルです。サイトマップを送信することで、Google が効率よくクロールでき、インデックスのスピードを早められます。WordPressではプラグイン、htmlサイトではオンラインのXMLサイトマップの出力ツールを使うのが主流です。
     

    コンテンツ内容の見直し

    検索結果には表示されているものの、順位が低すぎて表示されていないように見える場合、コンテンツの内容を見直す必要があります。検索エンジンはコンテンツの内容を重視するためです。記事の品質向上は、上述の「クロール済み - インデックス未登録」の解決にもつながります。

    例えば、記事の内容がわかりにくい場合は、読者目線になってコンテンツを見直してみましょう。その他の改善策は、次に続くSEO対策の大見出しで詳しく解説しているので参考にしてください。
     

    サイトの過負荷を軽減する

    「検出 - インデックス未登録」はサイトへの過負荷を検知してクロールを中止した際に起こります。サイトへの過負荷は次のように切り分けられ、これらを改善するとインデックスが促進されます。

    • 1クロールあたりのダウンロードサイズと平均応答時間
    • ページ単位のコンテンツサイズや表示速度
       

    ペナルティとなる要素をなくす

    Google のポリシーを確認して、ポリシー違反と疑われる要素を解消します。例えば、他サイトからのコンテンツのコピーとみなされないために、コピペチェックツールでコンテンツの重複を確認してから公開するなどの方法があります。

    ペナルティになりうる要素は、Google のガイドラインでアナウンスされているので、確認してみましょう。
     

    検索結果に表示されたらSEO対策で集客を

    検索結果に表示されたらSEO対策で集客を

    ホームページを通して集客の成果を上げたいなら、インデックスされるだけでなく、上位表示を目指しましょう。上位表示するためには、SEO対策が有効です。
     

    SEO対策キーワードを設定する

    ユーザーがどのようなキーワードで検索をするのかを把握することが重要です。これにより、必要な対策ができるため上位表示しやすくなり、自社のホームページへの誘導につながります。

    また、闇雲にキーワードを探すのではなく、キーワードのサジェスト(予測変換)を利用すれば、より検索される可能性を高められます。
     

    競合分析でキーワードのニーズを把握

    キーワードをもとに、競合サイトがどのようなコンテンツを出しているかリサーチして、ユーザーのニーズを掴みましょう。競合サイトよりも質の高いコンテンツ作りを目指すのがポイントです。

    例えば、情報量は適切か、図解や表でわかりやすくまとめられているか、引用元は根拠のあるデータなのかなどです。これらの条件がより優れていると、競合サイトよりも上位表示できる可能性が高まります。
     

    検索意図を意識したコンテンツを作成

    ユーザーがキーワードを検索した目的を把握して、ユーザーのニーズ(検索意図)を盛り込んだコンテンツを作成しましょう。満足度の高い良質なコンテンツが作成できます。また、初心者向けの記事であれば、専門用語を使わない、用語解説を盛り込むなど、ユーザーにとってわかりやすい記事内容を意識することもポイントです。
     

    ホームページが検索で出てこなくても、焦らず原因を突き止めよう

    ホームページが検索で出てこなくても、焦らず原因を突き止めよう

    検索結果に自社のホームページが出てこない場合は、焦らず原因を突き止めることが重要です。まずは、本記事で解説した基本の設定が間違っていないことを確認してください。次に、Google のポリシーに違反しないホームページ作りを意識するとスムーズに表示されます。

    Google Search Console上でホームページがインデックスされ、検索結果に表示されたことを確認できればSEO対策をして、さらに上位表示を目指しましょう。キーワードからユーザーのニーズを把握し、満足度の高いコンテンツを作成すれば、上位表示によって閲覧数の増加も見込めます。本記事でご紹介したSEO対策にも取り組みながら、自社ホームページで安定した集客を実現しましょう。

    HubSpotではこの他にもマーケティングやセールスに役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。

     

    CMSを活用したWEBサイト作成ガイド & CMS選定シート

    トピック: ホームページ

    関連記事

    Webサイトの作成に必要な機能を比較して最適なCMSを導入しましょう。